絶世の美貌を持ち、見世物小屋で〝人形〟役を務め娼館へ売られた十五歳の少女ニーナは、ある日噂を聞きつけてやってきた宦官に「国王の花嫁候補として後宮に入らないか?」と誘われる。
大陸一の大国であるラージャムの国王は二十七歳。側近の宦官曰く「眉目
秀麗、温厚篤実品行方正、優しすぎるほど優しく知的で常に笑顔を絶やさない最高のナイスガイ」だというが不思議なことに未だ独身。
娼館に残るよりはと花嫁選考会に参加したニーナだが、そこで国王ダリウスが人間とは思えない容姿を持つ化け物だという噂を聞く。
〝人とは思えない容姿なんて存在するはずがない────!〟
驚異の美貌によって「人間じゃない」と怖れられた少女と、その異形によって「化け物」と怖れられた男の運命の恋。
※世界観はごちゃまぜです。
各国イメージ(あくまで参考です。混ざらなくても混ぜてる)
ラージャム → インド+中東
竜安 → おもに中華
瑞 → 平安時代の日本
ザザ → 東南アジア+西洋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-23 23:50:38
135510文字
会話率:40%
高校三年の春、羽鳥幟はいつもの様に昼休みにこっそりと屋上で昼飯をとる。隣には此またいつもの様に飽きもせず来る同級生の巣籠守。またまたいつもの様に守が幟にちょっかいをかけようとするが、ここからは"いつもの様に"ではなかった
。
鼓膜が引き裂かれる様な音。
屋上の崩壊。
最初から無かったかの様な重傷。
勇者召喚。
困惑する同級生達と一部下級生は告げられる「この国をお救い下さい。」と。
そんななか幟は天職なし、魔法適正なし、伸びしろなしとないないずくしで守とできた謎の縁が原因で面倒事に巻き込まれる。
これは恋や愛ではない『何か』を題材に異世界チートを書いた物です。
感想や誤字脱字は何時でも募集しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-22 20:00:00
34093文字
会話率:41%
男の子は、いつか、どこかで、自分の父親を殺さなくてはなりません。
そうしないと、次に進めないのです。
それは、実際に生物的に殺すという意味ではありません。
ここは父親を超えたな、もう自分の方が上だと思えれば、それで良いのです。
どんな分野の
どんなことでも良くって、父親がそれを認めれば良いのです。
ですが、父親はいつの頃からか、息子に怯えるようになります。家のボスとしての地位、母親、つまり父親にとっての妻の愛情を独占する敵として息子を認識します。自分の背を超えられるようなら、なおさら。だから、必要以上に高圧的になり、首根っこを押さえつけ自分がボスだといやが上にも分からせる。それでもやはり親ですから、愛情があり、立派に生きて欲しいとも思うのですが、その心理の底には「自分の敵」という怖れがあるのです。
愛情と恐れ。互いの胸に抱く両者は、人を不幸にします。特に、父親の力が強すぎる場合、息子は気持ち良く父親を殺せずに、心の制御を失うのです。ですが、かつて自分が強い少年だった父親は、気持ち良く自分の父親を殺した父親は、息子の歪んだ劣等感に気付くことはないのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 03:46:00
20450文字
会話率:27%
モンスターたちの居酒屋トーク&就職最前線。
※アルファポリス様の方にも投稿しております。
最終更新:2017-01-21 22:06:33
3804文字
会話率:70%
あなたは主人であり私は奴隷であり、それでも友だった。
痛みよりも孤独を怖れ、抗えない渦の中で僕たちはどこまでも残酷になれるけど・・・。
最終更新:2016-11-22 14:42:23
5430文字
会話率:11%
何をされても死ぬことがない女、「私」は、とある小屋に立てこもる。絶望感の中で衝動的に自分を傷つけた私は、ふと思いついて自分の肉片から子どもを造る。生命の宿ったその子どもに、私は「ユキ」と名前を付けた。かわいらしいユキとの日々の中で、私は自分
の過去に思いを巡らせる。幸せな日常と、過酷な研究所での日々。特異な自分の体質と、自分を怖れ、嫌悪した人びと。中には自分を気遣ってくれたり、愛情を示してくれた人もいた。けれど……。
※2007年に書いたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-08 18:00:00
31331文字
会話率:31%
この世界には、スピリットが流れている。
近代化した社会において、古代の霊的なものはナンセンスとされた。
シャーマニズム、呪術、迷信など、やがて廃れるだろうと…。
だが、スペルバと呼ばれる異能力者は生まれ続けた。
人々が神々との契約を忘
れても・・・
天災が姿形を以て現れた“荒ぶる神”の存在。
近代兵器の効かぬバクシンの脅威に人々は、怖れを抱く。
宗教・戦乱・迫害・思惑、全てが絡み合うこの世界で、
いったい何が救いなのだろうか?
神々を鎮める力を持つ“奏者”レンと、神を宿す“スペルバ”キエナの物語。
二人の出会いがこの世界にもたらすものとは…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-06 19:46:59
5909文字
会話率:49%
殺人ウィルスの蔓延、『パンデミック』により文明が崩壊した世界。
人々は廃墟のビルを利用して、ハイブと呼ばれる数百人単位の集落で暮らしていた。
ハイブの住人が最も怖れるのは、病気の再流行と、ハイブを襲って略奪を繰り返す盗賊、ワスプの存在
。
パンデミックから十年。当時7歳だったアキラは、17歳になっていた。
恋人や尊敬できる先輩、性格に難はあるが頼りになる同僚たちとともに、血なまぐさい時代を生き抜いていく。
そんなある日、近隣のハイブでフクロウの面をかぶった奇妙な人物が、頻繁に目撃される。
彼は、ずっとアキラを探していたと言った。
「もし、私の頼みを聞くのなら、どんな物でもくれてやろう。どうだ、取引しないか?ようく考えることだ。何でも手に入る。死んだ者にも、また会える。会いたい者がいるだろう。身を焼くほどに、会いたかろう」
※毎日22時更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-03 22:00:00
218992文字
会話率:39%
足利将軍に仕える中条兵庫頭(ちゅうじょうひょうごのかみ)は、ある時、念阿弥慈恩(ねんなみじおん)という奇妙な兵法者との立ち合いを命じられた。月の明るい夜、相対した慈恩の剣は、太刀筋に魔風を孕んだ天狗の剣法であった。兵庫はそれを怖れつつ、なお
愉しみながら剣を交わす。ついに両者の奥義が交錯し、立ち合いは終わる。兵庫は慈恩の技量を認めたが、その剣法の恐ろしさを鞍馬山から吹いてくる魔風とともに感じていた。剣法中条流と念流の交流の由来譚。
以下のサイトでも公開しています。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1032972折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-29 23:52:16
4089文字
会話率:9%
神と見つめあう都市グラード・ヤー
その外観から神面都市と呼ばれる宗教都市国家の治安を守るのは
女法皇と綽名されるチアノ・ヴァレンチノ!
司法神の使徒たる彼女と仲間達の生活を綴っていくシリーズ続編
現人神が知ろしめす国、ザウロニアの大使館
において
神をも怖れぬ神隠し事件が起こった!
勿論、解決に当たるのは女法皇と綽名されるチアノ・ヴァレンチノ!
今回は魔術師である双子の妹が助太刀に参上するから死角は無い!
さあ、司法神よ傍観あれ!此度は姉妹の御力が裁く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 22:25:41
113931文字
会話率:32%
盗賊ですら怖れると噂される森の奥の屋敷へ、とある事情で行くことになったミシェル。彼女を出迎えたのはとても風変わりな執事だった。
ハートフル(?)ラヴコメディの洋風ファンタジー
/全13部で本編完結/ ※自サイトで公開しているものと同一です
最終更新:2016-04-01 18:00:00
77560文字
会話率:34%
どんな世界でも死にたい人がいる。どんなに恵まれても、どんなに幸せでも、死にたい人たちがいる。
剣と魔法のある世界、あらゆる物事を魔法などで生活している世界でも死にたがっている者がいた。
だが、周りはそうは思わずに死にたがっている者を称
え、誰もが怖れる物事に挑み、救う英雄だと言う。
…ただ死にたいだけなのにどうしてこうなった?
これはそんな死にたがっている者、クルイの英雄の真似事から始まる英雄譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-29 05:44:27
2271文字
会話率:45%
猪飼は自分がこのような非道を成したこと、それを恥じていること、怖れていること、そのような感情を抱いていたこと自体にあきれ、またあきれていることに戦慄しているのを同時に自覚した。
最終更新:2015-12-03 19:07:24
12569文字
会話率:28%
赤き火口より立ち上る紫煙と香りに魅せられたニコチン中毒者の妄言です。
非喫煙者の閲覧は不快感を生じる怖れがありお薦め致しかねます。喫煙行為賛同者もしくは当該行為の受容者また寛容な心をお持ちの方のみご覧下さい。
なお一年くらいなら禁煙す
る自信は、過去の実績に基づき、ある!ことは申し上げておきます。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-11-25 00:18:04
1255文字
会話率:0%
時に統一暦六三〇年
自由都市ドレイクには眉を赤く染めた凶賊の集団が暴れまわっていた
その外見から緋色の凶賊――緋賊と呼ばれ、怖れられていた彼らを率いていたのは、まだ二十歳に満たない青年であった
青年の名はイン・アストラ
後に僭王と呼ばれる
ことになる人物である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-19 00:47:21
548373文字
会話率:24%
三重と滋賀の県境にある鈴鹿山(鈴鹿峠)。その麓に、一軒の屋敷があった。
その屋敷の主の名は、『鈴鹿』。かの田村麻呂伝説にて『鈴鹿御前』や『立烏帽子』と語られる、その人である。
九月のある日。彼女のもとに、一通の手紙が届けられる。
そ
れは、妖怪退治の依頼。しかし、そこに書かれていた討伐対象の名に、彼女は疑問を持つ。なぜならば、その名を持つ者は、大昔に討伐され、すでにこの世にはいないはずなのだ。
その者の名は、『悪路王』。
かつて、強大な力を振るい、鬼と怖れられた者の名である。
真偽を確かめるため、彼女は、その依頼を受けるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-28 21:05:16
56518文字
会話率:46%
3年前、極東の北国ウラジに漂流した青年は、己の記憶の大半を失いながらもその知恵と人徳を市民に認められ、「神亀導師」と呼ばれるようになっていた。
彼はある日、廃墟で四肢を失った西洋の少女と出遭う。彼女は自らを十始族の「アタル」と名乗った。
十始族とは、人間には無い超能力を持つ種族であり、今この瞬間も人類と対立を起こしているのだと言う。これを聞き受けた神亀導師は両者間の誤解や怖れを無くすべく、救済者として旅立つことを決意した。
見目幼くも奇怪な個性を放つ十始族と、善悪の狭間で揺らぐ人間達が織り成す、訪れたかもしれない未来系SF冒険手記。
※【毎週水曜18時、土曜9時に1話ずつ更新】!!現在休止中・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-25 09:00:00
99036文字
会話率:49%
人間の国(ラーサル) は滅亡の危機にあった。長く続 く国王の圧政、そして魔王軍との何百年と続く戦争 。そこで今代のラーサル国はこれまで歴代の国王た ちがしてきたように神の信託によって選ばれた勇者 を魔王討伐へと差し向ける。 選ばれた勇者は苦
楽を共にした仲間と魔王ラティフ ァの前に立つ。そして勇者は魔王ラティファに言い 放つ。 「友達になろう。」 と。勇者と友人となったラティファはラーサル国 と講和を結ぶ事を宣言。勇者はそれを国王に伝える 為ラーサル国に戻る。
しかし勇者に待っていたのは絞首台への道だった。 歴代最強の勇者とまで言われた彼の力を怖れた国王 がありもしない罪をでっち上げたのだ。家族や仲間 を人質にとられた勇者はそれに従う。 処刑当日、絞首台に上った勇者は被せられた黒い袋からある匂 いを感じた。両親の血のにおいだ。絶望した勇者は その場から逃げ出した。勇者は追ってきたラーサル 国軍を一人で壊滅させるが魔王領のとある森でラー サル国軍に討たれてしまう。
吉良悠斗(きらゆうと) は私立高校に通う一年生だ 。そしてクラスでは酷い虐めにあっていた。教師で すら見てみぬ振りをしたし、それはだんだんエスカ レートしていった。その吉良にはある秘密があった 。それはラーサル国軍によって殺された勇者の転生 体であると言うこと。だからいくら暴力をふるわれ ても不快ではあっても痛くはなかった。
そんなある日、吉良とクラスメート達は異世界に召 喚されてしまう。それは勇者と軍の約四割を失いな がらも魔界に侵攻したラーサル国が起死回生の手段 として勇者を喚んだのだ。吉良は自分の過去を隠しその経験から剣を取る事を拒む。それによってクラスメート達の虐めはさらに過激になっていく。
自分を裏切った世界に吉良が出す決断とは───ごめんなさい、かなりまったりと進みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-05 00:00:00
12522文字
会話率:60%
―――あの第二次世界大戦から150年後、俗に第三次世界大戦と呼ばれる戦争が起こった―――
再び始まる、暗黒の時代。各国は揃ってスパイや暗殺者の育成を始めた―――
その中で、色々な物質の影響からか、異能の力を持つ者が現れ始める。
彼らは能
力者と呼ばれ、人々から恐れられ、怖れられ、裏の世界で生きていく。
そんな世界に―――史上最悪な異能の力を持つ一人の少女が産声を上げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-21 02:33:22
10450文字
会話率:22%
中期旧石器時代、アフリカの奥地に突然変異種の双子の女子が誕生した、彼女らは成長につれその超能力は部族の土俗的なシャーマンらを怖れさせ為に故郷から追放された。
彼女らは逃げる様に北を目指した、途中クロマニヨン人らと交配し移動部族を成して60年
が過ぎようとしたとき、アラビア半島を目前に年老いた二人の母は相次いでこの世を去った。
そんな或る日、子供と孫等48人はクロマニヨン人の父を残しその姿を忽然と消したのだ。
だが子供と孫等は姿を消したのではなかった、アリの脳ではヒトは知覚出来ないと同様、現生人類の脳レベルでは彼らを知覚することも叶わないほど彼らは超人類に変貌していたのだ。
それから14万3千年…再び彼らの末裔は逃げ水の裏に朧にもその陰を垣間見せたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-14 12:08:55
155102文字
会話率:19%