資産家ヴィクター・ロングレッグ、通称「足長おじさま」が巨額を投じて作り上げた闘技場。そこでは舞闘人形と呼ばれる少女型アンドロイドたちが日毎夜毎に華麗な戦いを繰り広げていた。人形たちの殺し合いは大衆の娯楽でもあり、また軍事企業や服飾メーカーが
最新技術を売り込むための見本市でもあった。
舞闘人形の一体、オールドローズには好敵手がいた。彼女の名はブルーバード。青い鳥という名の通り皆が憧れ、追い求める最強の人形である。
対決が翌日に迫る中、敵対心を燃やすオールドローズにブルーバードは奇妙なお願いをする。
「明日、わたしが一番高く飛んだら、あなたの手で落として欲しい」
戦うために作られたオールドローズの心は、その言葉の意味が理解できない。自分の死を願う人形の真意とはなんなのか? なぜ自分でなくてはならないのか?
答えの出ないまま、最期の舞闘の幕が開く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 19:20:15
6611文字
会話率:27%
書き散らかしたい、そしてそれを見てもらいたいという場。要は倉庫、あるいは踊り場。
とにかく「わたし」「わたし」しているだけ。「わたし」をあいしているだけ。
※ですます調とである調が混在しています。
キーワード:
最終更新:2024-07-04 20:28:49
6579文字
会話率:35%
実際にやられた話しを元に作りました
最終更新:2024-07-04 09:05:17
3290文字
会話率:35%
私が聖女の力に目覚めてから一年。
誰も彼もが私をちやほやする。
「イザベラは昔から赤い薔薇が好きだっただろ?」
「イザベラは昔からアップルティーが好きだったよね?」
「イザベラが昔から大好きなチョコレートケーキを作らせたよ」
今日
も婚約者や義兄や友人がわたしの好きなものをプレゼントしてくれた。
でも、彼らが言う「昔から」っていつのことかしら?
わたしは一年前にイザベラの体に憑依した異世界人のあすか。
赤い薔薇、アップルティー、チョコレートケーキ、これらはあすかである私の好きなもの。
本当のイザベラが好きだった物は、すずらん、ハーブティー、紅茶の葉入りのクッキー……。
誰も本当のイザベラのことなんか覚えてはいない。
イザベラの中身が別の人間の魂と入れ替わったことにすら気付かない。
これは神様と本当のイザベラとした賭け。
親しい人達がイザベラの中身が別人と入れ替わったことに気づくか賭けをしたの。
わたしが勝ったら日本に転生して日本食食べ放題だったんだけど……。
この分だと、誰も本当のイザベラがいなくなったことに、気づきそうにないなぁ。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。他サイトにも投稿予定。
「Copyright(C)2024-まほりろ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 12:22:25
16354文字
会話率:20%
伯爵家の庶子であるリーリアは、学園で第二王子リカルドに見初められ、卒業の日に将来と誓い合う。
――君と共に生きたい。一緒に国を出よう。
その言葉を信じたリーリアに突きつけられたのは、リカルドの裏切り。
――堕女(オトメ)ゲーム
だったんだ!
それは初心な女子を誑かし、どこまで入れ込ませられるかを競う、高位貴族に流行している悪趣味な遊戯。
――おまえみたいな庶子に、王族の僕が本気になるわけがないだろう?
嘲笑と共に告げられた事実に、立ち尽くすリーリア。
そして、王子を誑かした罪を着せられ、リーリアは国を追われる事になった。
追放先の魔境の森まで移送されたリーリアは、同行したリカルド王子の側近に襲われる。
絶望に染まる心に、それでも諦めたくないと抗おうとした、その時。
夜空を駆ける流れ星が見えた。
――あなたは私を必要としてくれますか?
不意に心に響くその問いかけに、リーリアは助けを求めて。
――私は大銀河帝国製惑星開拓機属。
そう告げる少女との出会いが、絶望と失意にまみれたリーリアの人生を大逆転させる事になる。
――これは捨てられた少女達の逆襲の物語。
――そして、虐げられた者達の逆転の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-26 17:00:00
212839文字
会話率:32%
「わたしが散っても、あなたが死んでも、世界は続いていく――」
赤い猛毒の瘴気に包まれた世界を歩く『移動植物園』の中で、人間と植物人は生きている。
いつかは喪われる、確かに存在した命たちの断片集。
◆◇◆
不定期更新の短編集
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 18:37:25
12982文字
会話率:43%
『羊』の令嬢・羊垣内伊織(ようがうちいおり)は、十二支の力をもつ家に生まれたがその能力がなく、虐げられて暮らしていた。
ある日、妹の縁談が決まり、伊織はますます惨めになっていく。
思わず逃げ出した夜、伊織は、十二支の家トップの『龍』の家の
次期当主さまと出会う。
彼は、伊織を助けると家へと連れ帰り――……。
これは、虐げられた令嬢が幸せな結婚をするお話。
※カクヨム、ノベマ!にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-19 12:06:38
79813文字
会話率:45%
まちがいのほうのわたしが、かえるお話。
最終更新:2024-06-17 01:30:07
2089文字
会話率:49%
『乙女ゲーム』は爆発だ!? 断罪、巨大化、どんとこい!
『戦隊ヒーロー番組』が大好き! 爆音、爆炎、必殺技! 巨大化は正義!
だったのに。
そんなわたしが『乙女ゲーム』の『悪役令嬢』に転生した。
それなら、わたしを断罪する予定の婚約者は敵
ねっ!
さあ、敵は粉砕だっ!
と思ったけれど、転生前に推しだった『選定ヒーロー番組』の敵幹部だったブラック様とそっくりな兄が出てきて!?
ブラック様~いや、お兄様、らぶーッと恋する乙女になりました。
でも、敵は倒すよ!!
この話はカクヨム様にも投稿しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-06 14:56:47
79589文字
会話率:19%
どうして?
姉と自分に対する、祖父母の対応の差は何なのか。
優しい父、姉、……母。自分と家族の絆は、いったいどこにあるの?
──わたしが、悪いの?
最終更新:2024-06-05 10:30:00
6618文字
会話率:28%
性別による格差が社会問題となって、しばらく。
ほとんどの先進国では、全ての子どもは無性体として生まれるようになっていた。
性を持たない子どもは、十二歳になると性別決定手術を受けなければならない。
自分の意思で、自分が男女のどちらになりたい
のか決める――それは果たして本当に自分の意思と言えるのだろうか。育った環境に影響されただけではないのか。
猜疑心の中で〝わたし〟が選んだものとは。
※無性ですが同性愛っぽい感じもあるかもしれません。
※以前カクヨムにて公開していた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 13:29:27
7675文字
会話率:35%
※完結まで更新します。
「メル・メロール! きみとの婚約を破棄させてもらう!」
わたしには、誰にも言えない秘密があります。
それは、わたしが持つスキルについてです。
「だが、何も不安に感じることはない! これはあくまでも、形だけの
婚約破棄だ! きみへの愛が途切れることは未来永劫あり得ないということを、今ここで誓おう!」
わたしが持つスキル、それは……。
「だから、メル。我が兄を亡き者にし、王位継承権を手中に収めたあかつきには、もう一度きみに結婚を申し込ませてほしい! これはきっと長い道のりになる……だが、たとえそうだとしても、待っていてくれるかい?」
――『溺愛』
わたしと目を合わせた人は、例外なくわたしを溺愛したくてたまらなくなる。
このスキルこそが、わたしが持つ誰にも言えない秘密なのです。
故に、わたしは目を合わせたまま、笑顔で言葉を返します。
わたしを溺愛してくださる殿方の期待を決して裏切らないために……。
「……ええ。喜んで」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 01:00:00
33027文字
会話率:30%
その日、わたしは焦っていた。
わたしのかけがえのない親友が、処刑されると聞いたからだ。
気づいた時には、わたしは走り出していた。
あの子が処刑されるなんて、何かの間違いだ。
そうに決まっている。
止めなきゃ。
間に合え。
間に合わせるんだよ、わたし。
そうして、わたしが息を切らしながらようやく広場にたどり着くと……。
そこには兵士たちから凌辱に陵辱を重ねられ、変わり果てた親友がいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-26 12:10:00
5613文字
会話率:17%
大陸の北西部に位置する大国、グラウディファ。第五王女ユーリエは、東の小国アントレアに嫁ぐことが決まっていた。生まれてから一度も王城の外に出たことがないユーリエは、外の世界に憧れを持ちながら、叶うはずがないと諦め、王城にある図書室へ通い本を読
み耽る日々を送っていた。そんなある日、朝目を覚ますと世界の様子がいつもとは違うことに気がつく。天井が高く、ベッドが異様な大きさで広がっている。
「ち、小さくなってる!?」
婚約者が訪れるその日に、人形のように小さくなったユーリエ。そして、そうとは知らずに婚約者のアレクシオスは小さなユーリエと出会う。
「わたしが連れて行ってあげるよ。君が望むだけ、どこまでも、どこへでも」
アレクシオスの優しさに触れ、見守られながら新しい世界へ飛び出す小さなユーリエ。
不思議な古代魔法に導かれ、小さな姫は世界を知る旅に出る。
大国の末っ子王女と小国の王太子、政略的な婚約を結んだ二人が育む恋と冒険の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 12:00:00
78586文字
会話率:42%
2024年5月10日金曜日の夕刻、
羽熊有流羅(はぐまあるら)は、誘拐された。
突然の事態に身を置きながらも、彼女はどうにか冷静に思考する。その延長として、未成年誘拐被害者の生存率を鑑みた結果、まずは脱出を試みようと決意した。積極的に犯
人と会話して情報収集していると、9年前に失踪した母が事件に関係しているのではないかと疑いを持ってしまう。
悩んだ末、2日後に「母の日」を控えた娘として有流羅はこのまま逃げ続けるだけではいけないと自らを奮い立たせる――そうだ、わたしがすべきなのは解決RTAだ――誘拐によって引き起こされた問題を解決するため、少女は思考を止めない。
時間軸に対応して全17話を投稿します!
☆5月10日→6話分
☆5月11日→8話分
☆5月22日→3話分
2024年5月19日(日曜日)に開催される【文学フリマ東京】にて、
いくつも仕掛けを施した書籍版を販売します!
カバーやイラストは、がんばって描きました☆
当日お時間ありましたら、「新生ミステリ研究会」「名探偵、皆を集めてさて言い」に足を運んでいただけると嬉しいです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 16:10:00
112787文字
会話率:42%
聖地巡礼のために訪れた崖から転落した瞬間、わたしは思った。
これじゃあまるで、サスペンスの終焉に全てを諦めて身を投げる悪役じゃないか――……。
だからでしょうか神さま。
わたしが悪役令嬢なんぞに転生してしまったのは。
目が覚めたとき、わた
しは乙女ゲームの悪役令嬢ユーフェミアに転生していた!
目の前では、死亡フラグである第二王子が今まさに跪き、プロポーズをしようとしている!
しかしこの婚約は、国を乗っ取ろうとした叔父が画策したもの。
その咎でわたしは将来――処刑される!
「この婚約、ちょーっと待った!」
「はい?」
「殿下は欺されています! 必ずやわたしが真犯人を捕まえて、殿下の潔白を証明して見せましょう!!」
「……はい?」
わたしは前世の知識を駆使し、名探偵を演じることで、真犯人(叔父)を捕まえて婚約破棄を試みる!
絶対に、絶対に、絶対に! 処刑されてなるものか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 22:44:51
28021文字
会話率:25%
わたしの旅は復讐の為の旅
簡単に倒せる相手ではないことはわかっている
果たせずに命を落とす可能性の方が圧倒的に高いことはわかっている
だからこそ、誰も巻き込まない一人旅を選んだ
少しでも復讐の可能性高めるためには仲間は居た方がいいことはわか
っている
それでもわたしは……
これはそんなわたしが力を手に入れて変わる物語
3つの力を得て変わっていく物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 21:14:45
7519文字
会話率:13%
婚約は解消、家族は投獄、屋敷は差し押さえと大ピンチの令嬢マルグリット。おまけに事故に遭い、意識を失ってしまう。
しかし、目が覚めると状況は一転。何故かマルグリットは絶世の美女になっており、元婚約者は投獄されていた。どうやら、それはマルグリ
ットの仕業らしい。
「わたしが悪女? しかも、事故からは五年が経っていて、結婚相手は妹と婚約するはずだった令息ですって!? 一体何が起きてるの?」
これは、見た目は悪女、中身は乙女の女性が、夫との溺愛生活を楽しみつつ、失われた記憶を取り戻して幸福になるまでの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 12:33:10
72328文字
会話率:41%
大学入学を機に上京した織本すみれは、人見知りの性格からなかなか大学生活に馴染めないでいた。
そんな時、アパート近くの商店街にある塩崎生花店で働くことになる。
店長の塩崎竜胆(りんどう)はまだ二十五歳と若く、見た目も穏やかそうだが、無表
情とぶっきらぼうな性格が災いしてバイトが定着せず悩んでいたらしい。
塩崎生花店で働き、商店街の人々と触れ合ううちにすみれの世界が広がっていく。
同時に竜胆も心境に変化が起きたようで……?
これは、臆病なわたしが花屋のきみに出会ったことで少しずつ変わっていく心優しい穏やかな物語
※無断転載、翻訳、AI学習などは固くお断りしております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-16 11:30:00
102192文字
会話率:50%
なんでも欲しがる妹。だったら要らないからあげるわ。
婚約者だったケリーと妹のキャサリンが我が家で逢瀬をしていた時、妹の紅茶の味がおかしかった。
それだけでわたしが殺そうとしたと両親に責められた。
いやいやわたし出かけていたから!知らな
いわ。
それに婚約は半年前に解消しているのよ!書類すら見ていないのね?お父様。
なんでも欲しがる妹。可愛い妹が大切な両親。
浮気症のケリーなんて喜んで妹にあげるわ。ついでにわたしのドレスも宝石もどうぞ。
家を追い出されて意気揚々と一人で暮らし始めたアリスティア。
もともと家を出る計画を立てていたので、ここから幸せに………と思ったらまた妹がやってきて、今度はアリスティアの今の生活を欲しがった。
だったら、この生活もあげるわ。
だけどね、キャサリン……わたしの本当に愛する人たちだけはあげられないの。
キャサリン達に痛い目に遭わせて……アリスティアは幸せになります!
アルファポリス様で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-15 16:31:07
24510文字
会話率:29%
この話は
『内緒で死ぬことにした 〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を〜』
の続編です。
アイシャが亡くなった後、リサはルビラ王国の公爵の息子であるハイド・レオンバルドと結婚した。
そして、アイシャを産んだ。
父であ
るカイザも、リサとハイドも、アイシャが前世のそのままの姿で転生して、自分たちの娘として生まれてきたことを知っていた。
ただアイシャには昔の記憶がない。
だからそのことは触れず、新しいアイシャとして慈しみ愛情を与えて育ててきた。
アイシャが家族に似ていない、自分は一体誰の子供なのだろうと悩んでいることも知らない。
親戚にあたる王子や妹に、意地悪を言われていることも両親は気が付いていない。
アイシャの心は、少しずつ壊れていくことに……
明るく振る舞っているとは知らずに可愛いアイシャを心から愛している両親と祖父。
アイシャを助け出して心を救ってくれるのは誰?
◆ ◆ ◆
今回もまた辛く悲しい話しが出てきます。
無理!またなんで!
と思われるかもしれませんが、アイシャは必ず幸せになります。
もし読んでもいいなと思う方のみ、読んで頂けたら嬉しいです。
多分かなりイライラします。
すみません、よろしくお願いします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-05 05:00:00
201509文字
会話率:35%
手術をしなければ助からないと言われました。
でもわたしは利用価値のない人間。
手術代など出してもらえるわけもなく……死ぬまで努力し続ければ、いつかわたしのことを、わたしの存在を思い出してくれるでしょうか?
少しでいいから誰かに愛されて
みたい、死ぬまでに一度でいいから必要とされてみたい。
生きることを諦めた女の子の話です
★異世界のゆるい設定です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-12 05:00:00
56178文字
会話率:39%