夏休み目前のとある日の放課後。
高校一年生の弓山和悠(ゆみやま かずひさ)は、科学部の部室で一つ上の先輩、佐伯菊莉(さえき きくり)と共に実験をしていた。
スマートフォンと電化製品を繋げた、便利家電の開発。
いつものくだらない実験の
はずだった。
突如襲い来る頭痛と目眩。
脳裏に浮かんだ「systemerror-コード022」の文字。
目を覚ますと、そこは鬱蒼とした生い茂る森の中。
木々の合間から覗く青空と陽光。
立ち上がる和悠が耳にしたのは、自身の身体から発する金属音とモーターの駆動音であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 22:10:42
108035文字
会話率:34%
好きだった人に告白をし振られた尊は部室でぼーっとしていたら誰もいないはずの部室に知らない先輩がいた。
無邪気に笑うその笑顔が不意に儚くなる先輩とのたった数日の物語。
最終更新:2024-11-24 18:00:00
2286文字
会話率:46%
俺は月下光、高校2年生。俺の通っている学校は部活動が盛んな学校だ。スポーツはもちろん、文科系部活動でも優秀な成績を収めていたりする。また学校側も自由な校風であり、多種多様な部活動の申請を許可している。
俺も英雄についての部活「英雄部」の立ち
上げのため、生徒会の部活動統括部門である副会長の辰巳詩音先輩に部活動申請したのだが、即却下されてしますが、俺の前に4人の部活動申請者がおり、その4名の申請者とともに「合同部活動」を立ち上げることになるのだが。
その申請者も部活動も個性派揃いだった。
緑鳥ひな、「BL部」申請。黒髪ロングの3年生、二次元から現実の男性同士のカップリングを好む、いわゆる腐女子、「漫画研究部」に入部したことがあるが、オタクばかりで退部。そして部費のためにBL部を申請にいったが断られる。
天宗瑠璃、「魔法少女部」申請。水色の髪をしたサイドテールの1年生。魔法少女系のアニメが大好きで、お気に入りのキャラクターにコスプレして街を歩いたりするが、自身はめちゃくちゃ恥ずかしいらしい。コスプレ衣装のため部活動を申請するが断られる。
鎌城春香、「飲食部」申請。茶髪ショートカットの同級生。食べることが大好きで、地域では名の知れたフードファイター。常日頃食べることが日課のわりには全然太ってはいない。「家庭科部」に入部したが、調理中に材料を全部食べてしまい。クビになる。飲食費のために部活動を申請し、断られる。
樹海リアス、「観光部」申請。金髪ツインテールのイギリスと日本のハーフの帰国子女。日本が大好きで観光目的で日本に転校。まだ話し方が片言である。観光するために部活動を申請したが、旅行費を学校が出すわけなく却下された。
彼女たちと俺によるバラバラだが、一つの部室で合同部活動が始まろうとしているのだが、どうなることなのだか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 22:14:16
65412文字
会話率:57%
文化祭を翌日に控えた美術部の部室は、昨日の展示準備で大忙し。今回の目玉展示は顧問のツテで借りることが出来た有名画家の作品。貴重なその作品だけは、顧問が掛かり切りで展示準備を行うほど重要な展示品だった。
しかし、文化祭当日の朝、忽然と消えてし
まったのだ。A.Iによる創作ミステリー。短時間読み切りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 21:54:31
2147文字
会話率:44%
これは日本とは違って、別の国の高校生活です。
家から「逃げた」曇田沙耶香は偶然、学校の美術部室に現部員としての東夏目森と出会えた。これからきっと二度と合えなくなると思っていた二人は、運命のいたずらに人生は少しづつ変え始めた…
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最終更新:2024-10-28 01:46:06
4566文字
会話率:64%
――――占い部って知ってる?
ある日、深淵を思わせるほどの真っ黒な木と出遭って以来、俺の身体にいつの間にか増えていく切り傷。
不可解な出来事が続く中で、耳にした占い部という存在。
それは、占いの他、心霊相談も受け付けているとのことだった。
噂程度の話に胡散臭さを感じつつも、窓から差し込む夕日を背に、俺は緊張した面持ちで占い部の部室のドアを叩く。
――病的なまでに白い肌。
――夕焼けを宿すような鮮やかな紅い瞳。
彼女こそ幽霊なのではないか疑うほどの特徴を持つ人間がそこに在た。
『それは幽霊ではない、恐らく怪異の仕業よ』
夕闇鴉と名乗る彼女は、何故か楽しそうに爛々と目を輝かせてそう答えた。
――怪異との出遭いから。
――彼女との出逢いから。
深淵へと深く深く沈み込んでいっていることに、この時の俺はまだ気づいていなかった。
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学園×青春×ホラーなお話になります。
気に入っていただけたら、ブックマーク、評価の他、レビュー感想ぜひぜひお願いいたします( ;∀;)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 20:00:00
209738文字
会話率:30%
とある日の文芸部の一幕
「世界の半分を君にやろう!」
最終更新:2024-10-25 09:14:12
1825文字
会話率:56%
放課後、文芸部に所属する主人公はいつものように彼女から質問を受ける。しかし、今日は彼の回答に彼女は不満があるようで……。
「ルッキズムは悪か?」
そんな現代におけるセンシティブな話題をすることになる。
最終更新:2024-10-24 15:19:10
3688文字
会話率:54%
高校に入学して一目惚れした子に僕は告白した。その答えは「ごめんなさい。ガリガリなのはちょっと…」そう言われ僕はひどく悲しんだ。しかしそんな中で僕はある張り紙を見つける。「ドカ食い気絶部」「体を大きくしよう!」そこに書かれていたのは今の僕にピ
ッタリな内容だった。キャッチコピーに惹かれるがまま僕は部室へと足を運んでいた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 21:55:09
3564文字
会話率:63%
とある事情で転校してきた青葉智也は、同じクラスの若林真凛と一緒に文芸部の部室へと向かうことになる。 そこで智也が見たものは……。
※カクヨム、ハーメルンでも掲載しています。
最終更新:2024-10-20 18:10:00
11244文字
会話率:39%
都内の大学の軽音楽部の部室で、床に散乱したケーブルを整理していた高木は、同じサークルのサクラから「私の部屋のケーブルも整理してほしい」と頼まれる。
その後の素晴らしい展開を期待して、高木はのこのことサクラの部屋について行く。
彼女の部屋は大
学から歩いてける距離にあった。
サクラの部屋の中はカオスだったが、高木はすべてを都合よく解釈し、部屋の片づけに精を出す。
片づけを終えた高木にサクラは思描けないことを言う。「高木君なら大丈夫だと思ったけどやっぱりダメだった。私、男の人の声が怖いの」
サクラの部屋を後にした高木は、彼女の言葉の裏に潜む様々な可能性を考えながら、ぶらぶらと歩いて東京メトロに乗る。
同じ車両に乗り合わせた三人の女子大生が大きな声で会話をしていた。向かいの席では幸せそうに眼を閉じている男がいた。高木はこの男に見覚えがあった。
この後、高木はこの男が通りがかりの男たちにボコボコにされる姿を見ることになる。
男がなぜそんな目にあうことになるのか、サクラに「男の人の声が怖い」と言われたおかげで、高木には完全に理解することができた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-17 22:12:45
8754文字
会話率:10%
人間は超能力が使えようが、魔法が使えようが、人の秘密が好きなものである。どんなに能力が発達しようが。人間は変わらず、目の前のくだらないことに一喜一憂する生き物である。
服部源蔵が、国立能力開発学園に入学して、三ヶ月。彼女も、友達もいて、
それなりに充実しているが、そんな彼女に浮気の影が……。服部は、先輩の勧めで、伊賀学舎の最果ての地『諜報部』の部室を訪れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 17:49:15
14667文字
会話率:54%
S県中部のとある大学には、ちょっとした怖い噂話があった。 「本館から離れた位置にある第一部室棟の廊下には、夜になると〈火消の風〉が吹く。」
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最終更新:2024-10-09 10:07:59
1097文字
会話率:10%
この春高校生となった霜月光は、偶然、今は使われていない文芸部の部室の鍵を手に入れることになる。
しかし、扉の先にはひとりの少女がいた。
これはそんな二人のラブコメが始まるまでの不思議な物語──
最終更新:2024-09-30 01:03:53
144219文字
会話率:27%
初めは下らない恋バナから始まった会長選挙への挑戦。
しかし、その決断は友の苦悶、伝統という名の抑圧、様々な思惑、消せない過去。
学校や生徒の隠されたパンドラの箱を開けてしまう出来事でした。
優月は謎の部活「社会科研究部」の力を借り、この戦い
に勝ち残れるのか。
小山光と大岡優月は高校の同級生で幼馴染。すべては光の下らない妄想から始まった
生徒会副会長の藤枝さくらに憧れる光が、彼女と親しくなるために生徒会長選挙に立候補を画策し、優月と社会科好きの生徒が集まっている部活「社会科研究部」に助言を求めて部室を訪れる。そこにいたのは部長の高塚と部員たち。しかし、さくらは自ら会長選に立候補しようとしていることが判明。正面から挑んでも勝ち目はないと告げられる。
その後、優月は選挙に勝つために人が変わってしまったさくらの姿を見た。優月はさくらの目を覚まし、破滅から救うため、さくらの挑発に乗り自らが生徒会長に立候補する決意を固め、再び社会科研究部を訪れる。
優月からの助力の要請を受け、高塚以下部員が自分たちの持つ知識を生かして優月の当選のため様々な仕掛けを講じてゆくこととなる。
立候補予定者は、大本命のさくら、1年生の革命児 都田、吹奏楽部の伏見、そして優月。
社会科研究部は様々な策をめぐらしていくが、それに都田の参謀である比奈姫子が横槍を入れ、さらに学校側から優月が呼び出しを受けて立候補をあきらめるよう圧力を受ける。優月は自らの強い意志と社会科研究部の策で窮地を脱することができたが、さくらに付け入るスキを与えてしまう。
激しさを増す選挙戦では優月を標的にした陰謀がめぐらされ、過去の過ちを暴露された彼女は窮地に追い込まれる
全校へのアピールの場である立会演説会、優月は自らの過ちの経験をもとに、融和と和解を掲げて生徒たちに語り掛ける。
その裏で蚊帳の外に置かれた伏見の陣営は策士の折戸を参謀に据え陰謀を巡らせる。
裏で蠢く折戸の策により窮地に陥った優月を勝たせるために奔走する社会科研究部。
選挙の結果はどうなるのか、社会科研究部は自分たちが愛する社会科の持つ力を証明し、70年にわたる伝統を破り優月を会長まで押し上げることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 11:20:00
93077文字
会話率:39%
以前投稿したものの改訂再投稿です。
小牧君の小学校の運動会で競技中に異変が起きる。陸上部の三上君がスタートを切った直後に相撲取りがワープしてきて三上君を張り手で押し倒したのだ。その事件を皮切りに落語家や空手家や大学教授、OL、サラリーマン
などいろんな人が校内のさまざまな場所に突然あらわれるようになった。騒ぎを聞きつけたテレビや新聞、週刊誌が取材に来た。
三上君はつづけてワープによる災難に出くわし、タックルされて緊急入院することになった。三上君を見舞った小牧君たち級友五人は、病室で三上君がいきなり消えたのを目撃する。三上君がワープしたのだと思ったが、ワープしたのは小牧君たちのほうだった。ワープ先は小学校の写真部の部室で、目の前で八馬先生が仰天していた。メディアやインスタで話が広まり、校内へドローンを飛ばして無断撮影するユーチューバーも出没するに至った。
ワープの当事者は国内だけでなく世界各地からやって来るようになり、小学校は世界中から注目を浴びることになった。また、ワープは軍事目的で開発されたのではとの憶測も呼び、これにいち早く反応したのが各国の情報組織で、小学生のエージェントを送りこんできた。
すでに物故した人間もやって来た。夏目漱石や森鴎外、卑弥呼に日本武尊が来るに及んで、懸念されたのは世界の偉人が半端なタイミングでやって来ることだった。たとえばエジソンやテスラが電気の発明前に来たら大変なことになる。恐怖に駆られた世論はその小学校を潰せと主張する。
ある日、ニュースサイトでエッフェル塔が一夜にして消えたと大騒ぎになった。時を同じくして三上君の机の上にエッフェル塔のミニチュアが現れた。ピンときた橋口先生がフランス大使館に注進に及んだが相手にされなかった。
太陽が二つある故郷の星に帰還してからも地球の菊池君からの報告は続く。時間軸が異なるので地球に残った菊池君はどんどん歳をとっているらしい。地球から持ち帰った建造物や偉人たちはアルバム撮影を終えると、地球の環境を復元した衛星の一つに保存された。小牧君と香山さんは二つの太陽が輝く空を眺め、遙かな地球に思いを馳せるのだった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 02:28:04
101366文字
会話率:64%
壊滅寸前の演劇部に四人の生徒が入部してくる、さぞや演劇部は楽しく活性化されると思いきや、演劇をやりたくって入った生徒はゼロだった!
彼らが演劇部に入部したけしからん動機を追いながら、空堀高校の日常・非日常を楽しく追いかける。
最終更新:2024-09-19 10:32:33
263240文字
会話率:39%
ブンケン(横須賀文化研究部)は廃部と決定され、部室を軽音に明け渡すことになった。
黎明の横須賀港には静かに記念艦三笠が鎮座している。
奇跡の三毛猫が現れ、ブンケンと三笠の物語が始まろうとしている。
最終更新:2018-05-11 07:20:38
100457文字
会話率:54%
(空色杯500文字以上の部応募作品ー5000字以内)
(第十五回お題:白露×スカイグレー)
―――9月中旬、台風が迫る街で、一つの恋が始まり、そして終わろうとしていた。
―――今晩は台風が来るかもしれないって、桜井君は帰らないの
?
窓ガラスの外には灰色に染まった空が広がっている。
それは桜井海人にとって”いつもの空の姿だった”
『登場人物紹介』
桜井海人《さくらいかいと》
色覚異常を持った視覚障がい者で、中でも珍しい|全色盲《ぜんしきもう》を患っている。
直射日光などの眩しい光に目が弱いためサングラスのような遮光眼鏡を着けている。これにより信号の変化などコントラストがはっきり分かりやすくなる。
美術部に所属しており、同じく美術部員の深愛と親交がある。
深愛の想いに気付かぬまま、美雪の優しさに惹かれていく。
人並み以下しか絵は描けないが、遅くまで部室に残る。そして気付いた時には部長に指名されている。
内向きな性格で才能あふれる深愛に嫉妬している。
能登深愛《のとみあ》
物静かで口数の少ないミステリアスな少女。
人付き合いが苦手で美雪に対しても心を開かない。
唯一、美術部で遅くまで残って描き続ける海人に密かな好意を抱いている。
甘いものが大好き、特にアイスクリームが好き。
プロ並みのデッサン力と表現力を持ち合せていて、デジタルでもその実力は変わらない。
前田吾郎《まえだごろう》
海人とは小中学校の頃からの友人。
だが、高校生になってから人が変わったように勉学にもスポーツにも打ち込むようになり、海人と遊ばなくなっている。
近本美雪《ちかもとみゆき》
海人や深愛と同じクラスの委員長で面倒見が良い明るい女性。
栗色のロングヘアーが特徴。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 21:40:48
4997文字
会話率:35%
校舎の窓ガラスを割ったことで、教師から逃げていた俺。俺は逃げ込んだ校舎裏で、一人の女子生徒に助けられた。そこは部員が彼女一人の映画研究部の部室だった。
彼女と、映画を見る約束をした。
白昼、夏の空想を、どうぞお楽しみください。
最終更新:2024-09-11 16:19:12
16035文字
会話率:43%
『人にはそれぞれ物語があって、その人にとってのヒーロー、あるいはヒロインが必ず登場する』
そんな感じのことを、どこかの本で読んだ気がする。
それで言うなら、”彼”が私の物語のヒーローだ。
放課後は文芸部の部室として使われている二ー四
の教室、その窓際の席で。
夕焼け空を背景に彼はよく本を読んでいる。
直接話すことはあまり無いのだけれど、友人曰く、『好きな人に恋愛対象として見られていない残念なお人好し』だそうだ。
確かにそうかもしれない。
彼に相談を持ち掛ける子は、男女問わず多い。そしてその全員が、彼以外の誰かが一番好きなんだ。きっと二番目も三番目も、別の誰か。
それでも彼に相談に来るのは、どの集団にも属さない彼の立ち位置だけが理由ではないだろう。
真面目で、物静かで。けれどとても感情豊かで、優しい心を持っている人。
もちろん、顔がいいとか、そういうところも、なくはない。
それはともかく。
私は、そんな彼が好きだ。
今まで曖昧に好きになった人なんて何人もいたし、付き合った人も何人かいたけれど、ここまで真っ直ぐに一人の人のことを好きだと思えたことは、思えば初めてだった。
……でも、彼の視線の先に、私はいない。
いたとしても、クラスメイトか同じ部活の人、程度の認識だろう。
前に一度、部室に彼と私の二人しかいなかった時があった。
その時に、私は聞いてしまった。
彼には、好きな人がいること。
そしてそれは、私ではないこと。
私の恋は、叶わないこと。
そして彼の恋もまた、叶わないこと。
できることなら、私がその子の代わりになって、彼の傍にいたい。
……でも、それはできない。
だって。
今の私だから。彼とって、そういう話も気兼ねなく話せる相手だから、私は此処にいられるんだ。
私は今の関係を壊したくない。
だから私は、ヒロインにはなれない。
小説の表紙に描かれることは無く、漫画のラストページに一枚絵として彼と並ぶのも、私じゃない。
それでも。それでもいいから私は、彼の傍にいたいのだ。
だから、そう。
これは、ヒロインになれなかった私の話だ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-08 17:59:08
845文字
会話率:4%
日本人とオーストラリア人のハーフ・億里(おくり)アニーは、クレー射撃で卓越した腕を持つ少女。オーストラリアでの最後の試合で太陽に邪魔されて優勝を逃し、それが差別による判定だと信じ込む。
三か月後、交換留学生として日本に来たアニーは、根
源院(こんげんいん)美味(びみ)と共に高校生活を送るようになる。美味に渡された不出来なチラシに文句を言うために行った射撃部の部室で、アニーは書道部を辞め射撃部で新たな道を探そうとしている硯耶(すずりや)翅采(とめは)に出会う。入部を懇願されるアニーだが、Yesと言えない。
だが美味の説得と両親が日本に送っておいた自分の銃を見て、自分がまだ射撃を愛している事を知ったアニーは入部を決意する。硯耶の後輩たちによるトラブルの中、「銃は人殺しの道具」という後輩たちに対し、アニーは「じゅうはおさらをうつものだ」と宣言し、アニー・美味・硯耶の三人は夏に行われる初の『懇親クレー射撃大会』に向けて練習を開始してゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 17:01:43
104695文字
会話率:53%