自由商人ベルダネウスと、その護衛兼使用人の精霊使いルーラの物語第6弾。
盗賊塩土団の戦利品を買い取るべく、岩塩の取れる町サルードを訪れたベルダネウス。そこは脱獄犯たちが逃げ込んだとかで、衛士隊がいつもより厳しい監視をしていた。
塩土団
の頭ファブリックから、脱獄犯の1人で自分の息子ソルスを町の外に連れ出すよう依頼を受けたベルダネウス。だが、ソルスは他の脱獄犯から「お前は父親に見捨てられたんだ。お前をこの町から追い出そうとしている。父を倒してお前が新たな頭になれ」と吹き込まれていた。衛士隊の包囲網が迫る中、ベルダネウスはソルスを無事脱出させられるのか。そして彼を焚きつけた脱獄犯達の正体は?
※今作は時系列的には春の初め。「遺産遊戯」の後の話になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 13:00:00
53168文字
会話率:47%
電脳世界にある自宅で見ていたニュースで、唐突に自身の現実世界での死を知った主人公柳生一郎(やぎゅういちろう)。
それでも彼は何も変わらず電脳世界の中に今まで通りの彼として存在していた。そんな一郎の前に昔拾って一時期だけ飼っていた猫型ボット
のミーケが現れる。
実はミーケはチーターを取り締まる為の猫型ボットで、一郎に一緒にチーターを取り締まる仕事しろと迫って来る。
そんな面倒事は嫌だと言う一郎を無理矢理チーターが出没しているゲーム世界の中に連れ出すミーケ。
そして。
一郎の冒険が始まった!!
と。
これが今まで書いてある事の大体のあらすじです。
この後は、一郎が管理者からもらうゲーム内でありとあらゆる事ができてしまう能力を使いチーター達と戦います。
けれども。
一郎はそもそも戦いにそんなに乗り気ではないのです。なんとなくで戦ってしまうのでした。
ここまでがあらすじのつもりです。
あらすじじゃないから削除をしろとかなりませぬように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 05:00:00
44366文字
会話率:63%
レベル無限の強さを持った主人公は、仲間たちと共に世直しの旅をしていたのですが…………。
主人公のミスで、世界が崩壊してしまう。
世界を元通りにするため、創造神様から仕事を頼まれた主人公の苦労話です。
頼まれた仕事は、スカンクに
転生して、地下1億階にひきこもっている神獣白虎を地上に連れ出す事。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 00:58:18
45382文字
会話率:29%
“本”に成るために生まれてくる白本。
白本を守るために生まれてくる装者。
彼らが暮らす世界“ビブリア”。
装者として生まれたロズは、白本の少女であるスクレと出会う。
本に成ることを拒む彼女は、通常ではありえない黒髪だった。
半ば無理やりと
いう形でロズは彼女を外の世界へと連れ出す。
スクレが抱える秘密とは?
ロズに隠された過去とは?
数々の旅の中で、二人は過去の自分と未来の世界に向き合い始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-11 11:37:15
248473文字
会話率:46%
ホムンクルスの少女、ミライは自分を作った錬金術師のレンに恋をしている。しかし、レンはミライを子供扱いするばかりで相手にしない。
ある日、突然レンが家を燃やし、ミライを旅に連れ出す。
山奥から外の世界に出たミライは「ホムンクルスを作るこ
とは大罪である」ということを知る。
この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 00:15:38
60055文字
会話率:58%
『恋ひ初めの街』シリーズ第1弾!
幼馴染で初恋相手の田代章乃は立花健祐の前から突然姿を消した。
年に一度の『交換日記』の約束をして、誰もいないホームで初めての口付けを交わしたあと、彼女は列車に乗り込み、こちらに向き直ると涙を滲ませなが
ら叫んだ。
ドアが閉まったあともしきりに何かを訴えかけていたが、全く聞き取れない。
結局、分からず仕舞いでそのまま別れたのだ。
それが章乃を見た最後となった。
お互い17歳、高二の夏休み初日のことである。
***
そして十年の歳月が流れ去った。
毎年、章乃から年賀状だけは届くが、転居先の情報はなく、旧住所のみが記されているだけだ。
連絡手段もない。
依然章乃の消息は不明のまま。
健祐には腑に落ちないことばかりだ。
「なぜ章乃は自分の元から姿を消したのか?」
「今どこにいるのか?」
「なぜ自分を避け続けるのか?」
「章乃の身に何が起こったというのか?」
全てが謎のまま置き去りにされてしまった健祐。
健祐の心には未だに章乃だけが住みついている。
そんな健祐を見かねた会社の後輩、三枝文(健祐に心を寄せている)が、謎を暴くべく、章乃からの『最後の手紙』を唯一の手掛かりに、章乃捜索の旅に健祐を強引に連れ出す。が……
次の土曜日、健祐は同窓会で帰郷。
会場へ向かう前、章乃の旧宅へ向かう。
その場所で健祐は目の当たりにした!
***
「愛も命も分かち合える」と今も信じる健祐。
一途に章乃だけを求め、再会の旅路の果てに辿り着いた健祐を待ち受けていた運命とは?
『十七才の晩秋』
この言葉に秘められた真の意味が明らかになったとき、健祐のとった行動は?
健祐と章乃、それぞれの愛の形とは?
二人の切なく、純な恋心の行方は?
※《◆奇数節》《◇偶数節》で視点を変えて物語は展開します。
(他サイトでも公開中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 18:53:10
130871文字
会話率:45%
時を経た魂の旅(Voyage)の物語。
物語はまず、イタリアローマ郊外の発掘現場での発見から始まる。
そして舞台はローマ帝国時代へと移る。
恋人同士のヘルメスとユリアは今度の満月の日に、結婚式をあげることになっていた。
ある日、公衆浴
場からの帰りユリアは、野望家で遊び人の元老院議員セクトゥスに見初められる。
セクトゥスの策略により、ヘルメスとユリアは別れさせられユリアはセクトゥスの妻にさせられる。
失意のうちにいたヘルメスは、偶然、ユリアがコロセウムに現われることを知る。ヘルメスはうまくコロセウムに紛れ込み、ユリアを連れ出すことに成功する。
二人は夫婦になりたく逃げるのだが、追っ手はすぐそこまで来ていた。もはやこれまでと悟った二人は、死を決意するのである。
時はめぐり、舞台は魔女狩りが横行していた中世のフランス。
エルメスは亡き妻の妹ジュリと結婚することを誓い、仕事を求めてジュリに赤ん坊を預けパリへと旅立つ。
エルメスは晴れてガラス職人のリュシアンの元での仕事が見つかる。ところがその頃、ジュリが魔女の嫌疑で、高等法院評定官のランクルに連行される。
ジュリはさまざまな拷問の末、ついに、自分が魔女だと認める。
ジュリは処刑され、エルメスは失意のうちに村へと帰っていく。
そして時は流れ、舞台は20世紀初めのアメリカ。
実業家ネイサンのもとで働く黒人奴隷のハーミーズは、ネイサンの妹ジュリアと密かに恋仲であった。
ジュリアはいつかハーミーズが、晴れて自由人となり結婚することを夢見ていた。だが、白人至上主義の秘密結社のリーダーであるネイサンは、ハーミーズを自由人にすることなど毛頭なかった。
それを知ったハーミーズとジュリアは、逃亡を決意する。だがその情報は漏れ、二人はあえなく捕まってしまうのである。
ジュリアは一週間の監禁に処され、ハーミーズは暴行の末、殺されてしまう。
時は流れ、現代の日本。
絵描きの男と末期の白血病の女は、生きた証に肖像画を描いてもらうことをきっかけに出会い、一目で恋に落ちる。
輪廻転生を題材に、それぞれの時代に起きた出来事に翻弄される恋人の苦悩を描く、恋愛かつ社会的小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-16 19:01:13
144345文字
会話率:48%
前回「あがりがま」で、坂本屋に押し入った強盗事件により、新三郎は主人の喜蔵と気まずい関係となった。その後、新三郎は仕事でミスを犯したため、追い出されるようにして、喜蔵のもとを去る。
新三郎の新たな奉公先は、練塀町にある眞里谷謙齋(けんさい)
の家であった。
その家の息子の雪雄は真面目一辺倒の堅物男だが、悪友が無理矢理雪雄を遊郭に連れ出す。
そこで出会った一人の女、金のために身売りされてきたのだったが……。
今回は、その女と雪雄の切なく、やるせない物語である。
全四十回
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-09 07:40:34
69699文字
会話率:4%
幸せな生活を送る主人公、煌薙 夏瑠亜。
ある日、目覚めると彼の目の前には天使がいた。
彼女は無理矢理に夏瑠亜を異世界に連れ出す。
「帰ってこれるといいね、、、!」
と無慈悲にも彼は放り出された。
魔法が主である世界。
夏瑠亜は元の世界に
戻るために出口を探す。誰にも頼らず、一人で。
彼の目に、異世界の人々はbotのように映る。
誰も信用する気なんてない。
異世界を楽しむつもりなんてない。
戦いを望むわけでもない。
夏瑠亜はただ、ただ元の世界に戻る方法を探すだけ。
あがいて、出会って、失って。
夏瑠亜は無事に帰ることができるのか?
誰よりも異世界転移を嫌う主人公のお話。
是非ご覧ください!!
「俺は、本当に、、、帰りたいのだろうか、、、、、、、、、、、。」
休みが多いと思います。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-11 00:13:15
26694文字
会話率:27%
創作主が作り上げた世界の中でグルグルと回り続けるたくさんの物語。
今回は白の狼と狼に恋をした少年の物語です。
創作主の世界で暮らすオリジナルキャラクター達。
その中で生まれたジュダンは、シナリオ通りにインカーを倒していく。
そ
のうちに、仲間の白銀<しろがね>に恋するが、それはシナリオに記載されていない事だった。
悲しい物語から逃げたくて、白を連れ出すジュダン。
2人がたどり着いたのは……?
初投稿なので、お手柔らかにお願いしますm(*_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 18:02:07
249文字
会話率:0%
妖魔の国の魔王が一柱フェネクスは、元はけっこう凄腕の外遊官。自主謹慎中の今、とある事柄に関してだけフリーズするのですが、自覚はないまま日々を過ごしています。
ある日、自邸の庭からいつものように訪れた異空間で、人間ぽい少年妖魔と、彼にくっ
つく迷子の妖魔を拾いました。
しかし、この国のトップであられる妖皇さまは、そんな妖魔っぽくない妖魔たちを保護するのにとても熱心です。きっと保護を仕掛けに来るでしょう。
そういえば、いつごろからか住み着いていた勇者さまは、何故か国のトップにとあるレディを据えようと画策し続けていますから、…どちらに転んでも確実に面倒なことになるのが目に見えています。
ちょうどいいので外遊官の本分を果たそうと、世界を巡る旅に二人を連れ出すことにしました。
というのが魔王様の認識ですが、実際は?
※外遊官
誤字に非ず。妖魔の国にだけ存在する、魔王フェネクスのための役職で、世界中を旅して、同族の捜索・保護をすることが役目です。荒事あり。
『魔王が逃げて、何が悪い?』の改訂版の予定でしたが、別物になります。3章で完結予定のため、同時進行です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 00:00:00
221156文字
会話率:51%
異世界セレナン。大森林に住むクーナ族の賢者「深緑のコマラパ」はレギオン王国で、精霊に攫われた子どもがいると聞き、精霊の許しなく人間が踏み入ることを禁じられた『精霊の森』に赴く。しかし森で出会った黒髪の子どもは、自分を殺したのは人間で、助けて
くれたのは精霊だという。コマラパは黒髪の子どもを人間界へ連れ出そうとするが、精霊に「名前をあてれば許可する」と謎をかけられ、読み解いた。その名は、カルナック。コマラパはカルナックを外界へ連れ出すが、精霊に育てられ世間知らずで無邪気で気ままなカルナックの行動に振り回されるうちに、自分の子供のように思えてくる。人間界に出て早々に求婚者が出現したり気が気でない中年男コマラパの苦難。やがてカルナックは死別した妻が残したコマラパの実子だと明らかになったり。この世界の最高神『真月の女神』イル・リリヤの直属の使命を受けた戦士の一族『欠けた月』の村と関わったり。なんか大活躍します!50歳のおじさんなのに。
「イリス・アイリス」のスピンオフ。黒の魔法使いカルナックの幼少期からの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-08 04:06:52
343815文字
会話率:38%
第7回ネット小説大賞一次選考通過作品!
渡波 千歳(わたりなみ ちとせ)は、間違った事と自覚しているのにも関わらず不登校になり、自らを責め、蔑む日々を送っていた。幼なじみの綾上 千代(あやかみ ちよ)は、千歳を案じて頻繁に部屋を訪れる
ものの、千歳の拒絶を恐れて部屋から連れ出すことが出来ない。
ある日、千歳は散歩に出ると、同じ学校の制服を着て歩く1年先輩の春川 沙奈(はるかわ さな)と出会う。「この時間に出歩くって、僕と同じ不登校か?」聞けば、彼女も千歳と同じ不登校だった。しかし、千歳と沙奈は様子が少し違っていた。「どうしてこの人、こんなに明るいんだろう?」
不登校で自分を蔑み続ける千歳と、不登校なのに明るい沙奈。二人の出会いから、運命の歯車はゆっくりと動き出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 21:00:00
99966文字
会話率:47%
荒くれ者にこき使われていた少年クレスは、その連中が捕縛されたことをきっかけに真っ当な暮らしを手に入れた。だが、その平穏はいつまでも続くものではなかった。
財布をなくしたことをきっかけに知り合ったその相手は、やがて彼を異なる道へと連れ出す存在
になる。
これは、ボーイミーツガールに見えない関係の物語。
アーレイド物語・旅の隊商、その1。
毎日22時更新予定。全4章で完結。
「アーレイド物語・失せ物探しの鏡」としてジグザグノベルズより出版された作品を改訂してアップロード。
以下、同時掲載中。
カクヨム:
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888638519
NOVEL DAYS:
https://novel.daysneo.com/works/f8f8457d584ef1635dbd47af1ec5c255.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-02 22:00:00
148087文字
会話率:51%
大学4年生の夏休み、文学部の八千重知紗は何もない毎日を送っていた。内定をもらい、単位も足りている。だけど、何か足りない。
ある日、本屋に立ち寄るとひっそりと行われているサイン会を目にする。橘桂子との出会いは知紗を新たな世界へ連れ出すことに
なる。
「ねぇ、あなた小説を書いてみない。」
何かしなきゃいけない、何かしたい。燻った想いを爆発させて、本気で何かをやってみる。そう、これがわたしの青春最後のペンネームーー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-22 17:22:27
2867文字
会話率:8%
ある日、惑星は太陽と月を残して1つとなり巨大な新たなる惑星となった。
そんな惑星の火星の大陸 マーズ大陸の一国、トレミアス王国の皇女、ヴァリシアは牢獄の少女リーシェと出会う、関わっていくうちに様々な感情を胸にリーシェを連れ出す、これが世界を
揺るがす序章だとは彼女達は知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-17 07:00:00
56981文字
会話率:68%
その蔵は、夢で見ていた蔵そのものだった。
大学生の雪は、何度も夢に出てくる蔵と、夢の中で嗅ぐ「香り」の正体を探るために祖父の家へやってきた。
その蔵で「月之丞」と名乗る幽霊らしき男と出会うが、彼は雪に出会うなり、「裏切り者!」と罵る。
蔵の
管理をする叔父の話から、雪は200年前にその家で暮らしていた「雪」という女性が見た光景を夢として見ているのだと気づき、月之丞に「自分は別人だ」と伝えるが、彼は信じてくれない。
雪は信じてもらうために、彼を蔵の外へ連れ出すことにする。
※この作品は、エブリスタ・アルファポリス・カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 12:00:35
12589文字
会話率:39%
僕はクラスメイトのアーヤから、森に棲むマント姿の少女の噂話を聞く。その少女にお願いすれば、体の一部と引き換えに、どんな扉でも開けて貰えるのだという。僕はそんな話を信じていなかった。
パパがクリスマスの日にいなくなってから、もう1年が経とうと
していた。パパは入院している病院の住所から絵葉書を送ってくるだけで、ママはクリストフという太った銀行員と再婚しようとしていた。
ある日、僕とアーヤとダルコの三人で、森へ少女を探しに行くこととなった。ただの遊びだった。しかし僕は森で見てしまったんだ、少女が本当に存在していることを。勿論僕は逃げた。
家の中でどんどん居場所を失う僕。クリストフとの諍いをきっかけに、僕は森へ再び向かった。少女に扉を開けて貰うためだ。
「開けて欲しい扉があるんだ」と彼女に告げると、こくりと頷いてそのドアまでついてくるんだ。そして彼女は首から下げられた沢山の鍵の中から、そのドアが開く鍵を選び出す。精神病院からパパを連れ出すために、パパの部屋に辿り着くよう、少女にお願いして一つ一つ扉を開けて貰った。引き換えに僕は一本一本指を失い、彼女は奪ったその指を食べてしまった。
やっとパパに出会えたのだが、パパの両目は無くなっていた。あのクリスマスの日、職を失いお金の無いパパは、僕にTVゲームをプレゼントするために少女に頼んで、夜に忍び込んだおもちゃ屋の扉の鍵を開けて貰ったのだ。しかしパパは両目を奪われてしまい、そこから立ち去ることもできず、精神も崩壊したのだった。そしてパパは言う、「お前がこの少女と出会ったから悪いのだ」と。僕の幼い頃の記憶が、ゆっくりと蘇る。
僕は幼い頃、行方不明となり森で2日間この少女と過ごしていたのだ。僕を発見したパパは、その時から少女の言葉が存在が忘れられずに蝕まれていったのだった。
僕はパパからも逃げ、結果として指は二本だけになった。大人になった僕にはある計画がある。この勤務先の金庫の扉を開けて貰えれば、大金を得て町を出られるのではないだろうか。僕にはまだ指は二本ある。あの少女に会いに行くことを決心する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-31 00:07:02
18530文字
会話率:37%
教師として最初の仕事で、生徒の自殺の手助けをしてしまった僕は、自暴自棄の中海へと飛び込む。気がついた時、僕は魔界に最も近い港の街にて、心なき教育機械「TC」に魂が定着してしまっていた。彼は行動プログラムに従い、教育を実践していくが、その中
で次第に自我に覚醒し、生徒たちと交流を通じ、元の僕を取り戻していく。
自我を取り戻す中で再び教育を行う自分を嫌悪し、苦しむ僕。そんな中、街のこどもが姿を消す。原因究明をする僕が知りえたのは、こどもが魔物化し、その子供を発電機関にする国の仕組みであった。
生徒と協力者の力を借り、自身の戦闘兵とした僕は、発電機関を破壊し、生徒を連れ出すが、機械原則に逆らった体は暴走し、やがて機能を停止してしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-27 10:18:22
10142文字
会話率:41%
大学三年の夏。風にたなびく白いTシャツ。あずきバー。シンプルで平坦だった日々。魔法の力。たくさんの不思議。
間大学の学生が暮らす巨大な自治寮は、何の前触れも無く閉鎖空間と化した。
非日常を避け、平坦な日々を好む僕・不動あゆむの日常は、その
日を境に崩れ去った。
天真爛漫な後輩・帆波めぐるは、いつだって僕をどこかへ連れ出す。どんな状況であっても、こんな状況であっても。
自治寮をめぐる闘い。帆波に隠された謎。僕のこころのもやもや。
自由を手に入れた若者たちは、何を思い、何を想うのか。少しふしぎで、少しファンタジーな青春小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-25 21:37:56
6036文字
会話率:21%