「やあ目が覚めたようだね。気分はどうだい?」
最悪の気分だった。眩暈で眼球が揺らぐ。
直接、脳へ手を挿れられて、ぐるんぐるんと掻き回される感覚。
「端的に言おう。今の君は記憶を失い続けている」
「!?」
「72時間で君は生まれてからの記憶を
全て失うだろう。記憶は新しいものから失われてゆく。昏睡していた時間も例外ではないから、今の君は、ここ半年くらいの記憶を失っている状態のはずだ――ゆえに君は、僕のことも分からない」
いったい俺は何時間、寝ていたんだ。
「さあ、立ち止まっている時間は無いはずだよ。さっさと動き出して、僕のことを――僕らのことを追い求めたまえ。それだけが君にとって自分を取り戻す唯一の手段なのだから」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 10:46:28
1342文字
会話率:49%
開いた扉の前で、僕は立ち止まっていた。ここを越えてはならない。
踏み出すことは可能だけど、僕にはできない。前に進んではいけない。
壁はなく、足はあるけれど、僕には進めない。もし進めると知っていても、その方がいいとわかっていても、僕に
は難しかった。僕はこの先へ進んではいけない。
しかし僕は今から、この城のどこかにいる、父のもとへ行かなければならない。
父と再会するも、殺されかけてしまう主人公。
「命令だ。お前は今から仕事に向かうことになる。指定されたところにいる女を、あの刀で殺せ。」
父からの命令に、テイコウする気力もない。彼は暗殺の任務を果たさなければならない。
目的地に着く主人公。
ターゲット、土人、クジラ、老婆。
父の策略により主人公は殺されかける。
生き残る。
そのためには自然界へ。
自然界で瞑想の修業をすると、目の前には自分が。
自然界での修行に主人公は実力をあげるがしかし、完成する直前に父が現れる。
彼は人質を取る。
主人公は戻らなければならない。
結局、変化でできなかった主人公。
彼は父の言いなりになり、絆を育んだターゲットを殺さなければならない。
彼は抵抗する気力もない。
しかし、自然界で成長はしていた。
あとは…。
彼はできる。
あと一つ。誰もが持っているもの。それ気づく事が出来れば…。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-06 12:00:00
62662文字
会話率:22%
【それは、鬼と人間が『共に生きる』物語】
この物語を手に取った皆さんは、かつてこの日本という国に『鬼』という生き物がいた事をご存知だろうか?
『桃太郎』・『大江山絵詞』など、現代でも有名な作品たちのように、人々はその存在を『物語』とし
て語り継いで来た。
『どうせそんなの、昔の人たちが作り出したおとぎ話だろ?』中にはそんな風に思う人もいるかもしれない。
だが、少しだけ立ち止まって考えてみて欲しい。ありもしない物を生み出して語り継ぐなんて出来るだろうか?
火のないところに煙は立たない。
そう、あったのだ。
決して過去の人々の妄想ではない、『人と鬼が、同じ空の下で共存していた』その証が。
紛れもない1つの事実として、だが今まで語り継がれて来なかった出来事が。
これはその出来事のうちの1つ、応仁の乱によって荒んでしまった京都の街で、『とある1人の傭兵が、"鬼の少女"と【共に生きること】を求めた旅の軌跡』を描いた物語である。
【注意:あくまでも1人の素人作家が生み出した『ファンタジー』としてお楽しみください。】
【登場人物 ※話が進む毎に随時更新します】
・衛実:本作の主人公。武士崩れの傭兵。特徴的な薙刀を装備している。
・朱音:本作のヒロイン。『鬼』の少女。『変化の力』という特殊な能力を使って、人との交流をするのが好き。
・弥助:京都の街の商人であり、衛実の仕事相手。店ではよく分からない物を取り扱っている。顔が広く、情報屋としても動いている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-13 23:25:25
98045文字
会話率:47%
9月30日の午後6時
買い物から、家に帰る道の途中に
柊 空(ひいらぎ そら)と
柊 茜(ひいらぎ あかね)は
一卵性双生児の双子である
彼らは徒歩で賑やかに会話しながら
歩いていた。その時にわ
歩みを止め、辺りを見回す。
けど、その周りに
は
誰かがいるはずなのに周りにはいない。
薄い影が上を目指していた、すると
上を見上げると…
本物の”竜”が立ち止まっていたのだ。
伝説の竜王の一匹『ノア・ジョーカー』
ノアによる予言で
‐10月1日に世界が終わる……‐
世界が地獄と化し、崩壊してゆく世界に…
モンスターの世界に、塗り替えられていく。
その中で、空、茜に与えられたスキル
《固定スキル:蒼滅、紅滅、消滅》
ノアの予言から、僕達の運命は変わった。
空、茜の目には
血のように赤く染まっている
紅い朧月が見えていた
崩壊した世界で、魔物が彷徨う場に
どう、生きてゆくのか?
‐経験値を限界突破し獲得しました‐
ノアの予言を理解した事による報酬で
《経験値×10倍》
《固定スキル:蒼滅、紅滅、消滅》
が与えられたのであった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-27 13:40:09
9376文字
会話率:38%
会社員の河野優雄は、帰り道の途中、立ち止まって流れる雨をぼうっと見ている。そうして彼は雨に自分の心が影響されていることを実感する。
最終更新:2020-06-12 22:57:45
2130文字
会話率:0%
私が思いの丈を綴った文と為っています。
大変読み苦しいものであり、少々心を病んだ者が書いた物語です。完結まで、もう少しとなりますが、お付き合い頂いている方がいるのであれば、大変有難いことだと感じます。
この物語は、作者の心の傷を昇華
させるための物と言ったら、格好良いですが、ただ、強くなりたい、変わりたいという思いと、心の痛みを、別れの痛みを忘れるために、前を向くために書いたのだと、もう一月以上たった今思います。
本当は、もっと物語らしくしたかった。色々構想が浮かんだ。ディテールや、舞台や、登場人物を魅力的に、過去の話し等も書きたかった。
『此れが一度目の物語、此れが一度目の人生』
繰り返す一週間を、ケースケは、一年という月日繰り返す。その中で、桜が芽吹いていくのを何度も見、次の人生で、満開の千本桜が咲き誇る中、鬼になる、次の一週間で、桜が散るなか、人を愛する心を感じる。そんな、物語を書きたかった。
でも、此れは決別の物語。今はそう思って、その別れを先伸ばしにするのは辞めようと思っています。
夢を追い続けるかもしれない、この物語をもしかしたら、終わらせられないかもしれない、いつか、書くのかもしれない。でも、今は終わりに向かって進もうと思っています。
若干、面白そうと思った方、申し訳無いですが、此れは悲しいお話しです。別れを唄うお話しです。
ファンタジックでも、エキサイティングでもありません。今、立ち止まっている方にもしかしたら読んでもらいたいかもしれません。
では、次のあらすじの時に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 07:40:10
39883文字
会話率:20%
私は今まで立ち止まって聴こうとしなかった。
ある私はあの立ち止まって聴こうとした。
路上ライブ。
私はその人との出会いに生きる気持ちになれた。
葵真実が実際に体験した・・・実話。
2016年6月7日
最終更新:2020-05-05 19:46:06
6320文字
会話率:3%
青空に雲が薄くかかる、見渡す限りの大平原、
緑が生い茂り、大自然の豊かさが感じられる。
景色を一通り見ると、目に入ったのは、何10キロ先だろうか?
おぼろげながら見える遥か遠くの一本の塔?樹?
上を見ていくと、遥か上空まで続いている
。
上は雲に隠れ、ぼやけて見えなくなっている。
高さは計り知れない。
確認できるだけで5000mはあるかもしれない。
俺はその大きさに圧倒され立ち尽くす。
しかし、感心してる場合ではない。
気温はおそらく30度程、湿気も多く、
このまま立ち止まってはいられない。
そう思い、俺は歩き出す。
目印は他になく、その樹へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-24 18:01:23
261文字
会話率:0%
ありのままの自分を、好きになって欲しい。
最終更新:2020-01-31 15:33:57
432文字
会話率:10%
平凡な人生を平凡にしかし悩まされる事があるものの確かに平凡に生きて居た主人公、学校に帰る途中に居眠り運転で轢かれそうになっている少年を助けるも自らは驚きで立ち止まってしまいトラックに轢かれる羽目に、謎の声を聞きながら朦朧とする思考が段々と沈
んでいき、次に目覚めた場所は森の中だった、不思議な職業不思議なスキル、そんな者に囲まれながら生きていく彼の物語は如何に…
よくある異世界転生者ですが、バーサーカーなのに自我残ってて思考しながら戦うってバーサーカーじゃなくね?と思われるかもしれませんが、バーサーカー要素を入れつつ、自我は残すという面白い?設定で進んでいく物語です
ガールズラブボーイズラブは保険です。
不定期更新になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-21 01:28:25
3418文字
会話率:20%
今を精一杯生きている人たちが、ふと立ち止まって後ろを振り返れば、今の自分に何を思うのでしょうか。
最終更新:2019-11-07 19:52:14
340文字
会話率:0%
アパートの階段を下るとは、黒煙だったと考えられなくもない
学校には、僕以外の大人と子供が
グラウンドに、数名集まって、話し合っては、山を見ていた
僕は、自転車にまた乗り、この町で、二番目に高い総合ビルに向かう
この場所から自転車で、
二十分程度だ
町の中心部に位置しており
隣には、二社ある地方新聞局の一社がビルを構えている
夜の道路は、いつもより人が多く
いつものような、仕事帰りと言うよりも
家族の人間を、乗せている風だった
ビルは、明るく
全ての場所に、蛍光灯があり
青白く光っている
僕は、自転車を、側の路地の低い木が生えた花壇に押し込んでいる
ビル内の階段で、二階に上がろうとしたとき
地面が、揺れた
何処かで、悲鳴のような声が聞こえた
僕は、ラジオを、抱きしめると
二階に駆け上がる
何か、黒い物が、町の道路を歩いていた
その背後は、赤く燃え
悲鳴はその方向から聞えているようだった
踊り場の窓越しに見た光景は
二階に上がると消え
僕は、この十階建てのビルの最上階まで、上ることにした
ラジオからは「未確認生物zzzzzz」
と途切れながら僕の中で、揺れながらそんな情報を
スピーカーから流した
途中下に向かう大人や
踊り場で、騒ぐ大人が、数名邪魔に立ち止まっていた
その間を抜け上に上がる
その黒い影は、近づくにつれ
ビルよりも遙かに大きく
爬虫類のようでありながら鳥のように、飛び出た
数千いや数万では終わらないような体表の突起が
規則正しく体表を、覆っていた
それに目があるのかは、分からなかったが
その異常な体は、まるで、紙に書かれたおもちゃを
なぎはらうように、小さな町を進んだ
僕は、十階に行く途中の踊り場で、一人ラジオの
逃げてくださいzzzz逃げてくだzzzzzzzさい
と言うブレた声を聞きながら
その光景を、ただ見ていた
「あなた、大丈夫」
ビルから出た僕は、足を引きずっていたが
車から出て来た母親に抱きしめられた
あたりは、燃えており
遠くで救急車の音がした
遠くの方で、何か、物を全て壊してしまうような
声が、ビルを揺らした折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-10-06 20:41:49
1056文字
会話率:5%
立ち止まってしまった"君"と歩くことをやめてしまった"私"。
私の声は届かないけど、想いは届いてくれるかな。
最終更新:2019-09-03 00:44:10
340文字
会話率:24%
『真夜中のこわいお化けと水助くんのおねしょ』の水助くんが登場するシリーズの続編です。
●カエルじいやと水助くん
暑い夏の日に大きな池へ向かった水助くんは、カエルになりきって池の中へ飛び込もうとします。そんな時に現れたカエルじいやは、水助
くんにおまじないをかけると……。
●クマの親子と水助くん
森の中にある小さい川で魚取りにやってきた水助くんは、おしっこがしたくなって大きな木のそばへやってきた。そこへ現れた大きなクマの姿に、思わず尻餅をついてこわがる水助くんだったが……。
●ホタルと山火事と水助くん
水助くんはおしっこがしたくなって外へ出ると、光り輝くホタルが庭の周りを飛び回っています。立ち止まって見ている水助くんは、山の中の森のほうへ飛んでいくホタルを追いかけていきます。しかし、森の中では木々に燃え移るほどの山火事が発生して……。
※子供向けの創作昔話です。この作品で使う漢字は小学4年生までに習う漢字のみを使用しています。
※この作品には、おねしょネタがしばしば登場します。閲覧の際には十分ご注意ください。
※この作品は、pixiv(ピクシブ文芸)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-01 21:28:59
13163文字
会話率:52%
(本編第一章概要)
高校2年生の河岸翔舞(かわぎし しょうま)は友人の久野昌(ひさの あきら)からある中学校で起きた不可解な事件について語り聞かされた。その内容は在学していた女子中学生の一人が意識不明の重体でされたことに対してその原因として
学校関係者全員がこの湖砂(こさ)町では有名な"栞の人生手帳"が関わっていると証言しているというものだった。興味を抱いた河岸達はその事件に関わりがあると言われる神社へと向かうことにしたのだった。
(作品説明)
これは日々を懸命に生きようとした少年少女の記録。苦悩を抱く人の前に現れる不思議な少女、琴羽(ことは)は当人の苦悩を解消するために行動を起こす。たとえ人としての在り方を放棄してでも苦悩に抗う彼らにどう向き合うべきなのか、その行いに正しさがあるのか。時に迷い、時に立ち止まって、それでも彼女は答えを出そうと模索する。 たとえそれが、誰の記憶にも残らないとしてもーーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 22:59:59
56595文字
会話率:46%
あれから、もう12年も経ったのである。とある出版社に就職した桔平の目の前には、今も時々、あの煌々として明るいタネルの入り口が現れる。その度に桔平は、おっかさんと、あの青年のことを思い出して、入り口に入る前に一歩、立ち止まって考えるのだ。
最終更新:2019-06-16 13:08:32
6812文字
会話率:38%
もう世間ではおじさんと言われる年齢の男が、暇つぶしに登録したサイトはもしも犯罪者ならを語り合うサイトだった。主人公はそのサイトで登録した名前はかつて犯罪界のナポレオンと評された男の名前。その名前に惹かれ数々の事件が主人公を動かしていく物語
そして主人公が事件を通じ過去に立ち止まってしまった自分の時間を再び動かす
日々変わる空の色。でも忘れられない空もある
主人公の空の色は再び塗りかわることはあるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-30 00:50:56
31520文字
会話率:64%
ふと立ち止まって考えてみたこと。
最終更新:2019-05-21 13:54:22
535文字
会話率:0%
魔法と表現しても良いほど化学が発達した近未来の大学で、
心に傷を負った女性『琴梨』と世界に無関心に振る舞う『瀬戸石』を取り巻く人々が織りなす日常。
様々な問題に直面しながら流れる時間の中、やがて世界の存亡にすら関わる秘密が開かれる。
命の意
味、死の意味を見つめながら、緩やかで苛烈に紡がれる幸せの物語
※若干のSF的要素がありますがメインはヒューマンドラマもしくはラブストーリです。
立ち止まってしまった方、生きる意味を見失ってしまった方、次の一歩への何かしらの因子となれればと思い投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-20 20:00:00
160581文字
会話率:65%
小説やアニメのような高校生主人公になりたかった真壁悠は、何にもなれないまま高校を卒業する。しかし卒業式の当日、事件に巻き込まれるが、それは彼が望むようなものではなかった。ただただ傷つき愚かにも化け物の世界との境界線の上で立ち止まってしまった
彼の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-09 08:39:57
551文字
会話率:0%