資産家の9番目の息子である鬼乃崎九郎は、「上品」というオブラートに包んだ熾烈な遺産相続バトルに参加することができず、母子そろって早々と白旗を上げた。
そんな九郎に唯一割り振られ、押し付けられた古い洋館は幽霊屋敷だった。
もしあなたが何かに
疲れているなら、どうぞお越しください。
幽霊と妖怪と美大生が織りなす、ほっこりホラー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-27 11:00:00
100025文字
会話率:44%
山の中の屋敷に奉公するジンベは足をくじき、旅の方術師の老人に助けられた。その老人はジンベの傷を診るため、しばらくその屋敷に滞在することになった。そこにはユリという名の上品な物腰の使用人がおり、彼女は何かわけありのようだった。またその屋敷の
主人であるダンローは王様不在の国で専横をふるう次席大臣のゲキと対立してその策略にはまり、スザキ道場の師範代を斬ったことで城下追放の身にあった。そしてその道場主のイサカ公爵の令嬢のアサカとの婚約も破棄されてしまった。それでもダンローは政に復帰する機会を狙っていた。それを恐れたゲキ大臣はダンローを亡き者にするために策略を巡らすのであった。
なおこの話に登場するキリン、ビャッコ、ゲンブ、スザクは、方術師の老人が召還した、人の姿に身をやつした幻獣です。
「メカラス連邦諸国記」の1編です。ちなみに「メカラス連邦」は多数の王国からなる連合体である。その中枢には、人々が平和で豊かに暮らせるように王の任命権をもつ評議会があった。その評議会は有力な王や司祭、学者などで構成されるが、そこで大きな発言権を持つのは稀代の方術師、ハークレイ法師だった。彼は学識豊かで人徳があり人々から慕われていた。ただ姿をくらますことが多く、その行方はようとして知れなかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 21:28:26
33062文字
会話率:53%
幼馴染で同い年、同じ誕生日の侯爵令嬢アイリスと王太子ルシアンは、5歳の頃から婚約している。
7歳で妃教育をはじめたアイリスは、賢くそして上品で問題なく教育をこなした。
そしてついに二人の結婚宣言の日、事件は起こる。
「今日も綺麗だよ」
そ
の一言を最後に、ルシアンは彼女の目の前から消えた──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-23 21:05:12
2529文字
会話率:64%
王太子リヒャードへの贈り物。そこへ毒を盛った幼馴染の令嬢。
彼女は国内でリヒャードの婚約者筆頭候補と目されていた。
令嬢を凶行に駆り立てたのは、果たして。
一方、守りたかった友人の命を、己の判断として奪わなければならなかったリヒャ
ード。
友人の不名誉を挽回することすら叶わず、心に深い傷を負った。
そんなリヒャードの元へ、宗主国の皇女バチルダが婚約者として訪れる。
バチルダは言った。
「そなたがいかにわらわに無礼を働こうと、この身を斬って捨てるような隠匿のかなわぬ著しい狼藉でもない限り、なんの咎もないということよ。
わらわは貴国への親愛を示す献上品である」
※ ざまぁはありません。
アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 18:23:50
70020文字
会話率:34%
「ある日」。「ここ」ではない「どこか」。何かしらの「サービス施設」の中。実際には「スピーカー」が震えているだけの「偽物の声」が、ペチャクチャと「お上品」に喋りだす。チヤホヤうそぶく「猫なで声」を真に受けるのは、おそらくきっと、「個々」という
にはあまりに似すぎた、「鏡面のような顔」をした奴らに違いない。
こんなところで、「場面」は整うだろうか?
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-12 14:05:04
3705文字
会話率:0%
幼馴染がいじめにあっている。そう聞いて黙っていられるほどユズカはお上品にはできていない。主犯格の男子生徒を捕まえて、一週間後の決闘を申し込む程度にはイカレているのである。
XIさまの「男前ねえさん企画」参加作品です。
最終更新:2022-11-12 00:00:00
5000文字
会話率:45%
異常なほどに気が小さいエルディアは、メディット伯爵家の次女。
女伯爵になる予定の姉マルティナのスペアだ。彼女はそのことを悲観したり拗ねることもなく、せっせとスペア要員としての役目に精を出していた。
ところが姉に成績優秀でしかもイケメン
の婚約者ができたことで、彼女はスペア要員ではなくなった。
自由になったエルディア姉の通う王立女子学院ではなく、共学の王立学園に入学した。
親はそこで自分の婚約者を見つけてこいと言った。しかし彼女には別の目的があった。それは初恋の人を遠くからでもいいから眺めていたいと思ったからだ。
そしてその初恋の相手は身分が違うので、絶対に結ばれることはない。だから、結婚しなくても一人でも生きていけるように、勉強に励もうと思った。ところが、何故か生徒会役員となって、図書館ではなく生徒会室に日参することになってしまった……
ちょっと変わり者の少女の話。モチーフは『俺たちは天使じゃない』ですが、彼らと違ってヒロインは一応お上品?な白爵令嬢です。犯罪者ではありません。
完結しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 11:00:00
50694文字
会話率:23%
「お前はもう家族の一員ではない」リヒトにそう告げたのは吸血鬼となった父親だった。優秀な兄弟たちも吸血鬼と化し、人間はリヒトただ一人。兄弟の中で唯一魔法が戦闘向きではないリヒトは家族という間柄から追放され、吸血鬼の王への献上品となるはずだった
。しかし家族たちは知らなかった。養子という立場上、リヒトは実力を隠さなければならなかったことを。兄弟たちに忖度し続けて来たが、家族で無くなった以上、もうその必要はない。リヒトは天性の殺害スキルを持って襲い来る家族を楽勝で返り討ちにし、これまでのツケを払わせるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-20 20:01:07
8717文字
会話率:51%
清い関係のまま結婚して十年……彼は私を別の男へと引き渡す
◆◆◆
幼い頃、大国の国王へ献上品として連れて来られリゼット。だが余りに幼く扱いに困った国王は末の弟のクロヴィスに下賜した。その為、王弟クロヴィスと結婚をする事になったリゼット。歳
の差が9歳とあり、旦那のクロヴィスとは夫婦と言うよりは歳の離れた仲の良い兄妹の様に過ごして来た。
そんな中、結婚から10年が経ちリゼットが15歳という結婚適齢期に差し掛かると、クロヴィスはリゼットの嫁ぎ先を探し始めた。すると社交界は、その噂で持ちきりとなり必然的にリゼットの耳にも入る事となった。噂を聞いたリゼットはショックを受ける。
クロヴィスはリゼットの幸せの為だと話すが、リゼットは大好きなクロヴィスと離れたくなくて……。
*この作品は、アルファポリスと魔法のアイランドにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 10:14:13
44104文字
会話率:52%
俺が恋したのは、とある喫茶店の看板"猫"でした——
「——あのっ、荒巻祐也君ですか?」
夏休み明けの学園生活初日。
学園に足を運ぶ荒巻祐也(あらまきゆうや)を、一人の少女が引き止める。
「うわぁ、祐也君ですっ!
」
祐也の顔を目の当たりにして明るい笑顔を咲かせている少女の名前は、芹崎有香猫(せりざきあかね)。
少女の上品な佇まいと、銀色の端正に整えられたロングヘアの髪、そして顔立ちの良さから、祐也はその少女に一目惚れをしてしまう。
祐也は募る想いを抑えることができずに、町で唯一の喫茶店「CATS」の看板猫であるミーシャに有香猫への想いを打ち明けるのだが、その瞬間にミーシャの様子がおかしくなってしまう。
近くにいた喫茶店のマスターまで動揺して、挙句の果てには次の日に出会った有香猫まで祐也から顔を背けてしまう始末に。
戸惑いを隠せない祐也は、なんとか自分に言い聞かせてその場をやり過ごすのだが、有香猫や旧友の古川蓮(ふるかわれんと)学園生活を過ごすうちに段々と有香猫とミーシャの秘密が明るみに出てきて……
※この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-04 19:26:53
57983文字
会話率:38%
大変お美しいご婦人の、意外な姿がですね?
最終更新:2022-05-05 20:00:00
1145文字
会話率:16%
ライティーザ王国アレキサンダー王太子は、執務室に一人の訪問客を迎えた。出入りの商人のカールだ。イサカと周辺の町の交易に深く関わっている。東の地の復興に関わる商人の一人であり、アレキサンダーの手足となって働いている。
ある日、カールが
、南方を旅してきた知人から仕入れたという、珍しい品をアレキサンダー王太子に献上した。
砂利のような木の実の殻のような、珍妙な見た目をして、名前も加加阿という、何から何まで珍妙な品だ。
その加加阿をきっかけにした、執務室でのお話。
マグノリアの花の咲く頃に 本編第一部 第二章終わりから第三章前半の頃のお話です。
キーワードは本編を加味しています。
本編読後を強くお勧めいたします。
第一部https://ncode.syosetu.com/n9505gp/
第二部https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第三部https://ncode.syosetu.com/n2035gy/
第四部https://ncode.syosetu.com/n2114hd/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-14 10:00:00
3292文字
会話率:54%
一九三〇年、当時十八歳だった少女は、自身の名字の由来である『先祖の故郷の地』を探す旅に出たまま消息を絶った。
これはキャロライン・ルルイエが友人に当てて送った手紙や、キャロラインに同行していた叔母の日記に加え、当時の新聞記事など集めら
れる限りの資料を並べて記すモキュメンタリー……すなわちドキュメンタリー風のフィクションである。
ええ、フィクションです。
フィクションでありますとも。
すべてフィクションです。
クククククッ……
サン・ジェルマン伯爵とキャロラインの祖母とを繋ぐ、呪われしブルーダイヤの婚約指輪。
都市伝説でおなじみの、謎の漂着物ブロブスターに、空から魚が降ってくるフロッキー現象。
ニューヨークに向かうはずの船はインスマウスに流れ着き、大いなる種族との会合を経て、ハリウッドにニャルラトホテプが潜むと突き止める。
旅の果てにキャロラインは、ルルイエを見つけられるのか?
そこで彼女を待つ運命とは……?
マグネットにて初出。
カクヨムにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 22:00:00
120940文字
会話率:10%
『ローズマリーの紫の薔薇』と慕われる、上品でおしとやかなカトリーナ王女。彼女にはもう1つの顔があった。「クロムしゃまあああ、しゅきいいいい♡」
そう、推しが絡むと豹変する限界オタクなのだ。前世で加藤莉奈(かとうりな)という名の彼女は、ヒロ
インが死にやすい乙女ゲーム『バラミラ』の脇役にどっぷりハマッていた。
王女となった莉奈は、今日も推しを称える。「渋くて素敵。孤独な彼を、私が笑わせたい」。けれど推しは暗殺者。ヒロインであるカトリーナの命を狙っていた。
おしとやか(?)な王女は、暗殺の脅威を避けて推しを笑顔にできるのか?
途中退場するサブキャラの彼を引き留められる?
攻略対象よりも暗殺者が好きすぎる王女の挑戦が、今、始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 13:13:06
173117文字
会話率:39%
異世界を舞台としたゲーム中の登場人物に転生してしまった女子高生……が主役ではなく、その彼女に体を乗っ取られた貴族令嬢が主役の物語です。
上品なお嬢様と思いきや、ゲームの世界では、イジメ、嫌がらせ、殺……あらゆるハラスメントを繰り出す悪役
令嬢!? ちょっと怖いんですけど。
そんな異世界ゲームの登場人物が日本に転生。
しかし、ゲームの中の世界って、実在し得るのでしょうか?それは、れっきとしたサイエンス・ファンタジー(疑似科学)。
転生後の悪役令嬢はどうなったのか。なかなか知られることのなかった、その先の物語を書いてみました。
異世界人にしてみれば、私たちの世界こそが異世界。文化が大きく違う世界での暮らしは、なかなか大変そうです。
発信力がないので、この作品は別の小説サイト「エブリスタ(https://estar.jp/novels/25921102)」にも掲載しています。
2022/01/11折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 12:29:13
81507文字
会話率:60%
濃厚なミルクがふんだんに練り込まれたパンは、刷毛で塗られた溶き卵により艶々と太陽のように照り輝いており、絹のようにきめ細やかで、どんな高級羽毛布団よりもふかふか。口の中に放り込んだ途端、そのしっとりとした食感とほんのりとした上品な甘さの虜
になってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-18 20:16:27
719文字
会話率:0%
えIデザートはプリン推奨です!?聞き間違えの方向性が・・・自分のおばさんぶりが楽しくてしょうがない今日この頃。いえ、世間には上品なおばさまのほうが多いと思います。ただの空耳と独り言です。いつもお付き合いいただきありがとうございます<(
_ _)>(*^-^*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-05 17:51:33
324文字
会話率:19%
ターブルロンド皇国の女公爵、アンジェリク・エルドラド。未だ幼く十三歳の彼女は、しかしベアトリス・ターブルロンド皇女殿下のお気に入り。彼女からの最上位の慈悲を受けたアンジェリクは、リュカ・フォルクロール伯爵令息を執事として従え今日も彼女への献
上品を求めて街を行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 20:52:00
54325文字
会話率:81%
これは普段から交流していただいている作家の皆様にお贈りしたファンアート(FA)を集めたものです。
とくに決まりはないのですが、どのイラストも相互お気に入りユーザー様となってしばらくたった後、私の側から自発的に贈らせて頂いたり、FAのお返
しとして描かせて頂いたものばかりとなっております。
お相手の作品に対するFAですので、作家様ご本人はもちろん、読者の方もいらっしゃることなので、皆さまの気持ちを大切に、誠意をもって描かせていただくのを指標としております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 20:40:02
8622文字
会話率:8%
新進気鋭のお笑いコンビ『ヒロとユイコ』!
ヒロの自由なボケにユイコの鋭くも上品なツッコミが突き刺さる!
今日のお題は『ハットトリック』!
どんなヒロユイワールドが繰り広げられるのか!
それでは『ヒロとユイコ』のお二人、どうぞー!
『第3回
「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 17:39:21
1000文字
会話率:100%