ありふれた恋を、あなたと一緒に。
代り映えのない無難なバニラ味のような、そんな恋を。
最終更新:2024-11-04 03:31:40
2959文字
会話率:21%
「日常」、あなたはこの言葉をどう思うだろうか?
私が思うには、日常とは以下のような事だろう。
朝七時頃に目覚ましの煩わしい騒音に叩き起こされ、目玉焼きと味噌汁と白米を腹に入れて学校に行く。
学校に着いたら、適当に四限まで授業を
受けて昼休みは友達と昼食を食べながら漫画の最新話の話でもするのだろう。
午後の眠くなる歴史の授業を乗り切って、部活動で嫌いな先輩の武勇伝に愛想笑いをしていたら気付いたら空は暗くなっている。
家に帰れば、録画しておいた深夜アニメを観ながら夕飯を食べ、その後はお風呂に入る。風呂から上がり、友達と通話しながらゲームでもしていたら11時ぐらいだ。
友達との通話も終わり、お気に入りのAV女優でムスコを慰め、眠りの世界に入る。
これが、「日常」と言うものではないだろうか? この物語の主人公も、私と同じような日常を何気なく過ごしており、私と同じように「つまんない」と思っていた。
ありふれた「日常」、当たり前の「日常」、誰しもがつまらないと思うのは仕方のない事なのである。
だが、この当たり前に享受されている「日常」こそが何よりも大切な物だと言う事に気づくのは、一度失ってからなのだ。
この物語の主人公、神崎悠真はある日突然、「日常」を失った。
突如彼が住む九州の街に顕現した、自らを「神」と名乗る謎の男によって全てを壊された。
破壊、蹂躙、鏖殺、彼の目に映るのは真っ黒な絶望の景色のみであった。
だが、絶望の闇に染まった彼の前に突如として現れた銀髪の少女は、希望の灯火そのものだった。
これは、手を差し伸べてくれた少女と始まる日常を取り戻す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 20:21:13
557768文字
会話率:50%
高校の入学式を翌朝に控えた、とある春の夜、就寝中に突如として異世界へ転移してしまった一人の少女。
不可思議で、まるで現実味のないその出来事は彼女の兼ねてからの憧れで、夢としても掲げる「異世界転生」とほぼ同義であった。
現実とはとても
言い難い世界で目蓋を開いた少女は、ザ・シスターな風貌の女性と出会うことになる。
しかし、少女の発言に違和を感じて表情が曇り始めた彼女は、鑑定スキルを使用するが、ますます様子がおかしくなり始め……。
更に少女が妄想に妄想を重ねて想像していた異世界転生とは、どうも何かが食い違っていて──。
何だかんだあって結局現実の世界で朝を迎える少女は、幼なじみとともに、自身らの入学式が催される高校へと向けて足を運んでいくのだった。
小さい頃から食べることが大好きな二人の少女は、同じくして食べることが好きだと言う少女たちとの出会いもあり、高校生としての新たな生活に食を交えて全力で謳歌したりしなかったり。
賑やかになっていく日々は少女を取り巻き、特に異世界に転生とかするわけでもなく(?)、ただただ愉快に平和な時間で彩られていく。
夢は異世界転生、勉強は不得手。食べるの大好きだけど苦い物は苦手。
特殊なスキルがあるわけでもないのに、異世界との繋がりを持ってしまった、極々普通の一般的な少女が待ち受ける運命や如何に────。
「え、別に事件とか急展開とか何も起こらないって? そんなまさか、嘘でしょ? じゃあ私の存在意義って一体……。本編始まってもないのにもう実質リストラってこと? っていうかあらすじでこんな大胆に展開のネタバレしちゃって大丈夫なの?」
そんなこの物語は、何かが起こりそうで起こらない、何気ない少女たちのありふれた日常をだらだらと描いた、空気系飯テロコメディ。
笑いあり、涙は九分九厘無しの、そんなお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 12:24:14
81667文字
会話率:34%
ありふれた日常の中の雨の日。
キーワード:
最終更新:2024-11-01 19:43:59
1751文字
会話率:40%
「お前との婚約を破棄する!」ヘンドリック第一王子の宣言に、婚約相手である侯爵令嬢は微笑んだ。
「承知しました。だって夢の中の話ですもの。痛くも痒くもありませんわ」
夢? 彼女は何を言っているんだ? ショックのあまりエルフィナ嬢は気がふれたの
か? 周囲はそう解釈したが──。
ハロウィン短編です。フィクションをお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 12:01:37
3767文字
会話率:48%
なんてことはないごくありふれた日常……なんてあらすじはさておき、偽善者の外伝
最終更新:2024-10-31 00:00:00
88434文字
会話率:40%
白佑は、本来なら中学三年生になるべき年齢で、中学二年生になっていた。
過去の自分をすでに忘れてしまっていたが、彼はこの日常がどれほど貴重なものであるかを理解していた。だからこそ、彼の中では、この日常を守るためなら、すべての変数を捨てても惜し
くはないと考えていた。
そんな彼の日常は、過去から来た少女、奈音鈴が彼の前に現れたことで終わりを告げた。生きるための出会いから友達へ、そして友達から恋人へ……このありふれた脚本の中で、白佑は少しずつ彼の過去を取り戻していった。
忘却から始まった出会い、そして振り返りながら愛に至る。たとえ過去がどれほど汚れていても、進み続ける勇気を与えてくれる人がいる。
「私たちの恋は忘却から始まる。」
これは、白佑と奈音鈴だけに紡がれた青春ラブストーリーである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 17:43:23
76620文字
会話率:54%
「良い王様になれ」
理想論を託して兄は永き眠りについた。
弟に祝福と言葉の呪いを託して――
再び目が覚めた時、そこに広がっていたのは苦しみにあふれた世界だった。
理想とはかけ離れてしまった世界を見て兄は王になった弟に会いに行くことを決意
する。
毎週、土曜の夜に投稿です。カクヨムでも投稿しています。
展開が早く読みごたえがあり面白い物語をモットーに書かせて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 03:00:00
339460文字
会話率:41%
いまではないいつか。 ここではないどこか。
超常の力に満ち溢れている世界で織り成される魔法と剣と恋愛に、ちょっとした科学の物語。
王国の辺境貴族として生を受けたシトラス・ロックアイス。
彼には不思議と人を惹きつける魅力があって……?
最終更新:2024-10-27 17:10:00
914207文字
会話率:29%
会社からの帰り道。
一条明はミノタウロスに出会い、殺された。
そして、明は過去へと戻り――――また再び、非日常へと変化したこの世界を繰り返す。
世界はまだ知らない。この世界に、モンスターがあふれたことに。
人々はまだ知らない。その日常が、
もうすでに壊されていることに。
この世界がいずれ滅びることを、彼だけが知っている。
レベルやステータス、スキルを引き継いだ、強くてニューゲーム。
これは、モンスターが現れた世界で彼が必死に生き足掻く、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 15:21:39
952440文字
会話率:32%
異世界に行って世界を救う。そんなありふれた都合のよい、物語のあとには続きがあった。
数年後、とある事情により強制送還された地球から、異世界に出戻りを果たした俺。美少女に囲まれてウハウハする筈が……何やら様子がおかしいぞ?剣と魔法が主役の
この場所で、俺の新しい人生の物語が幕を開ける。「何でもかんでもうまくいくと思っていたら大間違いだ。この世界はよくある空想のおとぎ話のように、甘くはない」。元最強魔術師の異世界出戻りファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 00:22:35
363821文字
会話率:37%
とある日平穏な山奥で暮らす少年アルラ・ラーファは優しい家族や幼馴染、村の仲間に囲まれ、ありふれた日々の幸福を謳歌していた。ただ一つ彼について付け足すなら、少年は魔法が使えない。この世の誰もが生まれ持つ魔力を持たずして生まれ落ち、誰よりも
非力ながら優しく育っていた。
異能と異能、罪と罪がぶつかり合うこの世界で少年は生きてゆく。
人間として、復讐者として。奪われた全てを取り戻すために、彼はその身に憎悪を宿す。
彼はただ、運命に抗い続ける。
その鐘が鳴る日まで―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 15:00:00
1358267文字
会話率:29%
イラスト:源まめちち
ホッとしたいとき、おいでよ! 私たちのまち茅ヶ崎へ!
芸能の街、湘南、茅ヶ崎で繰り広げられる日常は、普通の街とは一味ちがう非日常。
恋愛したい、遊びたい、青春したい!
のんびりした湘南の田舎町、茅ヶ崎に
住むフルーツの香りがする夢のようなJK、白浜沙希。香水、柔軟剤、その他香料不使用。
今年こそは変わるぞと意気込んで近くの海まで一人で初日の出を見に行った高1の元日。
あれれ? 気付けばもう高2のクリスマス。
今年も私の一年は陸上部と勉強、ときどき遊びの繰り返し。
そんなどこにでもいるようなありふれた私だけど、友だち、部活仲間、地域の人たち、息を呑む素敵な街の風景、ときにつらいこともあるけど、たくさんの出会いやふれあいが、自身を日々大きくしてくれた。
そうか、きっと青春って大人になっても、気持ち一つで何度でも訪れるんだ。
※本作執筆にあたりまして、神奈川県茅ヶ崎市と福島県福島市飯坂温泉に店舗等を構える以下の皆さまに掲載許可をいただきました。誠にありがとうございます!
・神奈川県茅ヶ崎市
香川屋分店(メンチ、サザンコロッケ等)、湘南ちがさき屋十大(湘南江の島タコせんべい等)経営者ご夫妻、茶商小林園(サザン通りのお茶屋さん)、自家製麺屋登夢道(小出県道のバイパス下、赤羽根交差点のラーメン屋さん)
・福島県福島市飯坂温泉
ほりえや旅館(婿旦那さん)、土産屋(友ちゃん)
(50音順掲載、敬称略)
※本作は『私たちは青春に飢えている』の改稿版です。既存のお話を加筆、修正したほか、一部は完全新作の挿話となっております。
※カクヨム、pixiv、pixiv文芸でも掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 21:26:45
327417文字
会話率:42%
恋愛したい、遊びたい、青春したい!
のんびりした湘南の田舎町、茅ヶ崎に住む私、白浜沙希。フルーツの香りがする夢のようなJK。香水、柔軟剤、その他香料不使用。
今年こそは変わるぞと意気込んで近くの海まで一人で初日の出を見に行った高1の元
日。
あれれ? 気が付けばもう高2のクリスマス。
多くの友だちは彼氏とデート。私は例年通り家族でクリスマス。
今年も私の一年は陸上部と勉強、ときどき遊びの繰り返し。
トラックを延々と周回するような何変わらぬ日々から、いつになったら抜け出せるの?
そろそろ進路も決めなきゃいけないけど、将来の夢も見つからない。
そんなどこにでもいるようなありふれた私だけど、友だち、部活仲間、地域の人たち、息を呑む素敵な街の風景。ときにつらいこともあるけど、たくさんの出会いやふれあいが、私を日々大きくしてくれた。
好きな人もできた。
そうか、きっと青春って大人になっても、気持ち一つで何度でも訪れるんだ。
※本作執筆にあたりまして、茅ヶ崎市内の方々にご協力いただきました。出版された際はご自身お店に置いてくださったり、本屋さんに置いてもらえるよう頼んでくれるとのお声も複数いただき、大変感謝しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-09 22:44:10
86754文字
会話率:42%
絵物語に出てくる英雄に憧れる少女アリスは母親の教えの下、姉妹として育ったマリアと共に小さな田舎町で鍛錬を続ける日々を送っていた。
そして、とうとう待ちに待った15歳の誕生日を迎えた次の春、アリスは英雄へ至る第一歩として魔物の討伐やダンジ
ョン探索の依頼を請け負うことができるハンターの資格を得るため、マリアと共にハンター協会本部が存在する迷宮都市ファンタズムへと旅立つのだった。
これは、英雄に憧れるありふれた少女たちの冒険の物語である。
※昔ながらの王道ファンタジー路線で少女たちの日常を描く物語となりますので、異世界転生・転移といった要素は出てきませんのでご了承ください。
また、主人公のアリスはそれなりに才能がある方ではありますが、ごく平凡な女の子なのでチート能力や無双描写もありませんのでご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 00:03:19
114546文字
会話率:42%
『そう。また来年。それまで、またね』
こちらはシリアス成分多めの、ショートショート群。
どうしようもない行き詰まりを感じる話だったり、希望にあふれた物語だったり。
どの話も単独で、サラッと数分で読めるので、軽い気持ちで読んでいただけると幸
いです。
※2024年7月にX(旧Twitter)上で行われた、「文披31題」でお題に沿って書いたものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 16:13:58
2855文字
会話率:5%
木戸馨は今年の春から高校に通い始めた一年生。遅刻欠席もなく学校に通い平日はアルバイトをこなす平凡で影の薄い男子高校生です。でもただひとつ違っていたのは、極度の写真馬鹿だということでした。なんせ写真を撮るために週末は女装をして町を回っている
のですから。
まったり日常系の、女装系カメラ男子のお話です。ぐだぐだゆるゆる書いていきます。いわゆる既存の「女装すれば女の子とうはうは」とかそういう感じではないのです。女子校に潜入したって「友情」を重視しちゃいますからね。
2018.4.14 最新注意。中国サイトで無断転載があるようで、検索エンジンでタイトル名を入れると引っかかってしまいますが、どんなリスクがあるかわからないのでご注意ください。
本作品は日本語で書かれたものであり、日本の「小説家になろう」サイトにて公開されているものがオリジナルです。
※作中で男性同性愛とか、性別移行とか出てくるので、そういうのに微塵もふれたくないよ! という方はご注意を。主人公はカメラが恋人です。ボーイズラブタグつけてますが、本人がどうなるかは作者すらしらん!
ちょいと感想へのお返事などおくれております。ご容赦をー。
かきこみは大歓迎でございます。
なるべくお返事する方向で!
新・誤字訂正のご指摘ありがとうございます。
明らかな誤字は、修正させていただきますが、演出のためのものに関しては、一考し、場合によっては何が良いのかを検討させていただきます。
文法に関しては割と「自由にしてる」ところもありますが……はい。報告は大変に感謝いたします。
演出上、そうしているというところもありますので、そういう場合は、指摘しても治らない! ということがあるかと思いますが、ご了承くださいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 11:13:19
4757384文字
会話率:40%
忌まわしき中学時代の自分を払拭するために主人公新田将也(あらたまさや)は高校デビューを決意するが…。
キーワード:
最終更新:2024-10-15 04:19:31
64895文字
会話率:54%
色と色とが争い合う世界。それはいつの世も同じ。
色は綺麗だ。しかし、混ざり合うことで全く別の色になる。鮮やかでもあり、そして醜くも成り得る。
貴方の見ている物は単なる“色”だろうか?
ある人はカラーという。そう“個性”だ。この
世に同じカラーは存在するのか?
人にも、動物にも、そう生き物全てにカラーがある。
カラーとは何か。個性とは? 集団で生きる者にとって個性など必要無いのではないか。
いや、生まれ行く生き物全てにカラーは無差別に与えられていく。
否が応でも従わなければいけない己の個性(意志)。
その意志により形成されている世界。そんな世界に一人の青年が降り立った。
現代にありふれたごく普通の派遣社員・夢太。
ふとしたきっかけで、色がぶつかり合い、星と共に生きる異世界へと放り出された夢太。
この世界ではとある聖石を求め、世界のあらゆる人々が争い合っていた。
そんな世界で夢太は、幾多の出会いやトラブルに立ち向かう。
色と星が司る異世界ファンタジー!「君にカラー(個性)はあるか?」
これはただの転移・転生物ではない!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 22:17:33
579342文字
会話率:67%
演じることが好きだった。
自分ではない“誰か”になるのが楽しくて仕方なかった。
だから演劇も続けていた。
それでも将来は、ありふれた会社で働いて、普通に結婚して、子供を育てて、自分が自分である事に忙しくなっていって……きっと演じる事か
ら離れていくんだろうな、と思っていた。
そんな主人公が、1つの縁をきっかけに、役者の道へと進んでいく。
たくさんの“役の人生”をその身に宿しながら……
こちらは、いでっち51号様主催企画、『劇団になろうフェス』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 00:00:00
5729文字
会話率:61%
家族から虐げられている伯爵令嬢のエレインは、父にこんなことを言われる。
「汚らわしいお前にピッタリな仕事を与える。床に額をこすりつけ、誠心誠意の謝罪をしてくるのだ」、と。
詳しく話を聞いてみれば、王国内でも大きな権力を持っている公爵家に嫁
いだ義妹が、当主の娘に手をあげたらしいのだ。
その現場を見ていた当主は怒り心頭で、義妹との縁を切ったらしい。
大きな権力を持つ公爵家に敵とみなされたら、貴族社会で孤立すること間違いなし。
そんなことを危惧した父は、エレインを謝罪に向かわせることを選んだ。
つまりは、やらかした義妹の尻ぬぐいという訳だ。
思うところはあれど、エレインに拒否権はない。
謝罪をするため、重い足を動かしながら仕方なく公爵家へと向かう。
その先で待ち受けていたのは、想像を絶する絶望。そして、それを綺麗に塗りつぶしてしまうくらいに、幸せに満ちあふれた生活だった。
※他の投稿サイト様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 20:12:31
42032文字
会話率:25%