夏の終わりを告げるある日の事、一人の男が生まれて間もない赤子を拾った。腑に落ちないと小言を漏らしながらも、彼はその子を自らの娘として育てることにした。笑顔がよく似合うその愛らしい赤子は彼を父と呼び、たった一人の家族として彼を敬愛した。
…彼
は、そのお転婆な小さな娘に愛情を注いで。立派な女性に育て上げることを心に誓い、彼女の幸せを願っていつかは手放すことを決めていた――。
けれど、脆くて歪なその関係は時を得るごとに音を立てて崩れ、二人の仲を引き裂いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-26 20:06:15
121285文字
会話率:48%
キリアン王子は光り輝く美貌の持ち主。なのに一向に妃が見つからない。見合いの相手がなぜかみんな逃げ帰ってしまうからだ。※自サイトより転載したものです。
最終更新:2012-11-20 19:10:19
10177文字
会話率:61%
『彼女』に言われるままに、俺は冷たい冬の川に入った。この先、何が待ち受けているのかも知らないで。情けない俺と頼もしい猫の物語。※自サイトより転載したものです。
最終更新:2012-10-14 09:23:10
4960文字
会話率:35%
病人の看病のため『私』が連れてこられたのは窓のない不思議な小屋だった。暗闇に潜み姿さえ見せようとしない『何か』との暮らしが始まる。 ※自サイトより転載したものです。
最終更新:2012-10-13 19:19:54
27529文字
会話率:41%
機械国の第二王子・ウィルは森の奥で一人の少女と出会う。ソフィアと名乗る少女の記憶は、指輪に刻まれた古代の魔術によって封印されていた。
指輪の解呪方法を求めて旅立つ二人。
何故、記憶は封じられているのか、少女は一体何者なのか。真実を求めて旅立
つ二人を待ち受けるものとは……。
(自サイトからの転載になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-14 09:00:00
189164文字
会話率:48%
気付けば真っ白な空間と真珠色の少女。神様がいうには、その世界は崩壊の道をたどっているらしい。その回避に必要な勇者は俺――じゃない!? しかもその『勇者』が人間を滅ぼさないように、俺はそいつと仲良くならなきゃいけないだと!? 脇役主人公の人
生と命、ついでに世界の命運がかかった、お友達大作戦の異世界ファンタジー。現在、更新停止中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-31 21:00:00
137127文字
会話率:45%
相棒フェイと探偵を営むリュークは毎晩未来の夢をみていた。それは絶望する世界の破滅の夢だった。そんなリュークの前に夢で見た女とそっくりな少女が現れる。その少女は世界の命運を握る存在だった。リュークは国を揺るがす事件に巻き込まれていく。
最終更新:2012-10-28 19:34:11
8899文字
会話率:30%
詐欺の嫌疑がかけられた少女は、とにかく嘘が嫌い。そんな彼女に身分を偽って近づいたアルバートは、疑いをきっちり晴らしたものの、身分詐称についてとことんなじられる始末。二ヶ月かけて謝り倒して、どうにか少しマイナスの現在だ。できればプラスに傾けた
い彼に、彼女の誕生日という絶好の好機がやってきて──。第160回コバルト短編小説新人賞、選外です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-10 13:44:20
8438文字
会話率:37%
未来可視の力を持つ〈翡翠の巫女〉ナスターシアは逃げていた。王にあることを伝えるため、教団の追っ手を振り払い、〈沈黙の森〉に逃げ込んだ彼女は、謎の青年クロウと出会う。その瞬間、彼女の見ていた「未来」が狂い出す――
巫女と賢者のラブファン
タジー。※のべぷろ投稿作品を転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-29 00:00:00
27289文字
会話率:43%
白雪姫が迷い込んだ森の家にいたのは、7人の王子様だった!? 7人の王子と暮らす白雪姫を狙う人物、そして王子たちの隠された過去とは――。『世界で一番美しい女』を探す大国の王子とその従者たち。『森の家』の出来事を傍観する魔法使いと精霊たち。奇妙
な縁が一つずつ絡み合い、彼らを一つの物語へと導いていく……。
逆ハーレムな異世界ファンタジーです。逆ハーレムといいつつ、あまりイチャラブはしてません。王子様たちの友情や家族愛もあり。恋愛未満な白雪姫と王子様の成長物語。※のべぷろ、エブリスタ掲載作品を転載しています。続編『白雪姫と7人の王子様+αⅡ』連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-20 12:02:06
257504文字
会話率:42%
かつて闇に覆われていた世界『オリヴィエール』。そこに暮らす、騎士を目指す少年・ラルフは、父親の形見の腕輪を巡る冒険に巻き込まれていく……。
最終更新:2012-09-23 09:00:51
428文字
会話率:0%
▼あらすじ
宿敵オードを追って旅をしてきたアイネスは、オードが目撃されたという森のなかでエルフのエーデルワイスと出会う。
戦士の主人公にエルフのヒロインを据えた古典的ファンタジー。
男は川の流れに導かれて旅をし、遙かな海を目指す。
▼ご挨拶
みなさん初めまして、太陽ひかると申します。今回この場をお借りして『いつか海にぶつかる日まで』という小説を発表させていただきました。
これは戦士の主人公にエルフのヒロインを据えた古典的なファンタジー小説で、色々な新人賞に出してみましたが、第23回のファンタジア大賞で一次通過したほかはどこへ出しても一次落選でした。選評によると「古い」ということです。私もそう思います。が、私としては非常に愛着のある、可愛い、我が子同然の小説です。今までそれなりの数の小説を書いてきましたが、こんなに何度も手を入れて、化粧し直してやった小説はほかにありません。
もしこの小説を読んで少しでも楽しんでいただけたら、作者としてはとても嬉しく思います。
また本作は二〇一〇年三月に『Arcadia』で公開したことがあります。そのとき私は『penpen』と名乗っていました。本作がファンタジア大賞で一次通過できたのは、当時Arcadiaで感想を寄せて下さった皆様のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
改稿を繰り返した結果、Arcadiaで公開した当時とはだいぶ異なったものになっていますので、当時お読みいただいた方でも新鮮な感覚で読んでいただけるのではないかと思います。
二〇一二年七月二十一日 太陽ひかる
本作は『カクヨム』と『Arcadia』でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-22 07:23:08
89023文字
会話率:60%
お金持ちになるんだ。
町中の娘から、ある足のサイズのたった一人が選ばれるのなら、なんとしてでもその靴に足を入れてやる――。
シンデレラをモチーフにした短編。
やたらとガッツがある女の子が、成り上がるためにやらかすお話となっており、
ちょっとグロ注意です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-19 18:56:24
4452文字
会話率:31%
読書とミルクティーを愛する姫君に神様は退屈を許さなかった。何を追えばいいのかわからない。何を目的にして進めばいいのかわからない。けれど解かなければやがて国は終わっていく…好奇心旺盛な姫君と皮肉屋の騎士が、突如現れた奇術師によって壊されていく
現実に対抗するため頭脳戦に躍り出る。静かなる戦争の勝者は、果たしてだれなのか。そして謎の根底にある深い楔とは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-10 11:50:45
81155文字
会話率:46%
艶やかに残酷に少女は言葉を紡ぐ。少女の詭弁に踊らされながら、今日も彼らは議論を交わす。小さなお菓子のような、ほんの少しだけ甘い短編集。現在連載中の「Mädchen Lippen」の番外編。ネタバレ含むので本編の第一章をお読みになってからの
方が良いかと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-10 13:00:00
8653文字
会話率:52%
北欧の小国・ヴァーヴィット公国。
ロイウェン城に住む少年国王、セディ・ヴァーヴィットには、誰にも言えない秘密があった――……。
少年城主と吸血姫、そこに盗賊の少年が加わって?
ドタバタの【シリアス】ラブコメディ。
最終更新:2012-07-08 19:00:00
1956文字
会話率:8%
アヴァロン王国の伯爵家令嬢ミランジェが夜会で出会ったのは見知らぬ紳士エセルだった。
その出会いのよって、ミランジェは自身の秘密と王国の暗部に直面することになる。
ロマンス小説のようになんていくわけもない、黒くて煤けた物語。※恋愛要素はほぼあ
りません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-08 00:20:00
70267文字
会話率:47%
複数の作者による空想の街を舞台にした群像劇。この作品は、ツイッター上の「空想の街企画」というイベントに投稿したものです。
空想の街とは、街の設定に基づいて各個人がその街の住人となり、イラスト、ノベル、ポエム、短歌、都々逸、俳句etc で「空
想の街」での出来事を描いて遊ぼうという企画です。
街の設定。
時計塔がある。
塔に地区がくっつくようにして街になっている(地区ごとに雰囲気やカラーが様々)(例:和風・西洋風・外国風・下町風・中東風・現代風・物語風etc)。
地区の間には細い水路が流れている。
街中に環状線「丸ノ形線・通称マルケー」が通ってる。
駅名は南区から時計回りに「能登洲→橋本→汁輪→ケントルム→ミゼン→ウィア・アクア→ノルド・アンゴロ→ジェスル→リマニ→第一東→第二東」となっています。
街の東は海と隣接。
時計や細かい技術、工芸品が特色。
地盤沈下で以前の住人が街を捨てる→数十年後移住してきた人たちが時計塔を核に地域を継ぎ足していく→数十年後(現在)
現在は地盤沈下の問題は技術力で解決している。
他の街(森の向こう)とは交流あり。ただし、作品内に実際に登場するのは街の中だけとする。
街主という街をまとめる役職がある。現在の街主は30代始めの中肉中背な温厚なお兄さん。時任ケイ。独身。
通貨単位は「クルーク」(1クルーク=20円)
基本ツイッターの投稿したまま載せています。「#空想の街」以外のハッシュタグが付いてるものはそのタグごとの作者様とリンクしています。(例:#狐=日下部あまね)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-14 20:52:32
74479文字
会話率:0%
家出少年レインが、城塞都市「ティル・ナ・ノーグ」を舞台に、仲間と冒険したり、戦ったり(?)、迷ったり、落ち込んだり、励ましたり、励まされたり、街の人の依頼を受けて走り回ったり、そんなお話。気軽に読める、児童文学風味のファンタジー(になる予定
)です。 ■これは、西洋ファンタジー創作企画「ティル・ナ・ノーグの唄」の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-09 00:58:58
34845文字
会話率:38%
主人公が道端でヒロインのメイドさんと会って、そこから色々と面倒な事件に巻き込まれていく話。れっきとしたファンタジーです。江戸時代に転生とかそんなことはありません。ばりばり西洋風です。※注意※この小説は近松門左衛門著の『冥土の飛脚』とは全く関
係性がありません。単に作者が古典の勉強をしていたときに思いついただけの勢いで創り上げたものですので読む際には十分ご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-08 21:45:34
27343文字
会話率:40%
日本、戦前より銅山で栄えた秘境の温泉、そこに伝わる人魚伝説と奇形の少女。訪ねたのは、西洋のイカス吸血鬼とロリフェイス魔女っ子ボインちゃんだった。そこで見たものは、手足をちぎられた尼の死体だった。
設定大量ぶち込み型−−温泉宿サスペンス&a
mp;ホラー&アドヘンチャー&ラブロマチカ、ファイナルファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-08 16:27:28
14693文字
会話率:32%
――――――西洋に限らず様々な地域の伝承、歴史に『魔女』という言葉は存在する。
現実とも幻想ともつかない『魔女たち』と、彼女たちを狩る為の特別な集団『神光騎士団』から左遷された青年、そして彼の下で、彼と共に騎士になろうと足掻いた『少女た
ち』が駆け抜けた日々の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-20 12:00:00
14679文字
会話率:47%
幻の煌国シリーズ第2話。
ローレリアンが苦難の末に王子の座へ返り咲いてから3年後。アレンは王子の護衛騎士になり、ローレリアンを影から支えるたのもしい存在となる。侯爵令嬢モナシェイラも王都へ帰還し王子との再会をはたすが、おたがいを思いやるあま
り二人は愛の告白すらできずにいた。そんなおり、政情不安定なローザニア王国では、次々に大きな事件が起こり……。
ローザニア王国の王子ローレリアンと未来の花嫁モナシェイラ、波乱の恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-20 09:52:55
351269文字
会話率:26%
時は文明開化の大日本帝国、年号は盟示???
そう現在の日本の過去とは違う、別次元の似た世界。
ここでは魔法文化が栄え、日の本の国に古来より伝わる魔術を守り伝えてきたが、文明開化の名の下に西洋魔法が民衆に広く伝わり利用される。
しかしその中で
闇となる魔の手も多く帝都に入り込んできた。
悪の手から、帝都を、人々を守るのだ!
・・・って感じになるかも^^;折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-18 13:00:00
23538文字
会話率:34%