トラックドライバーの「わたし」は、仕事の帰りに奇妙な夢を見てから、家族との間に違和感を覚えるようになる。
「馬鹿げたことを言っているのは分かっている。だが、もうひとりのわたしがいるとしか考えられないんだ」
ニセモノに会ったことがある男、平和
な町に潜む教壇の影、
目の前に自分と同じ姿を持つニセモノが現れたとき、あなたはどんな行動をとるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-17 23:13:58
13186文字
会話率:24%
それは誰が何処になんの目的で作り上げたのかすべてが不明。
分かっているのは空間に生じた歪みの向こうにはそれぞれ異なる世界が存在しているということ。そしてその歪みを通って異形なる物達魔物がそれぞれの世界へ侵入する機会を伺っているということ
。歪みを通じてそこと繋がってしまったせかいの人々は、さまざまな理由からその歪みへと訪れた。ある者は自分達の世界への魔物の侵入を防ぐため。ある者は歪みに先にある物への好奇心から。人は様々な理由でその歪みを潜りこの場所へとやって来る。そしてこの場所はそうした人々からいつの間にかこう呼ばれるようになった。『迷宮』と。日本にも一つの歪みが存在する。しかしそれを知る者はたった一人。彼はいかなる理由で迷宮へ挑むのか。これは迷宮探索者伊久津島準騎の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-14 00:00:00
107078文字
会話率:41%
世界の始まりは誰も知らない。もっとも古く分かっていることは海があり、大地があり、空がありそれぞれの場所で生物が存在していたこと。そして、竜(ドラゴン)が唯一言葉を持っていたこと。
竜たちは他にも言葉を持つ種族を生み出し、それぞれに”力”を授
け、彼らがどのように生きるか見守った。海、空に生きるものは他となるべく干渉しないように散り散りとなって各々の平穏な地を築いていた。一方大地に生きるものたちは他と共存をするものもいれば他を拒絶し、廃するものもいた。それはいつしか大きな争いとなり、多くの種族が滅した。竜たちは残る種族が滅びの道に行かぬよう、中でも特に”力”の強い種族たちにある樹を与え、彼らは再び大地から姿を消した。
竜が消え数千年の間、幾度も争いはあれど滅ぶ種族はなく大地には各々の国が誕生して栄えいった。いつしか皆が住まう大地を”アセド大陸”と呼び、その時代を”光樹の時代”と名付けられた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-11 17:26:42
378文字
会話率:0%
――何事も起きるときには起きる。
そう、それは誰しもが解っていることだろう。
しかし、いくら分かっている事象だとしても、個人の想像し得る範囲内から出る事はない。
予想外の出来事というものは、往々にして転がっているものである。
ぶつかったもの
が良いものか悪いものかは当たってみるまでは解らない。
俺は最悪のケースでそれに当たってしまっただけであり、自分から当たってやろうなどという愚かな考えを微塵も持ち合わせてはいなかった。
だがそれは予想外の予想外ともいう出来事だった。突如現れた巨大怪獣が東○スカイツリーを破壊するほうがまだ想像の範囲内である。
――考えられるだろうか、「もう一人の自分に出会う」なんて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-04 22:34:52
10025文字
会話率:46%
今思えば、一目惚れだった。
大学生になった原綾香は、彼氏という存在がいながらもサークルで出逢った会長の山内知樹に惹かれていく自分に気付く。
今ある幸せを取るべきか、それを壊してまで新しい恋に踏み込むべきか。
「そんなんじゃ、どっちみち幸せ
になれないよ。」
分かっているけど迷い揺れる心。
状況を楽しみながらも、悩み考え迷い、辿り着いた結論は.....
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-02 17:05:01
1714文字
会話率:40%
切っ掛けがあったとすればそれは親父殿の一本の電話だろうか。
「お前の生活を考慮してメイド、雇っといたから」
正直助かった。
家事をろくにしない今の我が家はカオス一歩手前までに汚れていたわけだから。
しかもメイドとか、なかなかに親父殿も分かっ
ているじゃないか!
ワクワクしながら待ってるとやって来たメイドさん。
フリフリのピンクの今風メイド服に身を包み、頭の上でピコピコと動く猫耳がなんとも可愛らしい。
ここまではパーフェクトだ。 ・・・・・・筋骨粒々のおっさんであることを除いてだが。
「今日から宜しくお願いします。ご主人様♪」
「チェンジっ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-26 17:00:00
1158文字
会話率:23%
それはある中学校の野球部の話。夏の大会前のこの大事な時期に、夜中に部室が荒らされるという事件が発生した。こんなこと許されてたまるものか、と野球部所属の三人はこっそりと夜の学校に忍び込む。犯人を捕まえてやると意気込む彼らの前に現れたのは。
青春x野球部xホラーのジュベナイル型ホラー!(作者自身が何を言っているのか分かっているのだろうか←)
7/23日に夏のホラー2015に提出予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-18 13:38:34
14922文字
会話率:32%
君のいる街にはきっと希望がある。
そんな君を好きになってしまった僕は、ついこの間のことを忘れることが出来ない。
あれは初めて君が僕に声をかけてくれた時の会話だった。
それはまるで夢に描いていた人間から声をかけられた気持ちだった。
た
だ、誰もその気持ちは知る由もなく、今は少しすれ違いさえ感じている始末。
ああなんでいつもこうなってしまうのか。
僕は人とコミュニケーションをすることが続かない、
そんな自分が本当に嫌いなんだ。
職場についてショックを受けたことが一つあった、
そのことさえ、君がこころの支えでいてくれなければ
とてもやっていられない。
でも今後、君と上手く関係を築けるだろうか。
君はいつも愛妻弁当を持ってきている。
君にはきっと素敵な彼女がいるのだろうか。
それとも、それは思い違いなのだろうか。
思い違いであって欲しいが、だいたいが、予想は裏切られるものであり、
今後の関係もうまくいかないものであるものだ。
そういう気持ちを小説にしてしまう僕は
本当に何か拠り所が欲しくて仕方のない青い鳥しかないのか。
いったいこの気持ちのまま上手くやって行くことが出来るのだろうか。
『絶対にうまくいかない』
その上、僕は、必ず嫌われる存在感なのだ。
どうしていつもそうなってしまうのか。
焦れば焦るほど行き詰まり感は増し、
今後の絶望を思わずにはいられない。
君がいなければ良かったのに、とさえ思うことがある。
あと、僕にあとほんの少し可愛い要素があれば
どんなに幸福だっただろう。
ぼくは、たださえこの感情を吐き出しながらも
何もすることは出来ず、
悪環境に身を投じてしまったこと、
なぜ父の言う通りにしなかったか、ということに
後悔を嘆くばかりだ。いつもそうだ、いつもそうなってしまうんだ。
君との関係が変わらなければ、1年後には今の仕事を辞めようとさえ思うようになった。
君との関係だけが、この30%しかない環境で日々をやり過ごす橋だてになっている。
このショックは当分癒されることはないだろうし、
今後の展開も期待出来ない。
やはり今回もそうなのか、この状況を打破するには人との関わりが必然だ。
何もなくても良い幸せそれはつまりそういうものではないだろうか。
必要とされている何かがあること、歩けること、自由であること、気持ちが十分に自由であること、それはそんな要項に入っている気がする。
きっと君は思い描いているだろう幸せがあって、自分がそれに十分に値しないことも分かっている。その気遣いや優しさが自分にはまだ計り知れなく持ち得ないものであって、
かと言ってそれはいつまでもそんなことも言っていられず、何処かに居場所を見つけなければならない、そんな日々を送っています。
あいつは所詮それまで、と言われようが仕方がない、それが現実であったということなのだから。
でもいま流れている音楽はそういう気持ちを優しく促してくれるものでもある。
確かに事は進んでいなかった。
だからといって、このように早合点してしまう意味も無かった。
だが日々はそのように進んで行き、穏やかに流れる雲を見ながら漂う気持ちを溢れる言葉に変えている、それだけだ。
今感じるのは、幸せの意味であり、
平和であることが本当の幸せかどうかは人それぞれなのだなと実感するようになった。
これはまだ誰にも言えない悩みでもあり、
でもそれだからこそ、その虚しさをいかに平和を実感出来るのか、想いはつのるのみ。
今にしてみればやはりそれは行く末恐ろしいことになるのではないかと思うのだが、
なにしろ、やってみないとわからないというのは、あの人の口癖である。
それ以外に思うことは自分ならこうするだろうとか、自分だったらこんなはずではなかった、ということであって、
いつまでたってもそれは頭の中から離れない事実でもある
肝心なことは何も変わっていない。
ただ、棘のある日々を遣り過し、1日を消化していくのみだけ。
そんな単純な世の中の仕組みに今頃気がついた自分にがっかりしている。
あの幾つかの年月は夢であったかのように引き裂かれ、
心臓にナイフを二本さされたまま生かされている、そんな心境である。
ところがいつもそういうところまで行かずにその一歩手前でエリスが現れる。
何かこのような分には身の丈に合わないそういうことになっているのか、家庭はすでに崩壊しており、手のつけられない状況だ。
君だけを心の拠り所にしてしまっていいのだろうか。
この悲しみは誰にも伝えることも出来ず、ただ淡々とした日々を氷の様に書き綴っている。
昨日見た夢は次の日の朝には無くなり、
夢でしかないことをまざまざと知らされる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-15 14:29:53
835文字
会話率:3%
時は戦争、『次世代生物兵器』通称『戦姫』が主格となった時代。
大日本帝国、第二十三区名称「握島」に配属された自分こと八木吉家は、戦姫を操る司令官として所属する。
勝てはしないのは分かっているが、後悔だけはさせない様に、彼女達に命令を出
そう。
まあ取りあえずは、偽善者ぶって、臆病に根暗で恐ろしく、とにかく虚勢を張っておくか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-03 20:20:15
14594文字
会話率:20%
男子高校生が可愛い年上女性に恋をした。だけど彼女は?教室から見える駐車場に毎朝現れる彼女。見ていたってどうなるものでもないと分かっているのに、淡い思いは日に日に募っていく。序盤は観察記録風で短いですが、教室を出たあたりから一話が長くなります
。真っ直ぐで優しい高校生に年上彼女がゆっくり落とされる爽やかな恋物語です(不倫ものではありません)。*本編完結しました。後日談は更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-10 22:55:55
154430文字
会話率:46%
私は多分…
はじめて見かけたときに恋に落ちた…
気になって、ほっとけないって…そう思った…
だから、思わず声を掛けた。
同じ…女同士だって分かっているけれど…
この思いは…本物…
キャリアウーマンの上條莉央は行きつけの喫茶店『しらゆき』
に足を運んだ。そこで出会ったのは『しらゆき』の新しい従業員、篠原菜月だった。莉央はどこかほっとけない雰囲気の菜月に一目惚れをした。
*****
閲覧ありがとうございます!はじめたばかりで右往左往…誤字脱字はご報告を!その際はやんわりとお願いします。チキンハートなもので。ゆったりと、まったりと…GLだけどもあたたかなストーリーを目指せたら、と思います折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-29 17:22:10
7910文字
会話率:54%
ある女の子の終わると分かっている恋の話。
最終更新:2015-03-10 04:57:58
1047文字
会話率:35%
木更津家の兄弟の間には、あらかじめ分かっている予定は、前もって知らせる暗黙のルールが存在する。しかし、そのルールは時には無意味な事も……
最終更新:2015-03-04 20:39:27
3881文字
会話率:57%
ここは軽井沢。とある湖畔。
井沢茂は、今年のクリスマスもここにきた。
ボートを漕ぎ出し、湖の真ん中へ行く。そこで毎年するように、花束を浮かべてクリスマス・プレゼントを沈める。
彼の妻がここで死んだのだ。
あのクリスマスの日もここに
いた。ただし、妻と二人。
ボートは転覆し、井沢だけが生き残った。
それから毎年クリスマス・イブの日にはここを訪れ指輪を沈める。
そして、同じペンションに厄介になる。
そこで働く女性従業員の視線に、井沢は気付かない。
そうそう。
指輪を沈めるときに、なぜかおかしな現象が必ず発生する。
もしかしたら、井沢もそれが何を意味しているのかを分かっているのかもしれない。
他サイトの、比較的縛りのきつい競作企画に出展した旧作品です。自ブログにも掲載しています。2005年12月の作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-21 00:02:04
1761文字
会話率:27%
あらすじと言われても、私にだって分からない。
とりあえずいま分かっている範囲で言えば、私はアリスに間違えられて見知らぬ世界に来てしまったみたいです。
ま、一話一話は短いから、読んでもらったほうが早いかも……。
よかったら足を止めて読んでみて
ください。
よろしくお願いしますね。
主要な登場人物のご紹介
・綾野有紗:はい、私です。高校二年生。十六歳。アリサなのにアリスと間違えられた? 自己紹介は苦手なので割愛!
・ラビ・ラヴィ:この世界の案内人というかヒントみたいなものをくれるチョッキを着たうさぎさん。けっこう神出鬼没。
・スキップ:なぜか私を守ってくれる騎士(アリスナイトというらしい)。いちおうイケメンで丁寧な言葉遣いをするけれど、ちょっと変態っぽい……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-04 22:40:24
55682文字
会話率:45%
俺は目を覚ますと全く知らない世界にいた。何故こんなところにいるのかは分からない。分かっていることはこの世界は現実ではないということだけ。
そして、この世界にある天まで続いているという建物があり迷宮と言われている。入ったら9割の確率で出る
ことが出来ないと言われている迷宮に挑戦する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-29 01:21:32
946文字
会話率:25%
私は中学一年生。母親の命と、なんでも出来る力を得る事と引き換えにクラスメイトを殺すことになった。
依頼人はまったく不明。分かっているのは、いつも使っている、コミュニケーションアプリを使っているだけ。殺人しても警察も、皆も気にしない。
最終更新:2014-11-26 17:29:14
1896文字
会話率:37%
視線が絡み合う……
いけないと分かっているのに目は彼を追ってしまう……
居酒屋でバイトを始めた元 専業主婦。
スーツの似合う大人の彼は店の常連。
お互いの左手の薬指には、細い指輪が光っていた……
最終更新:2014-11-11 12:00:00
8885文字
会話率:33%
月夜の晩をねらい、見知った屋敷の馴染みの部屋へ訪れた。
寝室や居間より書斎にいる確率が高いと踏んだ。
正解だった。
目的の人物は、いつも通り辛気臭い顔で書見台の前にいた。いい歳した男が部屋で1人にこやかにしていても気持ち悪いが、あいつは機
嫌がいいときであっても同じ顔だ。
窓越しに眺めていたら、こちらの気配に気づいていたようで、合わさった視線に合図を送ると、錠が開けられた。
年甲斐もなく窓から進入するのに呆れた目で見られたが、表から堂々と入るわけにもいくまい。
人知れず話したいことがあるのだ。
わざわざ話すのは興醒めだとは分かっている。それでもどうしても直接会って話をしたかったのだ。
無粋なのは重々承知。その代わりといっては何だが実家の貯蔵庫を漁り、父親のとっておきの酒を奪ってきた。
長年、大切に仕舞い込まれたとっておきの古酒だ。めったに飲めるものではない。少しだけ気分が上がった。
さて、どうやって話を切り出そうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-03 12:00:00
5370文字
会話率:17%
ローゼリアは、せっかく気持ちよく寝ていたところを、抱きつきという名の妨害により、起きざるを得なくなる。もちろん、そんなことをした犯人は分かっているのだが……
「……って、何でアンタがここにいるの!?」
最終更新:2014-09-28 15:14:02
1611文字
会話率:57%