私が書いたこの手記が人目に触れる時にはすでに私はこの世を去っていることだろう。故に、書き出しにはこれを初めに読んだ者に対する注意と願いを記して置こうと思う。
これを読む誰かもわからぬ君よ。君がこの手記を手に取ったということは、君は私の類
縁に当たる者かもしくは私の友人だろう。まずはありがとう。そして悪いことは言わない。この先を読むことはあまり勧めない。こんなものを書いておいて、と君は言うかもしれないが私がこれを書き残すのは辛うじて残っている己の僅かな正気を保つためであるからだ。決して、決して、この手記を何者かに読ませるという意図はない。読むな、とは故人である私に言う権利はないが好奇心は猫を殺すというイギリスのことわざがあるように、君が興味を持ちこれから先を読むのであればそれ相応の態度を持つがいい。私はその先の事には一切の責任を持てない。何せ故人であるのだから。
さて、長い注意事項の次はささやかな願いを端的に書くとしよう。
この手記を見た者はこれを誰にも見せず速やかに処分してほしい。
それだけが私の頼みだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 19:03:38
6033文字
会話率:4%
小説「くおん…。久遠…。」挿入詩。久美子のテーマとして
最終更新:2019-04-16 17:02:55
206文字
会話率:0%
「君、どうしてそんな人生つまんねぇみたいな顔して生きてるの?」
ある夏の日、1人の転入生がやってきた。美しい白髪と葡萄色の瞳を持つ彼女は本名を名乗らず‘ノア’と名乗った。ノアと主人公ミヤザワの奇妙な関係が始まる。
クラスで浮いた2人。ノアは
アルビノだった。ミヤザワは笑うことが出来なかった。
これは、そんな2人の気持ちを紡ぐどこにでもありそうな2人が幸せになる話。
「泡沫の君よ、どうしてそんなに美しいのかしら。この時よ、永遠にあれ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-08 22:53:38
6694文字
会話率:69%
主人公柊葉月(ひいらぎはづき)が橋の上で自殺を計らっている所に謎の美少女月澤夏鈴(つきさわかりん)が現れ彼の自殺を止める。
奇妙な出会いから始まる彼の人生の更正そして…
とても愛おしく、どこか切ないそんな物語。
最終更新:2019-04-05 13:12:08
3388文字
会話率:24%
黒い装丁のこの本を、手に取りし君よ。決して、無くしてはいけませんよ。
※これは別に連載している作品『ハープルシール』 ( https://ncode.syosetu.com/n5313fd/ )の、設定本(?)になります。作中にも登場す
る本で、著者も作中の人物です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-05 16:05:55
1093文字
会話率:0%
忠義の国、騎士の国、フィヴァース王国が先の大戦により敗戦した
それを機にあらゆる国が戦へと向かい、火花と血を散らしてゆく
その最中、激動の時代に出会ってしまった二人がいた
高貴なエリスと薄汚れたダン
これは、一国の存命を掛けて戦った二人
の儚い英雄の物語
ある騎士は言った
「主君よ、如何なる時でも戒めであれ」
ある王は言った
「騎士よ、如何なる時でも忠誠であれ」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 15:51:01
1701文字
会話率:50%
少年は異世界に行って勇者になりたかった。
一通のメールをきっかけにして異世界転生した先で待ち受けていたのは。
「魔王様ー!!」
魔王としての転移だった!?
サキュバスの女の子に魔王であることをせがまれ、剣聖の少女に勇者として認めら
、魔界で次期魔王に名乗り上げようとする四天王に襲われたり、王女様から求婚され、と少年の勇者道は混迷中。それでも君よ歩けや勇者道
※毎日更新予定です。
初投稿です。暖かく見ていただければ幸いです。
主人公は最強ですが、最高ではありません。卑怯なところもあるし、ダメなところもあります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-20 01:44:12
1206文字
会話率:17%
白いドレスを身にまとった君へ
キーワード:
最終更新:2018-08-30 14:56:50
538文字
会話率:0%
主人公アルリは路上歌人から宮廷歌姫になって一年。城に悪い魔術師が現れて城内の時を止め、主人公には人狼の呪いをかけた。
■キャラ:堕天使〔ギュエレー〕、遊男〔イドタリ〕、自称婚約者兼第二王子〔レオル〕呪いをかけた者は既に故人で、解除方法を探す
旅について来てしまった。/騎士〔ラニィカナイ〕主人公を護ろうとするが嫌われてしまう/宰相で薬師〔スヴェールニグ〕裏の支配者と噂されている、治癒の歌手〔ルセダー〕主人公とは対極にある
【オムルタフィム、我が運命の君よ】主人公フィル王女は毎日死ぬ夢を見る事で生きる気力を無くしていた。音楽賞の受賞を切っ掛けに音楽星に侵略され不可侵の学園へ逃げる。
【悠久の呪詛~歌姫は眠りにつけない】主人公スリーピエは中立国の新しい歌姫で二国から同時に勧誘される。光か闇、貴女が選ぶのはどちらか――。
【永久の呪縛~クリミナルシンガー】主人公・リルは研究者に捨てられドンに拾われ、人間の魂狩の歌で命を削っていた。
【song-追放されし歌姫の旅】主人公は帝国の歌姫だったが、追放され記憶を無くし現代の歌那子という大学生になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-22 22:24:21
4919文字
会話率:42%
うっかり消してしまったので再投稿です。
ねえ、どうしたの。お母さんは?
最終更新:2018-04-22 11:18:22
446文字
会話率:0%
「僕と付き合ってください!」
最年少王国騎士ハルト・インクラートはとある任務の最中に出会った銀髪の少女アイリに惹かれ告白をした。
しかしアイリはその告白を拒否し、諦めきれないハルトは拒否する理由を尋ねると彼女は長寿の種族エルフであるからだ
という。
理由を告げても諦めないハルトに対しアイリは魂を賭けてアリスより先に死なないという誓約をするのであればお試しで付き合っても良いとハルトに言う。
人間であるハルトがエルフのアイリより先に死なない事なんて出来るはずがない。
「我、ハルト・インクラートは魂を賭けてここに誓約をする。僕はアイリ・ラフィリアより先に死なないことをここに誓う!」
ハルトはなんてことのないように魂を賭けて誓約をしたのだ。
こうして人間とエルフの種族を超えた物語が始まる。
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カクヨムでも同時掲載しています。
ご感想など頂けると有難いです。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-03 19:10:21
27688文字
会話率:42%
~このお話はフィクションであり、実際の人物、及び実際の地名、状況とは関係ありません~
※戦時中の表現を含みます。苦手な方はブラウザバック推奨です。
最終更新:2018-02-27 20:00:00
2673文字
会話率:14%
薄暗い部屋の中で獲物を待つ、『僕』と『彼女』。ふたりだけの世界。
このまま時間が止まってくれれば・・・その時、固いドアの向こうから声が聞こえてくる。
『僕』と『彼女』が織り成す赤色の幻想譚
最終更新:2018-02-24 00:31:28
1928文字
会話率:0%
前向上
『 本日今宵持ち出でますは、世にも奇妙な物語。現代日本とある場所、科学あふれるこの世にて
ひっそり生きる、男の話。男の名前は平々凡々。姓は佐藤で、名は聡(さとし)。
どこをどうやら、行ったやら、いつの間にやら、見知らない場所を
、一人とぼとぼ歩いてる。
暴走気味の、思考の果てに、たどり着いたは、見知らぬ部屋で、これも見知らぬ、少女と出会う。
脱線暴走お構いなしで、話は飛ぶ飛ぶ帰ってこない。本筋全然わからぬけれど。話もまるで進まぬけれど。それでも聡は頑張って、やっとの事で聞き出した。苦労の果てに、聞き出した。
「なんで俺はここにいる」
次いで答える、少女の言葉。
「君には塔を、作ってもらう」
いきなりなんか、言い出した。わけわからんこと、言い出した。
当然、聡はこう返す。
「お断りだ、バカヤロウ。さっさと帰せ、ばかやろう」
さあさ、困った。お立会い。この物語をどう致そうか。ここで終わるも簡単なれど、それもそれで口惜しい。語る口は惜しけれど、聞く耳、時間もなお惜しい。数限りある時なれば、無駄な時間と覚悟せよ。
それでもよいと、言う君よ。それでは一つ語りましょうか。今宵この時この場所で、一つ語って見せましょう。一人の男の物語。ただの男の物語』
まれによくある異世界転移。しがない大学生、佐藤聡は、いつの間にか見知らぬ空間に迷い込む。そして、その空間を抜けた先で一人の少女に出会う。少女は聡に塔を作る手伝いを依頼してくるが、聡は断る。しかし、すでに運命の輪は回りだしている。聡の命運は少女と塔に預けられた。
業務連絡…………異世界ものです。チート・ハーレムの予定はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-19 18:36:06
200535文字
会話率:30%
様々な青春漫画・小説・アニメ…。
すべてにおいて、絶対的に存在するのが『ヒロイン』だ。
そしてヒロインはとてもかわいらしい、…否っ!!!
誰がヒロインはとてもかわいいのだという発想を生み出した!!
神か!?悪魔か!?
いや違う!!
我々、ア
ニメを愛し、小説を愛し、漫画を愛する、オタクたちなのだ!!!
そのようにに考えている諸君よ。
一緒に考えようではないか、ヒロインなんて存在しないと…。
そんな考えを持つ、高校生のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-19 19:32:16
545文字
会話率:60%
とある冬の日、二十年以上前に生き別れた兄の友人を名乗る人物から小包が届いた。その中にはICレコーダーと一冊のノート、それにクマのキーホルダーが納められていた。『このノートを読んだからと言って、君に何かして欲しいわけではありません』そんな言葉
に導かれるように、兄が書いたというノートを手に取った。
私の知らない兄の過去、兄と三人の幼馴染が交わした約束。
―――――僕たちはあの日、神様を土に埋めた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-05 00:28:37
136352文字
会話率:28%
現実はかくも残酷である。非日常が当たり前の異世界に転移した知衣は、ある日憔悴しきった少年を拾う。しかしこの少年、なにかに追われているようでーー?***なんちゃって転移もの。ご都合主義ですがあしからず。
最終更新:2016-12-02 13:44:33
3064文字
会話率:43%
夜劇場で裸婦として働くエカテーナは、ある夜、帝都の夜の噂をにぎわす貴公子“退廃のジョルジュ”から一夜の相手に誘われる。退廃の匂いをまとう男ジョルジュはエカテーナにこう言った「君よ、ただ美しくあれ――」。不夜の街に生きる女の一夜の物語。
※拙作『歌姫ダミア』(http://ncode.syosetu.com/n9917cd/)と『乞食のスコッティ』(http://ncode.syosetu.com/n7946cw/)と同一の世界観を共有する独立短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 18:14:07
3797文字
会話率:36%
短命の男と長寿の少女。
寿命を迎えた時に思う事は。
男視点。
2016/7/11
ジャンル変更
最終更新:2016-06-30 02:31:26
2377文字
会話率:24%
君よ
生きよ
生き生きと生きよ
生きているのではなく
生きようと生きよ
(一連を抜粋)
最終更新:2016-03-11 23:11:17
340文字
会話率:0%