神族と魔族の終わり無き戦いの末に滅び行く世界。その滅びから世界を救うために、世界最後のドラゴンが一人の巫女の導きで立ち上がる。そして壮絶な戦いの末に、世界は救われた――ドラゴンの死を代償に。体は朽ち果て、魂さえも消滅したはずのドラゴンは、人
間の姿で目を覚ました。転生などという都合の良い解釈をするには、あまりにも不自然な点が多すぎる現象に対してドラゴン――黒龍は自身に起きた現象の真相を解く為に、異世界で起こる争乱の渦へと自ら足を踏み入れて行く。
果たして黒龍に起こった現象は奇跡か、それとも陰謀か。
※【本作品に暴力、グロテスクな描写があり、一部性的な描写があります】※
上記の内容が苦手な方は読むことをお控え下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-07 02:33:09
533217文字
会話率:25%
ピノは高校一年生。かなりおとなしい性格で、友人にすら強く意見を述べたりはできなかった。
次の音楽の授業でひとりずつ前に出て歌うことになり、気持ちは沈みきっていた。人前で大声を出して歌うなんて、到底できるはずもないからだ。
そんな帰り道、ピノ
は黒い影と出会う。
「オレハ、シニガミダ」
そう名乗った影は、ピノに『れんたま』契約を申し出る。魂をレンタルすることで、自分以外の性格になれるらしい。
もちろん代償は必要。大切なものを引き換えにするという。恐怖心はあったが、ピノは契約を受けることにした――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-14 01:38:11
101575文字
会話率:24%
死んでしまい、魂だけの存在になったエルピスは、祖国に残してきた“彼女”のことが気掛かりだった。執拗な創造神の追跡に逆らい、彼はあの日約束を交わした“彼女”に逢いに行く――。「月色」シリーズ第三弾。
最終更新:2010-03-20 05:32:54
8534文字
会話率:16%
言葉には魂が宿る。精と言霊を交わしてしまえば、その代償を取り返す事は敵わないのだ。そんな精と言霊を交わした人間たちの仲介役になるため、世界には“言霊師”が存在した――。第126回コバルト短編小説新人賞選外作品
最終更新:2007-03-04 22:32:16
9578文字
会話率:49%