人間に育てられた月夜の民(吸血鬼)の主人公エンリェードは、不治の病で死期の迫る恋人に別れを告げ、父親が吸血鬼の王と交わした盟約を守るために戦場へ向かう。
そこで出会ったのは、吸血鬼の王に育てられたという人間の騎士フィンレー。彼は人類の敵
とも呼ばれる月夜の民の陣営の中で、ただ一人の流枝の民(人間)だった。
普通の人間でありながら高い戦闘技術を持ち、明るい性格でリーダーシップもあるフィンレーと、寡黙な学者肌の魔術師であるエンリェード。
吸血鬼の陣営の中で唯一の人間という立場から悩みも多いフィンレーに、時に友人として、時に人間よりも長寿な賢者として接し、支えつつ、エンリェードは月夜の民と友人を守るために自分なりの戦い方で、反吸血鬼派の領主軍に挑む。
それぞれ別の種族に育てられた種族の異なる二人の青年の友情と、反吸血鬼派の人間たちとの戦争を描くファンタジー小説です。
以下の作品の改行・分割版(ストーリーは一応完結済、作品としては未完成)。
【屍師】過去譚(https://ncode.syosetu.com/n0635ji/)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=20725637折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 23:00:00
23025文字
会話率:40%
吸血鬼とも呼ばれる「月夜の民」であるエンリェード。
ある日彼の父親宛てに届いた手紙は、月夜の民の王との盟約に従い、兵を連れて人間との戦いに参戦せよというものだ。
父亡き今、一族の中で自分しかその盟約を果たせる者がいないと考えたエンリェ
ードは、単身月夜の民の王が治める領地を目指す。
そこで出会ったのは、月夜の民の王に育てられた人間の騎士、フィンレーだった。彼は月夜の民の王を父親のように慕っており、現在、人間たちとの契約によって封印されている王を取り戻したいと願っている。
月夜の民と人間。種族の違う二人は、月夜の民を滅ぼそうと兵を集めている人間の領主セント・クロスフィールド率いる遠征軍との戦いに挑む。
人間より長生きなため賢者感のある主人公と、若い人間の青年(一般的にはこっちの方が主人公感がある)の友情と戦争の話です。
バディ要素を持つ作品を募集するコンテスト用に書いたものでした。
屍師シリーズの主人公であるエンリェード(ルル・シーカ)が黄昏の地に行く前の過去の話。
シリーズを知らなくても特に問題はありません。
Pixiv小説にある同名の作品と同じ内容ですが、章タイトルだけこちら用に適当に付けました。
何となく、モチベーション維持のためにこちらに移管してみたり。
以下、登場人物一覧。
エンリェード:主人公。妖精族(エルフ)系の月夜の民、変異種、吸血鬼などと呼ばれる、魔力で生きる闇の時代の住人。寡黙だが聞き上手。冷静で比較的頭脳派。召喚術と治癒術の心得がある屍学者および薬学者。黒狼公の息子。
フィンレー:「月夜の民の王」と呼ばれている月夜の民の男に育てられた流枝の民(普通の人間)の青年。十代から人間と月夜の民との戦いに参戦し、腕を磨いてきた近衛騎士。実力もあり、人柄も頭もいいが、軟派な性格が玉に瑕。
ルース:流枝の民の商人で十代の少年。思い込みが激しい。
ユーニス:流枝の民系の月夜の民の女性。フィンレーの恋人。
ルクァイヤッド:堅木の民(巨人族)系の月夜の民。軍医。
イドラス:妖精族系の月夜の民の戦士。白狼公。
ラト:若草の民(小人族)系の月夜の民の商人。
キナヤトエル:妖精族系の月夜の民の女性。治癒師。
サム:流枝の民系の月夜の民の料理人。
ロスレンディル:妖精族系の月夜の民の薬師。
ヴァルツ:流枝の民系の月夜の民の戦士。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 23:28:17
102500文字
会話率:38%
「ある魔法少女が、差別なきセカイではみ出し者だらけのPTを集めて冒険者として生き抜く物語」の主人公ユメ・ステイツの両親の冒険の話です。
やはり「すべてが自己責任」なナパジェイ帝国が舞台!
この作品単品でも読めるように書いていきますが前作
(未来?)を知っているとより楽しめると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 18:04:51
66332文字
会話率:43%
一巻のあらすじッ!!
◆主人公:六道雷牙は893の若頭。 ある日、遥かな異世界へと渡り、獣人の肉体を手に入れた雷牙は、圧政を敷く狂王と戦うこととなる。
◆魔法もわからない、相手の戦術もわからない、なんなら何もわからない中、信じられるのは
鍛えた肉体と、自らの拳だけ!
◆轟け雷名、貫け男の生き様。 拳一つで戦い抜く男の姿を、とくと見届けよッ!!!
◆以下章解説↓
◆プロローグ:どこかの村での戦闘。 雷牙VS盗賊団。
◆序章、転生編~Generate gear~:雷牙が転生するまでを描いた話。 雷牙の住む町で行われている合成麻薬の密売。 そして、薬物汚染に巻き込まれた者たちの物語。
◆第一章、紅炎~Crimson flame~:とっとと読み始めたい方はこの辺りからでも良い。転生後の話その1。 雷牙VS炎の竜。
◆第二章、獣肉~Beast meat~:雷牙VSタスクボア。 猪肉は、鍋にすると美味いらしい。
◆第三章、屍龍~Dragon zombie~:ルチルの過去譚。 どう足掻いても、絶望。
◆第四章、雷爪VS漆黒~Thunder VS Coal black~:雷牙VS舞夜。 決戦の物語、序説。
◆第五章、伝説のドラゴン~Legendary dragon~:
◆最終章、作戦名、ガイア~Operation Gaea~:
そして次回へ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-19 06:00:00
32467文字
会話率:47%
静寂の王宮、謁見の間。
『黒曜』と呼ばれた魔女は、その階の上に王を見仰ぎ、静かに問う。
「紅き王座を、そこまでして望む意味は?」
辺境の魔女、黒曜。彼女は嘗て、国の神殿に『聖女』として幽閉されかけた経験を持つ魔女の末席だった。
とある変
人の遺志を継ぎ、魔女として生きた日々。それを終えるべく――とうとうその重い腰を上げた彼女は、静寂の王宮でかつての幼子――現在は『覇王』と称される青年との邂逅を果たす。
「外見が変わらないのは、魔の血の影響に依ります。……とりあえず、重いので退いてもらえませんか?」
「それは駄目。魔女を安易に離すなんて、それこそ愚者のする行為だから」
これは二人の魔女と、地を統べる覇王、それに巻き込まれた第三者(魔術師)を巡る一連の騒動と、過去譚、『彼女』の死の顛末を描いた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-02 20:12:00
24258文字
会話率:35%
異世界召喚―――それは実際のところ、『何』を犠牲にしているのだろう?
嘗て、賢者<オルクル>と呼ばれた少年は滅びゆく都を前にして嗤った。
それは『聖女』を失った世界の代償。
それは『彼女』を救えなかった嘆きの風。
それは『少女』を見殺し
にした、凡てに対する報復。
今はもう、失われた物語と。
<死灰の風>によって紡がれる“あの人”の為の鎮魂歌。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-19 23:37:09
3445文字
会話率:6%
私の弟には、かつて兄に憧れていた黒歴史があります。
五年前、冬の月の夕刻。
帰宅した弟が、誇らしげに姉に見せたもの。
「リズ姉!!見てこれ。飛竜の卵だよ。森で見つけたんだ!!」
「…………(うん、知ってる)」
……弟よ、これは冗談でも笑
えない。
そんな少女を巡る過去譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-23 22:30:20
12706文字
会話率:8%