冬銀河のほとりの星の光は、ほたるのようにやさしく、やわらかに。その光を見つめる窓辺から、春へと続く空を信じて。
最終更新:2024-01-21 22:15:57
537文字
会話率:0%
少女は山に捨てられた。
齢三つの時に、人の手によって。
自分たちを災害から守るための、人身御供として。
捨てられた少女は、真っ白な大蛇に育てられた。
櫻という、名前をもらって。
数年後の春の日。
山に迷い込んだ青年は、大蛇と少女に出会う
。
真っ白な大蛇と、大蛇を「おじいちゃん」と呼び慕う、死に装束を身に纏ったやせぎすの少女。
春の雨に導かれ出会った二人は、【親子】に、【兄妹】に、【生きる理由】に、かけがえのない【大切な存在】になった。
やさしくて、やわらかくて、少し切ないけれど、あたたかな二人の恋物語。
・・・・・・
テーマは【桜】。
本人たちに自覚はありませんが、周囲からすれば恵まれない環境で育った二人が、お互いを知り、想い、恋を知って、幸せになるまでを綴ったハッピーエンドのお話です。
【誰よりも幸せになる】お話ではなく、【人並みに幸せになる】お話になるように心がけています。
アルファポリス様でも同時公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-01 12:00:00
72962文字
会話率:55%
受験を翌年に控えた男子高校生の樫野璃玖には、大切な後輩かつ親友と呼べる存在がいる。同じアウトドア部に所属する高校一年生の男の子、橋戸ソラである。ソラの姉の紹介で知り合った二人はアウトドア趣味で意気投合し、今では時折互いの家でお泊りをするほど
に仲が良いのだ。
一方で、璃玖はソラの姉に好意を寄せていた。
彼女が心に抱える“闇”を知ってなお好きであり続けようとする一途な璃玖だったが、ソラと一緒に出掛けた先で、彼女が別の男性とラブホテルへ消えていく様を目撃してしまう。
ショックのあまりに嘔吐する璃玖。彼を介抱するソラは、その日、璃玖の家に宿泊することになった。
翌日。璃玖が朝目覚めると、右手にやわらかな感触を捉える。来客用の布団に寝かせていたはずのソラが、いつの間にか自分のベッドにもぐりこんでいたのだ。やれやれと肩を竦める璃玖だったが、瞬間、強烈な違和感に襲われた。
────ソラって、こんなに可愛かったっけ。
よく見てみれば、それはソラではなかった。栗色の髪をした、可憐な少女だったのだ。
慌てふためく璃玖の前で、彼女は、目を擦りながらゆっくりと体を起こす。
「お、お前は誰だ!?」
「誰って、ソラですけど……あれ、声が変だな」
ソラを名乗る美少女の姿は、璃玖の想い人であるソラの姉にそっくりなのだった────。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 11:04:07
380474文字
会話率:39%
反社会性人格、いわゆるサイコパス。《彼》は無自覚であったが間違いなく異常者であった。
夢の中で出会った《黒の魔女》に触発され、男は自らのサイコパス性を確かめたくなる。そこでこう考えた。
“大きな事件を起こして、世間の反応を見れば自分が
異常者なのかどうかが分かる”、と。
その行動の結果、自分の命を失うことになるとも知らずに、男は計画を遂行する────。
***
科学の世界に折り重なるように存在する、《魔法世界》。
魔法国ハドロス領に居を構える辺境貴族の家に一人の少女が生まれた。
彼女の名は、《カンナ・ノイド》。
銀色の髪、黄金の瞳。整った鼻筋にやわらかな唇、滑らかな顎のライン。その額に輝くのは、紅く輝く第三の瞳。
彼女はバスジャックを引き起こした、あの男の成れの果てである。転生者。魂を受け継ぎし者。
──だが彼女は知らない。前世で自分が何をしでかしたのかを。そして自分の中に確かに受け継がれている危険な思想の事を。
彼女はただ、おぼろげに、前世の知識を有するのみ。
「うん! 今日も美しいぞ、私!」
姿見の前でくるくると回り、はしゃぐ可憐な少女。
仲間達との平和な人生を謳歌しようとするカンナだったが、彼女は転生前に《黒の魔女》により与えられた予言があった。
【カンナは魔女の家族を皆殺しにし、《黒の魔女》を覚醒させる】
予言された未来に向かって、運命という坂を転がり落ちていくカンナ。
やがて彼女の中の異常性は開花する。
待ち受けていたのは────“復讐”に塗れた人生だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 01:17:37
800229文字
会話率:27%
ふにゃふにゃという名前の不思議な生き物は、とてもやわらかくて伸び縮みができます。彼は自分の形を自由に変えることができるので、色々なものに変身したり、隙間に入ったり、ひものようになって飛んだりすることができます。
【ひだまり童話館 第32回
企画「ふにゃふにゃな話」参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-22 08:00:00
1433文字
会話率:45%
第2世代型管理者。
序列にして第一位と言われながら、未覚醒の管理者。
そう言われた、今は魔王。そして、後の世には全く別の異名を与えられたのアッシャーナの始まり。
戦闘姫 翔ぶ bottom of skyの短編になります。
最終更新:2023-08-05 21:32:08
6235文字
会話率:32%
小国の公爵令嬢カトレアは、婚約者からひどい扱いを受けていた。それでも居場所を求めて従順に従っていたカトレアだったが、結局は妹に婚約者を取られ、捨てられてしまう。
そして彼女は、「本当に愚図だね。死んじゃえば」という婚約者の言葉通り、海に身を
なげた。しかし、大国に流れ着いたカトレアは、美形の王子とその護衛と出会う。
「ずっとここに居てくれますか」そう少年たちはカトレアに言った。三人での幸せな暮らしはカトレアの怯えた心をやわらかくほどいていく。
一方その頃、元婚約者には異変が起き始めていて……?
〇内気な令嬢がささやかな幸せをつかむまでのお話です。ざまあ在折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 21:16:26
9295文字
会話率:41%
小国の公爵令嬢カトレアは、婚約者からひどい扱いを受けていた。それでも居場所を求めて従順に従っていたカトレアだったが、結局は妹に婚約者を取られ、捨てられてしまう。
そして彼女は、「本当に愚図だね。死んじゃえば」という婚約者の言葉通り、海に身を
なげた。しかし、大国に流れ着いたカトレアは、美形の王子とその護衛と出会う。
「ずっとここに居てくれますか」そう少年たちはカトレアに言った。三人での幸せな暮らしはカトレアの怯えた心をやわらかくほどいていく。
一方その頃、元婚約者には異変が起き始めていて……?
〇内気な令嬢がささやかな幸せをつかむまでのお話です。ざまあ在。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 21:06:45
7427文字
会話率:42%
※完結まで執筆済み。明日同じ時間に後半をUPします。
「勘違いしてはいけない。これは期限つきの逢瀬なのだから」
そう心に決めていた……はずだった。
義母に後宮に捨てられた女官、莉莉。彼女は後宮で、皇帝への呪いに関する事件に巻き込まれる。事件
解決のために、皇帝のもとを訪れた莉莉だったが「君が撫でてくれると、呪いがやわらぐ」と言われてしまい……?
莉莉は宦官の李と偽って、皇帝のもとに通うことになる。皇帝と女官、絶対に交わらない身分の二人が出会うとき、事件は大きく進展する。
「私が皇帝陛下を守ります」
「李は、いなくならないでね」
月夜に逢瀬を重ねるうちに、徐々に惹かれていく二人。何にもなかった莉莉には守りたいものが出来ていく。友人の妃たち、悪友の宦官、そして皇帝。けれどもその間に、呪いは皇帝の体を着実にむしばんでいった。
仲良くなった妃のため、皇帝を助けるため、莉莉は事件の真犯人にせまる。しかしそれは、ささやかな逢瀬の終わりも意味していた。
果たして莉莉は皇帝の呪いを解けるのか。そして、二人の淡い恋の行方は……?
真面目で不器用な主人公と、ミステリアスな皇帝陛下がでてくる、重すぎない身分差後宮ファンタジーです。
ミステリー風味で、もふもふな猫が沢山出てきます。(ただ、猫が可哀そうな目にあうことがあります。苦手な方はご注意ください)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 19:25:46
23975文字
会話率:41%
十八歳になったクラウディア・シェーンハイトは家のため婿を探していた。
生家の辺境伯からはるばる王都の夜会にまで繰り出し、初めての社交というものに目を白黒させていた。地元にはクラウディアのお眼鏡にかなう人物はひとりとしていないため、婚活は難航
している。
『わたくしたち、婚約は破棄いたしましょう!』
そんな時、パーティーの中央から高らかな宣誓が聞こえた。寄り添う男女の前で、やわらかな茶髪の男性が困った顔をしている。
それを言ったのは王女で、婚約破棄を言いつけられていたのは宰相子息のジルヴェスターだった。
『お前はシェーンハイト家の熊女に婿入りするの、これは王命よ!』
(エッ!!??ありがとうございます!)
○厄介払いのように辺境伯への婿入りを強いられた宰相子息ジルヴェスターを武闘派の辺境伯令嬢クラウディアがとことん愛してゆくお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 18:00:00
9449文字
会話率:30%
水谷風樹は、そりゃあもう大変な人気者である。
物腰もやわらかで、いつも笑顔。
容姿端麗、成績優秀、人当たりもよく、誰にでも優しい。だがたまにぬけている。
そんな水谷が、なぜこんなところに…!?
最終更新:2023-05-10 16:00:00
1293文字
会話率:8%
平凡な男子、筒井慎司は、学園のアイドル的存在である麻倉ことりに呼び出される。
彼女はやわらかな笑みを浮かべて言った。
「私が死ぬ瞬間を、カメラにおさめてほしいの」
来週自殺するという彼女と向き合いながら、少しずつ恋を育んでいく二人の優しい物
語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 20:21:02
24586文字
会話率:40%
やわらかくて
やさしい気持ちに
なれたんだ
キーワード:
最終更新:2023-05-05 10:32:21
323文字
会話率:0%
これも、《執筆中》のやつ。大幅改訂いたしました。
みんな、わたしを好きに、なれ………
あっ、そう云えば、《やわらか戦車》って、とんとこ懐かしかった(ちなみにこの、とんとこ、は、私の造語です。意味は、………、ま、わかるでしょ?)。
え
っ、説明いる?
いまやってるアニメの『アキバ冥途戦争』の主人公のはたらくメイド喫茶の店名が『とんとことん』なんや、って。それくらい、しっておいてよね、
ま、オリジナルアニメ(原作のマンガや物語、ゲームとかがないやつね)やから、知らない人はほんとーに知らないと想うから、一応説明だけは、しておくわ。
ちなみに、私に、ここまであかっ恥をかかせたんだから、『アキバ冥途戦争』、みんな、みなさいよね?
ちなみに、任侠ギャグアニメです(なぜ、メイドで、任侠?てのがこのアニメのキモです)。
マッチ、痺れます。
ちなみにこの《マッチ》てのは、元のないまったくの造語です。
あ?
英語か?
でわ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-11-12 12:18:03
217文字
会話率:0%
世界をおおったやわらかいおくりものは、愛、なのかしら?
キーワード:
最終更新:2022-04-09 05:50:51
220文字
会話率:0%
接触。
それはやわらかく、おだやかなものとは限りません。
ときに強く、やっかいで……
最終更新:2023-05-03 22:44:24
3242文字
会話率:0%
心臓の悪い方は読むのを控えてください
最終更新:2023-04-14 20:33:33
243文字
会話率:0%
雪解けの春 やわらかな陽射しの風景を描いた
最終更新:2023-04-13 06:08:59
447文字
会話率:0%
地球から遥か遙か彼方。
何億光年先の、加えて地球人が認知できないほどの未来にある星がそこにありました。
その星には満遍なく夜とすら呼べない闇が広がっていました。
上空は大粒の砂嵐に覆われていて、その下の幾分かマシな嵐の中で生物たち
は暮らしていました。
便宜上"生物"と呼びましたが、果たして其れらを生物と称していいのかは分かりません。
白くやわらかい円柱型の胴体からは8本の触腕が生えていて、全てが器用な手であり足でした。
円柱の上には円形の物体が乗っており、一見頭のようです。そこから金属光沢のあるツノが木のように生えていますが、これは彼らの感覚器官です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 05:02:57
5527文字
会話率:16%
やわらかな音色で目が覚めた。
最終更新:2023-03-09 18:53:36
1724文字
会話率:25%
心象素描(しんしょうスケッチ)実践研究
令和癸卯(ミズノトウ)肆拾 如月
弐陸捌参 伍 弐零弐参
やわらかなひかり 詩一編
アカノフウ
三つ目心象素描研究ラボ
最終更新:2023-02-18 20:35:07
416文字
会話率:0%
皆さん、こんばんは! 今宵は、「OLの教祖」こと、シンガー・ソングライター、岡村孝子さんの紹介です♪
キーワード:
最終更新:2023-02-04 19:58:57
1463文字
会話率:40%
あたたかみがあって、やわらかくって・・・とっても耳に優しい音質の『カセットテープ』。そんな魅力いっぱいの懐かしい音楽メディア・・・。私のノスタルジックな『ひとりごと』です。 m(_ _)m
キーワード:
最終更新:2022-12-21 12:07:45
1325文字
会話率:0%
サブスクとレコードのやわらかいお話
最終更新:2022-11-16 15:21:27
2081文字
会話率:7%
三匹の子豚の物語。
木やわらを使った日本家屋はレンガの家に比べて劣っているのか考察してみた。
キーワード:
最終更新:2022-10-14 11:21:12
554文字
会話率:22%
「私たち、もう終わりにしましょう」
魔力はあるが、なぜか満足に魔法が使えない――。
そんな魔法職である冒険者のニルスは、恋人であり相棒でもある盾騎士フィーナから、離別を言い渡される。
失意の中、自身の才能にも見切りをつけ、帰郷を
決意するニルスだったが、事故によって川に落水し、そのまま溺死しそうになる。
けれど、目が覚めたニルスを待っていたのはあの世ではなく、温かくやわらかな布団の感触と、見たこともないほど美しい令嬢の笑みだった。
「その魔力――わたくしのために、役立たせてみませんこと?」
伝説にある魔物の名称である、影騎士を名乗る令嬢、リスティア=セームディオン。
彼女はニルスの魔力と、その正しい才覚を見抜き、他に類を見ない魔法の使い手として、彼を導こうとする。
魔物でありながら、人に力を貸す――そんな彼女の目的を知ったニルスは、彼女の手をためらいなくつかんだ。
「リスティアさまの従者として、お傍に置いていただけませんか?」
聞いたこともない魔法を学び、影騎士のお嬢さまに仕えることを誓ったニルスは、新たな人生を歩みだす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-29 03:44:00
153912文字
会話率:33%