こころ穏やかな人びとの国、寧洲を舞台とした架空歴史小説。
最終更新:2018-12-29 23:58:50
2905文字
会話率:6%
むかしむかしあるところに、それはそれはおそろしいまおうがおりました。まおうはながいあいだふういんとふっかつをくりかえしておりましたが、あるとき、ついにかみがつかわしたゆうしゃたちによってうちたおされました。
ひとびとはよろこび、ゆうしゃ
をたたえ、あたたかくでむかえました。
しかし、ゆ う し ゃ たち は───……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-11 22:36:12
4570文字
会話率:19%
どこまでも光も、建物もない、真っ暗闇の『虚無の世界』。生物すらもいるはずのない空間に、ポツリと浮かぶ宮殿があった。美しいその建物に生きるのは、一人の精悍な人間グラと絶世の美女である人間の形をした神様ヴィーナであった。
永久不滅、千古不易
、全知全能である彼女はその無限の時間をただ過ごすのに飽き飽きし、そして、物語を描き始めた。退屈凌ぎに、特別な意味と力を持った”物語”を。
これは、退屈な女神様が紡ぐ、そして、彼女に翻弄された『登場人物(ひとびと)』が紡ぐ、淡く脆いお話。
連作短編形式のお話です。某小説を意識したために、かなり残酷な事柄が出ることもあります。ですが、気軽に読んでいただけると幸いです。
出来上がってから掲載するため、完全に不定期掲載です。悪しからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-21 11:24:44
34611文字
会話率:49%
主人公は自らの意思でさまざまな場所(それはクラシックな喫茶店であったり、モノレールであったり、広大な公園であったりする)に向かうのだが、向かった先々で不思議なひとびとに出会う。やがて主人公は、世界の仕組みを知らされ、自らの意思ではどうしよ
うもない状況に追い込まれ、呑み込まれる。
あやしげな封筒、あまくさわやかな香りの女性、二人組の男、ひる、鳥、少女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 13:36:44
54808文字
会話率:0%
ここは、おりもの の くに。
ひとびと は みんな、おりもの を しています。
おりもの に つかう、ぬの を つくる ひと。
ぬの を きって、かたち を つくる ひと。
きった ぬの を、ぬいあわせる ひと。
いろ を つけて、もよう
を つくる ひと。
ひとびと は みんな、すてきな しょくにん です。
みんな、ちから を あわせて、おりもの を つくって います。
でも、ひとりだけ きらわれもの の しょくにん が います。
くろぞめ しょくにん です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-22 22:20:19
1692文字
会話率:35%
魔道王と呼ばれた闇王国中興の祖カシャ。
玉座は常に空であり、
かつまたその姿を見たものもない伝説の王。
そのひとを恐れ、愛し、支え、憎み、裏切り、
抹殺したひとびとの物語が、
今ここに、始まる――……
最終更新:2017-09-18 19:00:00
15642文字
会話率:50%
~人は自分と違う文化や価値観で生きるひとびとを野蛮だと思う~
19世紀末。
大陸の覇者である真国が弱体化し、その領土を巡って各国が入り乱れる世界。
「きみの妻になるものだ」と、宣言し、東の三等国であるオーワ帝国軍人の前に突如現われたア
ルビノの女。
最先端の科学と強大な力を操り、妖の集団と恐れられている一等国『マーレ・トランクイリタティス』の使者だと名乗る彼女。
婚姻という概念を持たない民族の女との異文化政略結婚。
お互いの国に翻弄されながらも異文化を嫌い、お互いを理解する夫婦の一年。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-21 17:57:02
41444文字
会話率:25%
The from HEARTs chronicle/
略してフロハーです。どうぞよしなに。
小さな惑星エクスシエル。
別名心の世界。
そこには心の加護と呼ばれる元素が存在した。心の加護はひとびとに心の力を与えた。
その力の名前を、”守護精
霊”と呼んだ。
守護精霊は人の心によってその形を多種多様に変える。人はその守護精霊を武器として相棒として共に生きている。
しかし、世界に流星が流れる時、必ず蘇る<歪み>という存在によりこの世界は何度も蹂躙され、無に帰されてきた。
その度、それを阻止せんと勇者として立ち上がる者たち。
封印される歪み。
だが、歪みは何度も蘇る。
そして流星は流れる。
これはそんな世界の勇者達と守護精霊達が駆け抜けた年代記、その物語である。
※R-15です。あんまりグロくもエロくもないですが、一応。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 01:17:39
1784文字
会話率:5%
ひとびとの声が聞こえる……
最終更新:2017-01-20 08:36:44
1291文字
会話率:0%
※続きを書けません。申し訳ありません※
そこは「季節廻る国」。
きせつの女王が塔にいる間、その きせつが 国に訪れる。
ある、ふゆのこと。ふゆの女王が 塔から出てこなくなってしまった。ふゆの女王が出なくては、はるが やってこない。王がおふ
れを出し、国のひとびと や けらいたちが なんとかしようと うごきだす。
冬の童話祭2017 参加作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 12:31:46
3813文字
会話率:43%
しょうじょがいるせかいは
はたして ゆめ か うつつ か
そこでは ひとびとが わらう
あめが ふりつづける
なぜ せかい は つくられたのか
だれが なんのために
それがわかることは ないのだろう
最終更新:2016-10-18 13:00:19
1174文字
会話率:0%
現代は,半分が黄色い曲がり角とおなじだ.架空の名探偵シャーロック・ホームズの格言に「それがいかに奇妙であっても,不可能を消去して最後に残ったものが真実だ」―― おおよそこういう意味のものがあり,そうならば,誤りを排除しつくした果てに残ったも
のを ひとは担いきらなければならず,事実ひとびとは,反輳《はんそう》と単複への切実な問いを,世界に自問として組みこみおえてしまっていた.始点とシルクハットで劈《つんざ》く多さを,混線により決まった〈目的地が宛て先に被さらず,私へのプレゼントになる〉こととして見ている.体系は墜ちた.隅で止まっているアド・バルーンの規格は,(立体性を柔らかく分与するときに混じっていた服飾規則で,感情的であったとの記録がある) イゼコピア瓶を守った 4 時間の夏の一貫性である.
各々にとって唯一の魔法を行使しなければならない段階で,世界は立ちつくす.守るべき赤々と燃えつづける一画にせよ,反輳《はんそう》と単複 …….隣人が通りすがりに寄こした紙には,上部に「計画派クロリカが電装したアイス・クリームについて - 涙篇」とゴシック体で銘打たれており,あとは,パラペットと見覚えの無い縞模様を流れるまっ黒な (それでいておいしそうに艷やかな) 林檎を,その黒色の色素でデッサンするための空白になっている.白い影を散りたたせ,今にも羽ばたきそうな気配を湛えている街へ,ひとびとが歩いてゆく.逆に,街から歩いて出てくるひとびとに関しては,彼らの横顔の 傾斜の無い青空を売っている様が,改札印のモチーフになったこともあるが,古い屋上を漂泊している掃き跡にせよ,街ぐるみで夕焼けを一致させてからの話だ.
そうした煮つまった中,ほかには無い思念にとり憑かれている男がいた ―― 第 9 リオロメタ下級工場に勤めるギーゼラである.物音ひとつしない真夜中,彼は,いつのまにか寝落ちするその瞬間まで,キッと耳を欹《そばだ》て複数の無音を一心に聴き込む.「答えだ …… それだけが問題だ」この暗く木霊《こだま》する呟きに押しだされ,ギーゼラの答えを求める遠征が始まった.ある種パラノイックな行動原理に基づく彼の動きは,いったいなにに結実するのか.この極限世界を鮮烈に切りさくような答えを果たして手に入れられるのか.ギーゼラの逃れようの無い破滅への道のりとその後を描《えが》いた,抽象的冒険譚.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-09 22:10:26
33124文字
会話率:83%
あるところに美術館がありました。そこには不思議なキャンパスがあります。
ひとびとは、そのキャンパスを求めて、今日もまた美術館に足を運ぶのでした。
最終更新:2016-08-04 21:18:13
902文字
会話率:0%
主人公である僕はある日、ネットサーフィンをしていると、異世界への行き方というサイトを偶然見つける。
主人公は冗談半分にその方法を試しみるのだが、すると、意外なことに、主人公は実際に異世界へ行く事になってしまった。
辿り着いたその異世界は
、一見、もともと主人公がいた世界と大差ない世界のように思えた。が、実はその背後で恐ろしい脅威が迫りつつあった。
主人公である僕を捕らえようとする謎の集団。黒鬼族と呼ばれる異世界の種族。そして異世界で知り合ったひとびと。それから。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-27 21:20:41
129846文字
会話率:47%
鵬苑国 耀州 按県
茶穎というのどかな村に
医術師を目指す杜慎彰はやって来る。
〈鷺凰院〉のひとびとと
多くの出会いと別れのなかで
何を見つけ
何を決意をするのか。
最終更新:2015-12-26 22:51:40
5401文字
会話率:43%
都会から転勤してきたA。その土地に住む人々は、一風変わった人が多い。
高校教員のAが2年間過ごしてきた日常の、奇妙な体験談。
最終更新:2015-12-09 01:24:12
488文字
会話率:17%
おかしな、おかしな、沖縄の人々。
最終更新:2015-05-16 00:30:01
287文字
会話率:0%
空の器が満たされるか待ち続ける
涙こらえて待ち続ける
独りきりで日々を耐え抜いて
誰かと笑う日が来るのだと待ち続ける
キーワード:
最終更新:2015-03-14 00:37:17
643文字
会話率:0%
珊瑚礁に囲まれた、亜熱帯の小さな島。ひとびとは、死ぬとたましいは海に還り、星が運命を動かすと信じている。
十六歳のリゼは星に選ばれた娘だ。すなわち、運命を、未来を視るちからを与えられた娘。生涯だれとも契らず、星読みとして祈りをささげ、島のひ
とびとの未来を占うさだめにある。だが――。
第174回コバルト短編小説新人賞・落選作の改稿。
中編「海の底に沈む真珠」とリンクしたお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-03 20:12:31
10491文字
会話率:17%
大陸の北に位置する北倶盧洲(ほっくるしゅう)には、西に人間と羅刹が混在する場所賽ノ地(さいのち)や中央都には江戸がある。その州全体で不穏な動きが漂う中、江戸で瓦版を営む父を持つ姉妹が今日も記事になる話題を求めて元気に走り回っていた。
そ
んな彼女たちが見たのは混沌とした様子だけでなく、明るくも賑やかなひとびとの様子だった。
◆このお話は早村友裕さん発案でみてみんから始まった【コラボ侍】のキャラクター達にスポットを当てた、基本1話完結型の短編集です。(完結済)
◆【コラボ侍】について気になる方は目次下部にあるリンク先をご覧ください。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-31 20:04:54
64914文字
会話率:41%