宮内ツカサは異世界転生者だが、生まれた先は魔界である。
魔族が支配するそこでは、人間なんて単なるジビエ。
それでも15年間、現代知識を駆使して健康に気をつけて生きてきたツカサだったが、とうとう吸血種の人間狩りに巻き込まれてしまう。
「俺って
かなりウマそうに見えるでしょ!?」
「ウワッなんじゃこいつ急に」
死にたくなさのあまり様子のおかしい主人公による、グルメっぽいのじゃロリ吸血姫への、売り込みという命乞いによる魔界ブラッドコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-21 07:00:00
11925文字
会話率:30%
異世界に侯爵令嬢として転生していたが、放置されてなかなかつらい。
でも、幸せになってやるんだから。
最終更新:2024-02-18 09:37:21
4909文字
会話率:30%
「この戦争から帰ったら結婚するんだ」
そう言って戦地へ向かった幼馴染みのエタンが、記憶を失くして帰ってきた。戦場にほんの少しの記憶を置いて。
全部を忘れたわけじゃなくて、一部だけ記憶喪失をしているエタンは、私のこともすっかり忘れちゃって
いる。しかも私だけじゃなくて、結婚相手のことまで忘れてしまっていた。
このままじゃいけないと、エタンの記憶を取り戻すお手伝いをするけど……記憶を失くしたエタンが私にぐいぐい迫ってくる!?
私の初恋はエタンが戦争に行った日に終わったはずなのに、幼馴染みからのアプローチがつらいです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 07:00:00
21579文字
会話率:40%
「僕はモテモテだ」
自らそう言って憚らない高校二年生、愛可良《あいかりょう》は、確かに、モテていた。
「愛可君!『僕』と付き合ってください」
……そう、男に。
愛可良(あいかりょう)は男の娘(おとこのこ)だ。
それはもう、道を歩けば、通り
すがりの9割の男が振り返らんばかりの、可憐な男の娘。
が、男の娘が必ずしも男を好きになるとは限らない。
普通に女の子と恋愛がしたいし、ちょっとエッチなことだってしたい。が、見た目が可愛すぎてそういう対象としては見られない。
しかし、とある日、良は自分と同じような悩みを持つボーイッシュな隣のクラスの女の子、言うなれば『男んなの娘(おんなのこ)』、面圭(おもてけい)と出会う。
そんな彼女との出会うことにより、良と、そして周りに少しずつ変化が表れ始める……かもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 21:32:55
28386文字
会話率:34%
貧乏伯爵家の令嬢クロウディア・ベッカーは、ぶあつい眼鏡が特徴の、地味な見た目。
社交は苦手で、本ばかり読み、美術の世界に逃避する日々。
こんな自分に結婚のことなど考えられない――と思っていたのだが。
ある日王都で出会った〝美貌の貴公子〟セ
リアン・ロイヒテンに求婚され、イケメン圧に気絶しているあいだに婚約まで結ばれてしまう。
「セリアン様の妻なんてわたしには無理です!婚約は解消してください!」
「婚約解消されないように、ぼくもがんばるよ(ニコッ)」
「ヒィッ、顔がいい……」
クロウディアが説得しようとすればするほど、セリアンの求婚は斜め上に激しさを増す。
やがてセリアンとクロウディアが婚約したという話は王都に広まり、ほかの令嬢たちにも目をつけられて…?
自分の見た目に自信のもてない令嬢が、顔のよすぎる婚約者にふりまわされながらも、少しずつ成長していくお話。
※1日複数話投稿、2週間ほどで完結します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 11:58:40
75073文字
会話率:32%
「女の子に嫌われてるから苦手なんだよね。大丈夫、わたし男になったよ!」
冒険者たちがダンジョン攻略やモンスター退治をして治安を守っている世界——
【リディア】は、子供の頃から片思いする同じ村出身の【バルザ】が所属する冒険者ギルド三毛猫会
の推し活に励んでいる。
自身も冒険者になってバルザと一緒に戦いたいと夢見ていたが、一歩踏み出せないまま実家暮らしだ。
体が大きく無愛想で、ギルドメンバーの女性陣から疎まれていたと知り「バルザは女性が苦手だ」と思い込んでいるリディアは、彼がギルドを追放されたと聞いて「男になって助けに行こう!」とトンチンカンな作戦を立て軽率に実行。
魔法使いにお願いするも、呪いを解く対価として「バルザを『月間ナンバーワン冒険者』にする」と言ってしまう!
バルザのことが大好きで、一生懸命で妄想過多で下心全開のリディアは残念イケメン【リド】となって右往左往。
バルザのつらい出自を知ったり、仲間を集めてギルドを結成したり。
〝謎の男〟に擦り寄られて困惑するバルザを、はたしてナンバーワンに押し上げられるのか。
そして、無事に女に戻ることができるのか。
↓こちらの作品の改稿版です
https://ncode.syosetu.com/n2648im/
●1話 2,000字程度
●一人称寄りの三人称視点
●肉体的には男同士ですが、同性愛的表現はほとんどありません。じれじれ男女カップルです。
●主人公が悩んだり、落ち込んだりする展開があります。
●冒険者の必需品として便利な魔法具アドベンチュラ・インフォ・カード、通称『アイフォ』が頻出します。リンゴのマークの便利なアレのタイプミスではありません。
●AI生成イメージ画をこっそり公開中
https://kakuyomu.jp/users/kaijari_suigyo/news/16817330666743651058
●カクヨムで先行公開中
https://kakuyomu.jp/works/16817330663668341697折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 20:00:00
101627文字
会話率:37%
恋愛体質で男依存のバカな私。愛とセックスの矛盾。自分自身と向き合えない弱さ。自分を晒すのはとても恥ずかしくてつらいけど、少しでも変わりたいと思う。この世界が生きづらい人達へ、そして同じ痛みを抱えた誰かに私の言葉が届きますように。
最終更新:2024-02-10 13:39:28
2538文字
会話率:3%
鎌倉に住む大学生莉子(りこ)、山梨県富士河口湖町に住む大学生蒼(あおい)、米国オハイオ州に住む大学生レイモンド、ニューヨークに住むヨガインストラクターのアシスタントのアイーシャの五人には、共通点がある。彼らは米国で生まれ、十五年前の記憶を
失っていた。
蒼と莉子、蒼とレイモンドは河口湖で、莉子とアイーシャは鎌倉で出会い、奇妙な体験をする。蒼は「ユーリイ」という名を思い出し、アイーシャは「ヌアナ」という名を憶えていた。莉子とアイーシャは、禅寺での坐禅中に「ユーリイ!」と誰かが叫ぶのを聞く。莉子から連絡を貰った蒼は、レイモンドと共に鎌倉に向かい、四人は一堂に会する。
ユーリイは、大学で働きながら、ヌアナの介護をし、暮らしていた。ヌアナは彼の亡き母の友人で、唯一の庇護者だった。彼女には、人の話を聞くことで、人を癒す不思議な能力があり、それを仕事とした。ヌアナは、アオ、レイ、リコ、アイナという四人の子どもを、アパートに連れて来た。皆、何らかの虐待を受け、命の危険性があったためだった。ユーリイは四人の兄貴分として彼らの面倒を見た。
ヌアナの力が周囲に認められると、それを利用し、搾取する人物〈スネイク〉が現れた。〈スネイク〉から理不尽な恨みを買ったヌアナは、五人の子ども達を殺すと脅される。それを救ってくれたのが、初めての客だった弁護士のマイクだった。彼は、ヌアナに、四人の子どもを手放し、ユーリイと二人で街から逃げるよう説得する。ヌアナは、四人の未来のために、彼らのつらい幼少期とこれまでの記憶を消す決意をする。
それから十五年後、鎌倉に集まった四人は、これまでの奇妙な体験に何者かの意志を感じ取り、皆で瞑想を試みる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 18:16:05
163956文字
会話率:38%
何気ない日常から一転、自称天使の登場によって兎へと姿が変わってしまった主人公。違う世界での兎の生き方というのはとても大変……という訳でもなく、悪運強くしぶとく生きる主人公は何を目的として生きるのか。これは、一人の畢生の始まりの奇譚。
※激
遅遅延遅刻投稿注意!!!
だけど中途半端に書籍化したものよりは早いと思うから許して♡折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 10:00:00
337840文字
会話率:46%
これは「兎にかく、あるべき生は要らぬ」https://ncode.syosetu.com/n1274em/)の設定集です。
ご覧になる前に本編を読んでいただければ幸いです。
最終更新:2023-12-31 03:17:57
19300文字
会話率:1%
おれとおれの系譜の墓にまつわる話。
最終更新:2024-01-28 00:00:00
1911文字
会話率:37%
私は側近。
偉大なる勇者の側近。
だが、クエストが終了すると失業してしまう。
だから生活のために『引き分け』に持ち込むしかない。
それは魔王の側近も同じであった。
最終更新:2024-01-10 03:00:00
9196文字
会話率:44%
つらい時ほど笑いましょう。
最終更新:2024-01-04 09:48:26
212文字
会話率:0%
主人公、沖本マリは高校を三日で中退した有名な不良少女。親にさえ愛されず、虐待され、誰からも理解されない孤独を抱え、自分は何故生まれてきたのか?何故生きているのか?と自問自答しながら生きている。そんなマリを親は遂に更生施設へ叩き込んでしまう。
そこで更なる虐待に耐えながら生きるマリが学ぶ事とは何か?家族とは何か?人が生きる意味とは何か?読者に問いかけ続けます。
この作品を、重くつらい荷物を背負いながら懸命に生きているすべての方に捧げます。
申し上げたい事はたったひとつ、必ず良くなります!
マリの闘いはあなたの闘いでもあります。
どうぞお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-11 11:52:06
424026文字
会話率:29%
新人会社員の”新井 新人(あらい あらと)”は入社1年目にして精神的に追い詰められていた
そんなとき、ふと開いたYouTubeのライブ配信で”花咲ひまわり(はなさく ひまわり)”というVTuberに出会う
新人は、そのライブ配信での彼女の天
真爛漫なふるまいに自然と笑顔になり心が救われる
VTuberオタクになった新人は、推し活に励むことで一番つらい時期を乗り越えることができた
そんな彼が花咲ひまわりの中の人に出会うことから物語は始まる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 08:00:00
414885文字
会話率:52%
推しがハブられる。これほどつらいものはない。
だけど理由があるなら、理解出来るし納得いくこともある。
しかし、今回の件は……?
※このエッセイは「カクヨム」にも投稿しています。
最終更新:2023-12-30 20:26:21
3448文字
会話率:2%
受験を翌年に控えた男子高校生の樫野璃玖には、大切な後輩かつ親友と呼べる存在がいる。同じアウトドア部に所属する高校一年生の男の子、橋戸ソラである。ソラの姉の紹介で知り合った二人はアウトドア趣味で意気投合し、今では時折互いの家でお泊りをするほど
に仲が良いのだ。
一方で、璃玖はソラの姉に好意を寄せていた。
彼女が心に抱える“闇”を知ってなお好きであり続けようとする一途な璃玖だったが、ソラと一緒に出掛けた先で、彼女が別の男性とラブホテルへ消えていく様を目撃してしまう。
ショックのあまりに嘔吐する璃玖。彼を介抱するソラは、その日、璃玖の家に宿泊することになった。
翌日。璃玖が朝目覚めると、右手にやわらかな感触を捉える。来客用の布団に寝かせていたはずのソラが、いつの間にか自分のベッドにもぐりこんでいたのだ。やれやれと肩を竦める璃玖だったが、瞬間、強烈な違和感に襲われた。
────ソラって、こんなに可愛かったっけ。
よく見てみれば、それはソラではなかった。栗色の髪をした、可憐な少女だったのだ。
慌てふためく璃玖の前で、彼女は、目を擦りながらゆっくりと体を起こす。
「お、お前は誰だ!?」
「誰って、ソラですけど……あれ、声が変だな」
ソラを名乗る美少女の姿は、璃玖の想い人であるソラの姉にそっくりなのだった────。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 11:04:07
380474文字
会話率:39%
いじめを受けていた少女、西田波瑠は、精神的にも肉体的にも追い詰められるようになり、最終的に屋上から飛び降りその生涯に幕を閉じた──はずだった。
よく、物語の世界にある『異世界転生』を果たし、平民生まれの天才少女、ハル・レッシェルトンとして産
まれた。
さらにさらに、その魔力の才能を認められ、貴族の養女として、王立魔法学園『アスタシア』に入学する!!しかし、前世のツラい過去のせいで友達を作ろうとしないが、やはりつらい過去の分、幸せは訪れる──!
異世界転生シンデレラストーリー(?)開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 01:23:36
25017文字
会話率:59%
【コミカライズもしました!:2020年10月14日にコミックス1巻発売!】気がついたら赤ちゃんとして転生していました。母は亡くなり、父からは疎まれて、せっかく侯爵家に生まれたのに、最初から人生ハードモード。でもへこたれない。しっかり食べて寝
て動いて、もらえるものは全部もらって、幸せに生きていこう。
でも、なぜかいろいろ事件は起こる。虚族と人族が対立する世界、結界を張る力を持つ転生幼女が、周りを巻き込んで幸せになっていくお話。
※死ぬ人もいます
※途中過酷な状況もあります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-11 06:00:00
1009778文字
会話率:57%
※コミカライズ連載中! コミックス3巻が4月1日発売! B's-LOGとFlos-comicにて
※書籍化しました! 2018年10月10日、3巻がカドカワbooksより発売!
(旧題名;聖女二人ぶらり異世界旅)
千春と真紀は同期で社会人
三年目。この春見事にふられました。やけ酒飲んだら二人一緒に異世界召喚。瘴気の浄化をするだけの簡単なお仕事です。
こうなったら、しかたがない。酒とおいしい食べ物、できれば浮気しない彼を求めて。
二人のぶらり異世界旅、始まります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-01 06:00:00
479502文字
会話率:63%
さぁさぁそこのお客様、寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。そこの美人なお姉さん。そう美人なあんたのことさ。やだねぇ照れてんじゃないよ。俺の目を信頼してくれよ。あんたは美人だ間違いない。旦那も幸せもんだねぇ。こんな美人な嫁さんもらっちゃって
さぁ。妬けるねぇ。全く。
お二人さん、せっかくだから今日はお芝居を楽しんでいきなよ。王国で評判の芝居だよ。もちろん皇国でも大人気さ。
何だって? 聞いたことが無い。そりゃあんたたちは幸いだ。ここを通りかかったのは大地母神様のお恵みだ。この素敵な芝居に、あんたたちが出会うように取り計らってくださったのさ。
可愛い女の子、コンスタンサの物語だよ。可哀想な子でね。親なしの孤児、根無し草の旅芸人さ。俺と同じで町から町へ、村から村へ、風の向くまま気の向くままさ。聞こえはいいけど、なかなかにつらいもんだよ。おや旦那、俺に同情してくれるのかい。あんたいい人だねぇ。流石素敵な嫁さんをもらうだけのことはある。あんたいい男だよ。
可哀想なコンスタンサは健気なとっても良い子でね。毒舌なんだがそれはそれ。大地母神様へのお祈りを欠かさない信心深い子だ。いつか「貴婦人のコンスタンサ」という二つ名で呼ばれるような大役者になるのを夢見て、一生懸命頑張っていたのさ。
いやいやお涙頂戴じゃないよ。あんた方、安心しとくれ。子供だましの芝居とは一味違う。
健気で優しいコンスタンサは、ある日とんでもないものを大地母神様の神殿で拾っちまってね。まぁ、それが縁だったんだろうねぇ。一生懸命頑張ったのに、全く違うもんになっちまったのさ。そりゃ勿論、大地母神様のお導きは完璧さ。幸せになったよ。大団円さ。
今から思えば、全ては大地母神様のお恵みだったのさ。なにせ、可愛いコンスタンサが妙なものを拾っちまったのは、大地母神様の神殿だったんだからねぇ。
だからほら、そこの兄ちゃんも。せっかくだから芝居を見ていきなよ。あぁすまないね。活劇はないんだ。でも、手に汗握るいい芝居さ。ほら、芝居の始まり始まり。
フィクションです。実在の国、事件とは一切関係がありません。中世の欧州を基盤とした架空の世界です。身分制度があります。宗教もあります。物語の設定上のものであり、作者個人の思想との関連性はありません。
著作財産権、著作者人格権は作者にあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-10 07:00:00
265159文字
会話率:42%
幼い頃、特別な薬を作れる聖女の魔力に目覚めた私――エリンは、無理やり城に連れていかれて、聖女にしか作れない特別な薬を作らされていた。
国王からは、病気で苦しむ民のために、薬を使ってほしいと言われた。
ほぼ軟禁状態で、様々な薬の勉強を寝な
いでやらされた。家に帰りたい、お母さんに会いたいと言っても、当然聞き入れられなかった。
それから長い時が経ち、十九歳になった私は、聖女の力を持つ人間として、毎日山のような数の薬を作らされている。
休みなんて当然無い。大変でつらい仕事だけど、私の薬でたくさんの人が救われると思うと頑張れたし、誇りに思えた。
それに、国王の一人息子である王子様が私と婚約をしてくれて、一人だけど友人もできた。見守ってくれる人もできたわ。
でも、私はずっと前から既に裏切られていた――婚約者は友人と浮気をし、私が作った薬は民の元にはいかず、彼らの私服を肥やす、都合のいい商品にされていたことを、私は知ってしまう。
ずっと国と民のために尽くしてきたのに、私は利用されていただけだった……こんなことが許されるはずがない。私は急いで多くの人がいる社交場で、彼らの罪を告発した。
しかし、私はまだ知らなかった。そこにいた貴族は、全員が私の薬を購入していたことを。だから、全員が婚約者の味方をした。
それどころか、国家を陥れようとした罪人扱いをされてしまい、婚約破棄を言い渡された。
部屋に戻ってきた私は思った。こんなところにいても、私は利用され続けるだけだろう。そんなの嫌だ。私はこの薬を作る力で、多くの人を助けたい。そして、お母さんのいる故郷に帰りたい――そう思った私は、外に出る決意をする。
唯一の味方であった男性の人の助けもあり、なんとか国を出てることができたが、サバイバル能力なんて皆無なせいで、日に日に弱っていく中、私は野生動物に襲われてしまう。
そこに、薬草を探していた一人の騎士様が通りかかって……?
これは一人の聖女が薬師となり、新しい土地で出会った騎士と多くの問題を解決し、仲を紡ぎながら幸せになるまでの物語。
⭐︎完結まで執筆済み。アルファポリス様にも投稿しております⭐︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 21:10:26
320892文字
会話率:62%
「リーフ、突然の事で驚くだろうが……僕は君との婚約を破棄する事にした」
私の最愛の男性——クリス・メレディス様との結婚を間近に控えていた私——リーフ・プルームは突然婚約破棄を告げられた。クリス様に理由をいくら問い詰めても、頑なに答えず、私
の事を冷たく突き放した。
そして、それがクリス様との最後の会話となってしまった。何故なら……クリス様は翌日の朝、自室で変わり果てた姿で発見された。どうやら自ら首を切って自害したそうだ。
現実を受け入れられない私の事などお構いなしに、クリス様の葬儀が行われた。私もそれに参加したのだけど……葬儀の途中に最愛の人との永遠の別れに耐えきれなくなり、泣き崩れてしまう。
クリス様の亡骸から離れられない私は、使用人に連れられて控室で休んでいると、クリス様の弟——リチャード・メレディス様が慰めに来てくれた。
リチャード様は、愛する人に良く似ていて、とても優しくて礼儀正しい青年だった。私の事や家の事を心配して、よかったら兄の代わりに自分と婚約をしてくれないかと申し出てきた。
驚きつつも、すぐに答えは出せないと答えると、彼は快く私の言葉を受け入れて、ゆっくり考えてくれと言い残して私の前を去っていった。
とても気づかいのできる彼に、いつまでには答えを返すと言い忘れていた私は、急いで追いかけると、とんでもない事を聞いてしまう。なんと、リチャード様は兄のクリス様を脅し、婚約破棄をさせたそうだ。しかも、脅しの文句として、私の命を引き合いに出したそうだ。
リチャード様のせいで、私達の幸せと、愛する人の未来が壊された……その事実を知った私の胸の中に、復讐の炎が宿った。必ず復讐をする……そのために、クリス様を脅したという証拠と、復讐をするための手札を手に入れる。そして、最高の復讐の方法を考えなければ。
この物語は、愛する人を奪われた私が、世界一憎い男に死ぬよりもつらい罰を与えるために奮闘する物語――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-23 20:11:14
19936文字
会話率:52%
【書籍化&コミカライズ決定】
転生者であるレインは貴族として辺境で国の外からくる魔物を倒す役目を続けていた。
そんなレインが成人の15歳になった日、役目の特権でもあった王女との婚約が発表される......はずだった。
しかし、その場
で婚約が破棄され、役目が取り上げられてしまう。
その上、身元を引き受けてくれるはずの家からはその日のうちに追放されてしまった。
特に王国に未練のなかったレインは王都から出たその足で王国から遠く離れた国へ行き、開拓村にたどり着く。
今までも辺境で開拓のようなことをしていたので、レインは開拓村に参加することにした。
その開拓民生活は今までの生活と比べて自由の多い生活だった。
レインはそこで村を強化したり、弟子をとったり、魔の森を探索したりしながら楽しく生活していく。
そしてレインの行動が国を大きく動かすことのなる。レインの気づかぬうちに……。
レインののんびりとした第二の生活が始まった?
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◇8/8 ジャンル別日間ランキング 1位!(異世界転生/転移 ファンタジー)
◇8/15 ジャンル別週間ランキング 1位!(異世界転生/転移 ファンタジー)
◇9/3 ジャンル別月間ランキング 2位!(異世界転生/転移 ファンタジー)
◇8/15 総合日間ランキング 5位!
◇8/19 総合週間ランキング 7位!
◇9/12 総合月間ランキング 9位!
たくさんの応援をいただき、本当にありがとうございます!
※この作品はノベルアップ+でも投稿しています。
※「閑話 愚王たちのその後」がざまぁ回になっています。ざまぁ好きの方はその部分だけでもどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 06:35:44
417794文字
会話率:33%