信仰を以て神の存在証明を為し、その代価として神秘を授かる。
この契約的業を、人は《魔法》と呼ぶ——
人間による科学の発見。それに伴う、科学を媒介とした信仰の否定、つまりは間接的な神の存在否定。
人間は此処に、神秘を喪った——
人間種が第三次世界大戦にて大敗を喫した人類暦1612年。それより176年後。
地上を捨て天空に移り住んだ人間種は物質文明の頂きへと急進していた。
そして人類暦1788年。《エデンの民》と自称する彼らは、全ての国民がアクセス可能なネットワーク《YHWH》を構築し、そこに仮想空間を創り上げた。
仮想空間を構築し、そこにキャラクターとして神の鋳型を設け、炉心たる人々を招き、信仰を注がせ、神の受肉を完了する。
全ては、人工の神を創り出し、神秘を取り戻す為に。
全ては、其処から始まった———折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 04:11:18
182489文字
会話率:25%
福島に住むおじいちゃん(早川孝雄)に、十年ぶりに会いに行く早川歌凛。
歌凛に同行することになった千葉大翔。
孝雄に世話になっている久澄マルコと唐沢将太。
唐沢の人生に関係を持った警察官の大阪富士夫。
亡くなった妻との記憶を夢に見る
孝雄。
そして歌凛とは関わり合いのない人々。
それぞれがそれぞれに思いをもって生きている。
短いながらも共に時を過ごし、帰京する日、歌凛は孝雄に会いに福島に来て正解だったと感動する。
別れは切ないけれど、二人は冗談を言って笑って別れた。知らぬ人々が行き交う中で。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-24 14:14:54
81131文字
会話率:24%
スラム街に住む幼い少女、ルナフェガリは
ある日瀕死の子猫を助けた。
それから数ヶ月、食べ物がなく
飢えて死にかけているルナフェガリの元に少年が現れた。
「おい、人間。生きているな?」
「生きてるけど…あなた、だれ?」
「俺はエトワル。
お前を救う者だ。」
これはルナフェガリが1匹の子猫を助けたことから始まる、
少女が幸せになるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 17:53:00
3537文字
会話率:15%
2年前、主人公『日向一郎』は突如異世界に転生した。
目の当たりにしたのは賑やかで華々しい人々や文明。しかし、そこには狂気が潜んでいるような気がした。
それはさておき彼は、楽観的性格も手伝って日雇いの仕事をしながらなんとなく生きていた。
ある
日興味を引く店の看板が視界に映る。親しみのある日本家屋風で、しかもなんと『透視魔法』を伝授してくれるらしい。
まだ若年極まる彼は下心全開でその魔法道場の扉を叩いた。
そこに居たのは小さな女の子。といっても身長の話で、どうやら彼女がこの道場の師匠らしい。
そんなこんなで彼と師匠の師弟生活が始まるのであった。
やがて彼は知る。師匠の心に打ち沈んだ『ある感情』を。
❇︎ この作品は『カクヨム』との重複投稿を行っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-18 13:32:07
34278文字
会話率:45%
夢ばかりをの感情を書いてみました
最終更新:2023-01-17 18:18:46
226文字
会話率:0%
私は未来を見てきた。人が過ちを起こし、世界が滅ぶ未来を。ただ平和に暮らしていただけなのに、巻き込まれる側からしてみれば迷惑極まりない。私はそれを防ごうと戦った。戦って、戦って……神話の魔法を持つこの体で、1人で世界中と戦い続けた。しかし魔力
は人並み。いつも負けて終わる。そんな私の運命は、母の一言で変わった。「地球という星の神は、創り出した魂の保有魔力を確認しないみたいよ」と。だから探し求めた。今の体よりも少しでも強くなるために。そこで遂に見つけたのだが、本当に幸運だった。魔力が多いなんてものでは無い。無限だ。使っても使っても尽きることの無い魔力。私は変わった。もう誰にも負けない。この力で、世界を望むままに変えてやる。
※この作品は『無限の魔女様、世界を旅する』の続編です。最大限お楽しみ頂くために、是非そちらもご一読下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 07:59:16
40091文字
会話率:42%
戦場に散らばる亡骸から得物を漁り、日々を生きる名もなき少年。
少年は元階級騎士クルトと出会う。
「一緒に来ないか?」と誘われた少年は
安定を求めてクルトとの動向に賛同する。
少年の与えられた名は「ウルツ」。
この出会いか
ら始まり、これからもたくさんの出会いを重ねていくウルト。
成長していくウルツは果たして激戦渦巻くこの時代をどう生きていくのか。
国家の謀略や、世界の秘密。
様々な出来事がウルツに絡みついていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 04:31:37
18742文字
会話率:31%
「トワ君、いつかまた一緒に冒険しようね。約束だよ。」
それが1番仲良かったフレンド、ヒロさんとの最後の会話だった。
ヒロさんとは数年前に発売された大人気RPG、エタニティドリームワールド略称『エタドリ』のゲーム内で出会った。
『エタドリ』と
はよくあるゲームシステムをかなり取り入れており、ギルドを作ってギルド同士が競い合ったり、パーティーを組んでクエストを行ったり、しっかりしたストーリーが売りの初心者でも上級者でも楽しめるRPGだ。
前作の『エタドリ』はクリアしていて、サービスが終了していたのだが、この春、リメイクされフルダイブMMORPGに進化して発売された。僕、中間友輪(なかまとわ)は名門校に進学を条件に、起動する念願のハードと一緒に買ってもらう事ができた。2週間遅れとなったが、僕は前作の『エタドリ』フレンドのヒロさんとの約束を果たすために、生まれ変わった『エタドリ』の大地へ踏みしめる。この生まれ変わったゲームの世界でヒロさんと再会出来る事を信じて……
やがて知ることになる、このあと、ゲームの世界からログアウト出来なくなること、ヒロさんの真実、このゲームが作られた真の目的を…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-14 00:11:09
271541文字
会話率:40%
2000年、『妹の月』と呼ばれる正体不明の小惑星が地球に飛来し、海面上昇をはじめとする
未曽有の大災害が起こった世界。
それから約半世紀ののち、一部の人類は『プール』と呼ばれるネットワーク異空間と、それを通じ
物質・物理法則を操作する『
魔術』という能力を手にしていた。しかし、ある理由から魔術を持つ人間は隔離された人工島(旧四国)にて生活していた。そしてまた一人、ある青年が人工島へと足を踏み入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 22:50:48
6875文字
会話率:17%
『トワイラン』ー少し人里離れた自然に囲まれた地に存在し、生命の源・・虹色に輝く大樹から、春夏秋冬の季節に応じて自然を操る力を持って生まれ永遠の命を授かり、共に生まれたものは家族となり共に生きていき、生まれた命一つ一つに妖精がやどり育てていく
。
また各地に中継地を設けトワイランと見えない糸でつなぎ働きに出かけるものもいる。
その力を糸を通じて他国繁栄を願い数々の世界に息吹を届けている。
ある日そこに生まれたのは永遠の命を絶たれた世界を破滅に導く力を持った少女ークオン
死んでしまうと世界が破滅してしまう
その時彼らは・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 22:37:47
3592文字
会話率:67%
愛する妻を実験中の事故で失うと同時に、自らもこの世とあの世の境界に封じられた繋(ツナグ)。生きることも死ぬこともできず彷徨うが、冥界からの働きかけで現世を彷徨う怨霊の回収に臨むこととなる。だが、最凶最悪の怨霊として彼の前に立ちはだかるのは、
世界のあらゆる電子ネットワークを支配する存在、電網怨霊となった妻だった――。
密かに結成された組織のもと、日本古来の霊たちと共闘する繋。腕に封じられた古代兵器、ヤマタノオロチが放つ弾丸は人類と霊界の存続をかけ、地上のすべてのいのちをのせて敵を砕く!
+++
はるか昔に書いたプロットの成仏のために ^^; クライマックスの戦闘だけ短編化。霊的バトルアクションです。戦闘シーンはB'zのZEROを背景にお読みいただけると伝わるかなと思います。続きよみたいな、となったら評価いただけると喜びます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 09:25:10
5774文字
会話率:46%
イストワード王国の屋台骨を支える貴族であるファーレンス公爵家。その公爵夫人であるエレイン・ファーレンスは、悪逆の限りを尽くした上に、国家乗っ取りまで企んだ結果、最終的に自らの実の娘の手によってその命を奪われ、死亡した。死の間際にやっと、その
高い鼻っ柱は折れ、心からの後悔をしたのだが全ては後の祭り。公爵家自体も滅び、その悪名は時間と共に忘れられる……そうなるはずだった。しかし、気づけばエレインは意識を取り戻していた。しかも、なんと出産中ではないか。そんな場面で自分の状況を理解しようと思索を深めようとしても無駄であると即座に気付いた彼女は、とりあえず出産してから色々考えよう、と目の前の命と向きあうことにしたのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 21:00:00
530445文字
会話率:33%
人口の80%がネットワークを使う近未来。そこで普通の小学生、始(ハジメ)は従兄の誘いにより流行のネットゲーム『エデン』を始める。しかし理想郷となる筈のエデンには有り得ない悪意が潜んでいた。ゲームに登場しないモンスター。次々と被害に会うユーザ
ー達。敵の目的は?そして正体は?謎が謎を呼ぶエデンの世界で始は現実をも巻き込む事件へと巻き込まれて行く!!こちらのHPでは初投稿になる秋葉時雨の作品です!初のファンタジーですが、お楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 00:54:52
250206文字
会話率:29%
聖人祭前夜、散々だった去年のことを思い出しながら、一人の部屋でホットワインを飲んでいたミネア。
酔いも回ってきた深夜、近所迷惑なくらい激しくドアを叩く来訪者をのぞき窓から見てみれば、去年の今日、別れた元恋人リカルドが立っていて───。
※対応が難しいため、申し訳ありませんが誤字脱字報告は受け付けておりません。 また、感想はどのような内容であれ、ありがたく受け取っておりますが、「荒れ」を防ぐため、現在全てに返信はしておりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 00:00:00
9884文字
会話率:29%
異世界に召喚され、色々あって今は街の外れで小さな質屋を営む少年トワルの元に、ある日怪しげな青い宝石が持ち込まれる。
トワルはそれを買い取るが、客が帰ったあと宝石から光が溢れ出し、一人の少女が姿を現した。
少女は告げる。自分は伝説の呪い
の宝石の化身。手にした者にあらゆる不幸をもたらし、数多くの所有者を破滅させてきた、と。
そして少女はトワルに、命が惜しければ早く自分を手放すようにと命令するのだが……。
異世界召喚された少年と呪いの宝石の化身の少女による質屋経営&遺跡探索ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 17:00:00
271125文字
会話率:37%
少子化が進んだ近未来の日本。過疎地域は増加の一途をたどり、国民が生活するためのインフラ整備、公共サービスの提供を隅々に張り巡らせることが極めて非効率的になってしまった。
政府は都道府県を廃止し、居住地区を旧主要都市に限定した新たな法律を
制定。太平洋沿いを走る巨大鉄道網「列島鉄道」で輸送ネットワークを形成し、その沿線が人口密集地帯となっている。非居住区は緩衝地帯を挟み、不可侵境界線(フェンス)で区切られ立ち入り禁止となった。
そうなってからおよそ百六十年が経過。国土の九割以上を占める非居住区にかつて住んでいた人々もこの世を去り、当時の様子は文献や映像資料でしか分かっていない。日本領でありながらその実態を把握できていないことを危惧した政府は厳しい条件を課したうえで、非居住区への立ち入りを専門家や一部の民間に許可。百六十年放棄された土地の調査を開始した……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-14 15:20:18
24163文字
会話率:57%
妖怪の跋扈する魔界は、力こそが全ての世界。
白雪ヨドミは、種族カーストナンバーワンの妖狐の母と、ワーストワンの人間の父との間で産まれた半妖である。
いつまでも妖狐の力を発現しないヨドミは、煉獄町の妖怪達からも見下げられ、馬鹿にされて
生きてきた。
しかしとある日、ヨドミのケツに世界最強の妖怪である、妖狐の尾が生えた。
齢90にもなる超人ジジイの執事、海坊主の大五郎と、チビで豪胆なロリ、妖狐のヨドミは、衰退した白雪家の栄華を取り戻す為に、煉獄町の奴等を全員シメると決めたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-04 21:29:59
103640文字
会話率:64%
これは
デイム・ラ・ストラーダという高校生の女神に見捨てられた青年と
不老不死(?)の自称神のルミが魔王を倒しに行くお話
最終更新:2022-11-27 10:52:08
410文字
会話率:0%
「洗脳よりも一層洗練された巧妙な技術*1)」とも言われる、マインド・コントロール。その言葉だけがメディア等で報道され、内容を把握している人はそんなにいないのカモ。
という疑問を持った元・霊感商法のカモ「カモ子」は、近所の図書館で「マイン
ド・コントロール」に関する本を何冊か借りて読んでみた。そして、本に書いてある事から共通するものを見つけ、エッセイにして世に問うてみようと考えたのである。
1話:カモ子のカモ歴
2話:マインド・コントロールの実際
3話:どんな人がマインド・コントロールしがちなのか。また、マインド・コントロールされやすいのか
4話:世にありふれたマインド・コントロール
5話:マインド・コントロールとの共生
*1)マインド・コントロールからの解放 オウム真理教徒救済ネットワーク 編著46ページより
参考資料
愛とは何か 生とは何か マインド・コントロールからの解放 オウム真理教信徒救済ネットワーク 編著
シリーズ・人間と性格 第4巻 性格の変容と文化 詫摩武俊・清水弘司・松井豊 編
ものみの塔聖書冊子協会 エホバの証人 マインド・コントロールの実態 ウイリアム・ウッド=緒
カルトと若者 東京女子大学学会講演会 浅見定雄 西田公昭 江川紹子 紀藤正樹
マインド・コントロール 増補改訂版 岡田尊司折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-25 21:41:26
8364文字
会話率:11%
「きみは戦利品にすぎない。物や土地、地位や勲章と同じだ。そういうものを愛することはない。そんな価値はない。そうだろう?側に置くことはあってもね。きみは、あくまでもそういう存在だ。ぜったいに愛することのない妻、というわけだ。表向きは、契約婚と
か契約妻と思われるだろう。だが、実際はそれすらにもならない。もう一度言う。きみは戦利品だ。それをけっして忘れるな。それ以外は、好きにするがいい」
「はい、殿下。承知いたしました」
わたしは、亡国の公女エリカ・デュトワ。国が滅ぼされてからというもの、数々の国の王侯貴族の間を戦利品としてたらいまわしにされている。今回はフェーブル帝国に勝ったベシエール王国の王太子に戦利品の一つとして贈られた。王太子レイモンド・ロランは、「氷竜の貴公子」と異名を持つ将軍らしい。おざなりの婚儀とパーティーの後、彼から非情なまでの戒めを叩きつけられてしまった。
ああ、そうなのね。そんなことは、もう慣れっこよ。だから、即座に了承した。
これまでは戦利品として分をわきまえ、従順で控えめにしていた。たぶんそれがいけなかったのね。どこの国や場所でも、あらゆる人たちに蔑まれ虐げられてきた。こんな人生、もうたくさんだわ。今回は、悪妻、悪女ぶろう。どうせ蔑まれ虐げられるのなら、強気にでた方がすっきりするにきまっている。
そんなふうに決意したすぐ後、レイという謎の人物に出会った。たいそう美しい顔立ちで強い彼だけど、うさん臭さ満載。関わってはいけないと思いつつ、どうしてもレイのことが気になってしまう。しかも、「戦利品だから、愛さない」と宣言したはずの夫(王太子)が、なぜか絡みまくってくるじゃない。
これってわたし、なんかヤバいことに巻き込まれてしまったんじゃないかしら?
とにかく、今回は悪女ぶって図太く生き残るのよ。
※全四十五話。ハッピーエンド確約です。かなりゆるゆる設定です。ご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-22 22:03:47
115722文字
会話率:22%