乗っていた船が沈没し、とある港町へ漂着した主人公。
そこはまさに目的地であり、運良くたどり着いたと安心したのも束の間、何故か仕事に関することだけ記憶を失っていた。
失った記憶を取り戻すため、出会った仲間たちと記憶のカケラを探しに行く魔法あり
ファンタジー。
この作品は
カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/16816700426323097501
アルファポリス
https://www.alphapolis.co.jp/novel/223056330/838522894
ノベルアップ+
https://novelup.plus/story/495650400
にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 10:36:12
205775文字
会話率:48%
宇治川千歳は大粒の汗を流しながら炎天下を歩いていた。家のエアコンを友人であるなっちゃんが壊してしまったからだ。歩けど歩けど目的地を見つけられず疲労と汗ばかりが溜まっていった千歳はついに意識を失って……?
キーワード:
最終更新:2024-08-14 21:42:11
8357文字
会話率:53%
駅からの道を三つの人影が歩いていた。
三人のうちの一人である娘は、ある決意を持って目的地へ向かっていた。
大好きだった過去を買うために。
辿り着いたその場所で会ったのは、予想とはずい分かけ離れた人物で。
彼女は目的通りに過去を買うことがで
きるのか……。
場所は、日本に似たどこか。
時代設定的には昭和初期〜中期くらいで戦争経験はなく、和洋入り乱れた環境設定にしたため、日本とするのは無理がありました。
古き良き時代に、こんな場所があったらいいな…くらいの、ふんわりした設定ですので、肩の力を抜いて緩くお読みくださると嬉しいです。
文中に、現代では不適切とも思われる表現を用いていますが、人物設定上必要でしたので、不快に思われる方は読み飛ばすか、回れ右していただけると助かります。
恋愛要素は、ちらっとあるようなないような……。
読後感の良いものにはなる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 01:31:04
15596文字
会話率:30%
南極の工場で、大きな氷の船が完成した。
その船長は女の子。
南極の工場でつくったものを、氷の船で世界各地に届けている。
しかし、氷の船なので、暑さに弱いし、雨にも弱い。
もしも船の氷が半分以上とけてしまうと、先に進めなくなってしまう。お届け
失敗。
そうなる前に、この旅の最終目的地にたどり着くことはできるのか?
女の子と氷の船の行く手には、さまざまな困難が待ちかまえている。
魔の強風海域、灼熱(しゃくねつ)の赤道直下、そして・・・。
船の故障をかかえながらも、女の子は目的地を目指す。
海洋冒険ストーリー、発進!
暑い季節におすすめ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-03 12:10:00
14264文字
会話率:14%
俺は超A級の腕を持つビームライフルのスナイパー。崩壊した植民星を脱出した宇宙移民船に乗っている。なぜ俺が500人の選抜乗組員の一人に選ばれたのか…ついにそれを知る時が来た。
俺の仕事は、軌道を逸れた移民船から全乗員を惑星に降ろす転送ビームの
射手だったのだ。
有効射程距離ギリギリを通過する目的地の惑星に、果たして俺はうまくビームを命中させることが出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-01 12:55:15
1921文字
会話率:41%
時は大正。
公爵令嬢である綾小路みつきは文通相手の令嬢・猿渡うららとの逢引きのために、海岸沿いを走るタクシーに揺られていた。自殺の名所である断崖絶壁を目的地に指定されて訝しがるタクシー運転手。
みつきの目的はうららとの【心中】
高等女学院の卒業と同時に隻眼の海軍少尉に嫁ぐことが決まっていたみつきは、うららとの【純愛】を貫くために断崖絶壁の展望台に登る。
そこで待ち構えていたのは見たこともない女性で・・・?
♡大正時代の女学生の密やかな【エスの世界】
♡夢見がちな公爵令嬢【みつき】と謎の美人令嬢【うらら】の秘密とは?
♡公爵令嬢みつきと隻眼の海軍少尉との恋の行方は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 22:52:39
76843文字
会話率:35%
母子と一人の男が森を歩いていた。目指すは西の街。
人と魔法使いの壁の高いこの世界で、魔法使いの男と歩いている人間のリシア。ひとまず足を停めずに先を進もう。目的地まで。
最終更新:2024-07-29 20:39:47
36962文字
会話率:42%
アラサーの女性、仲良し三人組が、休日に集まって宅飲みし、ワイワイ過ごす。
その際、噂のホラースポットへ〈肝試し〉に行こう! と盛り上がってしまった。
目的地は、多数の死者、監禁事件があったと噂され、ネットでも〈都市伝説〉扱いになってい
た、山の上の廃病院ーー。
ほとんどノリで、噂の廃病院に来てしまった彼女らは、激しく後悔することにーー!
※『夏のホラー2024』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 17:10:00
11932文字
会話率:22%
ある夏の日の夜、僕は恋人のさっちゃんから提案された。
恋人同士がお参りすると必ず『恋が成就する』という噂の神社があるから、そこへ行こう、と。
オカルト好きな彼女の言い出しそうなことだと思いながらも、どうせ実行する段になると怖がって
中止すると、たかを括っていた。
ところが、さっちゃんは随分と積極的で、率先して車を運転する。
そして目的地に到着すると、噂の神社はとんでもないところにあり、しかも予想外の体験をすることにーー!
※『夏のホラー2024』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 18:57:39
4109文字
会話率:22%
まず先に、「アヴァロンの鍵」という実際に稼働したゲームの話をします。
株式会社セガが発表した、「アヴァロンの鍵」というアーケードゲームが2003年より数年間にわたり稼働しておりました。
このゲームは、実際のカードを機械で読み込み遊ぶもので
した。4人同時対戦で、30枚で組まれたデッキを駆使しながら、マップ移動やカードバトルをこなし、誰よりも早く「鍵」を獲得し目的地を目指すものです。
プレイヤーが操作するゲームキャラクターや、カード一枚一枚に込められたフレーバーテキストは、ゲームを介してよりプレイヤーに没入感を与えるものでした。
そして時は流れて20年、カードだけの存在となった現在でも大事に保管する人は多くおります。その気持ちを具現化すべく、筆を執ります。
どうか、また息づいたその姿を夢見て。
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参照される内容
①2003年にヒットメーカーが開発しセガより発売された、トレーディングカードを使用するアーケードゲームの内容
②稼働開始後のVer1.00カード100枚のテキスト及び効果
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4843文字
会話率:69%
黄泉神社に辿り着くと、別人に入れ替わる。そんな掲示板の書き込みを元に、職場の休暇を利用して介護職員である健二は目的地へと向かう。だがしかし、期待外れも良いところで何も起こることはなく……。現実はどちらなのか。健二は、衝撃的な事実を目の当たり
にしていく。『夏のホラー2024』参加作品。 R-15は保険。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 19:01:13
5781文字
会話率:21%
自己中で誰にでも横柄な態度を取るアビゲイル・ダンフォード侯爵令嬢は、何故かオペラに向かう馬車の中で何度も目を覚ます。
同じ景色、同じ目的地。
この日を起点として、3日後に、自分は刺殺される。
そして何度もタイムループを繰り返す。
この3日間
の行動を変えて、なんとか生き延びる道を模索するアビーは、死亡フラグをへし折って、生き延びることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 08:24:12
139025文字
会話率:33%
自称引きこもりのオタクゲーマーだった少年は、気づくと病弱な獣人少女になっていた。
目の前で自分を心配する獣人の美少女に困惑する彼だったが、記憶を取り戻すにつれて現状を理解する。
自分は何らかの理由で死に、この世界で獣人の少女……眼の前の少女
の双子の妹アリスに生まれ変わったのだと。
養親を失い、欲深い村人に追われる逃避行の途中。
元少年は、かつては何より欲した家族である双子の姉を護るためあがくことを決める。
姉のために、自分のために。目的地は遠く、両親の手かがりがあるという聖王国アルヴェリア。
前途多難な道のりも、頼もしい仲間となら超えていける。
耳としっぽが導くままに、獣人少女の旅がはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 00:49:47
1806221文字
会話率:46%
ツーリング中、目的地までの海岸沿いの道路が台風で通行止めになり、迂回した山間部でも激しくなった風雨で進めなくなった私は、ジムニー乗りの男性の家に泊めてもらう事になった。
最終更新:2024-07-09 19:56:48
14868文字
会話率:47%
ネットで七名限定で募集していた格安ツアーの抽選に当選したフリーライターの洋吾は他の六人の参加者―礁・海亜・沖也・奈美・渡・美海と共に富豪の保養地だという島へとやって来たが、添乗員は参加者達を降ろすと乗ってきた飛行機で飛び去ってしまい、彼等
は滑走路で置き去りにされてしまう。
その後目的地である館へは辿り着いたものの、参加者達がそこで目にしたのはテレビの画面越しに現れた支配人と名乗る正体不明の男であった。困惑する参加者達に支配人は我々が用意したゲームが終了するまでは帰宅する事はできない、そのゲームとは参加者全員の共通点を見つけ出して答える事だと告げてくる。
※全体の1/6程のあらすじです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-08 08:46:43
13442文字
会話率:55%
ネットで七名限定で募集していた格安ツアーの抽選に当選したフリーライターのヨウシは他の六人の参加者―パーフ・カイア・ティック・カーリー・オーソン・デティ―と共に富豪の保養地だという島へとやって来たが、添乗員は参加者達を降ろすと乗ってきた飛行
機で飛び去ってしまい、彼等は滑走路で置き去りにされてしまう。
その後目的地である館へは辿り着いたものの、参加者達がそこで目にしたのはテレビの画面越しに現れた支配人と名乗る正体不明の男であった。困惑する参加者達に支配人は我々が用意したゲームが終了するまでは帰宅する事はできない、そのゲームとは参加者全員の共通点を見つけ出して答える事だと告げてくる。
※全体の1/6程のあらすじです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 05:26:11
13696文字
会話率:55%
目的地が同じであったとしても、目的が同じであるとは限らない。
不良らしさを求めて学校の屋上を目指した『捩菜(れいな)』は、最後の階段で隣の席の優等生『唄陽(うたひ)』と邂逅した。
持つものが異なる彼女らは惹かれ合い、互いを求め続ける。
その
思い出は過去に実る果実であり、二人の時間は熟々と、どこまでも甘く積み重なっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 12:00:00
53980文字
会話率:50%
「未来にある目的地に辿り着くのも良いが、時には過去の場所まで帰ることも大切だろう。」
売れない小説家として生計を立てていた主人公。
ある日、書店から家まで帰宅している最中に不運過ぎる事故に巻き込まれ死亡してしまい、異世界生をしてしま
う。
転生した先で命を手に入れたのは良いが、魔法の才能無し、友人無し、居場所も無し。と、追い打ちをかけるように最悪な状況だったのだが、ある出来事をきっかけに自らを『見届ける者』として生きることになる。
『見届ける者』になった主人公は、物語と観客の間
に存在する仮想の壁、『第四の壁』を認知出来るようになってしまう。主人公はその存在を、『観測者』と呼ぶことになった。
見届ける者となった主人公が得た能力は、観測者が歩んできた人生の経験や、その目で視てきた数多の事象を読み取り、それを自分の物にするというもの。そして、この異世界において、観測者は物語の根幹を「観測」すると、自動的に主人公に情報が送られるという能力があるということが判明する。
主人公はそこで思った。この世界においての物語の結末は何処なのだろうと。どのような条件で、何をしたらゴールに到達するのだろうと。前世で物語を制作していた側として、興味を抱かずにはいられなかった。
主人公は言う、今日から貴方達はこの物語と共に歩む運命にあると。都合良く色々な場面を覗き、自分自身にそれを無意識に共有してほしいと。(結末のネタバレはNG)せっかく手に入れた不可思議な能力で、自分が成し遂げれなかった夢を追いかけたいと。
「おれは、観測者が視ている世界を利用し、夢である世界一の小説家になる。協力してほしい。」
主人公は『見届ける者』という立場を利用して異世界の往く先を見届け、同時に夢である『異世界一の小説家』を目指し、観測者と共に強制的にネタ探しをする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 12:46:10
99037文字
会話率:45%
十三歳の朱亞(シュア)は、自分を育ててくれた祖父が亡くなったことをきっかけに住んでいた村から旅に出た。
旅の道中、皇帝陛下が美女を後宮に招くために港町に向かっていることを知った朱亞は、好奇心を抑えられず一目見てみたいと港町へ目的地を決
めた。
山の中を歩いていると、雨の匂いを感じ取り近くにあった山小屋で雨宿りをすることにした。山小屋で雨が止むのを待っていると、ふと人の声が聞こえてびしょ濡れになってしまった女性を招き入れる。
女性の名は桜綾(ヨウリン)。彼女こそが、皇帝陛下が自ら迎えに行った絶世の美女であった。
しかし、彼女は後宮に行きたくない様子。
ところが皇帝陛下が山小屋で彼女を見つけてしまい、一緒にいた朱亞まで巻き込まれる形で後宮に向かうことになった。
後宮で知っている人がいないから、朱亞を侍女にしたいという願いを皇帝陛下は承諾してしまい、朱亞も桜綾の侍女として後宮で暮らすことになってしまった。
祖父からの教えをきっちりと受け継いでいる朱亞と、絶世の美女である桜綾が後宮でいろいろなことを解決したりする物語。
※世界観はふわっとしています。
※別の投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 17:03:13
103661文字
会話率:54%
巳葺山の事件から十日。登山計画中に聡史の発案で決まった海合宿に向う神崎翔と仲村聡史は伊那美濱の駅で再び嵐に遭遇して目的地『須佐之原海岸』へのバスが運行不能となってしまう。
一方、横浜に残った雫は謎の『声』と不可思議なビジョンを受け倒れてしま
う。
雫の不調と同時期に伊豆半島東海岸から相模湾沿岸と三浦半島、房総半島の沿岸部で同様の幻聴と幻覚を見た多数の人間がその影響から錯乱状態に陥ってしまう。
特殊事例と判断され、秋月楓が呼ばれ事態の鎮静に動くが、その症状を診た楓により過去に世界規模で起こった類似事例を指摘され深山を通じて青嵐学院大学に調査依頼を行う事となる。
調査依頼を受けた水橋寛美により約百年前の大正期に寛美の曾祖父である水橋創玄教授が纏め、歴史の闇に葬った「調査書」が存在することが発覚する。
雫の介抱に現れた森澤麗香と、幻聴の除去法を教えにやって来た楓の弟子である深山忍を交え青嵐三女神により、隠蔽された「報告書」の発見と解読が成される。
嵐の海岸から山越えの道を選んだ翔達は途中、不思議な空間に入り翔が『神託』を受けそこで倒れていた少女をすくって空間を抜け出る。
再び幽玄世界とまみえる事になった翔達に待ち受ける出来事とは・・・
朧シリーズ第二段
※この作品は(株)東京創元社 著者 H・P・ラヴクラフト 訳 宇野利泰 「ラヴクラフト全集2」に掲載されている『クトゥルフの呼び声』をモチーフ・アレンジしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 18:00:00
246319文字
会話率:38%
皆さんは『能力』を知っているだろうか?
人間には誰しも先天的に能力が備わっている。
能力というのは実体を持たない。
例えば、今自分の居る場所から少し離れた所に行くとしよう。
普通の人なら何らかの方法で目的地に行くはずだ。
だが、能力を持っ
ている人は一瞬でその場所に行くことが出来る。
つまり、とても便利だという事だ。
次は戦闘にフォーカスを当ててみよう。
能力を持っている人と持っていない人で殺し合いの戦いをさせてみたらどうだろう?
無論、能力を持っている人が勝つ。
俺が居るこの世界では、
・能力を持っている人を『能力者』
・能力を持っていない人を『無能力者』
として定めた。
その結果、能力者と無能力者とでは身分の差が物凄い事になってしまい、各地で無能力者による反乱が起きている。
能力者は、豊かな生活を送ることが出来て、
無能力者は、スラムみたいな場所で生活をする。
能力者は、栄養のあるご飯を食べることが出来て、
無能力者は、残飯を細々と口にする。
「こんな世界はよくない!!」と訴えかけても、意味がない。
ただ、たった1つだけ無能力者に残された希望がある。
それは、この世界が異様なまでに『実力主義』だという点だ。
実力さえあれば、上に立つことが出来る。
しかし、能力者と無能力者では初期ステータスが違いすぎる。
それでも無能力者は能力者に勝とうとする。
そのために死ぬ気で努力をする。
だが残念なことに、能力という非科学的な概念の前では意味をなさない。
そして、この世界には自分の強さを表す『評価』というのがある。
低い方からG,F,E,D,C,B,A,Sランクと評価される。
未だかつて、無能力者でSランクに達した者は居ない。
そんな厳しい世界だが、俺は生きる。
いや、生き延びていかなくちゃいけないのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 21:46:44
9696文字
会話率:14%
「なあなあ、これからみんなでカラオケでも行こーぜ」
「「「いいねー!」」」
とある放課後。
今日も陽キャの坪井が、同じく陽キャの連中をカラオケに誘っている。
まったく、なんで陽キャはこんなにカラオケが好きなのだろうか?
「ねえ、音
霧さんも一緒に行こーよ」
――!
坪井が音霧さんのことも誘いやがった。
だが――。
「ごめんなさい、私これから、用事あるから」
「――! そ、そっか」
フッ、ほらな。
やっぱり断られた。
音霧さんは男女ともに魅了する、絶世の美貌を誇っていながらも、誰に対しても常に冷たい態度しか取らないことから、『氷の女王』と呼ばれている孤高の存在。
お前みたいなチャラい男の誘いになんて、乗るわけがないだろう。
さて、と、こうしちゃいられない。
俺も今日は、大事な用事があるんだ。
鞄を手にした俺は、鼻歌交じりに教室を後にした。
「よし」
自転車でわざわざ隣町までやって来た俺は、とあるファンシーな店の前で自転車を停めた。
この店こそが、俺の目的地である、猫耳メイド喫茶の『ニャッポリート』。
俺はニャッポリートの常連なのである。
今日から新しくバイトで入ったという、新人猫耳メイドのプリンちゃんを指名した俺は、どんな娘が来るかワクワクしながら待つ。
すると――。
「ニャッポリート! ご指名ありがとうございますにゃ! 新人メイドの、プリンですにゃ~。にゃにゃにゃにゃ~ん! ………………あ」
「――!!!」
席に現れたプリンちゃんを見て、俺は思わず絶句した。
何とそれは――氷の女王こと、音霧さんその人だったのである――!
なにィイイイイイイ!?!?!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-17 21:02:15
7843文字
会話率:42%