剣道から逃げた高校生・閑古鳥長政。
彼の前に現れたのは、かつて大事にしていた“剣道防具”──だったはずの“何か”。
「閑古鳥くん!! スキ!!」
叫びながら竹刀を振り下ろすその声は、なぜか懐かしくて、──そして、怖かった。
恋と呪いと防
具が交錯する、
真っ直ぐな、再会と決闘のラブコメディ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 18:21:23
13571文字
会話率:30%
おまえ、今日の三時四十五分、要る?」
赤いマントの少女は、そんな不思議なことを言った。
肩に止まった青銅の鳥が、カチカチと時間を鳴らす音は、どこか懐かしく、そして少しだけ怖かった。
ユウトが迷い込んだのは、名前を忘れた物語が眠る〈鏡の森
〉。
そこでは、時はほどけ、記憶は歪み、語られなかった言葉たちが静かに終わりを待っている。
けれど、終わらせたくない誰かがいた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-30 14:01:08
3285文字
会話率:40%
――わたしのなかには、もうひとりの“わたし”がいた。
誰かみたいになりたくて、ずっと笑ってきた。
でも本当は、怒りも、悲しみも、寂しさも――ずっと抑えつけてきた。
変わりたかった。でも、変わったら“わたし”がいなくなってしまいそうで、怖
かった。
大学の夏休み、東雲荘という小さなアパートで暮らす雨は、
ある日、もうひとりの“自分”――ハルと出会う。
やさしさが重くて、好きが苦しくて、
誰かの言葉で生きている気がしていた日々。
過去の友人、理想の他人、そして、自分自身。
そのすべてと向き合う、ひと夏の物語。
「わたし」で在ることを、もう一度選ぶために――
感情を失った少女が、“ほんとうの自分”を取り戻す再生のストーリー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 22:58:47
21764文字
会話率:8%
「ねぇおねーさん? そんなに寂しいなら俺の飼い主にならない? 俺を家族にしてよ」
ツイてないわたしが満月の夜に出逢ったのは、野良ネコみたいな男の子だった。
自由気ままに訪れる彼との時間を重ねるうちに、彼が特別な存在になっていく……。
だからわたしは……彼に告げた。「もう来ないで」と。
年下の男の子に寄りかかってしまいそうな自分が怖かったから……。
そうしたら、意外な場所で再会して……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 18:00:00
10442文字
会話率:28%
ネクストワールドキャンペーンと称して当たった宝石は、謎の力が使える物だった。
松本智が手にいれたのは『破壊の力』物を瞬間移動させ、その空間を破壊する能力。
鳴門明日香が手に入れたのは『解放の力』周りに防御線を張り、物的襲撃から解放
される能力だった。
電王という謎の人物の話では、『かつてこの世界は魔法が使えた。だが、機械を操る組織により、その能力は封印された。今現在、世界を陰で仕切る世界政府によってだ』だった。
こうして電王の導きで、明日香は能力を引き出し、世に蔓延る悪と闘いだす。
だが智の方は、それを使えずにいた。怖かったからだ。
一方世の中では、能力者による様々な出来事が繰り広げられていた。
過去の世界から織田信長が復活したり、動物が反乱するようになったり、法で裁けぬ悪党が突然死したり、空や海に謎の物体が出現したりだ。
それぞれの能力者が暗躍する世界。徐々にその世界は変貌を遂げていく。
果たして智は、能力を使うことが出来るのか。
その能力を解放したとき、世界はどんな風に姿を変えるのか。
ネクストワールド、つまり来るべき世界の意味とは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 17:28:09
56087文字
会話率:31%
好奇心旺盛で怖いもの知らずな後輩、東丸(とまる)と怖いものからなるべく遠ざかりたい先輩、葛西(かさい)。
【東西ホラー】
同じ大学に通う二人だが、学部もサークルも、何ひとつ共通点などなかった。
しかしオカルト体験を一緒に繰り返すうちに、
いつしか仲の良い先輩後輩になっていく。
最初は見たくないものが見える事が怖かったはずなのに、次第に見たいものが見えない事が怖くなっていく葛西。
奇妙な体験に興味を抱いて近付いたはずなのに、気が付けば葛西を怖いモノから守りたいと思う東丸。
※時系列バラバラになっていますが、意図的です。
※最後に時系列順でタイトルだけ並べます。
※大学生編・社会人編で完結です。
※Webサイトにて、時系列順にお読み頂けます。
(ネタバレはありませんが、展開が読みやすくなります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 16:00:00
95333文字
会話率:51%
高校三年生に進学した辻ヶ花まなかは、新しいクラスの初日に一人の男子に興味を持つ。
彼はスケッチブックを肌身離さず持っており、常に鉛筆を走らせているのだった。
「雇われることを前提に進学先を選ぶことはない」と口にする彼の名は静橋。大学は美大に
行くと決めている。
大学で絵の技術を磨き、在学中にイラストレーターとして生きていけるようになるのが夢とのことだ。
まなかには作家になりたいという夢があった。できれば文芸学部に進みたいとの思いも抱いている。
しかし夢を公言することは憚られた。笑われたり否定されたりすることが怖かったからだ。
それだけに、自分の夢を堂々と口に出せる静橋に興味を持ったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 20:11:22
80206文字
会話率:56%
強力な魔物や妖魔が跋扈する島 葬刃島
武家の子供である宗葉 蒼は強くなるために 自身の夢を叶えるために鍛錬に励む
しかし蒼には悩みがあった どれだけ鍛えても、どれだけ努力しても、異能を授かる事は出来ず、魔力を扱うことさえ出来ないのだ
いつし
か周りには嘲笑され、同期たちには馬鹿にされ、憐れまれた
父親には失望された そんな出来損ないが島から追い出されるのは、分かりきったことだった...
周りの目が怖かった 同期たちが憎かった 姉の優しさが 憐れみが、心を抉った そして何より強くなれない 何にもなれない自分が嫌いだった..折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 22:39:42
11685文字
会話率:21%
寺内いずみ(パート主婦)が体験したり、身内の体験談のちょっと怖かったお話。
キーワード:
最終更新:2025-03-10 23:10:14
2770文字
会話率:19%
たまに活動報告に書いていた主だった夢をこちらにまとめる事にしました。
あくまで夢なのでオチがなかったり、ありきたりかも知れませんが、とりあえずの忘備録です。
怖い話が苦手という方もいらっしゃるかもしれませんので、念のために作者が怖か
ったと思った話にはタイトルに【 * 】マークを付けておこうと思います。
ただし、作者基準ですのであしからず……。
不定期更新ですが、よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 23:22:10
13638文字
会話率:2%
西夢高等学校に通う平凡な女子高校生。
桜井 祈(いのり)は突如として現れた夢喰いと呼ばれる謎の生命体により、夢を喰われる。
それから祈は夢喰いが実は"ユメノイズミ"と呼ばれる夢喰い界の王により遣わされた魔物だと知る。
そのユメノイズミは人類から眠る時に見る夢を食べるだけならず、人々の"夢と希望"そのものも餌にするというのだ。
そんなの絶対に許さない!
正義感の強い祈は今立ち上がった。
(作者のサンタローです……皆さんこの作品は自分が高校生の頃に書いた原作に工夫を加えた物です。自分の中で原作の方は伝説と称していて、その伝説を扱うのは怖かったです。今伝説へのロードは開かれた……覚悟はいいか?なんて言ったりして一人で盛り上がってるだけだろあんた)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 09:34:53
8923文字
会話率:30%
少女は怖かった。少女にとって世界は安心できる場所ではなかった。その世界で出会った彼はどこか安心できて、、、。
最終更新:2025-01-13 17:59:39
2669文字
会話率:18%
今では特に苦労もなく登る階段、子供の頃は怖かった。特に神社の階段は幼少期一人では危なくて登れなかった。しかし、この子は一人で登ってみるようです。
最終更新:2024-12-28 07:00:00
1571文字
会話率:29%
リーズ公爵家の一人娘エリザベスは三度の飯よりも甘いお菓子が大好き。
夜会では令嬢達や婿候補とのコミュニケーションよりも出されたケーキに夢中。
夜会で出されたキャロットケーキを三個も食べてしまったエリザベスは顔が怖いと有名な第四王子ウィリアム
にギロリと睨まれてしまう。
きっとケーキの食べ過ぎを咎められるのだと思ったエリザベス。しかし、ウィリアムの顔があまりにも怖かった為、エリザベスは気絶してしまった。
後日、ウィリアムがエリザベスの元に怖がらせるつもりはなかったと謝罪にやって来る。エリザベスもケーキの食べ過ぎについて詫びたが、ウィリアムは別に怒ってなどいなかった。そしてエリザベスはウィリアムから衝撃的なことを聞く。
「あのキャロットケーキは俺が作ったものだからな」
何と強面で皆から恐れられていたウィリアムの趣味はお菓子作り。ウィリアムは作ったお菓子をこっそりと夜会で出していたのだ。ウィリアムの意外な一面を知り、エリザベスは徐々に彼と交流を始めた。そしてエリザベスとウィリアムはお互いを意識し合うようになる。
甘いものが大好きなエリザベスと強面でお菓子作りが趣味なウィリアムの恋の行方は果たしでどうなるのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 17:20:00
17901文字
会話率:33%
中学生のココは恋愛すると自分が変わりそうで怖かった。
そんな中いつもの通りに隣に住むナツと一緒に学校に向かう。
途中の公園でアサヒナ先輩に会い、夜に母と話してココは今日をまとめる。
最終更新:2024-12-12 18:54:47
5736文字
会話率:60%
伯爵令嬢パトリシア・イングラムは、母が怖かった。母は言った。つらく当たっていた祖母を何度殺してやろうかと思ったと。パトリシアは今は亡きその祖母に顔が似ているらしい。母に愛されない。しかし母主導で決まった婚約は、思いの外いい話だった。
最終更新:2024-11-27 07:36:14
5338文字
会話率:46%
愛してるって言葉が恐怖でしかない。
キーワード:
最終更新:2024-11-17 21:30:00
8198文字
会話率:32%
孤独でいる事は、実はとっても心地いい。
社会人になって3年目の美咲は、職場に溶け込めず、毎日不満が募っていくばかり。
ある日、外勤の最中に、美咲が車を停めて眠っていると、澤山という男性と出会う。
その日の夜、鈴蘭の花束を持って
、美咲の帰りを待っていた澤山だったが、美咲は気味が悪いと、家まで走って帰ってきた。
次の日、澤山が美咲の職場へやってくる。澤山は本庁からこの町へ、派遣されてやってきたといい、美咲が苦手な上司や先輩に、押し付けられている仕事を、押し返していった。
美咲は気持ちを代弁してくれる澤山に、心を許す様になると、澤山の家から職場へ通う様になる。
そんな生活を送っていた1ヵ月。美咲の様子がおかしい事を、同期の安達は、気づいた。
澤山はすでに亡くなっている職員で、自分達が入社した前の年、職場の書庫で命を絶っていた。
美咲は澤山の家に帰っていたつもりでいたが、実は職場で眠り、そのまま朝を迎えていた。安達は美咲を書庫から連れ出し、澤山との関係を切った。
心が病んでしまった美咲は、職場を休み、安達と元で過ごすようになる。2人で一緒に暮らすうちに、結婚の話しが安達の口からよく出てくるようになる。
安達もまた、母を自ら命を経ち、誰かを失う事が怖かった。
2ヵ月後、職場へ復帰した美咲は、異動してきた橋口の隣りの席になった。
澤山と同期だという橋口は、美咲の仕事をフォローし、頼りになる存在となっていく。
橋口と2人きりになった夜、澤山と橋口が重なり、美咲は自分の気持ちを橋口へ伝える。
美咲は安達と別れ、自分の育った町へ戻った。新しい就職先の仕事にも馴れた頃、橋口が美咲の前に現れた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 09:22:51
47184文字
会話率:63%
昔から思っていた。
怖いってどういうことなんだろう。
暗闇が怖かった。幽霊が怖かった。
でも、大人になるにつれて。
そういうものを怖がらなくなっていった。
そんな物、いるはずがないんだから。
だけどその日。僕は出会ってしまった。
この世界で
最凶の存在、幽霊に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 19:00:00
17932文字
会話率:21%
怖い目にあったことの記録を置いておきます。
最終更新:2024-11-07 20:11:17
2642文字
会話率:11%