誠二郎に縛り上げられた庄助だが、安五郎は、誠二郎と示し合わせたようではない。安五郎は、誠二郎に探りを入れるような口ぶりだ。
庄助は、二人の会話の中に、誠二郎の素性を知る。誠二郎は拝田の神隠しに加わっていた。その子供らが消えたと誠二郎は言い、
何としても子供らを取り戻したいと言う。
あんたとの相方仕事は終わった、そんな話は昭暝に聞けと、安五郎は言う。何度出向いても昭暝には会えない。だから、あんたに頼みに来たのだという誠二郎に、着いてこいと安五郎は言って、庄助の脇に積まれた座布団に火を放った。
もうだめだと諦めかけた庄助に、玉助が助けに来る。庄助は、玉助のまだら技によって、朝熊山に辿り着く。
不意な攻撃によって、玉助が倒れ、庄助は必死に安五郎の攻撃を避ける。だが、安五郎は手練れだ。間一髪のところを、何者かが襟首を掴んで引っ張り上げた。死んだはずの素間が生きていた事実に、庄助は涙を流す。
死んだと思った玉助から、昭暝は誠二郎を殺るつもりだと知る。素間の調べに拠れば、昭暝は伊賀者であり、伊賀の後継者不足に、神隠しを企んだのだ。誠二郎の相方のふりをして、神隠しの童をそのまま横取りするつもりだ。
こんどは、木隠れの術で身を隠した素間と庄助は、安五郎と、誠二郎のやりとりを盗み聞く。誠二郎は、国元の若君のため、拝田の童に代理水垢離をする予定で、童らを集めたのであった。もちろん、水垢離が済めば村に返すつもりだ。そして、昭暝は朝熊山に探し物があり、それは素間と関わり深いものだと知る。
童の居所は知っている、取引をしようと誠二郎に持ちかける安五郎に、誠二郎は断ると言い放つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 16:21:15
15709文字
会話率:38%
なくてもいい、いやむしろいらなかった。
最終更新:2020-06-15 18:12:19
855文字
会話率:3%
吐く息がまっ白な寒い寒い冬の日。ちんまりとした小さなお店の中。座布団に座ったおだやかなおばあさんがにこにこ笑いながら湯呑みでお茶を飲んでいます。
その後ろには木で出来た上中下3段の陳列棚があり、手の平サイズの小さな小瓶が各段1本づつ並んでい
ました。
ここはいただくためではなく、差しあげるためだけのお店。
ここに訪れるお客様は選ぶためではなく、受け取るためにいらっしゃいます。
冬の童話祭2020参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-04 18:54:36
8509文字
会話率:28%
ここはヒューマノイドの開発が火蓋を切るように目まぐるしく発展していっている世界
そんな世界の中には見逃しちゃいけないものもあったりして?
高校生である昇はある時
一風変わったヒューマノイドに出会う
最終更新:2020-01-02 01:23:55
490文字
会話率:0%
座布団の新作。
とりあえず座ろう。
座ったら俺達ケツオモイ
最終更新:2019-10-31 23:04:02
445文字
会話率:61%
トイレに行ったことによって残りの人生に絶望を感じながらも何とか生きていく青年のはなし。
もしかしたら残虐な描写があるかも知れないので念のため追加しました。
最終更新:2019-05-02 12:02:32
3015文字
会話率:13%
黒犬・・・
それは古い伝承の中に存在する言葉のひとつだ。
死の先触れをしめし、死刑の執行者として罪人を断罪するものとして。
しかし、時にはさまよう魂を安らかなる世界に導く慈悲深いものとして知られていた。
そして、ここ、ルネージュ王国では違
う意味を持つ名前として知られていた。
これは黒犬とよばれていた一人の冒険者の物語である。
*初投降の作品です。誤字脱字あったらすみません。
感想などにたいしてはあまり返信できないかもしれません。
*主人公最強ものです。
*6/20 キーワードから「ダーク」を除外しました。
*7/4 キーワードを追加しました。
*7/28 投降ミスによる42話の内容を修正。ご指摘ありがとうございました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-23 06:00:00
509056文字
会話率:26%
コンビニに買い物に行く途中に、いきなり真っ白な空間に飛ばされる。状況を理解できてない主人公に、座布団に座ったじいさんが、
「いや~いきなりで悪いが、君には異世界に行ってもらいたい」めっちゃ軽い感じにすごいこと言ってるじいさんは、実は神様だっ
た。呼ばれた理由が分からない主人公は、自分には隠された才能があると思ったが......
これが初投稿なので、誤字脱字や至らない点など多々あると思いますが、暖かい目で見てくれるとうれしいです。不定期更新になりますが、意見、感想など送ってもらえたらうれしいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 19:53:22
192324文字
会話率:50%
「三味線は座布団に座り、雅にペンペンと鳴らすものだ」
そう考えていた睦月は、商店街の福引きで三味線弦のハツネ糸を当てたことで、その考えを大きく変える。
三味線の講師をお願いした隣のクラスの吉川浩介と一緒に、文化祭に出演することになっ
たが、そこで演奏するのが今まで聞いたことの無い激しい三味線音楽――ロック三味線だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-08 15:00:00
18845文字
会話率:38%
煎餅座布団という、穏やかに座れる物。
最終更新:2019-06-05 00:15:59
320文字
会話率:0%
天日干しした座布団は、あんなにホワホワするのです。
最終更新:2017-07-31 06:00:00
550文字
会話率:0%
座布団干したいけど、天気が悪い。別に悪人では無いのだが、天気が悪い。
最終更新:2017-07-14 06:00:00
767文字
会話率:100%
未来視能力を持つ少女「氷上晶」は、その能力に悩み、家でも学校でも自分の殻に閉じこもる日々を送っていた。だが、あることがきっかけで転校生の男子生徒「鏡英人」と関わり、そこから彼女の運命は回り始める。
晶と対照的に、人を惹きつけ、人を纏って
生きる鏡と関わることで、晶は自分の心に安らぎを覚える。でも彼には晶と同じ、誰にも言えない秘密があり。そこから二人は仲互いを起こしてしまう。そして、ある日彼女は鏡が大けがを負う未来を見通してしまう。
彼女の能力は、鏡を救うことができるのか? 痛みに耐えて未来を変えようとする者たちの超能力ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-20 19:07:06
32056文字
会話率:41%
異能力が存在する世界で『手を繋いだ人と同じ気持ちになる能力』を持つ少年、新井想は、入院している母親をお見舞いに行った日、病院の中庭で美しい少女と出会う。
想は、ミドリと名乗ったその少女と交流を深めていくが、ある日、想の母親の眠る病室に、
彼女が現れる。
少年と少女の願いが交錯するとき、過去の罪が暴かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-08 22:19:54
32933文字
会話率:33%
10日間で10万本の矢を集めるために、呉陣営で軍議が行われている。
ゲストで諸葛亮さんも参戦。
最終更新:2018-08-12 10:34:03
1906文字
会話率:97%
日々の何気ない日常を過ごす主人公のクロト=エルトリア。突然送られてきた「白名」からのメール。突然座布団の下から魔法陣が現れ……。目が覚めたそこは、魔術が世界を動かす異世界だった。生きる為に、帰るためにとレーグル魔術教育学院に入学する。
そこ
に通いながら、どうして自分はこの異世界に来たのか、自分の正夢のようなこの感覚は何なのか。なぜ魔術が世界を動かしていくのか探しながらシエナ=レイベルノ、セーシェル=シルダリアと共に世界を救う物語。
この作品はノベルバで執筆し、このサイトにて掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-30 20:35:33
6136文字
会話率:20%
とある剣と魔法の世界。依頼達成率100%の男がいた。暗殺・密輸・誘拐等等、言わば裏社会の仕事を生業としているその男の名を『レイヴン』
かつて『魔界の三羽烏』を従えて魔を払った勇者は今日も依頼を受けて仕事に励む。
最終更新:2017-09-24 14:00:00
37178文字
会話率:56%
魔王さまは勇者を待っていた。魔族達、同胞のために魔の国々をまとめ上げ、人間の国へと挙兵した魔王さま。そしていつか立ちはだかる勇者を倒すために、身体を鍛え、技を磨き、魔法を極め、様々な準備をしてきた魔王さま。しかし、この世界に勇者は存在しなか
った。勇者と戦いたいがために日々暴走する魔王さまと、それを止めようとする側近、なんだかよく分かってない魔王軍幹部たち、次々と現れては消えてゆく勇者(仮)の繰り広げるドタバタ系コメディ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 12:00:00
30322文字
会話率:69%
風俗に行く途中、ファンタジーな異世界の魔王を倒すべく神に召喚された主人公のアキオ。だがアキオは勘違いしていた。
「巨大ロボットや宇宙船を駆って全宇宙を救ったり。光る剣と超能力でチャンバラしたりする冒険譚が始まるぜ!」
召喚された世界につ
いて、完全に履き違えたアキオの異世界風俗冒険譚。
下品下劣極まりない内容が多々ありますので、お食事時を避けてご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-25 12:00:00
90297文字
会話率:51%
スキル名「賢者タイム賢者」。異世界転移の際、賢者タイムのときだけ強力な魔法が使える、賢者となれるチートスキルを得た主人公。普段は一般人、性欲を満たすと無敵の賢者と化す。戦いのたびに性欲を満たす必要がある主人公は、果たしてお姫様の願い通りに魔
王を倒すことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-07 21:47:48
11381文字
会話率:47%
通学路にある塀を恐れる少年。「それ、こっちに投げてよ」その向こうにいるのは誰だろうか。
最終更新:2016-12-23 13:01:41
2394文字
会話率:26%
家電売り場アルバイトの僕が受けた一撃
最終更新:2016-09-30 12:31:22
700文字
会話率:12%
ーこんな茶道家の先生はイヤだ!ー
・お茶に一服盛るのが好き
・お茶は上品だがお菓子が貧相
・素手でクルミ割れる
・どこでも正座できる。人の頭の上に座布団おいて。
・よく見るとビーチサンダル
物腰柔らかい可憐な和服姿の茶道家先生。しか
しその顔は悪と戦う強靭な女性、その名はSPチャコ! そのバカバカしい活躍をご覧ください!
【感想、評価をお願いします! 励みになります^ ^】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 08:00:00
203文字
会話率:30%
私はある日以来から林檎が恐ろしくなりました。比喩や何かの言い換えではありません。真っ赤で真ん丸な甘酸っぱい果物の林檎です。切り分けられて配膳された林檎でしたら、多少の嫌悪感はあれど食せます。ただただあの艶めかしく輝く赤い球体だけが私を身震
いさせ、その場に立つことさえままならなくするのです。それはとある絵描きの日記を読んでしまったせいなのです。
今から語るのはまさに日記を読んだその日のことです。私の言葉はすべて真であり、また誇張も欠損もないため、時に退屈で、時に冗長に思われることもあるやもしれません。ですが、どうやら私の経験をお聞きしたいとのことですから、どうか少しばかり清聴していただきたく思います。
ほら、ちょうどそちらのお椅子、どうやら看護師さんが座布団をひいてくださったようですから、そちらへおかけになったらいかがでしょう。何分私の話を聞きたいと仰ってくださる方が多いもので、そういった方々への配慮だそうですよ。ええ、ええ、私はベッドの上からで失礼させていただいているわけですから、御気になさらず座ってください。
それでは少しばかりのお時間を拝借いたします。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-09-03 05:17:46
478文字
会話率:0%
テンは父親と二人で暮らしていた。
貧しかったが、父子仲良く暮らしていた。
そんなある日、父親があさ起きてくると息子の姿がない。
ただひとつ、父親がいつも座っている座布団に一枚の紙だけが置いてあった。
キーワード:
最終更新:2015-05-20 15:38:25
4747文字
会話率:0%
尾が二本ある猫に出会うと、地獄を抜け出せるのだという。
キーワード:
最終更新:2015-05-11 18:40:16
2556文字
会話率:32%
チビな中二病患者の男の子と男勝りな常識人の女の子の学園ラブコメ!だと思います。たぶん
最終更新:2014-11-15 13:14:39
656文字
会話率:49%