二十二世紀末、度重なる戦乱の末に地球政府が樹立されて百年あまり。
疲弊しきった地球環境の回復と恒久的に居住可能なドーム型都市の建造を目的に、人々の大半は超長期的な冷凍睡眠の状態にあった。
その意識はブロックごとに共有され、人々は俗に「共通
する夢」と呼ばれる世界を「生きて」いる。
夢の世界に潜入し、監視と解析、修正をする役割を担うスペシャリスト「解析者」たち。
若干十七歳にて最前線で活躍する天才解析者ユウリ・フォルズが担当することになったのは、かつて反政府組織とのつながりさえ噂された独立型都市の夢だった──。
この作品は2002年頃~2006年にかけて執筆、旧筆名にて発表したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 23:08:27
484879文字
会話率:36%
この作品は、ピクシブの他、カクヨムやエブリスタなどにも投稿しています。(以下、転載元pixiv版のURL)
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19901834
最終更新:2023-12-16 00:00:00
1220文字
会話率:47%
9月も半ばすぎたというのに…。
最終更新:2023-09-19 16:24:08
200文字
会話率:17%
ある日、未来の子供から届いた一通の手紙。その手紙は明らかに封筒に書かれた宛先の文字から読み取れるのは幼き子からのものだった。封筒に押された消印は2035年、地元の郵便局で押されたものだった。それは時たま送られてきた。
書かれていた内容は、今
生きている私たちへの感謝を込めた言葉ばかりが記されていた。しかしそれはまた、私たちにとっては残酷なほどに、厳しい現実と向き合い、とてつもない勇気ある決断を迫られていることを暗示するものであった。
今こそ、私たちはその感謝の想いを真摯に受け止め、行動に移してくださいと悲痛な悲鳴にも近い嘆きにも聞こえてきた。私たちが何気なく暮らしているこの便利な日常が、どれほどの深刻な現象を引き起こしているのか、強く考えさせられるものであった。
地球は今も刻一刻と大気中の温室効果ガスの濃度は高まるばかりであり、年間平均気温は上昇を続けている。このまま平均気温が上昇を続けると、地球上に生存している3/4以上の生物は絶滅の危機に晒されると言われている。ましてその前に食糧危機により各地で紛争が勃発する可能性が差し迫っている。
私たち今を生きる人間は、もはや戦争などやっている暇はなく、直ちに未来の子供たちにこの地球を素晴らしいものとして、また輝く未来を描ける社会を残してあげるための手立てを今すぐにとらねばならない。
感謝という言葉の裏に決めた大いなる現代社会への警鐘であり、生きる責務なのかもしれない。そして未来の子から送られた感謝の真の意味を現代社会を生きている私たちに、もう一度原点に立ち返って考えるきっかけを与えてくれたのだった。
小さな島のある男の小さな想いと生きざまを通して、それを改めて深く、真摯の考えさせてくれる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-07 17:19:58
32711文字
会話率:19%
遥か未来の地球、無人探査機により、地球から十二光年離れたくじら座タウ星の第四惑星が人類の移住に適した環境である事が分かる。
すでに、スペースコロニーや金星の浮遊都市で宇宙植民の実績を積んでいた地球連邦政府は、その惑星への移住計画を立案す
る。
しかし、光の速度を超えることができない地球の宇宙船にとって、十二光年は絶望的に遠い。
移住計画はスペースコロニータイプの宇宙船で何世代もかけて目的地を目指すものになった。一度、移民宇宙船に乗り込めば、二度と地球の土は踏めず、おまけに自分自身は移民星の土も踏めない。そのため乗組員には相当な覚悟が求められた。
第二の地球を目指す移住計画は、多くの人に夢を与える一方、移住計画に投入される人的、物的資源を地球環境の改善に回した方がいいのではないかという意見や、地球の縮図のような多様性に富んだ移民ではなく、争いを回避するため、人種や宗教、文化などを統一した集団で移民を行った方がいいのではないかという意見が、移民船の運営側に寄せられる。
このように、人々の意見が対立する中、移民宇宙船は完成し、乗員の選抜や宇宙船の運用テストが、着々と進んでいた。
主人公は子供の頃の夢をかなえるため移民宇宙船に乗り込んだが、同じ移民宇宙船に乗っている好きな女性への気持ちの整理がつかないことなどから移民宇宙船に残るか否か迷っていた。
そんな中、テロリストたちが関係者に紛れて移民宇宙船に乗り込み、コントロールルームを占拠してしまう。
テロリストの目的は、同じ思想を持つ仲間を船内に大量に引き入れ、移民船と新天地の惑星を自分たちの理想の国家とすることだった。
主人公は船内のメンテナンス作業で席を外していたため難を逃れるが、外部からの救援は得られない。
これは、仲間と移民宇宙船の住民を救うため、主人公とその友人たちが協力して、テロリストを倒し、ヒロインたちを救出する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 00:00:00
98269文字
会話率:37%
「重力子:Graviton」「幽子:Spectron」「霊子:Spiritron」この3種の素粒子の発見、実用化により、人類は次のステージへと達した。「人工ブラックホール」「クローンビジネス」「ブラックホールエンジン」「重力フィールド」様々
なアイテムは、地球環境破壊と月の消滅をもたらしてしまう。しかし人類は「宇宙移住100年計画」から「人口惑星:ロック・プラネット」へと移住。惑星国家を作ることで、人類は新たなステージを作り出す。「重幽機:Gravity Ghost Gear」通称3(トリプル)Gは人類の宇宙進出に多大な貢献をしたが、遂に戦争の道具へと駆り出されてしまった。戦争終結後、絆と宿命が交錯する物語が、新たなる幕を開ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 12:21:47
3673文字
会話率:19%
とある大学の地球環境学科に在籍する、気象予報士を目指す川口太旗。
卒研で使っている地球の気象を再現するモデルを使って、数年後の地球をシミュレーションしてみたところ、異常なまでの温暖化が進むことが分かったのである。
川口が常々考えていた
氷河期の終わり。それがまさに再現されてしまったのだ。
必死にシミュレーションを繰り返すものの、最悪な結果ばかり。
川口はこの事態をどうするのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 20:01:28
27905文字
会話率:41%
人類が滅亡した後、残されたロボットたちは総合都市エデンを拠点に、地球再生プロジェクトを遂行していた。地球環境を整え、絶滅種を復元し、人類の負の遺産を始末し、やがて地球上は、かつて人類が夢見た「エデンの園」と化した。任務を終えたロボットたちに
、最終ミッションが指示される。それは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 00:34:23
3493文字
会話率:17%
生徒会長の清涼院エリアスは暑さを憎み、生徒会全体で熱中症対策を強引に推し進めてきた熱い女。そんな彼女は世界を揺るがす能力を無意識に秘めており……
※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に投稿しています。
※この作品は2019年に文芸同人誌で発表した作品を改稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 09:09:09
5790文字
会話率:52%
地球環境は人の想像を遥かに超える速度で悪化し、人類のほとんどは月面に移り住んだ。
それだけの技術と知恵を持ちながらも人は争いを捨てきれず、戦争とそうでない時期を繰り返していた。
そんな世界で月面運送業を経営する青年ヒスイは、隕石により
破壊された輸送機から謎の無人ロボット、ヒュテラムを発見する。
※この小説は「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 12:20:12
82872文字
会話率:36%
高校生の咲は宇宙にいた。地球環境の悪化によって滅亡の危機を迎えた人類は、地球を捨て別の惑星に移住する計画を立案する。その先遣隊メンバーに、ただの女子高生である咲が選ばれたのだ。咲の遺伝子には別の惑星に適性があるという理由であった。計画参加を
快諾した咲であったが、幼なじみであり親友の紗枝は反対。結局、二人は宇宙へ出発する前日に喧嘩をしてしまい、仲直りできないまま咲は宇宙へ上がる。
「スイングバイBye」他、短編集置き場。これらの作品は「ノベルバ」「Pixiv」にも掲載している場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 18:50:34
56526文字
会話率:28%
『ソイレント』 Soyrent あらすじ
二〇五〇年頃から、日本は超高齢化に伴う人口減が進んでいた。
一方、世界をみると人口の予想を上回る増加現象と地球環境の悪化が引き金の異常気象も加わり、食糧不足とすべてに関わる水不足が危機的な問題とな
った。
日本では、高齢化社会が現実化し、高齢者への社会からの手を差し伸べることの限界が見え、未来の国民生活を守るため、『一〇〇歳尊厳死法案』による尊厳死が決行されていった。
深刻な食糧不足には、肉野菜を摂らなくても済む完全食『ソイレント』を本格的に使い出した。増え続ける『ソイレント』の必要量、維持の為、あらゆる方法で確保に邁進(まいしん)した。
国の定めた施設『安住の森ドーム』一〇〇歳を迎えた一人の男、有(あり)町(まち)征(せい)次(じ)が、入口扉へ進む・・・人生で感じたい・大切な出来事が、目の前を次々と映像に映り、通り過ぎる。全てに満ちたりて、心置きなく最後の使命を果たす旅にでる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 22:32:34
20881文字
会話率:5%
人類の文明による化石燃料の大量消費と森の消失は、大気中の二酸化炭素の増加と温暖化をもたらし、地球環境を悪化させていた。
そして、高緯度地域の氷河・氷床が消え去った時期を境に、まるでアイスコーヒーの氷が溶けてしまったかの様に、大気温度は急激に
上昇し、人類にそれを止める手段はなかった。
空気は呼吸に耐えない酸素不足の熱気となり、動物はあえぎ苦しみ、鳥たちは姿を消した。
気温上昇による気候変動と大規模な自然災害は、深刻な食料危機をもたらし、海面上昇は、多くの陸地を海中に沈め、領土領海をめぐる度重なる紛争をもたらした。民族・国家間の核戦争が頻発し、人類と環境に壊滅的な被害を与えつづけた。
大地は放射能で汚染された沼地に、空気は有害な毒気と化し、地上に生きるほとんどすべての動物の生命を継続不能にした。
それでも人間たちは暫くの間、狭くなった陸地で食糧を作り酸素タンクを背負って、飢餓と疫病の中で生き延びていた。
しかしやがて、自らの存続を諦めたかのように、地上から消え去っていった。
残された地表には、二酸化炭素の増加に対応した赤い色の植物だけが繁茂し、小さな爬虫類と、昆虫と、もっと原始的な生物だけが生き残った。
そして、地球のほとんどは灰色の海に覆われていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 20:13:26
1455文字
会話率:0%
戦争禁止令を出し、地球環境を元に戻し、共存共栄化を図る政府と、欲の断捨離を行う新人類の架空シュミレーション物語です。
最終更新:2023-03-24 02:13:17
7241文字
会話率:10%
戦争や天変地異により地球環境が悪化し、人類が新天地を求めて月や火星に移住し始めたのは1世紀以上も前。そんな中でも一部の人間たちはまだ地球に住んでいる。
1区の住人テンとレイク。今の地球は職業により住む区画が決められている管理社会。1区の住人
でありながら管理社会に疑問をもち廃棄区画である4区で暮らす幼馴染のレイクを心配するテン。二人の日常を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 05:00:00
947文字
会話率:40%
人類と異種族が共存する近未来。
主人公の少女はスラム街で襲われ、謎の青年に救われる。彼女は青年に恋をした。
彼を捜しに再びスラム街を訪れる少女。
青年は少女を拒む。少女は青年の敵だった。
やがて少女は、人類と異種族の間にあった凄惨な戦い
があったことや、異種族を生み出した天才科学者がいたこと知る。そして、歴史の闇の葬られた別の異種族がいたことや、どうやって人類が破壊した地球環境が救われたかも・・・。
そうして、新たな地球で生まれた差別と格差・・・。少女はそれを受け止めきれるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 11:14:26
249962文字
会話率:48%
日本の大都市で、地球温暖化対策の名目で、ある条例が制定された。
新築住宅に入居する人は、新ハイブリッドカーを使わなければならない。
新ハイブリッドカーとは、
電気モーターと新開発の動力を組み合わせて走る車のことで、
温暖化ガス排出量が実質
0とされ持て囃されていた。
果たして、温暖化ガス排出量0の車は実現可能なのか。
実質0とはどういう意味なのか。
地球温暖化対策のからくりに迫る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-19 03:44:53
4914文字
会話率:12%
大型衣料品店スゴフクは、近年急速に業績を拡大している衣料チェーン店。
夏物衣料エアロクールは、着るだけで涼しくなると評判だった。
そんな夏物衣料の新作が発売され、今度は着るだけで実際に体温が下がるという。
暑い夏が涼しくなるだけでなく、資
源を消費せず地球環境にもやさしい。
喜んで新作衣料品を身に着けた人たちは、体調不良に襲われる。
夏物衣料エアロクールとは何なのか。
大型衣料品店スゴフクの目的が明らかになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-03 03:54:39
6012文字
会話率:11%
地球温暖化の防止、そしてそれを避けるために化石燃料の使用を控え、二酸化炭素排出量を大幅に減らそう。
この潮流はふりかえれば1980年代ぐらいにまで遡れます。
今ではすっかり当たり前のように扱われていますが、実はその信憑性というのはそれほど
明確なものではありません。そう、そこには多かれ少なかれ、人間側の勝手な都合が散りばめられています。
そんな話を中心にした小説を書こうかなと模索を続けたのですが、結局小説にすることは断念しました。
全貌に入ろうとすると人間という存在がいなかった時間、あるいは文字として歴史が刻まれなかった時間ばかりがほとんどになって、リアリティも何も考えられなくなったからです。
というわけで、小説のネタ本となるはずだった手記が手元に残りました。
このまま埋もれさすのはもったいないし、こういう考え方もあるんだということを是非多くの人に知ってもらいたいな、などと考えたので、先頃アマゾンの方から出版することにしました。
ただ、アマゾンの出版ってそれほど部数が出るもんじゃないし、世の中に対して何か言ったというほどの影響力はないので、エッセンスをかいつまんでこちらに紹介することにしました。
いろいろな考えや反論もあろうかと思います。
そういう反応を楽しみにしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-18 09:00:00
36381文字
会話率:0%
主人公長尾仙は17歳の高校二年生。
学園生活をエンジョイしようと、友人拓真と颯人の三人で画策し、クラスをまとめる為「悩み相談クラブ」を立ち上げた。
これからという時に、自転車通学の仙が落雷にあい、半死の重症となる。
そこに、地球の調査に来て
いた銀河系の生命体Dr.077は、この仙に興味を示し、ほぼ脳死状態の彼を治療し、脳の一部に住み着いて地球の調査を続ける。
しかし、仙の体は大きく進化し始め、仙の将来が大きく変化していこうとしていた…。
そして、2人の関係を通じて、地球温暖化や地球エネルギーの枯渇、地球環境の変化による人類及び他生物の危機に斬り込んでいく。
青春SF小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 05:46:44
110162文字
会話率:25%
西暦2082年。
地球環境の保全の為に、人が宇宙に人を棄て始めてから50年。
最初は軌道エレベータに繋がれた月の内側に生活圏を求めていた人類は、すぐに月の外側にもその生息域を拡大した。
『月が綺麗ですね』。
その言葉は、『外側』の宇宙人から
『内側』の地球人へ向けて送られる、定番の皮肉の一つだった。
カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 10:22:18
25499文字
会話率:33%