……今回、我々番組制作陣が足を踏み入れたのは、都内に佇む古びた一軒家。とある呪物コレクターの部屋である。
六畳一間の和室の棚に所狭しと並べられた『呪物』の数々。圧巻。相対した我々はその重苦しさに息を呑んだ。そして、驚くべきことにこの品々の
主はなんと、この部屋で寝起きをしているらしい。
我々を前に不敵な笑みを浮かべる彼は一体、どのような人物なのか。
そして、この部屋の数々の呪物は本物なのか。
そしてさらに、先生は一体どのような判断を下すのか。その一挙一動から目を離すことができ――
「はいはーい、どいてどいて、ま! 黴臭いわねぇ! ほら窓開けて、あらやだお布団踏んじゃったわぁ、でもこれも臭うわねぇ、干したことあるのこれぇ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 11:00:00
1987文字
会話率:55%
「私」は大学生活と隣り合わせの現象に対して苛立ちを募らせている。どうにかしてこの怒りを解消したい、怒りを募らせる原因を作った社会に反逆をしたいと思い立ち、彼はささやかな反逆を画策するがその結末とは。
最終更新:2023-12-14 14:16:56
5057文字
会話率:21%
私はいま恋をしている。
それも、このあいだ生まれたばかりの恋だ。
お互いを好きなのかどうかを確認する作業もなく、デートをするわけでもない。ただ週一度のこの面会だけが、私たちの関係をつなぎ止めていた。
哲也がここに通いだしたのは大学四年の春だ
った。
「はい、これ」
いつものように面会室で向かい合って座ったとたん、哲也はテーブルの上に分厚い茶封筒を置いた。
「なに?」
「来年のカレンダーのレイアウト。頼まれてたでしょ? 原案ができたから渡しておくね」
そう言って彼は中身を見せた。
紙束の中には六畳間とキッチンとユニットバスの写真があった。
「これ、この部屋?」
「そう。今年の写真も使いまわしなんだ」
来年は私の二十歳の誕生日だ。このあいだの誕生日には、彼がフォトフレームに写真を入れ替えてくれた。
そしてカレンダーにも写真を貼ろうと提案してくれたのだ。
「ありがとう」
私はそれを受け取った。
哲也は茶封筒をまたテーブルの上に置くと、私の方を見てにこっと笑った。
「あとさ、『星々のため息』読んだよ」
「え?」
私はどきりとした。
あれはまだ書きかけの短編小説だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 20:44:34
8379文字
会話率:30%
料理の怪物、神の悪戯、そして、原点。短編三編を収録。
げんじつ
続、六畳一間。この世界の 真実 は一つとは限らない。
最終更新:2023-09-01 17:00:00
54083文字
会話率:59%
登場人物には名前がありません。分かりにくいと思いますが、読んでいただけたらと思います。
最終更新:2022-08-15 08:00:00
4873文字
会話率:64%
いいことしに行っても寒い風は止まない
最終更新:2023-06-27 15:04:28
279文字
会話率:0%
ニートの姉とフリーターの弟が暮らす六畳一間のアパートに、突然6歳の女の子がやってきた!そして、なんやかんやで面倒を見ることに………。
最終更新:2023-04-26 21:44:34
233811文字
会話率:64%
釈埴一真(しゃくじきかずま)と妹の琴美(ことみ)は、六畳一間の安アパートの一室に捨てられた兄妹である。会社勤めの一真の収入をあてにしていたはずの両親が、宝くじが当たったとかで、「お前らは勝手に生きろ。俺達はお前らの所為で台無しになった自分の
人生をエンジョイするからよ」と吐き捨て、行先も告げずにいなくなったのだ。
一真はすでに成人し仕事をしていたからまだしも琴美はまだ十六歳の高校生である。本来なら保護責任があるはずだが、一真も琴美も、心底うんざりしていたので、両親を探すこともしなかった。
なお、両親は共に再婚同士であり、一真と琴美はそれぞれの連れ子だったため、血縁関係はない。
これは、そんな兄妹の日常である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 06:00:00
116204文字
会話率:30%
「いつかあなたが大きくなって、彦星様が現れたら私達にも教えてね」
最終更新:2022-12-28 11:32:35
993文字
会話率:23%
平凡なモブである私は、いつもの日常を謳歌する気だった。
そんな時、ひょんな事から世界一有名なアイツがやってきて――?
「ちーっす! オレちゃん来たし?」
六畳一間に閉じ込められた私達の、デスゲームが今始まる!!
最終更新:2022-12-21 10:05:06
2289文字
会話率:3%
夢も希望もない社畜、大輔の前に突然現れた夢も希望もない陰キャ女子高生の卯月。
彼女は十年ぶりに再会した十歳年下の従姉妹で、訳あって家を追い出され、これから大輔の家に住むことになったと言う。
これは六畳間で繰り広げられる、夢も希望もない二
人のドキドキラブコメである。
なお、ドキドキ展開があるかどうかは未定である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-02 23:09:48
126096文字
会話率:56%
六畳間に住むある男とそこに訪れては去って行く同居人たちの物語。
短編で投稿していましたが、続編を書くために連載のかたちにしています。
最終更新:2022-10-09 20:44:58
13551文字
会話率:37%
戦乙女であるフリストに、戦が終わったことによる休息が与えられた。
それにより日本の六畳一間のアパートへ行って過ごしていた。
そこへ突然現れる主神オーディン。
告げられた仕事は、ゴミ掃除だった。
最終更新:2022-08-06 21:10:25
3600文字
会話率:25%
憧れの一人暮らし生活!
が、現実は甘くなかった。ある日、家に帰ると見知らぬ女が部屋にいて・・・。それをきっかけに、その後もあれよあれよと来訪者は増え続け、気づけばみんなのたまり場に。しかも全員、異世界の勇者やお姫様といった一癖も二癖もある
ような奴ばっかりだし。だからと言って、ハーレムなんて訳でもない。
あぁ、俺の生活はどうなるんだよ。
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良かったらブクマや評価をお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 18:46:09
12574文字
会話率:56%
人間の言葉を喋る老猫と、年寄り小説家先生が六畳一間の安アパートで暮らす春夏秋冬。
一緒に食べて、喋って、老猫が人間の世界をゆるりと知っていく。そんな疑似家族小説です。
以前書いた短編の「猫殿、拙宅にて」の同人誌版のWEB再録になります。
※
エブリスタにもアップしてます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 17:57:39
32025文字
会話率:29%
人間の言葉を喋る猫と、年寄り小説家先生が六畳一間の安アパートで暮らす、そんな疑似家族小説。
最終更新:2013-10-06 16:13:52
7976文字
会話率:28%
死んでしまった青年、七条 北(しちじょう ぼく)
目の前には美しい女神・・・
そして渡される異世界転生の権利・・・
これは異世界チート!?それとも女神との恋の物語!?
ぼく&女神「そんな訳ねーだろ!」
現実は非情だ、能力も恋の予感も
無い・・・
しかし!人類は強い!
ぼく「なんとかして生きるぞ!」
そんなお話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 00:56:22
431文字
会話率:73%
クジョウ・トモヨは大貴族の令嬢であった。
しかし今やすっかり没落してしまって住居はオンボロアパートの六畳一間、主食はカップラーメン、没落して覚えた発泡酒で喉を潤しつつ、今日も元気に大石を運ぶ肉体労働!
クジョウ・トモヨの明日はどっちだ!
?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 17:44:59
21600文字
会話率:17%
とある青年の住む六畳一間の賃貸に彼?もしくは彼女?は降り立った。
六畳一間から始まるファーストコンタクト。
はたして青年は無事に乗り切れるのか?
最終更新:2022-02-02 20:31:56
5589文字
会話率:17%
アンジュ・ピオフィニアは、スアレス帝国の王太子、ヴィオニスの婚約者だった。
一年前に異世界から来た巫女と、魔王討伐の旅に出たヴィオニスが戻ってきたと思ったら、巫女のお腹には子供がいるという。
巫女を正妃に迎え、アンジュを側妃にするとヴィオ
ニスは言った。
愛する婚約者に裏切られたと感じたアンジュは、討伐の旅で封印された筈の魔王の元へ向かう。
世界を征服してもらうために。
けれど封印されたとばかり思っていた魔王は、魔王とは名ばかりの、そのあたりに居そうなお兄さんだった。
現代世界に似た世界でゆるゆる日常を過ごしながら、愛を育む話です。
日常時々シリアス、愛と死と世界の崩壊、そんな話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 15:52:47
142030文字
会話率:37%
俺の名は『夜更歌詞尾(よふかしお)』
六畳一間のアパートに、ひとりで暮らしている二十歳の大学生で、家賃と学費を稼ぐために、近くのファミレスで週六日でバイトしている。
……お陰で、勉学に励むのはいつも深夜になり、平均睡眠時間は三時間
を下回っている。
くそ……! 困難じゃ……じゃなかった、こんなんじゃ、勉強も覚えられないし、バイトにも身が入らないぜ!!
「政治家(せいじや)さんよお!! もっと俺達の事を考えてくれよお!!」
ある日、へとへとになりながら帰宅した俺は、突如噴き出した怒りを、どこぞにいる政治家に対してぶつけるように天井に向かって喚くと、その日は勉強する事を諦め二十三時に就寝する事にした。
「明日のシフトは……八時から三時までか……」
俺は画鋲で壁に貼り付けたバイトのシフト表を確認すると、死んだゾンビのようにぐったりとしながら布団に潜り込み、直ぐに意識を飛ばした。
……次の日、俺はスマートフォンの着信音で目を覚ますこととなる……
これは、以前投稿した【朝起きて、時計を見たらもう遅い!! 始業時間が四時間も過ぎている!!】を、【なろうラジオ大賞3】用に1000文字リメイクし、再投稿したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 16:26:47
1000文字
会話率:52%
弟が死んだ。自殺だった。実家から車で二時間のところにある、弟が初めて借りた六畳半の古びたアパートの一室で首を括って。
十月の下旬、弟が二十三歳の誕生日を迎えて直ぐのことだった。
タイトルは『煙草を吸う、口紅を汚して』と迷いました。
最終更新:2021-11-09 01:51:17
10485文字
会話率:34%