「暴力団が特殊能力者をリクルートするのは違法ですよね」
「ええ、もちろんです。そんなことをしたら戦車や強化外骨格でボコボコですよ」
「じゃあ、ヤクザが特殊能力者になったらどうすればいいんですか」
マル暴の刑事に泣きつかれた相談室は合法
弱小ヤクザ衣川会へと向かう。
ゴミを「消し去る」能力を持った若頭『氏家』と『衣川会』の処遇に相談室も困惑する。
彼の存在を聞きつけた特能省警備局は法的根拠なしにガサイレ、強制解散を決定、
警視庁はなし崩し的に特能省と対立することになった。
更に特能省警備部門と民生、経済部門が対立、警視庁総監も現場を全面援護し事態は混乱。
遂に衣川会事務所周辺は機動隊と特能省警備局執行部隊の一発触発の内戦状態になる。
この事態を黒木は切り抜けられるのか。
シリアス多めの特殊能力シリーズ第四弾。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-10 22:01:29
76834文字
会話率:30%
「債務奴隷解放宣言」あらすじ
大垣 壽雄
大滝龍二は、夢のすべてをかけて育ててきたレストランチェーン「フロンティア」を倒産させてしまう。きっかけをつくったのは大滝が連帯保証した友人の会社「森山商事」の倒産である。「
フロンティア」の経営破たんを決定的にしたのは光陽銀行の形を変えた貸しはがしである。
自己資本比率の低い多くの中小企業は銀行と言う名の株主の奴隷である。利益がでなくても利息と言う名の配当をとられ、返済として資金をもぎ取られる。借りれば返さなければならない。返せば借りなければならないことの繰り返しである。利益が出れば高い税金で持っていかれる。自己資本の蓄積など夢物語である。
大滝は自分の手で任意整理する道を選び一店舗ずつ撤退する。会社の整理は一段落するが、無一文の身に残されたのは、多額の負債と離婚という結果であった。満身創痍のなかで、かすかに残された闘志を培養し、復活への狼煙を上げる。
大滝は、比較的資本のかからない塾を経営するかたわらら乞われて経営コンサルタントの道を歩み始める。地方のコンサルタントは、何でも屋にならざるを得ない。自らの体験を活かし中小企業の再生支援を続け、着々と信頼を得ていく。しかし、あるクライアントの社長には自殺をされたり、ある会社のM&Aのときには手形のパクリ屋に狙われたり波乱は続く。
クライアントのために銀行相手に戦うときもしばしばある。
大滝を慕う店舗デザイナーの草野明美は復活を目指して悪戦苦闘する孤独な大滝に魅かれ大滝のスタッフを申し出る。
大滝は自分の仕事の理念を「債務奴隷解放宣言」として連帯保証人になったために苦悩する人たちの援軍になることを誓う。
大滝は居酒屋チェーンの「花車」の経営顧問を引き受け、お家騒動などの危機を乗り越え再生への道を歩み始めるさなか社長の竹中が急病で倒れる。緊急役員会で、大滝は副社長に選任される。局地戦に強いFC加盟店も増え、営業成績が好転し始めたおり、竹中社長が退院・復帰する。
大滝は臨時役員会で突然竹中から社長に推されるが、自分は意欲ある中小零細企業の前に立ちはだかる難問や矛盾を切り裂くような仕事を続けたいといって辞退する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-15 16:39:19
226188文字
会話率:42%
一時、本当にそう信じていた。
最終更新:2017-01-11 21:00:00
201文字
会話率:0%
老衰で死の床にある主人公。自らの人生をクリスマスキャロルのスクルージになぞらえ。別れた恋人を未練がましく思い出していたら。第一の精霊が現れた。
最終更新:2016-08-08 12:48:27
4430文字
会話率:7%
想起臓器ロンダリング。その一部始終を、余す事無く身を持って。 ※文芸バトルイベント「かきあげ!」 http://kakiage.org/ テーマ『とぶ』にての投稿作品その1
最終更新:2016-01-12 21:02:36
3758文字
会話率:0%
フリーターとして毎日を退屈に過ごしていた和樹は、ある日山の中でとんでもない物を掘り出してしまった。それは銀行強盗が強奪した二億円近い金だった! しかしその金をそのまま使えば、札の番号から足がつく恐れがある。
和樹はきれいな金に変えて
いくために、様々なマネーロンダリングの手口を編み出していく。最初は数万円単位から始めるが、徐々に金額が大きくなっていき、それと共に、発覚する危険も増してくる。
そんな中、和樹は風俗嬢初音と出会い、和樹にとって唯一の心の拠り所となっていく。しかしそれが元で、やくざとのトラブルに巻き込まれてしまう。一方警察の捜査は、着々と金の出所に迫っていた。
二億円という大金を軸に、和樹と初音、刑事とやくざ、そして銀行員が複雑に絡み合うヒューマン・サスペンス! そして結末は……。銀行の意外な思惑が隠されていた!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-29 18:49:56
138734文字
会話率:56%
頭にあったものを書きなぐっただけです。
最終更新:2013-02-25 21:27:19
1326文字
会話率:8%
近未来、仮想現実が実現した。それは人々に新しい地平線とまで称賛され、誰もが夢をみていた世界。それはVR運営企業が作り出した幻想。
そんな中、バンコク、カオサン通りのネットカフェで一人の男が居た。VRの個人認証で使用される発信者情報を書き換え
られるバグ持ちチップ。彼の脳にはそれが埋められている。彼はVR上でなら誰にでも変われる。
アンダーグラウンドの世界で沈んでいたはずの、存在しなかったはずの男が動き出した。
飛び交う欲望と黒い金。
バンコク、ニューデリー、カイロ、イスタンブール。そして、仮想空間上ではコンゴやトライバルエリア。
世界の仕組みの隙間をかいくぐり、主人公は世界を疾走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-15 20:33:28
93660文字
会話率:41%
俺たち警視庁組対五課に在籍する警官はその日、新宿の裏通りにあるルールビル新宿の中にあるオートルス興業の事務所にガサ入れする手筈でいた。容疑は銃器やクスリなどを海外に横流しして売りさばき、差益をせしめるマネーロンダリングだ。ヤクザ相手なので組
対四課も出動し、組関係者を一斉検挙するつもりでいたのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-02 21:11:38
2922文字
会話率:45%