「ジンベエザメを見るのが夢なんだ」
中学生の頃の夏休み、私は”さめまる”と、ジンベエザメを見に行きました。
最終更新:2025-01-20 21:50:35
2439文字
会話率:21%
その家の蔵には
小判の重箱が所狭しと
そんな夢を見た
凡ては無情
無辜な殺生は止めなされ
蔵の水槽の中で
人魚の尾がぴちゃんと
あぶくの浮いたサイダー
ちゃぶ台の上のたたみいわし
柱の上のボンボン時計
黒電話が不意にジリリリと鳴りだし
空で
は日食が始まった
怪しげな古町には
御経が聞こえる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 10:43:04
2664文字
会話率:0%
仙道企画その5に参加しています。
儚い時間と大切な思い
最終更新:2023-02-10 17:07:11
644文字
会話率:0%
青あざ
できるのに、心当たりがあるならまだいいといえます
もしもなかったなら……。
最終更新:2022-04-12 22:00:00
2329文字
会話率:0%
人魚のダフネは、ある日人間を助ける。その日から助けた人間のことを忘れられなくなり、魔女の元へ行ったら人間にされるという人魚姫モチーフ。バッドエンドではないです。
最終更新:2022-03-14 18:00:00
47617文字
会話率:30%
帰宅してもいいかな?
私は決まり事で、身動きが取れない。サラリーマン・ジョージ。いや、ただのサラリーマン喜久雄。何の仕事をしているかって。知らねえ。パンの耳をロバにやる仕事だ、別に、飼育員ではない。暇だからやっている
だけだ。本業は電話番だ。もちろん自分仕様の。缶コーヒーを片手に新聞をもう一方の手のひらを回しひらりと、世の中をスルーする。探偵業というのは、そういうものだと仕込んだのは、おやじだ。おやじよー。まじめにやっているよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 17:33:38
3819文字
会話率:78%
人魚姫は、人間になりたいと思いました。
海上を突き進む豪華客船の輝きを目の当たりにして。
そこで楽しそうに過ごす人々をその瞳に映して。
私もその中に混ざれたらいいなと純粋に思いました。
そして王子様に恋をして、人間になる薬を
飲んで、
声を失って、儚い泡となって消え失せる……
――そんな可哀想な子はこの物語にはおりません。
ええ、たったの一人さえも。
事前にお伝えいたします。
この物語の人魚姫は泡となって消え失せてしまう
悲劇のヒロインではございません。
ちょっとおバカでちょっとえっちな女の子です。
といいますかぶっちゃけた話
そもそもカッコいい王子様なんて出てきませんし、
淡い恋心を抱くタイミングだって存在いたしません。
人魚姫。そして、泡。
この二つの単語を聞いて、恥ずかしながら
私は下賎なことしか思い付けませんでした。
ええそうですただの下ネタです!
本当にありがとうございましたッ!
けれどこれだけは言わせていただきたい。
だって純粋に書きたかったんだもぉおおぉおん!
この話のオチを! そして堕ちの話を!
それでも構わんよ。
むしろそういうのこそを待っていたんだよという
お優しい読者の皆様方。
なるほどな! その方向性はズルいな!
と思わせるそれだけの為にこの物語を書きました。
どうかクスリと笑っていただいて
評価ポイントでも感想でもレビューでも
お好きに書き殴っていってくださいませ。
それが何よりハッピーエンドでございます
(*´꒳`*)どちらもWIN-WINっ!
さぁ頑張れ人魚姫。
健気に可憐にストイックに。
とにかく身銭を稼ぐのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 14:56:03
7066文字
会話率:22%
唱えるお経の声を声明(しょうみょう)と呼んで美しいものともてはやされた時代。観音菩薩と見まごうやなんごとなきお方の声明を箸でつまんでは金箔で閉じ込め、売りさばき、小金を稼ぐものがあった。そうしたあぶく銭が生まれるところには、そうした輩から
袖の下を求める小役人がつきもので・・・・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 05:10:36
2381文字
会話率:0%
古代戦記の一描写を、史記のように簡潔な語りものとして記しました。1分で1枚の絵を鑑賞するように切り取り、その残像が体感として残るよう書き上げてあります。
最終更新:2019-05-21 16:22:26
581文字
会話率:0%
ひどい脱毛症にかかっていたときのことです。洗髪の度に、浴室の目皿にお団子さんみたいに髪の毛が貯まり、眉毛も髭も抜けて、肌はつるつる。ひげ剃りが朝の習慣から抜けていた時期がありました。痛くはないし、身体の機能が衰えるわけでもない。医者からは
「必ず回復します。早ければ2,3ヶ月で」と言われても、知り合いに会うたびに、丸坊主となったいきさつを説明するのに辟易した頃、通い慣れた温泉宿の主人が、肩をたたくように語ってくれたのが、離れて暮らす境遇の異なる双子がお互いの身体に仕込まれた時計がベルを鳴らすように同時に脱毛症にかかった話でした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-17 20:21:30
5901文字
会話率:4%
戯れに日頃の夢の再構成を試みます。
最終更新:2021-07-10 12:51:54
20223文字
会話率:39%
庭を眺めて、身の回りをしてくれる妖精たちが作ってくれた朝食を食べる。
壊れて動かないオートマタのガーネット。
ふと気づくと他の場所に立ち、夢を見ているような感覚。
意識が薄れ目が覚めるように起きて、一人の家で過ごす。
時たま霞が形
を取った怖いモノが現れ、妖精たちは霞を恐れて姿を消す。捕まるとどうなるか分からないが、自分を探しているのは分かり、霞が消えるまで隠れて息を潜める。
誰にも呼ばれたくないのに、誰かに呼ばれて頭に響き、呼ばないでと叫ぶ。
勝手に異世界に呼ばれ、勝手に神にされて自分を呼ぶ声を黙らせようと、変異した姿で暴れる。
悪魔に騙された人間に殺される直前、オートマタのガーネットの身体と入れ替わった。
勝手に神と崇められた身体は消滅し、悪魔の笑い声が響き、意識が他に飛んで気づくと見なれた庭にいた。
身体はガーネットの物で、雨が降る中佇む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-06 13:36:51
21623文字
会話率:12%
カブトムシ。昆虫。黒い。続き書けよ。
まぁいっか。
悪趣味だ。吐き気以上の嫌悪感が全身からあぶくのように吹き出て血の気が引くと共に眩暈で眩み、其れを怒りで底冷えした頭が冷やす事で正気を何とか保ち、私は生にしがみついた。
歪な欲求の要求
の中に束の間の憐れみを注いだ私を呪いたくなる。
狂ってる。
四方を囲んだ画面から流れ込む動画再生サイトの映像を見ながら、こんなにも憎らしい物はないと愛くるしい猫の仕草を見ながら頬を涙が伝った。
全てが憎しみに変わる前に、あの男を殺してやる。
あの男と同じ感覚を覚える自分を心底呪いたい、そんな感情が渦を巻いた。
今にも、破りきりそうな勢いで掴む原稿の束を女の震える指の爪が食い破ろうかとしていた。それは、最後の作品だった。其れを読み終えれば、自由が待っている、そうあの男は言った。
10日に与えれた、十篇目の小説を女は、怒りに濡れた顔で読み進め始めた。
此処等で、気分直しのティーブレーク。
劇場では先入観を捨てて、現実的作者への弾劾を慎みましょう。ノーモアSNS。ノーモア拡散。
ノーモア催促。ノーモア正気確認。ノーモア薬物疑い。ノーモアIQ確認。
心を無にして期待せずに読んでくれたら、幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-10 05:11:18
3145文字
会話率:4%
夏の都会で信号待ちをしていると隣に蟹が並んできた。
磯の薫りと海の気配を大都市の人工物の中で感じながら歩いた一時の泡い時間はあぶくのように。
最終更新:2020-06-12 03:57:49
1729文字
会話率:0%
あぶく らでん
すめし じかい
キーワード:
最終更新:2019-10-31 20:44:15
209文字
会話率:0%
三文作家である私は、偉そうにテレビや雑誌で講釈を垂れている学術論者が嫌いである。いつか、そのものたちがどんな汚い手を使ってあぶく銭を稼いでいるのか暴いてやるつもりでいた。
そんなある日、友人の編集者から知性の高い人しか参加できないとい
う、理論発表会の審査員として招かれることになった。しかし、当日になっても、私は現地の住人や他の審査員からまったく客としての丁寧な扱いを受けることができなかった。しだいに、この会の胡散臭さに気づいてくるが……。
2000年の夏頃に書いた幻覚小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-13 05:00:00
14301文字
会話率:39%
ロトセブンで五億を当選した男はあぶく銭が身につかないという信念を持った男はあるオンラインゲームに課金した。
そのオンラインゲームは全世界で大ヒットし、男は上位プレイヤーとなり楽しくオンラインゲームをし続けた。
そして、男が突然死した時
に男はあの世でゲームの真実を知った。
あのゲームはとある高位神が神力を回復させるために制作されたオンラインゲームだった。
そして、男は剣と魔法のファンタジー世界に転生することになる。
神によって過剰に改変されたオンラインゲームのシステムをスキルとし、オンラインゲームで入手したアイテムに多額に上乗せさせられた課金を持たされ・・・・・。
この物語は神と天使達の善意によって本人の望んでいない道へと歩まされることになる男の物語である。
「クソ!アイツら善意で地獄への道を鋪装しやがった!!!!!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-18 01:17:49
50919文字
会話率:23%
宝くじの当選金1億円を元手に、無利子の金貸しをしているマキ。会社の後輩、亨と、友人でゲイバーのママであるルンコをアシスタントにしている。
今回の依頼主は、マキと因縁のある相手。いぶかしがりながらもマキはお金を貸すが、事態は意外な方向へと進み
…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-08 18:00:00
5138文字
会話率:57%
宝くじの当選金1億円を元手に、無利子の金貸しをしているマキ。会社の後輩、亨と、友人でゲイバーのママであるルンコをアシスタントにしている。
今回の依頼主はOLの恵里香。同僚の羽塲から、昔、AVに出ていたのをネタに脅迫され、会社の金を使い込んだ
のだという。その穴埋め用の金を貸し、会社の監査で恵里香の罪がとりあえずはバレぬようにと画策するマキたち。
さらに、諸悪の根源、羽場にもお仕置きが必要だと動くのだが、事は意外な方向へと進み…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-07 18:00:00
6000文字
会話率:60%
結婚を前提にしたお付き合いを経て、結納まで交わした相手が、職場の部下(新卒)を妊娠させたから別れてくれと言い出した。
泣いて縋る? 取り乱す? そんなの御免蒙ると、葛西典子はさくっと受諾する。
ひと月後、安っぽい恋愛ドラマ脳と化した元恋人と
そのお姫様から搾り取った慰謝料(あぶくぜに)に物を言わせ、VRMMOを課金の力で無双する――かどうかは不明だが、全力の課金プレイに挑む典子の姿があった。
これは、隠遁生活に全力を注ぐ課金プレーヤーの、VRMMO生活記である。
……たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 19:09:16
13984文字
会話率:11%
コ○ケであぶく銭の入った勲達三人。
真白が提案する旅行へと出発する。
その目的地はなんと、勲の実家方面の温泉宿。
そして必要もないのになぜか男の娘の格好で行くことになる勲。
もう女装好きなんじゃ?と言うのは置いといて、三人の旅は始まる。
○追加登場人物
門脇深雪:勲の地元の同級生
【ご注意】
本編「レンズの向こうの男の娘」の後日談です。
http://ncode.syosetu.com/n9323dh/
登場人物・成り行きに関しては本編をご確認ください。
(後日談のため中編程度の長さです)
若干エロくしようかとも考え中。
本編読んでからの方がわかると思います。
性描写ありとしていますが、今んとこないデス。
不快に思う方もいらっしゃると思いますので、ある場合は話数のところで告知します。
(読まなくても大丈夫なように構成します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 13:37:30
57065文字
会話率:55%
「君」はある山奥の湖畔で行われている野外ダンスパーティーの最中、そこに自分がいるのに気づいた。本当は危うく、あぶくのように一瞬しか存在しなかったはずの「君」は、そのパーティに満ちる音楽に、グルーヴに誘われて、この世界に居続けることになったの
だった。そして、虚無より現れた「君」は、その湖畔で次々に行われるパーティの中で、自分が何者なのかを探しながら日々を過ごす。「君」を「何者」かにしようとする「世界」に翻弄されながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 20:10:56
91631文字
会話率:12%
金は銀球を生み出し、
銀球は銀河を生み出した。
幾多数多の敗北者の怨嗟。
幾多数多の勝者の歓喜。
銀河は全てを受け入れて、今日もまた、
金を溶かしていく。
発現する能力。
景品となった麗しい女性。
泡のように消えていくあぶく銭を
手に、
若者は銀河の頂きを目指す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-05 11:52:02
51315文字
会話率:18%
高校生、阿武隈槙矢(あぶくま しんや)は、異世界に召喚された。
彼を呼び出したのは麻桐ユリカと名乗る魔女っ子姿の少女。彼女は槙矢を見て伝説の東方悪魔シーンヤーだと告げ、召喚者である自分の願いを叶えるよう命令する。その願いとは、彼女を『魔
法使い』にすることだった。
悪魔とされた槙矢は魔法を覚え、力をつけていくが、ユリカとの間には槙矢も知らない因縁があって……。
はたして、槙矢は元の世界に帰ることができるのか。それとも――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-18 20:00:00
103719文字
会話率:48%