四国の過疎地で最後の人間が村を去る。動物たちが浮かれて大騒ぎするのを見て、サル、イノシシ、シカの長老たちは憂慮した。なんとか秩序を取り戻そうと、村議会を開き、民主的な選挙で議員を選出、村の憲法も制定する。また、学校教育も開始し、福祉の充実し
た村に近隣からの入植者も増えた。人口増加に対応して食糧増産に励むが、伝統農法は継承されておらず、村を食糧危機が襲う。それを救ったのが外貨を獲得して人間から飼料を購入することだった。そのために、憲法で禁じた「人間のための労働」が一部解禁となる。しかし、せっかく稼いだ外貨も村長夫妻の浪費により払底。そこに、動物病院設立の話が舞い込む。事業は順調に進み、動物村の財政は立ち直る。村費留学して獣医師の免許を取った村長の孫が帰村、動物病院の副院長となる。降って湧いたのが、新型コロナのパンデミック。動物病院の協力でワクチンが開発されるが、動物病院の事業は実は動物たちの犠牲の上に成り立っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-14 18:03:47
26896文字
会話率:26%
結婚を前提にしたお付き合いを経て、結納まで交わした相手が、職場の部下(新卒)を妊娠させたから別れてくれと言い出した。
泣いて縋る? 取り乱す? そんなの御免蒙ると、葛西典子はさくっと受諾する。
ひと月後、安っぽい恋愛ドラマ脳と化した元恋人と
そのお姫様から搾り取った慰謝料(あぶくぜに)に物を言わせ、VRMMOを課金の力で無双する――かどうかは不明だが、全力の課金プレイに挑む典子の姿があった。
これは、隠遁生活に全力を注ぐ課金プレーヤーの、VRMMO生活記である。
……たぶん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-16 19:09:16
13984文字
会話率:11%
もふもふがあるならつるつるもあってもいいじゃないかと思ってついやりました。
しかも、可愛さとかよりも逞しさ重視。
書いてる人が違うとこうも中身は異なるのですね。
夕花さまの動物王国シリーズをはじめとされる皆様に続いてみました。
異色ネタとし
て、お遊びにご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-08 03:17:17
6274文字
会話率:24%