死んだ恋人の影をおって、思い出の場所にやってきた由美子の、終わりと始まりの物語です。ラベンダーの咲く高原を思いつつ書きました。
最終更新:2011-01-20 00:46:57
2911文字
会話率:40%
俺(井上英二)と小川奈緒は、一〇年来の遠距離恋愛を続けていた。旅先の高原にあるペンション「天(あま)の星(ほし)」で初めて出逢って、一寸森を入った処にある「野草の丘」で夜の星空を見ながら、一夜共に語り合った。その後ハイティーンから三〇歳近
くになるまで即かず離れずの関係を続けた。手位は握っても、性交渉までは行かない微妙な関係のまま。
出逢って九年目の記念日に、この「ある種の束縛」に限界を感じていた俺は、この関係に結末を付けようと提案した。一年間一切会わずに考えて、翌年の同じ日に想い出の野草の丘に二人共が来たら、その時は「結婚しよう」と。
約束の日、俺は迷いながらも高原へと向かう。奈緒も来ていた。でもお互いに決心はまだ付いていない。雨の野草の丘からペンション「天の星」まで歩いて、ご主人の天野さんの計らいで一夜のモラトリアムを得ることになった。一緒に夕食をとって、天野さんと三人で和みながらも、夜は更けてゆく。
ツインの部屋に戻っても、やはりいつものように、「あなたは必要だけれど近付きすぎないで」とダブル・バインドなメッセージを送ってくる奈緒。それに合わせてしまう苛立たしい自分。夜中についに抱き寄せて口吻を交わすと、「ありがとう」と奈緒は意外な言葉を発した。でも彼女は体をほどいて「そろそろ寝ましょう」と笑った。
翌日、旅立って三度(みたび)野草の丘に立ち寄り、二人はもう恋人ではいられないけれど、でも一生関係を切らないで置こうね、と約束する。そして単線の終点駅で別れた。
その後インターネットの時代になって、奈緒とはメールで簡単にやり取り出来る様になった。でも二人は「ヤマアラシ」同士、近付きすぎればお互いの針が体に刺さる。二人には二人の距離感があるのだ……。
この春、奈緒から結婚した事を聞かされた俺は、一人また想い出の野草の丘へ行こうと思い立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-06 04:44:45
13205文字
会話率:41%
少年 剣崎雅也と幼馴染 高原麻由の恋模様を描くラブストーリー。
そんな二人に訪れる切ない別れ、彼らは一体どのように恋を成就させ
成長するのか・・・
最終更新:2010-12-18 02:05:51
446文字
会話率:19%
世界的に有名なバイオ技術の若き権威、高原 雅哉(たかはら まさや)。
そしてその雅哉を兄に持つ、フリージャーナリストの高原 雅輝(たかはら まさき)。
二人は、お互いを高めあうかのように互いに信頼し合いながらそれぞれの道を歩んでいた。
しかしそんな中、その雅哉の持つバイオ技術を独占し、軍事利用を企み雅哉を利用していた巨大企業「AGI(アギ)」がいた。
その「AGI」の企みに気付き、やり方に反感を覚えた雅哉であったが、その情報が外部に漏れることを恐れたAGIによって殺害されてしまう。
自分の目の前で射殺された雅哉の亡骸を抱え、怒りと憎しみ、そして悲しみを覚えた雅輝は、殺された兄の残した戦闘強化服「アーメッドリキッドスーツ」を身に纏い兄の敵を討つため、復讐の戦士「ザ・ディサイダー」として戦いの道へと自ら進んでいく・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-27 00:31:52
35706文字
会話率:25%
高原清輝は、私立美藤高校の音楽科に通っている。礼儀正しく、おとなしい、普通の少年。しかし、高校1年生の春、一人の少女に一目ぼれをすることを皮切りに、彼の運命は大きく回りはじめるのだった・・・。
最終更新:2010-09-17 22:34:49
41919文字
会話率:24%
剣道大好き三葉洋司は剣道強豪校、高原高校へ入学した!が、強豪だった先輩たちはもう引退していて残っている部員は癖のある人物ばかり!しかも入部した1ヵ月後には剣道部は廃部になるらしい!?主人公以外はあまりドタバタしないほのぼのコメディ!
最終更新:2010-06-06 13:41:56
2054文字
会話率:62%
俺こと、|高原弘(たかはらひろ)は、平凡な日常を
送っていた・・・はずだった。異世界に飛ばされた、
弘がその世界の平和を守るため、仲間と共に、
頑張る物語。
最終更新:2010-03-22 23:51:46
3442文字
会話率:30%
主人公が家族とともに霧が峰高原にピクニックに出掛け、被造世界との神秘的合一体験(至高体験)をする。
最終更新:2010-03-13 13:24:20
1548文字
会話率:24%
3世紀あたりのササン朝ペルシア(現在のイラン高原あたり)
を舞台にした恋愛&冒険ものです。
最終更新:2010-02-24 23:21:27
10044文字
会話率:51%
アナントル半島を治める、ドランチスカ高原王国。西の帝国キーツシリクより独立して五十余年。過去に二度の大戦と、無数の小競り合いを繰り返すも、おおむね平和が保たれていた。執筆、断念しました。
最終更新:2009-07-02 19:51:54
55653文字
会話率:35%
愛することができない、自分の中の無とは…
最終更新:2009-06-25 16:12:52
5091文字
会話率:28%
金持ちの一人娘の春川清羅(はるかわせいら)は、ある日屋敷の物置で壊れた白いオルゴールを見つけた。そのオルゴールを直せそうな職人を捜すよう命じ、見つけたのが黒のオルゴールを持つ高原流(たかはらりゅう)という男性だった
最終更新:2008-05-19 10:08:33
329文字
会話率:28%
出来ちゃった婚をした高原夕子は少しずつ夫とすれ違っていく。やがて決定的な裏切りにあい夕子は夫に心を閉ざしていく。そんな彼女に旅先で落とした携帯電話が新しい出会いを運んでくる。ひび割れた土が水をいくらでも欲するかのように若宮修二との恋に堕ちて
いく。夕子は夫への不信感、寂しさから修二と逢う回数が増えていく。そんな時、夕子の子供、佳奈が事故に逢って・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-10 13:01:24
34933文字
会話率:42%
愛犬と過ごした18年、時には癒され、笑わされ、振り回された日々を描きました。
最終更新:2007-05-16 08:00:28
8501文字
会話率:25%
昭和二十年七月、太平洋戦争末期。日本全軍に特攻の狂風が吹き荒れていた。特攻によって家族の仇討ちを誓う斉藤と、特攻そのものを否定する高原。相反する感情を抱えた二人の男の苛烈な物語。
最終更新:2007-03-22 19:52:19
34339文字
会話率:34%
高校に入学してドキドキの横山小雪。高原夕里に恋をして…。純粋な恋を描いた作品です。
最終更新:2006-10-09 19:33:05
6228文字
会話率:41%
男は最後の朝を迎え、静かに去ってゆく。
キーワード:
最終更新:2006-01-29 22:05:00
1136文字
会話率:0%
仕事に追い立てられる毎日にうんざりした「私」は、偶然立ち寄った小さな町で一人の少女と出会い、時間を重ねてゆく。それは当てのない旅の中でめぐり合った、嬉しい偶然だった。
最終更新:2005-10-03 00:29:54
7798文字
会話率:34%
リスは人生に悩んでいた。通りかかったすりと話をするうちに、悩んでいるのは自分だけではないと気が付く。
キーワード:
最終更新:2005-02-20 11:02:56
3950文字
会話率:64%
二十数年前東京で別れた彼女の喪中はがきが届いた。私は彼女の眠る信州へと旅立つ。そこで迎えてくれたのはまるで二十数年前の彼女と生き写しののような娘さんだった。
最終更新:2005-01-16 10:28:20
2798文字
会話率:27%