この地球からどれほど離れた場所であろうか。
太陽に似た一つの恒星、そして地球と全く同じ環境を有している二つの惑星があった。
そこには海があり、空気があり、そして地球と同じヒトという種がそこで生を営んでいた。
一つの惑星は超文明が栄
え、進んだ科学力を持っていた。
その星の住人は自分達の星を『テス』とよび、その空に浮かぶ恒星を『シズマ』とよんだ。
もう一つの惑星はまだまだ未発達で、その文化は地球における人間の歴史軸で言えば中世程度の発展――農耕民族が多く、貧弱――の絶対君主制であった。
その二つの惑星はシズマを挟んで対極の位置に存在し、シズマの影響で、長年、お互いの星の存在を確認することができなかった。
しかし運命が導いたのか、それとも神の悪戯か。
テスの無人探索船が偶然、もう一つの惑星を発見してしまったのである。
この物語はそこから始まり、そして私達はその歴史を垣間見ることになる。
共に、その歴史を覗いてみようか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-03 16:23:24
97922文字
会話率:54%
主人公澤田亮介は、下級民族としてA区に生まれた。
この世界は言葉の取り扱いにはとても神経を使っており、身分によって使える言葉が異なっていた。
亮介の住むA区は更に統制が厳しかった。
言葉は口頭でのみ使用が許され、書くこと、読むことは一切禁止
だったのである。
農耕を生業とし、そこで一生涯を終えるはずだった彼は、とあることがきっかけで言語と出会う。
彼に言語を教えたのは、区で最年長だった亮介の祖父だった。
死に際に祖父から託されたノートの謎を追うため、彼は中央区に行くことを決意したのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-31 12:58:31
2099文字
会話率:40%
華夏人とは何か?についてハプロを細かく使って書いています。
キーワード:
最終更新:2019-12-08 06:33:29
5477文字
会話率:0%
現代の文明が古代文明と呼ばれる時代。電気もガスも水道の存在すらも忘れ去られていくなかで人々は過去の遺物を再利用しながら人力や家畜に頼った農耕や狩猟を行う暮らしを営んでいた。
そのような社会の中で古代文明の遺物を探しだし取り引きすることで
生計を立てる者たちがいた。人々は彼らを遺物漁りの探索者と呼んだ。
十歳でありながら遺物漁りの探索者として一人で生きることとなった少年ヤス。彼が探索で巻き込まれた遺物の争奪戦。命からがら争奪戦に勝利したヤスは追いすがる他の探索者たちからの逃避行の中、遺物のことを守るために全力で物事に立ち向かっていく。
これはそんな少年ヤスの冒険の日々を綴った物語である。
プロローグは主人公の境遇の説明のためシリアスです。
本編一話以降はちょっぴりエッチな軽い笑いとアクションをメインに描きたいと思っています。
不定期更新です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-27 21:49:26
87933文字
会話率:58%
ヒトが他の生物と異なる点として、火を使用することが挙げられます。火を使用することで、外敵を遠ざけ、寒さをしのぎ、生活圏を大きく広げることが可能になったのです。それだけではありません。火の使用は、体外消化ともいうべき調理・食材加工技術を発達
させ、同時にある程度の期間の食品の保存を可能としたのです。
これらの食料を原資に、人類は農耕と牧畜という供給面を充実させました。
人類は、供給と保存という両面から飢えを克服する方法を手に入れ、その手法を今も洗練させ続けています。そして、流通という手段も加え、食料の量的限界まで人口を増大させ、それに伴う社会構造の充実という大きな成果を得ているのです。
食料の供給と保存の安定化は、長期にわたる探検、航海を可能にし、さらなる生活圏の拡大を可能にしましたが、一方でそれは戦争の長期化を可能にしたという負の一面も持っていました。戦争は糧食補給のために、より長期の食品保存の方法の開発を求め、その結果によってさらに戦争状態の長期化を招くというサイクルは今に続いています。
現在、人類は地球上のほぼ全ての場所に分布し、それに資した食材保存の様々な手法は洗練され、現在では美味を求める手段としても応用されるようになっています。
これらの方法を科学の目から観察してみると、また新たな発見があることでしょう。
今回、この文は、拙文「味噌汁の科学」の続編的位置付けで書いていますが、内容に重複部分もあることをお断りしておきます。また、今回の「食料保存の科学」においては、※の部分を設け、科学とは別の、軍事的や宗教的観点とを併記して記すことにします。食料の保存という技術は軍事との関係が深いからです。ただし、軍事についても、宗教についても筆者はどこに与するものではなく、科学の観点からの記述であることをあらかじめ言明させていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 20:32:26
40311文字
会話率:0%
五百年近い戦乱の世を経て千年、国々の争いによる戦火も数える程に減じ、政治的に安定している呼べなくもないフロータリア大陸には六つ国が存在する。
その中でも大陸の半分以上を占める、自由で豊かだが他五つの国とまったく異質な大国。
それがヴィル
シュアス王国である。
自国が軍事列強国だとか
国内に租税が無いとか
王は国民の前に建国以来姿を現さないとか
貴族などの身分制度が無いとか
大旱魃だろうが天変地異だろうが王立農耕士団が自国の国民を二月は賄える量の小麦を通年で毎月収穫して他国に売却し自国の国庫を賄っているとか
国の内務や外務から街の治安維持や医療教育公共整備など、すべてを二十四の騎士団が取り仕切っており、その騎士団を統率するのは立候補制の国王の名代である公正と呼ばれるただ一人なのに、不正を働くと死んでしまう呪いの指輪をつけるため誰もやりたがらないとか
千年近く続いているこの国の国民には、それが普通。
何を今更と言うくらい当たり前のことなのだ。
そんな国の首都シュアスに生活する少年ベルトは、今時の子供に違わず血沸き肉踊る冒険譚よりも
堅実に家業の農庄を継ぐべく学び舎の課外倶楽部である農研部で青春を謳歌している・・・
いや、していた筈だった!?
※長期間執筆していなかったリハビリ作品となります。不定期更新作品です。本作品に登場する国家団体等は総てフィクションですので、使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-13 20:58:30
21673文字
会話率:19%
こころの病でセミリタイアし、ほとんど知識も無く、身体的能力も無いのに畑を借り、生業としていた情報収集能力だけを頼りに農業を始めた50歳の畑との格闘記。不定期に投稿中の「ジーマミーの岡山濃厚農耕記(https://yanagi-da.com/
category/hatake/)」を小説形式として公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-12 21:41:51
1958文字
会話率:0%
西暦2062年。火星の植民地化を進める人類は、着々とその歩みを火星の大地へ刻んでいた。
しかし火星の環境は過酷なもので多くの人が犠牲となっていた。
夢半ばで倒れた人は火星の土となり、夢を打ち砕かれた故郷に戻る金のある人は地球へと帰った。
そ
んな中でしたたかに生き延びた人達が火星の大地で農耕を生業(なりわい)とし、逞(たくま)しく生きていた。
火星入植を果たしていた家族が火星の長い冬を生き延びる為、仕事を求めて旅立ちを決意する。
後年、太陽系戦争と呼ばれる小惑星帯を舞台にした戦争が燻(くすぶ)り始め、火星の人達を巻き込んでいく。
彼等は過酷な火星の大地と、忍び寄る戦禍を生き抜く事ができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-07 06:00:00
175208文字
会話率:22%
駆け出し冒険者アムル・ベルは一流冒険者を志して、始まりの街グラッセルへとやってくる。そして冒険者ギルドへ向かおうとするが勘違いとギルド職員エレナの泣き落としにあった末に〝冒険者ギルド〟ではなく〝農業者ギルド〟に加入する羽目となったのだ。
そして農家となったアムルの周りには「農耕神 クロノス」を筆頭に「炎の猪 エンチョ」「Aランク冒険者 地獄丸」「死霊農家 アンデッコ」「へっぽこ料理人 ジーン」など面倒ごとの匂いのする連中が集まってくるのであった。
この物語はそんな感じの異世界ドタバタコメディ?である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 19:00:00
45597文字
会話率:51%
私達は、大人にはなれない――
20年の寿命を背負い生きる少年少女らは、農耕をし、狩りをし、原始的に日々を送っていた。それでも不自由はなく、少しずつながらも生まれ育った大樹を中心に生活圏を拡大していた。
その生活圏の遥か先に続く、朽ちた石
の建造物。失われた技術によって作られたであろうそれを何か解き明かすのが、今の世代の使命だった。
ある日、彼らの下へ一人の男が現れた。
若々しい姿とは正反対の、老けを感じるような顔。ぼうぼうに生えた不衛生な無精髭。明らかに異質な存在。
弓を、槍を構える彼らに男はこう言った。
「そんな警戒しないで欲しい。俺はお前らで言うところの、大人ってやつだ」
これは彼らの呪いを解き明かす、進歩と絶望の物語。
「待っていて。必ず助けてみせるから」
何百年、何千年経ってでも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-25 22:02:59
3335文字
会話率:52%
神様のミスとやらで異世界に転生する羽目になった学生。
『魔の風』が吹き付ける不毛の土地に降り立ったが、神様から受け取った“詫び特典”とは……
エンジンの製作知識と紫ジャガイモの種芋20kg。これでどうしろと!?
それを仲間たちととも
にどうにかしていく、そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-16 15:16:37
149308文字
会話率:38%
神域の管理人八作目
一度、ゆっくり乙舳と話してみたかった真人は、乙舳のいる社務所を訪れると話の流れから宇迦たち稲荷神が元狐というのは間違いと言われ
最終更新:2018-12-29 18:02:16
15073文字
会話率:44%
平成17年9月、大森啓二(37歳)は養老ランド内の骨董品市場で白銅鏡を購入する。
その日から鏡の表面に浮いた白い錆の除去に没頭する。
2年前に妻の雪江を亡くす。彼女の家は養老の滝の近く。彼女との結婚が縁で大森は度々養老に足を向けていた。
毎日白銅鏡を丹念に磨いていると、古代の集落と思える光景が夢に現れて、その中で妻と会う事が出来た。
しかし白銅鏡を完璧なまでに磨き終えた時、妻の夢を見る事がなくなった。代わりに大森の心は物の怪に憑依される。彼の形相は死人のようにすさまじいものになる。
平成18年3月、大森は家を捨てて、養老山脈の北側にある笙ヶ岳に登る。その山頂にある洞窟に入る。大森はその中で死ぬ。
死んだ大森は”あの世の世界”に入る。
その世界は白銅鏡に閉じ込められた瀬族の巫女、瀬織津姫の想念の世界であった。
大森はその世界で瀬織津姫に可愛がられる。白銅鏡をしっかりと守れと言い含められる。
当初、瀬織津姫の想念の世界は穏やかで優しい田園地帯の光景だった。大森が入りこんでしばらくして、太陽も照らさぬ荒々しい世界へと変貌していく。
そして瀬織津姫はもう1つの、雪江達のいる世界に侵入して、雪江達農耕民族の住民を破滅させようとしていた。
この時、農耕民族の長、ニギハヤヒが大森の前に現れる。
大森が手に持つ白銅鏡を砕けという。
大森の間の前には壊滅寸前の雪絵たちの姿があった。大森は意を決して白銅鏡を叩き割る。この時物質世界の笙ヶ岳の洞窟内の大森の死骸に抱かれた白銅鏡も割れる。
そして瀬織津姫の想念の世界は消滅する。雪江達の世界も復元される。
この時を境に大森は養老町で唖として生まれ、30年後に雪江の住む世界に生まれ変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-06 08:53:10
27960文字
会話率:3%
時は2404年。地球上の人類が電脳世界に移住を始めてはや356年。
人々は選択制の仮想世界で、それぞれの新生活を持った。
そんな中、ある仮想世界で農耕LV上げに勤しむ少年、風見優紀(かざみゆうき)。
平和を象ったような彼の生活は、ふとし
た事で終わりを告げる。
戦火渦巻く別の仮想世界で始まる彼の新たな生活。
彼はこの世界で何を目指し、何を成すのか―――
今回初投稿です!一話一話の長さが不安定な事が多いです。
感想·語弊など何でもいいので一言言ってくれると嬉しいです!
至らない事も多いと思いますがお願いします!
更新情報などはこちら→https://twitter.com/kiyose0712?lang=ja
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-12 12:00:00
242373文字
会話率:19%
民族の誇りを大切にしているYouTuberのお話です。
最終更新:2018-05-20 23:38:18
990文字
会話率:0%
今年はトマトと、ナスと、キュウリかな。
最終更新:2018-05-02 20:00:00
238文字
会話率:0%
なんでもないただのゲームヲタクである二階堂神。
ある日突然、VRゲームの「ALL FREE ONLINE」に入り込んでしまった。
チート満載のハーレムウハウハの無双ライフを楽しめると思ったジンは、自分のジョブを見て失望する。
『農耕民』
このサーバー「エド」の中でたった一人の農耕民ジンは、このゲームの闇を知り抜け出そうとするが様々な困難が彼を何度も絶望へと引きずり込む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-27 00:09:25
801文字
会話率:15%
はいどうも、魔王サタンと呼ばれることとなった元農耕神サトゥルヌスです
ところで魔王ってなにするの?
いろいろ言いたいことはあるけれど、腐っても農耕神どうとでもなるでしょう
え、魔族?そんなの造れるの?
神よりすごくない?
そんなこんなで、平
和に暮らしていきます
神話の神の名前は出てきますが、設定をかなりいじってるので関係性はないです
初投稿ですがよろしくお願いします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 17:27:47
6902文字
会話率:47%
異世界転生魔力チートで最強モード。
それを勝ち組かと聞かれたら、俺はこう答える。「むしろ負け組だ」と。
異世界飯が不味いのだ。
砂の混じった塩にしなびた野菜、肉は雑味が強くて獣臭く、魚は内地に回ってこない。香辛料や薬草の類もほとんど出回っ
ていないし、そもそも流通が未発達だから欲しい食材が手に入る事の方が珍しい。
こんな環境で美味い飯が作れるものか。
だから俺はやってやる。
異世界でも、美味い飯を食うんだ!
領地運営、食材開発がメインのお話です。
村を作って、人を住まわせて、農業などをやらせる。
そこで現代日本の知識を魔法で実行というのが基本パターンになります。
一回当たりの文字数は少なめ、その分は更新回数でカバーします。
※スキル・ステータスなどはありません。
※魔法だから、で逃げる気満々です。
※稲作には適さない領地です。
※地の文多めというか、9割以上が地の文です。「会話? なにそれ。食べたら美味しい?」状態です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-28 00:01:06
682528文字
会話率:9%
クリストファー・ブルーことクリスにはそれはそれは大それた夢があった。
そんな大望主義者なクリスは、数少ない友人の誘いから冒険者となり、個性的な仲間が出来てパーティーを組む。
パーティーのメンバーどいつもこいつも強すぎるし、クリスの存在感
など皆無……と、思いきや、全員頭が悪すぎるようで……!
そんな主人公以外の主な登場人物のIQを落としてみた物語です。
出来るだけ明るく楽しく書くつもりですが、作者の性格上ところどころシリアスな感じになるかもしれません。
誤字脱字の指摘や感想など、今後の励みになりますので是非ともよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 04:00:00
15531文字
会話率:61%