ある日、年若い僧侶である吏鶯《りう》が拾い上げた赤子がいた。包まれていた錦地のおくるみから察するに、高貴な身分であろう赤子はそのまま寺の養女となる。しかし、異例なのはその待遇ばかりではない。常人の三倍の速さで成長する異常さがあったのだ。
指したる混乱もなく成長する赤子を椿姫と呼ぶ僧侶たちの中で、吏鶯だけは赤子の異質さにはっきりと気付いていた。
それは心に巣くう闇が深い為なのか、存在自体がひとつの闇である赤子は、更なる闇を呼び寄せる。
成人した赤子に剣を向けるひとりの侍の名は、斎藤一。京都の町を震撼させている集団、壬生狼《みぶろ》のひとりでもあった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-08 11:41:07
104051文字
会話率:39%
漆黒の闇に包まれ、雷雨に襲われる中、わずか6歳の少年リドーが何者かから逃げていた。途中、出会った赤子エドルフと共に不思議な家族に命を救われる。
やがて、大人になり、旅立ち、新たな友人、新たな友国と繋がり、彼らは親へと成長していく。
が、
しかし、彼らと彼らの子供達との間には、何故か溝が…
様々な葛藤に苦しみながら、皆が各々、溝を埋める為、壁に立ち向かっていく。
子供から大人達へ。
大人から子供達へ。
それぞれの心、切なる願いは届くのか?
そして…溝は埋まるのだろうか…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-07 20:37:14
163092文字
会話率:59%
それは、私が友人宅に飲み会に行った時の話。友人の家は、古い立派な日本家屋であった。飲み会はその離れの一室で行われる。その部屋の障子には、ぽつりと穴が開いていた。
最終更新:2013-08-27 21:08:01
3096文字
会話率:14%
女子高生だったはず…。それがどういうわけか赤子になってました。
通り魔に襲われて一つ目の人生を思わぬ形で終わらせてしまった少女が二つ目の人生を生きる話。まだ5歳にも満たない年から自分の婚約者を選ばれて、彼女が連れてこられたのは、大男の住むロ
グハウスでした。え?なにこの状況…誰か私に教えてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-26 21:00:00
46456文字
会話率:50%
その赤子は世界を変革する……してしまう! 平成日本を舞台に魔術の秘密結社が、霊力の国家機関が、超科学の国際企業が、超常の力で赤子を奪い合う伝奇アクション。(※全話挿絵有り)
最終更新:2013-08-15 17:18:43
137925文字
会話率:17%
王は自然言語を検証すべく多くの聾唖(ろうあ)の乳母と赤子を集めた。
一切語りかけられずに育てられた赤子のほとんどは死んでしまったが、三組が実験から逃亡した。
実験の後遺症によって常人離れした能力を授けられた三人は、
なし崩しに迷い込
んだ世の裏道から、
突如として引きずり出された表舞台から、
唯一つの他ない道の果てにある局外から、
龍のようなその異能をもって歴史を動かしてゆく。
女っ気はほぼなく、魔法もなく、無双なんかもありません。ただただ人間のお話です。
各人十話、地図、序章、転章、余章を含め全三五話。
縦書きで読む[PDF]を推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-13 23:09:43
540274文字
会話率:33%
人間は、魔力を持つ人間、情人(カティア)とそれ以外の人間、常人(ベティ)に分類できる。
彼らはお互い干渉することはなかったが、情人(カティア)の国であった大火災。それを境に彼らのそんな世界は崩れ始めていた。
セロシアキャンドル全体を
焼き尽くした大火災(魔女の怒り)から7年後、魔力による魔法が発達し、昔の活気を取り戻しつつある情人(カティア)の国、セロシアキャンドル。そんなある日、なんの前触れもなく攻めてきた常人(ベティ)。
たった3日でセロシアキャンドルは制圧され、殆どの情人(カティア)は捕獲、もしくは殺害され、逃げきることができた者はごくわずかだった。
この物語の主人公であるユニアはそんな生き残りの1人。
ユニアは自分と同じ生き残りを探すため、常人(ベティ)の国、ラベンダを旅することを決意。そこで出会う仲間、情人(カティア)を狙う追っ手、知れば知るほど深まるセロシアキャンドル侵略の謎。鍵を握るのはたった1人の赤子?
7年前の大火災の真相とは……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-14 23:21:46
323文字
会話率:0%
パッと思い浮かんだ話なので、何かと似ていたらすみません。モデルは長野県に伝わる赤子という妖怪の伝承からです。もっともこの妖怪は、人間に被害をくわえないらしく、もしかしたら、彼自身が招き入れたことなのかもしれませんね。
キーワード:
最終更新:2013-07-10 23:43:08
2409文字
会話率:49%
俺、異世界に転生しちゃった様です。
何が何だか分からないまま侯爵家の息子となり、二度目の人生を送り始めた主人公は、メイドあり異種族あり魔法ありの世界にと~~~~っても喜んだ。
「よし! 貴族らしく、まずはハーレム作りを頑張ろうか!」
地位を
利用し、赤子という零からの出発ではあったが、喜??楽、波瀾万丈の楽しい生活が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-07 07:00:00
222646文字
会話率:20%
この世に生を享(う)けた一人の赤子
隣には血だらけで横たわる母らしき女
赤子の名前は 狐珀(こはく) 人間ではない
~~~**~~~
この小説は「狐珀~真紅の瞳~」の
プロローグストーリーです
~~~**~~~
最終更新:2013-06-27 13:04:09
523文字
会話率:10%
ここはとある山奥の屋敷。
城下で噂の「妖の巣食う屋敷」。
今日もそこから、赤子の大きな泣き声が山中に響き渡る!?
妖物語シリーズ第二弾!
最終更新:2013-06-10 21:33:26
2940文字
会話率:50%
加賀明宏はネコ大好き街道を突き進む青年。これはそんな彼が一匹のネコを助ける代償として自らの命を投げ出したところから始まる物語。気が付けば、違う世界へと生まれ変わりを果たした明宏。しかし、そこにはネコが存在しなった。さらに、四肢が全く動かない
赤子として生れ落ちてしまった。絶望に暮れる彼は理想郷にたどり着けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-21 19:10:37
38226文字
会話率:28%
ifの世界
この世界のあるべきものが破壊され、当たり前に起こらないはずの事が、起こってしまうようになってしまった未来
数奇な運命によって異世界の死竜から生まれ、闇の祝福を受け、古代の吸血神に抱かれた赤子は成長後死の危険に晒される
そ
れは新たな奇跡の始まりだった
自称脳内ヨメ(?)のベルを相棒に異世界をシフトしていく自他共に認めるオタク主人公ソウマは一体何をするのか!
気になる身長は伸びるのか?!
その美少女顔でまともな恋愛は訪れるのか?!!
SF(サイエントフィクション)もあればファンタジーもある目指せ自分のオリジナルスーパーロボット!
作者の筆は遅いが話の展開も遅いぞ!
「読むときの注意!」
1) ほのぼのもあればコメディや残酷なとこもあります割り切ってお読みください
2) 小さなお子様に読み聞かせないでください
3) 使用上の注意を良く読み不快になった方は使用をお控えください
4) 犬に与えないでください
5) 上記は冗談の成分を多様に含んでいますまともに受けとめず笑って流してください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-31 21:03:52
74415文字
会話率:45%
天界と魔界は消滅の危機にあり、新たな住処を求め人間界へ侵攻する。後に三種戦争と呼ばれる大陸を三つに分断するこの戦争は数百年続くが紆余曲折あって和平を結ぶに至った。そんな時、ある赤子が保護された、その子には他には無いあるものがあった。古代遺跡
の生命維持装置に入っていた彼は何者なのか?これは彼が描く人生の軌跡。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-19 23:27:14
8130文字
会話率:34%
東方の異教神 アスラの力を宿し生まれ落ちた赤子は大公と唯一血のつながりのある孫娘セリアだった。
アスラを宿し赤子はその場で抹殺せよと言う掟に従い、その赤子を葬れなかった大公はその力を封印する道を選んだ。
それから、16年。
東方のスパイ
アクバルの手によって、異空間から呼び戻された100年前の東方軍が少年 エミールを襲おうとした時、孤児院育ちの少女 イレールにアスラの力が甦った。
大公の孫娘セリアとうり二つのイレール。
イレールを保護下においたフランツが二人の関係を確かめようとする最中、大公はイレール奪取を図り失敗してしまう。フランツに危害が及んだことに激怒したイレールは大公を抹殺すべく、大公の屋敷に侵入するが、大公を守ろうとするセリアの前に退却してしまった。
公国内を一気に戦乱の機運が覆う中、東方軍が再び侵攻してきた。
主力は召喚したシヴァの力を宿したラース。
ラースの前にはアスラの力を宿したイレールさえ、苦戦を強いられてしまう。
セリアとイレールの二人で戦うしかないと考え、大公の下へ向かったフランツに大公がイレールの正体を明かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-14 17:00:00
81960文字
会話率:29%
いつまでも変わらないはずのものをワタシは変えようとして、自ら苦しみの蠢く世界へと飛び出しました。しかし、飛び出した先はもはや苦しみも悲しみも、すべてが灰の風となってワタシの心をいともたやすく通り抜けていってしまうのです。
そんなときあな
たは、ワタシに今も、これからも訪れるであろう楽しさも嬉しさも苦しさも悲しさも、すべて教えてくれました。
ワタシは何も知りませんでした。あなたにとってワタシは楽園でおもしろおかしく生きている赤子同然でした。だからこそ、何も知らなかったからこそ、あなたを愛することができたのだろうとも思います。
そして、ワタシはあなたがいなくてもこうして生きることができています。すべてが在るように在るこの世界で、みんな楽しく、ときに苦しさを感じて生きています。
今、ワタシの心の中にあなたはいますか。変わらずそこにいますか。
ワタシは今も、これからもずっと、あなたのことを忘れません。
遠い遠い彼方より。
アハカ
Proto-ylems ex voto divine...
※章題は光瀬龍著『東キャナル文書』の一節より引用です。
※他サイトで完結済みです。こちらには加筆修正したものを掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-06 11:37:24
146902文字
会話率:47%
ゲーム廃人が二度目の人生を赤子から再スタートする物語。
ご都合主義などもありますのであしからず。
気分更新。
オリジナル小説。
感想まってます。
最終更新:2012-12-28 22:26:49
16179文字
会話率:46%
昔々、邪教に祭られた聖女様がおりましたが、当時は赤子だったので粛清されたときに命を助けられました。聖女様はある国の王女様の身代わりとして、魔王様に嫁ぐ運命でした。
しかしそれを嫌がる人がいました。
それは、聖女様が大好きで大好きでたま
らない、王女様だったのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-28 08:43:27
7836文字
会話率:14%
昔々、邪教に祭られた聖女様がおりましたが、当時は赤子だったので粛清されたときに命を助けられました。けれど世の中甘くなく、聖女様には死ぬより危ない、役目があったのです。
最終更新:2012-12-24 19:14:39
5769文字
会話率:14%
赤き瞳の色を宿した赤子は閉鎖的な部族内では忌まわしき存在として忌避され、捨てられる。
赤子を拾い上げた青年、村人達との繋がりを通して物語が進みます。
主要人物や関係者がかなり外道です。人、人外問わずコロコロ死にます。
最終更新:2012-12-27 00:05:07
57333文字
会話率:34%
夏の終わりを告げるある日の事、一人の男が生まれて間もない赤子を拾った。腑に落ちないと小言を漏らしながらも、彼はその子を自らの娘として育てることにした。笑顔がよく似合うその愛らしい赤子は彼を父と呼び、たった一人の家族として彼を敬愛した。
…彼
は、そのお転婆な小さな娘に愛情を注いで。立派な女性に育て上げることを心に誓い、彼女の幸せを願っていつかは手放すことを決めていた――。
けれど、脆くて歪なその関係は時を得るごとに音を立てて崩れ、二人の仲を引き裂いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-26 20:06:15
121285文字
会話率:48%