紫藤夕花は何の変哲もない陰キャな女子高生。いつも通りの日常を終えて帰宅すると、見知らぬメイドと商人を名乗る女性が待ち構えていた。とても合法とは呼べない手段でメイド――多目的自律型アンドロイドを購入したことにされた夕花は、その正体が世界を滅ぼ
すほどの兵器だと知って狼狽する。
さらには、自分たちの世界が双子世界の片割れであり、もう片方の世界に侵略されているとも知る。
世界の危機に対し動かざるを得なくなった夕花と終末兵器ミーティア。
襲い来る侵略兵器を相手に二人は戦っていくが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 18:00:00
45055文字
会話率:48%
私の名は、レスティーヴァⅦ。レスティーヴァと覚えて頂ければ結構です。
全高は二〇メートル弱。太陽系第三惑星『地球』で外宇宙戦闘用に製造された人型兵器です。パイロットでなく、戦闘ロボットそのものの方です。
といっても、このお話に、地球も
宇宙も出てはきません。
何故なら、私はまだ機能テストの最中で、実戦配備前の機体で、そのテスト中、異空転移ドライブのトラブルで、どうやら次元を跳び越えてしまったようだからです。おまけに自己修復用のナノマシンシステムの不調に見舞われたらしく、全高二メートル弱までサイズダウン現象が発生してしまいました。
不調の原因と、次元を跳び越えてしまったメカニズムの解析が済むまで、下手に帰ろうとするのは危険と判断した為、私はその見知らぬ世界で、ひとまず時を過ごすことにしました。
幸いなのは、私が自律行動可能なヴォイスコンピューター搭載型であったこと。
私には疑似人格が仕込まれており、人間とコミュニケーションが可能なこと。
何より、無人テスト中で、テストパイロットを巻き込むことがなかったことでした。
とはいえ、すべてが問題なしとは、行かないのが世の常です。
私の場合も、どうやら、少々困ったことにはなってしまいそうです。というのも。
飛んだ先は、忠誠的な文明レベルの、ファンタジックな魔法の国だったのです。
果たして、どうなることやら、困ったものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 20:00:00
85058文字
会話率:42%
荒廃した世界。正体不明の巨大な自律稼働実体である”魔動監獄”に見つかれば連れ去られる。
記憶喪失の主人公ラヴは、エパッドと名乗る巨大黒猫と旅をすることになる。
ある時、暴走した”魔動監獄”に襲われ、抵抗も虚しくラヴは上半身をキャタピラ
で潰されてしまう。直後、赤い光が地平に一閃広がり、大爆発。辺り一面は地面からえぐられ、魔動監獄は上部の鉄屑を残し崩壊した。
ラヴには能力が備わっていた。言うなればダメージ反転、反転強化だろうか。
ラヴ、そしてエパッドは荒廃の原因だろう魔動監獄の正体を探る。ラヴは記憶を取り戻すため。一人と一匹は土地を巡り街を巡り、世界の真実に迫っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 16:43:08
4295文字
会話率:13%
銀行強盗に立ち向かった男……に巻き込まれて死んだ男は、神に一つの課題を出される。
それは『偉業を成し遂げる事』
ゲームの様な世界。ゲームの様なステータス。
プレイヤー気取りの転生者達。
チートを駆使する転移者達。
そんな世界に『チート
無し』で送り込まれた男は、効率的に仕様の範疇で最強を目指す。
ゲームの様な現実を受け入れて、自律することができるのか。
これは合理の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 12:00:00
562187文字
会話率:38%
近未来の名古屋に住む高校2年生の主人公は、筐体搭乗型の対戦ロボットゲームが非常に上手い。全国大会への出場が決まったこともあり、夏休みの今日もゲームセンターで練習に励んでいた。
対戦直後に意識を失い、目覚めたら科学の発達した異世界だった。
主人公を召喚したのはその異世界とはまた別の異世界の者で、第三者である主人公に協力して欲しいと頼まれる。
この異世界で死んでも、元の世界に戻るだけだという言葉を信じて協力することにする主人公。
召喚された異世界の人型機動兵器を操り、自律型無人兵器を破壊して制圧するという任務を承諾し、訓練を始める。
果たして、主人公の運命や如何にタコ煮。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 01:00:09
121940文字
会話率:46%
貴族の婚前恋愛禁止令が出されてからというもの、疑似恋愛相手として自律稼働人形が飛ぶように売れ、それらをつくる人形師は空前絶後の繁忙期に入っている。
ひとりでメイド人形をつくり続けていたところ、美丈夫人形ばかりつくる羽目になり、べそべそ泣い
ている可愛い女の子の人形好き人形師エスターは、ある日騎士のシリルに押しかけられる。
「俺の顔をした人形を売るなんて、なにを考えているんだ!?」
「えっ!? お客様に言われた通りの人形をつくっただけなんですけど!?」
シリルに片思いしているものの婚前恋愛禁止令のせいでなにもできないから人形をつくりたい令嬢のせいで、何故か怒られるエスター。
エスターは自分を挟んで令嬢と騎士が不毛な争いをするのを涙目で見守りつつ、いつしか彼女にも恋が舞い込んでくる。
人形つくる以外の全てを諦めているエスターと、自信満々俺様騎士シリルの、喧嘩と人形談義と、ときどき恋。
サイトより転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 07:00:00
100199文字
会話率:49%
今回マッドサイエンティスト塩辻が発明したのは自律型の高性能エアコン。ところが
「部屋に竜巻起きてんじゃねーかっ!」
何故か暴走し始めたエアコン。
しかもその室内には湖竹の進級のかかった大事なデータの入ったノートPCが。
更に
「俺達
には攻撃してこないはずじゃなかったのかっ!?」
「僕にも訳が分からないよー!」
暴走エアコンの攻撃を潜り抜けてノートPCを救い出し、湖竹は留年から逃れることができるのか!?
全4話完結折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 14:39:04
7788文字
会話率:56%
1930年代の並行世界への転移する主人公は、当時の兵器を模した自律型ゴーレムを召喚することができる。
1930年代の世界に違和感を感じている主人公と、主人公の能力が世界に与える影響により、歴史がどのように変化していくのか、主人公の目線
から語られる。
リバースエンジニアリングは出来なくとも、兵器体系とそれにともなう戦術、作戦、戦略は、ゴーレムそれ自体よりも世界へと影響を与え、一般人の主人公の持っている「常識」などにはそれ以上の価値を見出している者たちもいる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 18:00:00
31997文字
会話率:3%
主人公は孤独にシェルターの中で暮らす男性。彼は寂しさを紛らわせるために自分で組み立てる女性型アンドロイドを購入。なかなかいい感じのメイドロボに仕上がったが、無表情で味気ない。そこで、犬のケモミミとしっぽを追加して感情を表現させることにした。
最終更新:2023-05-04 22:04:00
4096文字
会話率:24%
「へい、アレクス! エーアイが手に入った今、お前はもう用なしだ!」
エーアイ。最新の自律思考ゴーレムで、叡智の図書館と呼ばれる場所と魔力線でつながれていて、そこに蓄積された知識と様々な経験を重ねることでどんどん賢くなっていくというとんでもな
いもの。
それが王国にやってくるということで俺はクビになった。
は? 馬鹿じゃん? ということで、俺は喜んで王国から出て未開の地でスローライフを楽しむことにした。
つもりだったのに、脳筋女将軍とその軍団がやってきた。
「へい! アレクス! わたしと一緒に最強の村を作ろう!」
いや、帰れよ。
スキル無しの無能力男とお馬鹿ちゃんの脳筋女将軍のショートハイファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-04 19:07:21
11560文字
会話率:43%
死んだ人を異世界転生させるサービス。
俺が受けたのは女神様のそのサービス。
転生する際、一つだけお願いを聞いてくれるとの事なので女神様に異世界で自律するまで着いてきてもらうことにした。
しかし、やってきたのは地球。
うん、女神様連れて帰っ
てきちゃった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 00:00:00
181632文字
会話率:62%
「あなたには、記憶をなくしていく私の人生を支えてほしいの」
ワタシは自律学習型人工知能ノゾミ。『特発若年性アルツハイマー型認知症』を患った女子大学生の紅葉楓によって創られた。ワタシは彼女の人生を支えて『大切な思い出』をつないでいく。
彼女がそれを忘れても、ワタシは絶対に忘れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 15:08:32
10225文字
会話率:56%
ポストアポカリプスSF百合ファンタジー
今から300年ほど前のこと。
この惑星エミーラには高度な文明が築かれていました。人の必要とする殆どのものを生み出す自動工場、地球の反対側のことすら瞬時にわかるという通信網。人々の生活圏は惑星中を埋め
尽くし、重力のくびきを脱そうとしつつありました。しかしそんな文明の絶頂期が長く続くことはなかったのです。
長い黄昏の時代を経て、人々の暮らしは安定しつつあります。少なくとも恐ろしい暴走無人機が片端から人を殺そうとうろついてはいませんし、それらを討ち滅ぼすために軍隊が街ごと焦土に変えてしまうようなこともなくなりました。ただし、そんな機械や爆弾を作れるだけのわざ自体を忘れてもしまいましたが。
そんな時代に彼女は生まれて、そして気がついてしまいました。私は、この世界で生きていくのに向いていない。
とても恵まれた境遇に生まれたにもかかわらず、それでも彼女は思ってしまうのです。息苦しいと。彼女は苦し紛れにあがき、そして一つの希望を手にします。古代の力を今に取り戻す古術学者の道。古代、人々が貴族と平民とに分かたれず、誰もが平等に、そして豊かに暮らしていたとされる理想の時代。
彼女のあこがれは世界を動かす複雑な歯車の動きとたまたま噛み合って、そして一つの出会いを生み出しました。人の力が今よりもずっと強かった時代、人が貪欲にその勢力圏を広げ、自分たち自身すらも征服しようとした努力の結晶、全自律無人機。人の姿をして、人のように語り、そして機械のように力強いもの。
彼女たちの出会いが世界に何をもたらすのか。全自律無人機の高度な演算能力をもってすら、それは予測のできないことでした。
特設サイトを公開しています。ショートPVなどもありますので、ご興味の方は是非ご覧ください。
https://emilla.space折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-18 14:40:53
372475文字
会話率:51%
過去に受けたいじめが原因で人と話す事が極度に苦手になり、自律神経の乱れも併発して、精神的に歪んでしまった少女 鏡原 唯 (カガミハラ ユイ)。
高校生に上がり、周囲の人間に恵まれたおかげで比較的穏やかに過ごしていた鏡原だったが、心はまだあの
頃に囚われていたままだった。
そんなある日、校舎のトイレで見つけた『もう一つの現実』に繋がる鏡に触れた彼女は____
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 03:32:53
3501文字
会話率:15%
人類はまだ宇宙という神秘を解明してはいない。
それが科学で推し量る事の出来る知の領域ではない事を誰も知りはしない。
だが、神秘もまた人類の事を理解してはいないだろう。
宇宙のきまぐれで小さな"奇跡"が起こる、"
神秘"とはそういうモノではないだろうか…
自律思考無人宙域調査機 Voyager(ボイジャー)
それは人類が"未知"を知る為に創った、一つの"奇跡"だった。
その時代においてはシンギュラリティとも呼べる完成度のAIは、意図されず感情を持った"存在"と成っていた。
純真なAIの感情は有限の時間を受容し、知を探究する使命を従順に全うしようとする。
何も不思議な事ではない。何故ならそれは"創られた物"、唯の機械でしかないのだから。
果てしなく広がる水平線が見える小さな港町に、"今"を必死に生きる17歳の少年が居た。
少しだけ優しすぎる彼は、感傷では解決しない世界と向き合い葛藤する、
人並みの成長を経験し痛みを覚え始めた少年だった。
まだ純真な心は、他人の痛みに過敏な共感を感じてしまう。
「自分の命の終わりを理解してなお定められた役目を遂行する」
それは"唯の機械である"ボイジャーという"存在"に、純真で複雑な心情を抱いていた。
ある日、少年はお気に入りの浜辺で一人の少女と出会う。
少年は初めて会ったその少女に心を惹かれる何かを感じていた。
少女と過ごす夏の短い時間の中で、少年は自分の心と向き合い少しずつ大人になってゆく…
ボイジャー号グランドフィナーレ航行完了までの短い期間
これは"宇宙の気まぐれが起こした小さな奇跡"の物語…物語…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 19:00:00
4600文字
会話率:17%
終末時計の針が午前0時を指してから1,000年経った後の世界。
『巻き戻し』なる大災害によりほぼ全ての機械が分解され、旧き在り方を取り戻したある大陸のある国で、叔母に軟禁されていた少女少年が、小さな自律機械人形の力を借りて脱出を図りま
した。
いけ好かない従弟、屈強な追手、悪辣な人攫い。道中は問題だらけなうえ、味方であるはずの機械人形も隠し事ばかり。それでも一つ一つ克服し、省みつつ一歩ずつ、一行は前へ進んでいきます。
人間と機械、理解と後悔、仕組みからして異なる逃亡者たちの行き着く先は。
*集英社ノベル大賞3次落ちの応募作を、評価シートに沿って再構成した長編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 10:00:00
265123文字
会話率:44%
AI 搭載兵器は日に日に進化してゆく。
やがて、人間が細かな指示を出さなくても自律的に思考し、作戦を遂行するロボット兵器が「戦場」に投入されるようになるだろう。
そんな近未来の1コマ。
最終更新:2022-09-30 10:00:00
1947文字
会話率:48%
妖怪×歯車パンク×時代劇!
江戸幕府が倒れて時代が『明機』になってから五年。
付喪神を憑かせた自律回転する歯車を動力源にして、日ノ本は大きな発展を遂げた。
歯車を埋め込んだ機械甲冑や重機が闊歩する街で、日雇い労働者の『歯車使い』烏合喜三
は妹とともに、貧乏ながらも平穏に暮らしていた。
だが、ある日、喜三は政府陸軍に追われる少女を助け、事件に巻き込まれてしまう。
それは、隠してきた喜三自身の過去と向き合う事件でもあった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-27 07:00:00
100022文字
会話率:45%
Aの世界とBの世界ー。はたまたCの世界とDの世界ー。
それらは決して交わることのない自律した世界だった。
だが、Aの世界が別の世界へSOSを出したときー。
世界と世界の門を開き繋げる者がいた。
これは世界を管理するとある管理人たちの物語
である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 19:31:58
234477文字
会話率:59%
朧月絵麗奈は春風高校に通うどこにでもいそうな少女であった。
ある日のこと、級友とバイクで直角峠に差しかかった時、級友の不注意からトラックと正面衝突してしまう。
やがて気付いたベットの上。幼馴染のキモ眼鏡こと城内真一から自分が交通事故
で蘇生不可能になり、別の身体に移されたことを聞かされる。その体とは、なんと真一が密かに自分の欲望の為に作っていた自立機械、オートマーターの素体であった。人造機械にされてしまった絵麗奈は、真一と、助手のキキと一緒に自分を轢いた奴等に復讐をするため、彼等を探すことを決意する。はずだったのだが……行方不明の生徒や自称探偵、逃げる少女に黒づくめの男達。怪しい人物たちが入り乱れて探偵の助手をすることに。
果たして絵麗奈は元の身体に戻る事が出来るのか、そしてストーカー真一と縁を切る事ができるのか。これは、少女が機械にされて探偵もどきをするはめになる、そんな物語――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-01 00:00:00
112165文字
会話率:34%