終末時計の針が午前0時を指してから1,000年経った後の世界。
『巻き戻し』なる大災害によりほぼ全ての機械が分解され、旧き在り方を取り戻したある大陸のある国で、叔母に軟禁されていた少女少年が、小さな自律機械人形の力を借りて脱出を図りま
した。
いけ好かない従弟、屈強な追手、悪辣な人攫い。道中は問題だらけなうえ、味方であるはずの機械人形も隠し事ばかり。それでも一つ一つ克服し、省みつつ一歩ずつ、一行は前へ進んでいきます。
人間と機械、理解と後悔、仕組みからして異なる逃亡者たちの行き着く先は。
*集英社ノベル大賞3次落ちの応募作を、評価シートに沿って再構成した長編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 10:00:00
265123文字
会話率:44%
文明が崩壊した荒野に残るラジオステーション。
人型人形のトドクは一人、便りを読み続ける。
それは滅びてしまった過去の人々が残した葉書。
そこに書かれた過去の営みや思いを言葉にして電波に乗せていく。
その行為は荒廃した世界に響き。
枯れた
世界を生きる誰かにとっての希望となっていた。
だがリスナー達はまだ知らない。
想いを込めて言葉を紡ぐ女性が、機械人形である事を。
短編『枯れた世界で過去を詠うオートマタ』の連載版になります。
こちらの短編は大変御愛顧いただきまして【空想科学】日間2位、週間4位まで上がる事ができました。
どちらから読まれても大丈夫ですので合わせて読んでいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-10 09:00:00
57900文字
会話率:41%
文明が崩壊した荒野に残るラジオステーション。
人型人形のトドクは一人、便りを読み続ける。
それは、滅びてしまった人々が残した葉書。
其処に書かれた過去の営みや思いを言葉にして電波に乗せていく。
その行為は崩壊した世界に響き、誰かにとって
の希望となっていた。
だが人々はまだ知らない、言葉を紡ぐ女性が機械人形である事を。
ある時、一人の老婆がラジオステーションに訪れる。
一人ぼっちだった人形と、一人ぼっちだった老婆が出会う時。
優しい物語がゆっくりと紡がれていく。
”新感覚”ポストアポカリプスSFヒューマンドラマを御賞味下さいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 11:24:22
7576文字
会話率:42%
時はAGE:4846。戦争、紛争が絶えず起こり続けているこの世界では、人間は疲弊し、擦り切れていくばかりであった。
そんな中、人類はモビールドロイド、通称MDを作り出した。人の手助けをするために作られたMDはやがて、戦争の兵器として
も扱われるようになる。
そして作られたのが戦闘型モビールドロイド、通称CMD。CMDには人の感情がダウンロードされていない。命令にばかり従い、人の心が存在しないCMDはまさに戦争兵器であり化け物でもあった。
そんなCMDとして作り上げられた番号CMD-BBB2、名前をアユートという機械人形は戦争に身を投じ戦い続ける。
だがアユートはある日、運命にも似た存在に出会う。その出会いは、彼女を少しづつ変えていくキッカケになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 12:32:15
11594文字
会話率:47%
ダークファンタジー。
高度に発達した機械人形が人間に反乱を起こした世界。
人形が人間の王女をさらって地下牢に閉じ込めたときから物語は動き出す。
人間と人形の境界線。地下牢の鉄格子にも似た黒くて重い境い目。
はたして両者は理解しあうことができ
るのか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 23:55:34
11514文字
会話率:0%
機械人形を人間そっくりに作ることは禁忌。何故なら魂が宿ってしまうから。
ミシェルという男の経営する花屋で働いている機械人形のアンナはその禁忌を破って作られたので魂が宿っている。しかし、彼女は人間の感情の機微を理解できない。
二人で切り盛
りする花屋は歯に衣着せぬ物言いのアンナと、花に言葉や気持ちを載せて見繕ってくれるミシェルのコンビで評判。
そんな店には花に想いを乗せるため、様々な人がやってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-16 18:15:04
26058文字
会話率:54%
「ごめん……僕の本命は君じゃないんだ」
若き魔女クシェルは、恋愛詐欺に引っかかって初恋を散らした……。と、そんな不幸があったというのに、さらなる不幸がクシェルを襲う。魔女の敵――警吏が訪ねてきて、問答無用で手錠をかけられ、連行されてしまった
のだ。
その警吏の名前はシャルアスという。世間で『機械人形』とあだ名されている、心の無い冷酷無慈悲な男だ。
「まずい……私、首をはねられてしまうんじゃないかしら……?」
クシェルは魔女狩りを恐れたが……警吏シャルアスはまったく別の話を出してきた。『呪いをくらったので、その解呪を頼みたい』と。解呪の報酬は、なんと百万Gだそう。
日頃から金欠に苦しんでいるクシェルは、出された大金に目がくらんでしまった。
呪いを解く方法は、『恋心を胸に宿す』こと。……けれど、クシェルには惚れ薬を作ることができない。が、どうにか大金を手に入れたい!
「惚れ薬なしで、機械人形警吏を魅了して呪いを解いてみせるわ……!」
クシェルはシャルアスに恋をさせるべく、彼の駐在所にメイドとして潜り込むのだった。
――風変わりな感性と知恵、そして風のように自由な心を持つ、はみ出し者の魔女と、生真面目で頑なな機械人形のような警吏の、解呪へと至る珍妙な交流が始まってしまった――。
(虫料理とか、モブの死体とかがポロッと出てきます。一部倫理観がありませんが、シリアスな物語ではありません、ラブコメです。完結まで毎日数話ずつ投稿していきます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 18:02:22
184363文字
会話率:37%
システム起動ヴェートル。
異世界転生したのに元いた世界で借金だと?!特権である能力【並行移動】と【外貨変換】を活かして返済していく?!
最終更新:2022-08-18 14:01:41
35652文字
会話率:40%
帝都を守るオデットという名の戦闘用機械人形。
その操縦士のスミレは、今日も上司のミズキと共に襲撃してきた敵機を撃墜した。
しかし敵機のコックピットから出てきたのは人間ではない。
AIで動く自動人形の少女サクラだった。
困惑する二人をよそに
、サクラは満面の笑みを浮かべ、スミレを「ママ!」と呼ぶ。
身に覚えなんてまったくない。しかしサクラはスミレから離れたがらない。
仕方なく一緒にいる事になったのだが、好意全開で懐いて来るサクラにスミレもだんだん絆されて、何だかちょっと楽しくなっている。
そんな中、スミレ達の周囲で不穏な動きが見え始め……。
※ロボット同士の戦闘シーン等が出て来ますが、だいぶふんわりとしています。
ガッツリとしたものではありませんので、予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:00:00
89171文字
会話率:39%
文明が崩壊した荒野に残るラジオステーション。 人型人形のトドクは一人、便りを読み続ける。 それは滅びてしまった過去の人々が残した葉書。 そこに書かれた過去の営みや思いを言葉にして電波に乗せていく。 その行為は荒廃した世界に響き。 枯れた世界
を生きる誰かにとっての希望となっていた。 だがリスナー達はまだ知らない。 想いを込めて言葉を紡ぐ女性が、機械人形である事を。
--------キリトリ線--------
枯れた世界で過去を詠うオートマタ ―10109―
作者:炎天下系女子@市み
こちらの作品に感銘を受けて書かれたオマージュになります。
この作品は「N8502HR」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-21 21:24:45
1186文字
会話率:44%
例えば、人間と魔族が戦っていた世界があるとしよう。
人間と魔族は分かり合えると思うか?
答えはNOだ。
なぜなら、この地球において、人間同士ですら一つになれていないからだ。
でも、あくまでそれは国と国の間での話。
例えば、人間の一
人の男と魔族の一人の女がいたとしよう。
この二人は分かり合えると思うか?
私はYESだ、と思っている。
この地球において、国と国で分かり合えなくとも、個々の人間同士で分かり合うことができるのは、これを読んでいる人の中の一人ぐらいは理解しているだろう。
例えば、魔族と人間が戦っていた世界があるとしよう。
例えば、人間と魔族が分かり合えなかったとしよう。
例えば、個々の人間、魔族同士が分かり合えたとしよう。
これはそんな世界で、一人の魔族がそんな世界を人形と一緒にひっくり返すお話。
今作は二次創作です。許可は得ている……ハズ。
元ネタ作者様のYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCGJUIYLFBKD-j36wRVouKFw
Twitter ID
@yasuda_arts折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-15 22:19:28
27946文字
会話率:32%
最強と呼ばれる四大勇者の一人にして火炎魔法使いのイグニスは、突然見知らぬ部屋の中で目覚めた。しかも彼の体は、銀髪の少女の姿へと変わってしまっていた!風変わりな人々、見慣れない街の光景に困惑するイグニスだったが、突如襲来した魔王軍に挑むこと
に。しかし魔王軍の口からは、四大勇者が500年前に魔王に滅ぼされたという衝撃の事実を知らされる!さらには、イグニスの体がどうやら機械であるらしいことも分かり……?500年後の世界でかつての仲間の子孫を集め、魔王に逆襲せよ。今こそ燃え盛る機械の拳を振るい戦え、イグニス!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-01 22:26:11
190759文字
会話率:53%
青い水晶のような瞳に、月の色が映り込む。
機械人形と一人の少女のとある日。
キーワード:
最終更新:2022-06-02 21:02:57
4320文字
会話率:43%
緋色の機械人形(オートマタ)の後、とあるぬいぐるみがトリガーとなりif世界を作った世界。
これは前日談。絢音はぬいぐるみに出会い、この【旧世界】から抜け出すことになる——————
最終更新:2022-05-06 18:10:54
1289文字
会話率:43%
パツキンでガラの悪い不良女が、純朴なおもらしアンドロイド少女を拾う話。
電子工学技術が発達した世界。アンドロイドは人々に便利な「人権のない道具」として重宝されていた。
人間にはできないような遊びにも使われる、壊れても自動修復で治る、
いくら壊してもいい、動いてしゃべる機械人形。
そんな世界で、一体の少女型アンドロイドが、ゴミ捨て場に転がっていた――。
結構ありがちな不良女×純朴アンドロイドの、ちょっとだけ哲学的な百合です。
全話執筆済み。一週間毎日投稿します。
カクヨム、ノベルアッププラス、アルファポリス、pixivにも掲載します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 00:53:19
18879文字
会話率:27%
核戦争後の世界。元少年兵の青年ドッペルは、城塞都市アースでスクラップ屋として生計を立てていた。彼はある日、アースの統治を行っているリベルタス自警団の長ガーベラから、敵国の特殊部隊が発掘した目標物の強奪を依頼される。見事任務を成功させたドッ
ペルだったが、特殊部隊が発掘していた目標物は美麗な少女型の機械人形で――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-02 00:00:00
210668文字
会話率:47%
オートマタである僕はアデルお嬢様の従者であり護衛。
お嬢様が六歳の誕生日にお嬢様のお父様から与えられた誕生日プレゼント、それが僕だ。
お嬢様の従者として常にお側に控え、どんな人間の大人の護衛たちよりも強く、時にお嬢様のワガママやかん
しゃくに振り回されながらも、命令を完璧にこなす。
それでもお嬢様は僕が笑ってくれないと怒るのだけれど。
いつしか僕の胸にはお嬢様の側にいると焦げ付くような熱と痺れを持つようになり、回路には原因不明の震えが走るようになる。
そんなある日、お嬢様の婚約が決まった。
そしてお嬢様が婚約者との交流し仲を深めていくうちに、婚家には僕を連れて行かないことが決まったのだったーー。
※魔導機械技術が発展した近代ヨーロッパ風異世界で、機械人形である従者が主人公の恋物語です。
全5話、アルファポリスでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 16:50:17
13681文字
会話率:30%
双子として生まれてくる予定だった私は
双子になれる方法を見つけました
バラバラになっていた家族が、
機械人形というもうひとりの私を迎える。
――――――――――――――――――――
他サイトでも重複掲載。
https://shimon
omori.art.blog/2022/03/19/sow/
文字数:約2,000字(目安3~5分)
※読了目安は気にせず、まったりお読みください。
※本作は横書き基準です。
1行23文字程度で改行しています。
※都合上、句読点を省略しています。
※この作品にはセンシティブな表現が含まれます。
予めご了承の上、お読みください。
Twitterモーメント
https://twitter.com/i/events/1504838218880995329
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 00:00:00
2138文字
会話率:0%
『老翁の最期』
おねショタにハマった老人は、
助手に機械人形の〈ヒューム〉を託す。
『ハエたる都市』
世界で初めての完全菜食主義者の街。
渦巻く狂気の中で私は夜景を眺める。
『隷属する惑星』
地球に降着した黒色の毛玉は、
キャットフード
で繁殖した。
世界を壊す、掌編3作品。
――――――――――――――――――――
他サイトにて重複掲載。
https://shimonomori.art.blog/2021/05/31/decay/
※本作は横書き基準です。
1行23文字程度で改行しています。
『イリーガル・ガールズ』完結しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 00:00:00
9698文字
会話率:7%
人間の戦争が改変期に入ったのは、おおよそ1000年程前、核エネルギーを流用した兵器が地上を焼き払い、空は昏い泥雲に包まれ、死の灰が降り注ぎ世界は死に瀕した。生き残った国はこぞって互いに核に変わる無人兵器を製造し戦争を飽くなく繰り返し、僅かな
資源と大地をめぐり延々と戦い続け、やがて人間は衰退して滅び、人類という種が静かに世界から消え去った。
暗雲の空と不毛の大地だけを残して。
残された兵器群は自らを自己進化させ、新たな兵器を製造し続けて永遠と相い争う。すでに滅びた創造主である人間の意志に従うままに。
これはそんな終末の世界に迷い込んだ、ひとりの元少年のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 21:59:09
12328文字
会話率:33%
優しくも切ない、死の物語
先天性の色盲と戦争で足を失った少女「アネモネ」は、自分を育ててくれた機械人形の父を探すため旅に出る。 行く先々で出会うかつて人殺しだった機械人形たちとの優しくも切ない死の物語。
最終更新:2022-03-10 19:03:15
24039文字
会話率:23%
公爵令嬢マリオン・ディタは死に戻りの力を持っている。しかし彼女は2度目の人生にもあえなく失敗し、ギュスフィ王子との婚約記念パーティにて毒殺されてしまった。
この物語の主人公は、そのマリオン・ディタを元に造られた自動人形《オートマタ》だ。
彼女には2つの使命があった。1つはオリジナルを殺した犯人を見つけ出すこと。もう1つは悲しみのあまりに廃人寸前となっていた王子ギュスフィの心を救うこと。
善悪を知らないオートマタは、命じられるがままにマリオンを演じる。王子は恋人の生存という嘘を信じ込み、オートマタを本当のマリオンとして愛していった。
だが偽りは偽りだ。王子もいつかは真実に気づく。
いつしかオートマタは己の罪深さを知り、本当のマリオンを心より羨むようになっていった。
※設定は暗いですがストレス控えめ、胸くそ悪いバッドエンドはありません。
※もちろん短編詐欺もありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 18:03:56
19971文字
会話率:59%