クリスマスが近づく寒い日。
マッチを売り歩く一人の少女が道端に立っていた。
マッチを売ろうと必死の彼女から、マッチを買おうとする人はもちろん、振り向こうとする人すら一人もいなかった。
薄着で凍えてしまい、しかもマッチが売れない少女は、とある
行動に出た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 17:58:03
5842文字
会話率:25%
僕は騎士を喪った。
私は母を喪った。
僕は母を殺された彼女に申し訳なく思った。
私は騎士を殺された彼を哀れに思った。
僕は構えた弓を投げ捨てた。
私は命を差し出した彼に寄り添った。
僕達はまだ幼過ぎた。
私達はまだ温もりから離れたくなかった
。
僕達は助け合わなければ生きられなかった。
私達はそれぞれでは立ち直れなかった。
そんな生活も月日が経てば気慣れたものになっていった。
ぎこちない日常も季節が巡れば心安らぐものになっていった。
彼女の牙は大きな脅威も恐れ慄くものだった。
彼の弓は気付かれないままに獲物を仕留めてみせた。
何よりも気の知れた仲になった。
寝食を共にするのが当たり前になった。
寒い日に身を寄せ合って眠るのが心地良かった。
暑い日に水を浴びせ合うのは楽しかった。
でも。
けれど。
僕は王子であるという事実からは逃れられなかった。
私は人と共に生きる事への苦難を知らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-05 10:00:00
130648文字
会話率:24%
一般デスクワーク企業に勤める神谷 玲音(れおと)は
生まれてから北海道から離れることなく生活していた。
だが、ある冬の寒い日に小学校時代からの幼馴染の1人である市ノ瀬(一条) イリーナと再会する。
彼女はもう1人の幼馴染、一条 波瑠(はる)
と高校時代から付き合っており結婚を果たした。
しかし、そんな彼女が今こうして目の前に現れたが、
かつての明るげな雰囲気が消え、
様子のおかしいイリーナを心配し、家に泊めることに
だがその夜イリーナの口から衝撃の事実を知ることに…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 05:00:00
5898文字
会話率:64%
まだ肌寒い日が続く今日この頃。今度ある陸上の大会のために朝早くからグラウンドで練習をしていた私の元に普段無愛想な先輩が顔を出してくれて……
最終更新:2022-03-22 18:46:24
859文字
会話率:63%
家族愛の話。
年明け前の駅前で、凄い寒い日だったのに自分の上着を赤子に巻き付けて歩いている母親を見て思いついた話です。
最終更新:2022-03-11 00:00:00
7114文字
会話率:21%
いつも通りに学校から帰って来たら隣の家の前に子供がいた。こんな寒い日に可哀想だ。
事情は知らないがきっと鍵でも忘れたんだろう。
まぁ直ぐに親が帰って来て暖かいお家に入れるだろう。
特段心配する必要なんてない。
そうに決まってる。
最終更新:2022-02-23 12:38:45
4844文字
会話率:36%
春近い寒い日に思うこと。
最終更新:2022-02-14 19:20:20
216文字
会話率:0%
雪降る前には風が来る。
ヒュウヒュウという音が当てはまる風、マフラーを忘れた、今日。耳が切れそうな冷たい風が、進行方向から嫌がらせの様に向かってくる。
最終更新:2022-02-10 20:00:00
1321文字
会話率:0%
寒い日に思い出す思い出とともに。
最終更新:2022-02-01 19:07:35
408文字
会話率:78%
うちの子供は雪も好きだけど雨も好き
最終更新:2022-01-29 22:16:26
401文字
会話率:100%
世界には、類を見ない珍しいモータースポーツが(略)
タイトル出オチですが、御存じない皆様に是非知ってもらいたいユニークなレースをご紹介いたします。興味の取っ掛かりになれば幸いです(その為、詳細な歴史やルールは表記しません)。誰でも判る内容
ですので、御一読あれ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 10:45:49
3197文字
会話率:0%
ちょっと仕事に疲れた年上彼氏と
気遣い上手で癒し能力抜群の年下彼女の話。
最終更新:2022-01-08 11:41:06
304文字
会話率:30%
寒い日に、がらがらと扉を開けてラーメン屋さんに。
そんな気分になるとうれしい。
最終更新:2022-01-03 20:26:13
5878文字
会話率:5%
作者の心情。
寒い日は暖房つけて怖い話する。
最終更新:2021-12-31 00:00:00
659文字
会話率:4%
今日はクリスマス。洗濯物を干していた私はふと、シャツにカメムシがくっついているのを発見してしまう。
クリスマスは楽しく過ごしたい私。
この寒い日になんとしてでも日向ぼっこしたいカメムシ。
一歩譲れない最終決戦が今、始まろうとしてい
た。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-25 09:00:19
910文字
会話率:23%
『心に宿る黒いくすみ
一本、道を開くお助け致します。
あなたの願い、望み、想い、なんでもございませ。
対価はあなたが澄ませ、ほどけたくすみ。
ひとすじ想いを馳せてください。
一縷屋
』
********
冬の寒い日、少女は走った。
血の匂いがする。煙が見える。悲鳴が聞こえる。
少女は痛みに耐えながら必死に走った。
それでも体は限界で転んでしまう。
もう駄目だと思ったときに現れた青年は私よりもボロボロなのに私が無事なのを確認するとまた駆け出していった。
――それは青年の死を意味していた。
だから少女、――櫻は一縷屋に願い、望み、想った。
※数年前に書いたものです。
※場面変換が多め。
※ある意味ホラーでメリバのようなもの。
※言葉遊びがしたくて出来た作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 21:00:00
16503文字
会話率:34%
大学の友人と『エンドレスショートショート地獄』という企画を行っています。
気が向いた時にお題を出し、それに沿った短編を書き互いに読み合います。
今回のお題は『寒い』でした。
最終更新:2021-12-24 00:14:59
1297文字
会話率:60%
冬の寒い日にだけ咲く木の花があるらしい
最終更新:2021-12-20 18:00:00
204文字
会話率:0%
※ご訪問ありがとうございます。典型的なざまぁ展開です。
サクッとお読みいただければ幸いです。
「わたしベルベルト・スタインは、本日をもって第十王女アキ・ランカスターと婚約を解消し、第二王女マグノリア・ランカスターと婚約をいたします」
ある寒い日の夜、わたしはベルベルト・スタイン侯爵子息に婚約を破棄された。
アキ・ランカスターは、レスタ王国の第十王女である。彼女の母親は、王宮の使用人であった。彼女は、国王のお手つきの子として、王宮内のすべての人から蔑まれている。
そして、ある寒い日、アキはいわれのない理由で婚約を破棄されてしまった。
衝動的に屋敷を飛びだしたアキは、屋敷の裏門でうずくまっている路上生活者を踏んづけてしまう。
その十日ほど後、アキは国王より隣国の将軍の地位についている第三皇子に嫁ぐよう命じられた。
その皇子は、不愛想で乱暴で女嫌いだと有名な皇子らしい。
アキは、人質として差しだされるのである。
だが、第三皇子が指名してきたのは、元婚約者ベルベルトの新しい婚約者である第二王女のマグノリアであった。
拒否権などないアキは、身代わりがバレることや粗暴で有名な第三皇子のことを怖れつつ、人質として隣国へと旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-12 22:14:21
11482文字
会話率:24%
※全二話です。連続投稿いたします。
ある冬の寒い日、わたしが生まれ育ちましたランバート子爵家の屋敷が、不審火によって全焼してしまいました。
その火事で、わたしはたくさんのものをうしないました。
お父様だけでなく、お母様の形見のピアノ、
もちろんお屋敷もです。
それから婚約者です。まだ火がくすぶっている現場で、婚約破棄しようとおっしゃいました。
そして、光を失いました。
目がみえなくなったのです。
うしなったものは、はかりしれません。
ですが、わたしは生きています。
三年後、わたしは後見人の叔父夫婦の手配で辺境の地にある療養所ですごしています。
そこにあるピアノを弾くのが唯一の楽しみです。
そんなある日、わたしに声をかけてくださった方がいらっしゃいます。
「屋敷にあるピアノを弾きませんか」
その一言がわたしのすべてをかえてしまうことになるなんて、そのときには思いもよりませんでした。
わたしは、そのお言葉に甘えることにしました。
そして、そこではかりしれないたくさんのものを得ることになるのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-03 23:32:33
12762文字
会話率:30%
寒い日に見つけた箱の中には…
最終更新:2021-11-02 12:00:00
318文字
会話率:0%