元新聞記者で出版社に勤める私(山沢)はうつ病により休職中だ。唯一の生き甲斐は離婚により母親に引き取られた娘との二週間に一度の面会。時代はちょうど昭和から平成に変わっていた。
山沢は自宅アパートで引き籠りの生活を送っていたが、編集を担当し
た作家の最上由春からしばらく匿ってくれと頼まれ受け入れる。由春は、山形の別荘で自殺に見せかけ殺害された経団連副会長で総合商社最上産業社長最上慶太郎の息子で、殺害現場にいた重要参考人となっていた。由春は「父親を殺してはいない」とは言うものの、警察に事情を話すことを頑なに拒否した。その事情とは最上家や最上産業が根底から覆るようなことだという。山沢は事件に関わるのを避けるためあえて事情を聞かなかった。
山沢が娘との面会の関係で仕事に復帰する必要に迫られて出社した日、由春は警察の訪問を受けて仕方なく事情聴取に応じた。聴取から戻った由春は、知り得る事情は話さなかったと言うも、昔いたフランスに逃げたいと弱音を吐く。
翌日も出社した山沢は東京地検特捜部への出頭を要請される。そこで、朝まで一緒に居た由春が行方をくらましたことを伝えら、由春が話した内容を聞かれた。由春は殺人事件だけでなく地検が捜査している大物政治家への違法献金事件にも深く関わっていた。山沢は由春の唯一の友人として検察と警察から捜査への協力を要請され、事情が分からないまま二つの事件に関わらざるを得なくなった。
意を決した山沢は、この事件に関わる事を決意し、自ら真相に迫っていく。
次第に明らかになるのは、戦後のドサクサで業績を伸ばした新興商社の闇、その商社との政権与党の大物政治家の関係、そして、時代と運命に翻弄されて踠き苦しむ人の悲しいサガだった。
昭和が終わり平成が始まる時期を舞台にした、ハードボイルド小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 11:34:00
80019文字
会話率:72%
元いじめられっ子の25歳の男のどうしようもない話
最終更新:2022-01-11 16:34:53
920文字
会話率:0%
休職中の武田晋也。
そんな彼の日課は公園のベンチでナンプレと読書。
そんな味気ない日々を送る武田は香純と莉々子という女子高生二人を見かける。
一見どこにでもいる仲の良い女子高生二人の様子を度々みかけることになる武田であったが・・・
最終更新:2021-12-11 14:29:07
6866文字
会話率:53%
田舎を出て働く青年、桧垣晶は父親の死をきっかけに心を病んでしまう。
亡き父親の姿を追い求め、生前の父親の趣味嗜好を模倣し始める晶に家族は心配を募らせた。職場でもその悄然とした様子は問題となっており、勧められるまま休職をすることになった晶は実
家で療養することになる。
実家に帰った晶は父親の遺品整理中、父親の使っていたパソコンに探偵を名乗る男と面会の約束をしているメールを見つける。その約束の日付は今日。
父親の模倣に囚われていた晶は、父親の代理として探偵に会いに行くことにする。
探偵である縹冬也は面会に来たのが晶であり、晶の父親が死んだという話を聞いて愕然とした。
縹は死んだと聞かされた姪が生きているという情報を掴み、血眼になって探しているという。姪だと思われる三人の候補者について、晶の父親に話を聞きたかったのだと説明した。
なぜなら、候補者のうちの一人が、晶の姉の桧垣月子だったからだ。
父親の死により弱っていた晶は、これ以上に家族が崩壊することを恐れた。そして、月子が実の姉であることを証明するため、縹の姪探しに協力することを決心する。
消えた女を探す探偵と青年は、驚くべき真実に辿り着く。
※この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件とは一切関係ありません。特定の地域や職業を貶める意図はありません。
*カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 21:00:00
15420文字
会話率:26%
宇月さんはIT業界入社1年目の新人です。毎日慣れないプログラミングをしていますが得意ではなく毎日時間に追われ残業をする日々が続いていました。
最終更新:2021-11-16 18:00:00
2364文字
会話率:55%
休職中で昼から公園で酒のんだ酔っ払いが、
突然、声をかけられて預けられたのはなんと赤ちゃん。
そんな突然赤ちゃんを育てる事になる話
最終更新:2021-11-13 23:31:13
5429文字
会話率:39%
ある精神病院に就職した丈太郎。そこに休職中だった女医、玲子が復職した。二人のドタバタコメディー小説です。
最終更新:2021-11-08 06:49:10
22552文字
会話率:55%
とある地方都市の市職員である広瀬隼人は、上司からのパワハラにより休職した後、閑職である「子ども電話相談室」に異動となる。そこでやはり先輩から嫌がらせを受けて異動してきた同期の真壁和泉とともに悠々自適の生活を謳歌していた。だが年の瀬も近づい
た頃、市内でお地蔵様が亀甲縛りにされるという奇怪な事件が起こる。はじめは自分たちの管轄でないとして傍観を決めていたが、市議会議員の一声により事件解決を命じられることになる。こうしてダメ職員二人による奇妙な捜査が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 18:00:00
230675文字
会話率:63%
土岐明は財団法人東亜クラブに勤務している。ある日、金井事務局長から月給制を年俸制に変更したいという通達があった。金井の仕事は経済産業省への補助金要請の文書作成だった。補助金の大半は経済産業省から天下った専務理事萩本の報酬で消える。勤務中に、
大学のゼミの同窓の鈴村から調査依頼の電話があった。帰宅途中に、扶桑総合研究所の鈴村を訪ねると、1週間ばかり、あまり知られていない南アジアの小国へ現地調査に行ってほしいという。東亜クラブでは、アルバイトが禁止されている。土岐は一時休職して、この未知の調査に参加できるかどうか、電話で金井事務局長に相談した。金井は東亜クラブと扶桑総合研究所の間で業務委託契約を締結したらどうかという提案をしてきた。
翌日、鈴村は、担当の砂田をひきつれて、業務委託契約書をたずさえて東亜クラブにやってきた。土岐に依頼したい現地調査は、現在首都近郊を走っているディーゼル機関を電気機関に代替させることの財務的な妥当性を明らかにすることだという。金井事務局長は土岐を介して東亜クラブに臨時収入が入ってくることを専務理事とともに歓迎した。東亜クラブからの帰りに、担当の砂田が土岐に声をかけ、扶桑総合研究所の財務理事の鈴木からの特別な依頼を携帯電話で聞いてくれという。鈴木の依頼は、財務分析の結論を財務的に実行可能であるとしてほしいとのことだった。業務委託契約書に理事長篠塚のサインと印鑑をもらった土岐は、帰宅途中に扶桑総合研究所により、契約書を鈴村に届けた。そこで、鈴村から今後、エイジアン・コンサルタンツ・インターナショナルの財務分析依頼は土岐に任せたいという打診があった。
翌週、財務分析の具体的な作業内容を知るために扶桑総合研究所の窓口になっている砂田を訪ねた。プロジェクトは南アジアの小国が現在のディーゼル機関を電気機関に代替させてエネルギー効率を上げ、石油消費を節約したいというのが狙いだ。ディーゼル機関を電気機関に代替させるためには、膨大な初期費用がかかる。その費用をその後の輸送収入で賄うという計画だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 18:00:00
161941文字
会話率:48%
同期入社で順調にキャリアを重ねるA。
しかしある日、メンタルを壊して休職してしまう。
それにショックを受け、メンタル疾患に恐怖を覚えた「私」は、
ウツにならないように、色々と方策を講じるのだが・・・
最終更新:2021-10-03 13:00:00
204文字
会話率:0%
アイマスと一次創作しか生き甲斐のない休職中のぐうたら主婦が、
趣味や日常について独り言のように書き殴る、エッセイのような何かです
最終更新:2021-09-04 15:28:44
3171文字
会話率:12%
2333年。
人外と共存している日本。
人に傷つけられた人外を保護する機関で、テイマーとしてお世話係をしている主人公。
心を許した同僚を失い、どうでも良くなった主人公は休職を決めた。その日に、カラスに突かれていた光を助けたことにより、幼い頃
からの相棒の妖精と異世界の妖精を管理する管理者となった。
異世界の妖精と、ほのぼのとした日常を描いた物語。
異世界転生したけど、少し変わった従魔とのんびり暮らしたいと思います、のクロスオーバー作品です。
できれば、異世界転生したけど〜の方が本編なので呼んでいただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 06:00:00
6009文字
会話率:34%
パニック障害と診断された…
こんなことをネット上にあげるべきかわからない。
ただ、自分と向き合うための日記として残しておきたい
同じ病気の人に少しでも勇気を与えられたら嬉しい
そんな気持ちでこの物語を書いていきたいと思う。
最終更新:2021-06-24 08:11:54
9078文字
会話率:7%
失恋した九重史郎を待っていたのは、別れた元カノを秘密裏に護衛する生活だった。
幼馴染の久遠奏に励まされ、どうにか復活した俺に、休職している仕事の後輩、萩野結愛が持ってきた新しい任務。
「朝倉志保を気づかれないように護衛せよ」
色々な関係と向
き合いながら、新しい生活を過ごしていく。
守りたい人が多い、新しい高校生活。
カクヨムにも公開してみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 19:09:16
640775文字
会話率:52%
中学卒業の日、付き合っていた彼女から振られた主人公、九重史郎を待っていた高校生活は、元カノの朝倉志保を護衛する生活だった。
幼馴染の久遠奏の励ましもあり、春休みの引きこもり生活を脱して迎えた入学式の日、休職中の仕事の後輩、萩野結愛からの
協力の依頼を引き受け、史郎は志保を守るべく、秘密の護衛として動き始めるのだが……。
「私、史郎と付き合うのは難しいとは思った」
「実は都合よくキープされていない? 朝倉さんに」
「ねぇ、先輩。どうですか? 私を、彼女にしてみませんか?」
迫る怪しい影。それぞれの思惑を抱いて送る新生活。そして忍び寄る本当の危機。
誰かを守る。その権利が、まだ残っているのなら。
それができる力だけは、あるはずだから。
「賢い振りして動かないことが正しいなら、そんな正しさはいらない。目を逸らして見捨てられるような俺なら、死んだ方がマシだ」
守りたい人が多い高校生活、その始まり。
「失恋した俺の高校生活は、守りたい人が少し多い。」の一章部分を大幅改稿したものを、そのまま仕舞いっぱなしにするのも勿体ないので、投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-23 17:49:59
94786文字
会話率:53%
フルダイブ型VRMMO。
それは全身の感覚を人工的に作られた夢の中に落とし込む技術。
21XX年はその、正真正銘ゲームの中の主人公となりきって架空の世界を自由に冒険出来るようになった技術革新によって、ゲーム業界は久しく見なかった苛烈な競争の
世界に舞い戻り、かつてない賑わいを見せていた。
そんな時代にリリースされた「隔世の夢路~遥かなる頂~」と言うタイトルがあった。それは知る人ぞ知る隠れた名作RPGの初代リメイクであり、原作をプレイしていたファンからは強く期待されていたタイトルでもあった。
これはそのゲームに携わった人々の、努力と涙と汗と、度重なる仕様変更と、仮初めの成果物と遅れるばかりのスケジュールと、睡眠不足と過労と休職と失踪と、怨嗟と憎悪と諦めと乾いた笑いと、明らかに間に合わないデバッグとそして殺意と、そうして迎えた末路と言う名のリリースと、そこから始まる悪夢の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 12:00:00
19049文字
会話率:29%
教員の不祥事がよく報道されるので実際の人数や比率を簡単に調べてみました。
最終更新:2021-05-09 08:13:49
1127文字
会話率:0%
「とりあえず、ご飯食べませんか?」
西田冬芽は、3年勤めた会社に休職届を出して
充実したニート生活を送っていた。
そんなある日、自宅に帰ると見ず知らずの女子高校生にエプロン姿で出迎えられる。訳アリの彼女をいつもの悪い癖で流されるがまま受け
入れてしまうが、振る回られる手料理に胃袋を掴まれていく。
彼女いない歴=年齢の西田、独身男性の元に通う謎の女子高校生。舞い込んできたのは、待ち望んでいた春かそれとも......。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 12:26:13
1783文字
会話率:23%
鬱病が仕事を休んで公園でブランコを漕いで時間を潰していると謎の電話がかかってくる。意識を失うと森の中にいた。どこだここ。毎日死にたいと思っていた鬱病だったが、こんなところで死にたくない。
鬱病は異世界にいっても鬱病なのか?現実世界では作れ
なかった友達を作ったり、作らなかったり。現実世界では休んでばかりだった仕事をしてみたり休んだり。休職中の作者が書く鬱病の闘病生活。作者の鬱表現を元に書いております。鬱病にも様々な症状があります。ご理解頂けると幸いです。作者は鬱病患者が少しでも生きやすい世の中になることを願っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 23:01:33
4125文字
会話率:59%
「あーあんまり中断すると上司が怒るので電話戻っていいですか?」
賽の河原でも上司に電話しなければいけない休職中のサラリーマンの話です。
この作品は自サイト・カクヨム・ノベプラにも掲載しています。
最終更新:2021-03-02 18:00:00
2142文字
会話率:74%
僕は病気なのか? 「死にたい」という気持ちが消えない。仕事も二カ月くらい休職している。職場の店長からは「病院に行け」と言われているが、僕は病院が嫌い。今後のストーリーを乞うご期待!
最終更新:2020-12-21 01:17:14
11276文字
会話率:44%