第2回ドリコムメディア大賞、1次選考通過作品 「満月のハナシ」
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https://ncode.syosetu.com/n9102dz/
の元となった、過去のPBeM(リプレイ小説)です。
PBeMとは……
・GMが書いた導入に対し、
各プレイヤーが自キャラの行動をメールにて送る(アクション)
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・GMが小説にして戻す(リアクション)
こんな感じで進行する、読者参加型のリプレイ小説です。
ここでは「満月のハナシ」の大元となったリアクションを「満月のハナシ(PBeM版)」として掲載しておきます。
登場キャラが違ったり、設定や展開が違ったりと、プレイヤーがいるキャンペーンシナリオ特有の話になっています。
「満月のハナシ」と比べて完成度は低いですが、元となったシナリオの全く違った展開を楽んでいただければ幸いです。
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この世界には色の異なった4つの月が存在している。
月は30日の周期で、赤・青・白・金の順番に光の色をかえて現れる。
「赤い月」は、狂気と破壊を──
「青い月」は、悲哀と衰退を──
「白い月」は、無垢と再生を──
「金の月」は、幸運と栄華を──
いつしか月の色には、そんな意味があると云われていた。
実際に月の力がそうさせるのか、それぞれの月の色でそのような事象が起こりやすく、この世界の住人にとってもそれは疑うことのない、それこそ子供でも知っている世界の理だった。
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4つの月の周期に起こる、月に伴った様々な事件や奇跡に、冒険者たちが巻き込まれて立ち向かう群像劇風物語。
それは時に美しく、時に儚く、時に冷酷な神秘の冒険譚。
骨格はソードワールド。
クトゥルフ、指輪、ロードスなどが好きな人向けです。
異世界に転生をしたり、魔王や帝国といった圧倒的にして巨大な敵対勢力などとは戦いませんし、主人公が無双するような強さはありませんが、一応それなりの敵が出たりしつつ、シティ・アドベンチャーや冒険者達の生業、仲間たち一人ひとりのドラマや成長、悲哀や恋愛模様を描いていきます。
昨今の異世界転生に飽き飽きした方や、灰と隣り合わせの物語を楽しみたい方におすすめします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 18:03:23
388673文字
会話率:42%
ごく限られた人間にのみ発現する"特異体質"。
主人公の晴人もまた、"不死身"の特異体質者であった。
ある日のこと、晴人は特異体質者を殺害するための組織、カルマーの殺し屋であるエルサに襲撃される。しかし不死身の彼は死なず
、エルサを任務失敗に追い込んだ。
任務に失敗した殺し屋は処分される。そう落ち込むエルサに晴人は手を差し伸べた。
「俺と一緒に逃げよう」と。
その日から晴人と彼のメイドになったエルサの二人暮らしが始まった。しかし晴人は、エルサが出会ってから一度も笑ってくれないことに気がついて……?
これは、惚れたメイドに笑ってもらうために、数々の依頼をこなしながら奮闘する一人の不死身少年の物語である。
※本作はライトノベル新人賞の1次選考通過作品です。すでに書き切っているため、完結は保証されております。
※本作はカクヨム様でも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 18:13:36
100849文字
会話率:54%
安永寧守はどこにでもいる気弱な女子高生。しかしある日、親友の羊谷杏勾と共に奇妙な円を見た時から、世界は一変する。突如現れた怪物――邪霊の跋扈する地獄となった校舎で、杏勾は命を落とし、寧守も死にかける。寧守を救ったのは精霊を名乗る少女・クノカ
ネルナだった。
クノカネルナはこの惨状を悪魔の仕業だと告げ、親友の杏勾を生き返らせたければ、邪霊に奪われた悪魔の肉を集めよと寧守に命じる――
第3回講談社ラノベチャレンジカップ 第1次選考通過作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 23:30:13
103418文字
会話率:41%
「勇者じゃない、元勇者だ」
剱野(つるぎの)レクスはかつて、魔王を打ち倒す勇者の資格を持つものとして異世界に召喚された。そこで出会った勇者を導く妖精の少女・トリリアに恋をしたレクスは、魔王を倒し元の世界に帰っても彼女のことを忘れられないで
いた。そんなある日、レクスのもとにトリリアが現れ、レクスの居るこちらの世界に誘拐された仲間の妖精たちを、救ってほしいと頼む……
第6回講談社ラノベ文庫 第1次選考通過作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 00:26:37
90109文字
会話率:53%
異世界からの『侵蝕』を受ける都市イフリヤ。そこで『侵蝕』が生み出す怪物〈喰禍〉と戦う青年、アグレイ。
ある日、アグレイは孤児院を営む少女キクと出会う。
孤児院を『侵蝕』によって失ったキクの心の傷を癒そうとするアグレイは、自身の荒んだ心境
に変化が訪れることに気づく。
やがて『侵蝕』が激化していくなか、自称詩人のユーヴや旅する貴族のリューシュらが仲間に加わり、アグレイは『侵蝕』を止めるため、〈喰禍〉の首領と戦う決意をした。
しかし、その戦いでアグレイが目にしたものは……。
※公募に応募した作品をWeb用に編集した作品のため、書籍化した場合の第一巻想定として書いています
※完結済み(約13万文字)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 23:45:18
130835文字
会話率:42%
男子高校生・古津正語(ふるつしょうご)は西島ふじみから「殺してほしい」と頼まれる。
ふじみは自身が“不死身の化物”だと言い、自分の手を刃物で傷つけて一瞬で治してみせる。
正語は殺さないかわりに、彼女のお願いを聞いてやることになる。
そのお願
いとは、街で噂の怪しい存在【都市伝説】を探すことだった。
※第13回小学館ライトノベル大賞(ガガガ文庫)1次選考通過作品
※この作品はカクヨムでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 23:27:49
103853文字
会話率:36%
平凡な生き方を信条としている高校二年生の池田瑞希は、偶然立ち寄ったジャンクショップの老人に鍵型のメモリーカードを渡された。そのメモリーカードを端末に差し込むと真っ白い世界と白い衣装の少女が現れ「たすけて」と言っただけで姿を消した。瑞希の幼
馴染で親友の阿部里子は、その話を聞いて単身ジャンクショップへ乗り込んだ。老人は話の最後に「これは運命だ」と言った直後突然現れた少女に切り倒された。何とか逃げだした里子は、助けてくれた後輩の工藤美香が自分の身代わりになったため、敵を討つと決意した。
日本のネットワークが十二台のメインフレームを中心としたシステムに移行してから、そのオリジナルメインフレームYUKIは、自ら思考し進化するためのプロセスを停止させられ、長い間「眠り姫」と呼ばれてきたが、メインフレームを監理するユキシステムズの急進派は、「眠り姫覚醒プロジェクト」を強引に推し進めようとしていた。
その勢力と対抗し、覚醒を阻止するために、田澤佳奈は地元の管理会社の新人山下紀子とともに、YUKIの設置されている市立大学へ向かった。
一方、推進派についた杉中涼子と合流した瑞希と里子は、臨時で設置されたサーバーを使いYUKIへのハッキングをはじめる。YUKIのファイアーウォールを守る上田京子との激しい戦闘の最中、推進側の工作員である山口によりYUKIの周囲を固めていたサーバーと外部への回線が遮断され、瑞希たちは直接YUKIの部屋へ向かった。
YUKI部屋で里子は美香の仇を討つべく京子と戦かっていたとき瑞希は紀子の説得をはじめた。しかし紀子は突然考えを変え、YUKIの覚醒のコマンドを入力した。
当たりが真っ白になって現れたYUKIは、瑞希に将来の選択をせまる。今のままがいいと叫ぶ瑞希にYUKIは同意し姿を消した。
すべてが終わったあとで、瑞希は「平凡に生きること」を再確認する。
2004年第4回スパーダッシュ小説新人賞 1次選考通過作品です。
設定や登場人物で他の作品と異なります。舞台は函館です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 00:37:42
68780文字
会話率:45%
――変化魔法は、この世で一番残酷な魔法だ。
小学三年生の「すう」は、学校中に作り話を広める悪戯に夢中になっている。
ある朝すうは、親友の「なこ」達に、大人気アニメの主人公「魔法少女リルハ」とお話できる方法が有ると嘘をつく。
その日の午後、
彼女達のクラスに突然現れたのは、プラチナ色の髪のエルフの少女、「ベル」。
ベルは自らを「悪の魔女」と名乗り、なこを狐のぬいぐるみに、すうと他の子供達を一つのショートケーキに変えてしまう。
なこが連れて行かれた魔法の世界のベルの家には、他にも沢山のぬいぐるみがいて――。
※第26回電撃小説大賞の1次選考通過作です!
※pixivにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-26 20:05:03
29942文字
会話率:38%
高校二年生の星野かおるは、校内で奇人変人として有名な小神先輩からストーカーのような目にあっていた。そんな小神がある日かおるに課したミッション。それは、同級生の松本大輔を監視せよ、というもの。その意図は――。
第5回集英社ライトノベル新人賞
1次選考通過作品(投稿時PN:真城ユキ)。
ベリーズカフェ(https://www.berrys-cafe.jp/pc/book/n1550718/)にても掲載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-23 20:00:00
88886文字
会話率:26%
片田舎にある写真館、「丸川写真館」の店主、丸川竜雄(まるかわたつお)は、気さくな人柄で、写真の腕前もいいものの、「パチンコが好き。」という困った一面があった。
そしてある日竜雄は、とある老紳士に声をかけられる。またその老紳士は、竜雄に5
00万円の借金があることを知っていた。そのことを老紳士に直接言われ、動揺する竜雄。そして、老紳士は、「veto(ベトー)」なる公営ゲーム・ギャンブルに勝利すれば、借金の500万円は返済できると、竜雄に伝える。
竜雄は迷った挙げ句、そのvetoに参加することを決める。そこでの対戦相手は、「マサキ」と名乗る青年であった。そのゲーム、序盤こそ竜雄がリードしているように見えたが、それはマサキの計略で、結局竜雄はそのゲームに敗れ、さらに500万円の借金を背負わされてしまう。
そのことを家族にも言い出せない竜雄。その後、竜雄は「タツヤ」と名乗る人物に電話で呼び出される。
そして、竜雄の妻、昌子(まさこ)に警察から電話が入り、夫である竜雄が遺体で発見された、ということが告げられる。昌子は息子でカジノゲーム好きの大学生、高司(たかし)と共に警察の任意の事情聴取を受けるが、ショックを隠せない。
数日後、老紳士が、大学から帰る途中の高司に声をかける。
「父親を殺した犯人を、知っている。また、父親には計1,000万円の、借金がある。」という旨のことを老紳士は高司に伝え、高司は動揺する。そして老紳士は、
「父親殺しの情報、また1,000万円の借金返済に関して、あなたが、父親も参加した公営ギャンブル・vetoに参加して勝利すれば、情報を提供し、1,000万円もお支払いしましょう。」
という旨のことを、高司に告げる。そして、高司は迷った挙げ句、そのvetoに、参加することを決める―。
※2018年 ノベル大賞 1次選考通過作品
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-30 17:00:00
53759文字
会話率:45%
新卒社会人の、麻倉健人(あさくらけんと)は、健人が中学の時に他界した祖母の影響で、とある福祉事務所で働いていたが、その事務所は、いわゆる「ブラック」な職場であった。
そして健人は、その過酷な勤務に耐えかね、突発的に近所のホームセンターで
ロープを買い、その事務所が見渡せる小高い山で、自殺をしようとする。…しかし、健人は最後の最後で、その勇気が出ない。
そうこうしているうちに、健人の目の前に、「森の妖精」と名乗る女の子が、現れる。最初はそれを信じなかった健人であったが、森の妖精の瞬間移動を見るなどして、健人はその存在を信じるようになる。
また、森の妖精は、自分のことを、「もっちゃん」と呼んで欲しい、と健人に伝える。そして健人ともっちゃんは、仲良くなっていき―。
〈15年前〉
両親の離婚・再婚の影響で健人の通う小学校に転校して来た元木萌花(もときもえか)は、クラスメイトの男子に離婚・再婚の件がばれ、いじめを受けていた。そんな中、初めて会った萌花に恋をした健人は、男子たちのいじめから萌花を守る。また、その影響で、萌花は自分のランドセルに、(健人のことを好きな他の女子から)「もえか。しね。」と落書きをされてしまう。それを見た健人は、自分のランドセルと、萌花のランドセルを交換するように、萌花に一方的に提案し、健人のランドセルを押し付けて帰ってしまう。そして、そんな健人の優しさに触れた萌花は、健人に恋をするようになる。
また、ランドセルの件で麻倉家と元木家は仲良くなり、萌花の新しい父の連れ子で萌花・健人より3つ上の姉、鈴(すず)を含めた3人は、一緒に遊ぶようになる。そうして1年が経つうちに、萌花たちの父は転勤をすることになり、元木家は引っ越しをすることになる―。
ブラックな職場で苦しむ主人公と、それを取り巻く人たちとを描いた、優しく温かい物語。
※2018年 集英社ノベル大賞 1次選考通過作品 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-28 17:00:00
42307文字
会話率:42%
既存の道徳は更新され、極端な電子化、機械化が推し進められた未来。ほとんどの人間に「仕事」はなくなり、一生を「暇つぶし」で送る人生が過ごす生活が推奨されるようになったその世界に生きる少女、川口マコは全寮制の学校に通っていた。そこで知り合い、同
性愛の関係にあった滝野川アミに誘われて「図書館」に行くことになった……。
創元SF短編賞1次選考通過作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-21 21:55:46
19630文字
会話率:40%
高校に入学したハルカは書道部に入り、一年生にしてパフォーマンス書道のメンバーに選ばれるものの取り返しの空かない失態を演じ、先輩方に迷惑をかけてしまう。
責任を感じたハルカは退部届を提出して書道部から身を退くが、習字愛好会の存在を知り……。
第21回電撃小説大賞1次選考通過作。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-08 20:37:27
27472文字
会話率:47%
人質代わりに宗主国グリューネバルト王国へ輿入れしてから2年。アマーリエは王子ヴィクトールの子を身籠もっていた。しかし、故国バルテルスがグリューネバルトに反旗を翻したことから不安定な立場へと追いやられる。アマーリエとその周囲の女たちは、それぞ
れの役割を、それぞれの意地をとおしながら演じ続けていく。第19回電撃小説大賞1次選考通過作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-18 14:00:49
14150文字
会話率:39%
高校、陸上女子百メートルの選手、天沢法子はスランプに陥っていた。ライバルの英優美の怪我の原因が、自分にあると思い込んでいるためだった。優美に対する申し訳なさと、互いの力を競うことのできないことの無念さに苦しむ法子は、魔女と噂される占術研究部
の部長、間墨子に相談するが……
第19回電撃小説大賞1次選考通過作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-14 08:19:12
12918文字
会話率:27%