気が付いたら修羅場だった。羽交い絞めにされていて、自分が夫の幼馴染を殺そうとしたとか、浮気をしたから持参金没収の上に出ていけ、と喚めいている夫らしい男に断罪されている。全く意味がわからない。アザレアって誰のことだ。よくある漫画のような異世界
転生していて前世の記憶が……という感じではない、自分はさっきまで日本の自分の家にいた。その記憶がはっきりしているのに、悪女、魔女と大勢に罵られている。
とりあえず、自由になる足で夫らしい男の股間を蹴り上げて、全力疾走で逃げ出した。右も左もわからない中、走り回ってひと気のない枯れた庭に駆け込んだ。
そこには死神のような青白い顔の男性がいて、自分を見ても悪女だと罵らない。つまり、敵じゃないということは味方になる可能性があるっていうことだ!
アザレアの体に入った「私」は男性に助けを求めた。その人が、呪われた王弟イドラ・マグダレアとも知らず。
妖精の粉を服用しなければ呪いに苛まれ命が削られていくイドラは、妖精のために庭の花を咲かせなければならない。しかし、妖精の花は「多くの人に愛された物語」がなければ咲かない。生まれて二十年以上、国中の物語を花に聞かせ続けた結果、もう与えられる物語は尽きてしまった。
そんなイドラが見つけた「異世界の娘」、イドラは自分の命のために悪女アザレアを抱きしめて、周囲に宣言する。
「彼女の浮気相手は俺だが?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 10:29:04
97777文字
会話率:41%
俺には小さい頃から大好きな女の子がいる。
その子はまゆりといって、昔はよく一緒に遊んでいた可愛い幼馴染だ。もっとも高校生になった今は、まったく遊ばないどころか、毎回会うたびに「死ね」って言われてしまうけども。
そんなある日、いつものよ
うにまゆりの後ろを追いながら一緒に登校していた中、居眠り運転していたトラックがまゆりに突っ込もうとしたところを、俺はとっさに庇って轢かれてしまう。
やがて意識を取り戻してみると、そこは病院で、目の前にはもうひとりの俺が青白い顔でベッドに寝かされていた。どうやら、俺は死んでしまったらしい。
そんな幽霊となってしまった俺のそばで、虚ろな表情で病院のソファに座っているまゆりがいた。
*カクヨムにも掲載中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 12:00:00
12088文字
会話率:33%
窓の外を見た俺の目に、女子高生の腹にまたがり首筋に顔を埋めて羨ましい事をしている男の姿が映った。
生存者に載せている「正夢」を修正した作品です。
エブリスタにも投稿してます。
最終更新:2024-06-20 13:00:00
1401文字
会話率:18%
突然ゾンビパニックが起きた時、あなたの家にゾンビを倒す事ができる武器はありますか?
生存者に載せてある「逃げなくちゃ」を加筆した作品です。
エブリスタにも投稿してます。
最終更新:2024-06-18 13:00:00
2236文字
会話率:16%
刑務所に立て籠もる事を俺は提案した。
生存者の「刑務所」を加筆修正した作品です。
エブリスタにも投稿してます。
最終更新:2024-06-15 13:00:00
3185文字
会話率:21%
東の大国において、若き王を虜にする美貌の寵姫は、歌を歌うだけの籠の中の鳥だった。王宮の最も奥に閉じ込められ、飛べない鳥のように足の腱を切られ、白銀の鎖で足首を繋がれた。美姫の許に訪れる者は栄耀栄華に浴する猛き王しかいない。
かたや、西の果て
の片田舎で、先日たった一人の肉親である父を亡くした平凡な少女は、村一番の精悍な許婚からも絶縁を突き付けられた。ひとり遺品を整理した後に川の水面に映る自分の姿を嫌悪する。鮮血のような赤い髪と目つきの悪い緑の瞳、そばかすが浮いた青白い顔は陰気だと揶揄されている。
全く違う二人の少女は、空の歌声を聞いたことにより、契約を交わした。
自分の足で歩きたい少女と美しさを望んだ少女は、お互いの精神を取り換えた。
これは願いを叶えて、ただの村娘になった少女の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 23:06:50
6131文字
会話率:37%
昼間の街中。ふらふらと歩くその男を見て、目を見開く通行人たち。
仰け反り、ビルの壁に背中をぶつけた主婦らしき女性。
手を合わせ、念仏らしきものを唱えたお婆さん。
うおっと、声を上げた会社員風の男性。
口にハンカチを当て眉を顰める。
皆、決まったような反応。
その男は白かったワイシャツを着ていた。そう、白かった。今は赤く汚れている。
その服の下には、心の内には何が隠されているのだろう。
男は青白い顔したまま歩いて行く。どこへ? どこへ行くにせよ
その先々で彼はヒッと漏らしたような悲鳴を浴びるのだろう。
彼はゾンビ。違う……とは言いきれない。
ある時、死者には一日の猶予が与えられるようになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-20 16:00:00
2451文字
会話率:13%
侯爵令嬢メリアーヌは王太子に婚約破棄を突きつけられ、5人の男性と結んだ『偽りの愛』を断罪されます。それはさながら舞台劇の『悪役令嬢』のごとく。周囲からの注目と青白い顔をした国王陛下。『真実の愛』にのぼせ上がる王太子。メリアーヌは『契約第一主
義』の社会と、現在の世界情勢を理解しているかを彼に問いただします。それでも弁えぬ彼に突きつけるのは『真実』しかない。秘めた想いを胸に過酷な世界を生き抜く『魔性』のヒロインの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-06 18:52:08
10750文字
会話率:19%
ボクの名はリディ。リディ・ベルナデット・ウイユヴェール。
青白い顔、紫色の髪、尖った犬歯。
そして衣服の下に隠れてはいるが小さい羽や尻尾もある。
ボクは魔族だ。
“故郷”に帰る為の船が難破し漂着した地から、ボクの旅は始まる。
最終更新:2020-06-07 13:27:58
229685文字
会話率:38%
あなたに会いたい。それだけのこと。
それだけのことで、書き続けてきた。
頭が動かなくなったら、どこかで、止まるだろう。青白い顔は、そんなことを言う。
最終更新:2020-03-29 19:03:02
260文字
会話率:0%
小高真也には、付き合って1年になる彼女がいる。名前を栗田歩美。年齢20歳。性格は大人しく、地味な容姿をしているが、優しい女の子。真也は、そんな彼女から、相談を持ち掛けられる。呼び出されたカフェに行くと、そこには青白い顔で俺を見つけると小さ
く笑って、手をあげた歩美がいた。(最高のアルバイト)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-22 07:08:55
1225文字
会話率:53%
青白い顔をした三白眼の青年サイ・クローデッドは異端審問官だ。
異端審問官とは、ゴーストやゾンビなどの化け物や、グレイム教の教えに反する研究をする研究者、魔導師を審問し、裁く職業である。
異端審問官のサイだが、実は熱心なグレイム教徒という
わけではなく、むしろ神には何も期待していなかった。
そんな彼が、異端審問官に身を置いているのには、ある理由があった。
それは、異端じみた研究をする者たちから研究技術を奪い取ることだった。
なぜなら――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-25 22:34:10
121133文字
会話率:30%
日々の日常に面白みがなくなり、一年間引きこもっていた斎藤 夕夜。今日も新しいゲームを探して、スマホのアプリのランキングを眺めていた。ふと気になった「ダンジョンマスターズVSチャレンジャーズ」というゲームを起動し、ダンジョン運営側を選択した途
端、夕夜の視界が真っ黒に染まりそのまま意識を失ってしまう。夕夜が目を覚ますと、周りには暗闇しかない空間にいた。そんな空間に対して文句を言っていた時、目の前に自分の腰ほどしかない場所に青白い顔が一瞬で現れ、夕夜は驚き、飛び退いた。着地した時、周囲が見渡せるほどあかるくなった。床も壁も天井すらも黒く塗りつぶされた正方形の大きな部屋の中央にいることと黒いゴスロリを着た幼女を認めると、訳が分からず混乱した。その後、闇の女神を名乗る幼女に今の状況を説明され少し落ち着いた夕夜。そんな夕夜に幼女は、異世界でダンジョンを運営して、幼女の敵である光の女神の手勢、チャレンジャー共を倒せと命令され、異世界へと送り込まれた。
初作品です。駄目な点が多々あると思いますが、生暖かい目で見守ってくだされば幸いです。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-25 20:00:00
20255文字
会話率:56%
【末代まで祟ってやる】
血の気のない青白い顔に両目は死んだ魚のように濁っていて、着ている白い長襦袢は泥で汚れている。
僕にしか見えない彼女は、僕にしか聞こえない声で今日も呪詛を吐く。
僕は彼女の事をレイ子さんと呼んでいる。幽霊のレイ
子さん。
レイ子さんは僕にとり憑いている怨霊なのだけど、ちょっと変わっている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-27 14:10:37
6958文字
会話率:23%
風木和真・十七歳。周りに紹介できるくらい女に縁がある反面、近すぎるその距離により女難の日々を余儀なくされてきた彼は、何の前触れもなしに異世界へと召喚されてしまう。そこで早速語られる召喚理由は、世界征服を企む魔王退治でも、迷宮に隠された秘宝探
しでもなく――は? 子作り支援?! 即行拒否っても帰れない、帰るためには更なる苦難を乗り越えなくてはならない和真は、苦手意識を(半ば強制的に)克服するべく、今日も今日とて美少女たちに囲われる。嫌いではない、苦手なだけだ! と青白い顔で豪語する和真の行く末は果たして――。※話の進行上、ハーレムとエロと下ネタに走る予定です。苦手な方は未読をおすすめします。また、主人公がガツガツしておりませんので、その手の期待にも応えられません。予めご了承下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-08 21:00:00
74431文字
会話率:30%
オレがその日、目を覚ましたとき、そいつは居た。青白い顔に、白い着物――こいつは――。
最終更新:2008-09-04 00:55:42
879文字
会話率:38%