花も恥じらう女子高生・琴宮アカリは、子犬を助けようとしてトラックにひかれてしまった。
血は噴き出て肋骨は飛び出し足はぐちゃぐちゃ。
更には大股開いてパンツ丸見え。
『あまりに情けない恰好。でもまあ、辞世の句も読んだし、あとはお迎え
を待つだけだ』
そんな諦めの境地にいたアカリだったが、いつまでたっても死は訪れなかった。
――それどころか、身体が全回復している!?
これというのも全て、手の中にある丸い石が原因だった。
「嬢ちゃんはワイの魔力の影響で、死んだか死んでないかわからんくらいのギリで助かったんや」
と、エセ関西弁でしゃべる石。
なんとか仮の命で生き永らえたアカリ、しかし石と離れると事故のダメージが戻ってきて死んでしまう。
「一生このままなのか……」
嘆くアカリに、石は提案を投げかけた。
「ワイに体があれば、蘇生魔法で完全に生き返らせてやれるで!」
――ただし。
「条件は、死んで48時間以内の外傷の少ないフレッシュな死体であること」
「死体にフレッシュとかあるんかい!」
「もちろんや。腐ってたらゾンビになってまうやないか」
わけも分からず説得されてしまうアカリ。
「そや、もう一つ条件があるんやが……」
かくして黄泉がえりJK琴宮アカリは、厄介な条件付きの“やんごとなき死体”を探すことになってしまったのだった。
©2024 猫鰯 All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-28 18:37:36
117926文字
会話率:59%
ホトトギス、赤茶色の羽に不気味な鳴き声から死者の魂を冥土へと導くとされていて、古い時代には武将の辞世の句などでも使われていた。
病院で死の淵を彷徨う十和田 寿彦(とわだ としひこ)はある時病室の窓から見える大きな枯れ木に一羽の鳥が留まって
いることに気づく。「ホホホ、ヘキョヘキョ」病室内に響く鳥の鳴き声やがて十和田は眠りについた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 00:10:03
10720文字
会話率:49%
1945年、太平洋戦争末期。学徒出陣で戦地に送られた文学部の大学生・中村一男は、夜空の下、命尽きる瞬間に詠む辞世の句に想いを託す。咲くことなく散る桜のように――。
最終更新:2024-12-08 16:28:43
892文字
会話率:25%
石田三成の最後、彼の見る「分水嶺」とは。
最終更新:2024-09-20 13:42:30
829文字
会話率:25%
沖田総司の辞世の句が本物だとしたら(本人が書いたのではなく口伝えと仮定してのお話)どういう過程で書かれたのか仮説を立ててみた。素人の文章なので拙い部分はお許しを願いたい。
最終更新:2024-08-29 16:38:03
1743文字
会話率:0%
短歌を書いてみました。
最終更新:2024-02-25 02:07:57
318文字
会話率:13%
私は、もしくは俺は明日あなたを振るって予告されたことはありますか?
なかなかないですよね? だってそれなら今振れよって感じですもんね。逆に明日、振られるってなって今日はどう過ごせというのかって話ですよ。辞世の句でも書けっちゅうんかい! これ
はそんな作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 12:15:19
6615文字
会話率:60%
ああ~大変大変 違う人だったよ。 本来転生する人と間違えちゃったよ。何とか話合わせといたけど。 あぁ自分が言っちゃダメかもだけど。あぁ不運なり。あの青年。代わりに辞世の句でも読んどいてあげましょうかね
間違って、魂引き抜かれ、不運にも自分
が代表者となってしまった男、まぁ本人もやる気出してるようだからいいか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 03:30:08
1561文字
会話率:46%
彼女は三上鏡花という。年齢は二十七。傾国の美貌の持ち主だ。彼女には特別な能力がある。ニンゲンの感情、あるいは思いが、漢字一文字で見えるのだ。脳内でスイッチをオンに切り替えると、漫画の吹き出しのようなものが各人の頭上に発生し、その中に漢字が出
現する。これまで能力を駆使して積極的になにかを成してきたという実績はない。遊びの手段でしかないからだ。彼女は高杉晋作の辞世の句に込められた精神性こそ手本にすべきだと捉えていて、だから思考はもちろん、生き方すらも急進的に飛躍したり圧倒的に蛇行したりする――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 21:19:02
309893文字
会話率:70%
いつもいたずらする彼女は隣に住む幼なじみ男の子が大好き。
今日も今日とて、幼馴染へのいたずらを実行する。今日はどんないたずらにしてやろうか。
一方隣に住む幼なじみはそんな彼女のいたずらに困っていた。もう2度と会えないような辞世の句から
始まる遅刻の知らせ。突如始まるしりとり、下着への視線誘導。
そんなある日、彼は幼馴染が告白されている現場に立ち会う。ここで初めて湧き上がる、彼女を取られたくない、という気持ちに気づき、やがて好きだということに気づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 12:24:18
5217文字
会話率:46%
死神である言霊は「辞世の句課」という、死の間際に残す言葉を集めている。 残された言葉の意味と、その背景を知って、その尊さを知っていく、そんな日常の物語。
この作品はカクヨムにも掲載しています。
最終更新:2022-09-29 09:43:57
34113文字
会話率:55%
斬った張ったの世界に生きる侍が、おのれの生きる道を見出すなら。
それはどこへと、通じる道なのか?
最終更新:2022-09-08 07:00:00
385文字
会話率:0%
勇者は魔王に勝利しようとしていた。が……どうやっても魔王の生命力が「1」から動かない!?
「なんで倒せないの!?」もう気力がつきようとしていたその時、魔王の能力が明かされる。
そんなお話。
最終更新:2022-07-13 22:45:31
2422文字
会話率:25%
京にある坂、かむろ坂に漆黒の居を構える隻腕の歌人、駒形真尋。
その生業は、他人のために辞世の句を詠み、その人生を終わらせる事。
助手として雇われた大学生・相田と共に向かうは、元総理大臣・村松静次邸。
村松は真尋に人生の一部始終を語る。
言葉
が生まれ、真尋は筆を執った。
※この作品は、「カクヨム」にも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 20:41:22
29158文字
会話率:56%
白銀の乙女によって守られる世界。
これはそんな乙女を守ることに命を捧げた騎士のお話。
おとぎ話にもなれなかった、けれど何より大切なものを手にいれた、真っ赤な騎士のお話です。
「染む紫の雲の上まで」という作品と対になっています。今回
は乙女の騎士のお話です。
拙い文章ですが、お暇な時にでもお読みいただければ幸いです。
今回は源義経といえばこの人な破戒僧弁慶の辞世の句をタイトルにお借りしました。この二人のような主従の関係はとても美しいものだと私は思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-10 21:51:24
2461文字
会話率:14%
この世界には誰もが知るおとぎ話がある。とある女神と、白銀の乙女のおとぎ話が。
とある1人の女性が世界の礎たる存在として旅に出た。1人の真っ赤な騎士を連れて。
これは彼女がおとぎ話になる前のお話です。
1人の騎士と1人の女性の、とても大切
な絆のお話…
源義経の辞世の句からタイトルを拝借しています。世界線的には日本は全く関係ありません。
恋愛というよりは主従の絆メインのお話ですが、恋愛と見ていただいても構いません。
初投稿で短い上に拙いですが、お暇な時にご覧いただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-10 17:16:59
2155文字
会話率:19%
ヒナちゃん「……規約違反者よ、辞世の句を詠むがいい」
規約違反者「え、冤罪だー! ヒナプロジェクトちねえええええええッ!」
ヒナちゃん「ッッッ、イヤーーーーッ!」
規約違反者「あばーーーー!? サヨナラーーーーッ!」
※ナイスな言い訳とか
、BAN回避方法については触れていません(*´ω`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 07:27:45
1587文字
会話率:0%
【注意】当作品は正式公開する為の試験投稿です。ご留意ください。
【 あらすじ 】
ある日、俺は交通事故で死んだ……らしい。まぁそんな事、覚えているわけがない。神様に言われて初めて知ったよ。
今、居るのは360°真っ白な空間。
神
様が言うには、歩きスマホで赤信号を横断したかららしい。ダンプカーに轢かれたんだとさ。テンプレかよ!!!死に方テンプレってどうよ!?
何とも呆気ない死に方だ。まだ辞世の句も考えてなかったのに……
複雑な気持ちでいる俺を横目に、優しそうな笑みを浮かべる神様は、ある一つの提案を持ちかけた。
「転生してやり直してみない?」
どうやら、今まで生きてきた現世ではなく、異世界と言われているところへの転生らしい。魔法がバンバン使われているファンタジー世界ってさ。
それを聞いた俺は、神様の言うことを二つ返事で了承した。……まさかあんな事になるとは知らずに。
あれ?……………俺のナニがない。昨日まであった大事なものが消えてる。
【悲報】ワイ将(23)、どうやら美少女(12)に転生したようです。
ねぇ、こんなの聞いてないんだけど。神様、これってクーリングオフ効きますか?……えっ、無理?そんなの嘘だぁああああああ!!!!!
俺のエクスカリバーぁあああああああ!!!!!!!!!
※現在、試験公開中です。(1/4〜1/7)
正式公開するにあたり、内容変更の可能性が高いのでご了承ください。
※アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-05 10:00:00
6399文字
会話率:22%
「キサマより、ミミズの方が有益だ」
ササナの国王陛下、松葉杖の少年王が毒をもられた?! 公爵子息、ローデリック伯爵(別名、悪童リック)は父の密命で、隣国へ赴き毒の入手経路を調査することに。
道中の護衛はなんと初恋の女騎士、メディシーナ。
「懺悔の時間をやろう。一。時間だ」
「一秒かよ!?辞世の句すら読めねぇよ!」
二人は無事任務を果たすことができるのか? そして、素直になれない片思いの行方は?
エブリスタ(別名義)より転載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-19 21:32:58
185746文字
会話率:54%
動かねば 闇にへだつや 花と水
沖田総司 辞世の句
大刀を損じれば小刀を抜きなさい。
小刀を損じれば鞘で、鞘を損じれば素手でも戦いなさい。
戦場では誰も待ってはくれないのですよ。
最後まで戦い続けたかった、新選組で有り続けたかった死に間
際の沖田総司。
沖田は、池田屋で吐血、戦線離脱して以降禁門の変、第一次長州征伐、戊辰戦争を参加せず、大阪にて当時死病と呼ばれていた結核の治療のため、幕医である松本良順に匿われながら療養を続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-23 23:44:37
1344文字
会話率:36%
私の名前は山下久美だった。東都マンガフェスタからの帰り道、私は暴走車にひかれる。大量の薄い本を地面に撒き散らして、私は「せめて、全部読みたかった……」と辞世の句を残して死んだ。でも、薄い本に抱える想いが強すぎたのか、私は転生していた。今の
名前はアルネ=モア=ブランソン=エドフェルト。公爵家の次女だ。ああ、貴族もののBL本を描き続けていた私にとって最高の転生先だ! 私は転生先でも、薄い本を作り始め……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-20 21:04:00
4669文字
会話率:10%