蛇と蠍、そして赤い星。
人里離れた小さな村で平穏な日々を過ごし、争いとは無縁の人生を送ってきた少年が、ある日を境に一族の因果を背負わされる。
何も知らないまま生きてきた無力な少年は、赤い閃光によって全てを掻き消され、後戻りのできない因
果の戦いに巻き込まれていく。
何も知らないまま、平穏に暮らす毎日が幸せだった。しかしもう二度と、少年には平穏な日々は戻ってこない。
これは、ただの無力な村人だった少年・シャウラが、赤い星から授けられた力を使い、一族の因果と決着をつける物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 18:30:00
29177文字
会話率:17%
◇◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆◇
イヴの声
「わたしたちの暮らしている星は……ううん、星ではなく宇宙船と言ったらいいのかしら……それは、とてもとても、とてもとっても、大
きな、大きな大きな輪っかなの。
(イラスト 101 01)
わたしたちはこの輪っかを、リングとか大地とか読んでる。リングは、ある星を中心に回っていて、わたしたちのリングの他にも、内側に一つ、そして外側に2つ、大きなリングが回ってるの。
このリングは、誰もが人工物だと思っている。だって夜空の他の星とは、あまりにも形が違うから。昔は、リングは神様が作ったって言う人もいたけど、いまではそんなことだれも信じていないわ。
そして、わたしたちの中心にある星、その赤い星は、メーテラっていう名前で呼ばれてる。その星は、もう死んじゃった星だって言われてるわ。星にはとても大きな目玉の模様が描かれてる。その目玉の大きさは、学者さんが調べたところ、端から端まで80万マイルはあるって言われてるわ……そして、地表の大半は、赤い砂漠と、廃墟になった建物で覆われているの。地表には、水もないし生きた生物はいない……だから、あの星はもう、死んだ星だって言われてる。
なぜそんな細かいことまでわかるか話すね。
わたしたちの住んでる土地はずいぶんかわってるから、むかしからいろんな人が夜空を見上げて、どうして世界がこんな風になってるのかって考えたの。だから、天文学がすごい発達してる……天文学はすべての学問の基礎なの。そして、星を見上げるために望遠鏡がたくさん作られた。
わたしたちは、その望遠鏡でいろんな場所を観察した……メーテラも、他のリングも。そして太陽や、太陽をまわるほかの惑星も。
(イラスト 101 02)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-22 16:53:52
29640文字
会話率:44%
コロニーでの任務で怪我を負い、入院していたユニスの元に次の任務の知らせが届いた。
任務の内容は新兵器の設計図の奪取。
故郷の火星からはるか遠くの地球で任務を達成することができるのか!
最終更新:2024-11-06 18:00:00
2871文字
会話率:35%
見た目は少年、中身はジジイ。不老の英雄アイム・ユニティは千年前、大地を砕こうと宇宙より飛来した「赤い星」を逆に砕き、自分達の星を救った。ところが災厄の欠片は微細な粒子「怪塵」と化し、大量に取り込んだ獣を狂わせ、時には「怪物」を形作り人々に
害を及ぼすようになった。
千年後、どうしても完全に滅することのできない「怪塵」との戦いを続けていたアイムは、人類の天敵であるはずのそれを自在に操る少女が現れたという噂を聞く。にわかには信じられなかったが、件の人物の足取りを追った彼は本当にその「怪塵使い」を発見した。
しかし、その少女はとんでもない臆病者。世間知らずで頭脳は幼児。鈍くさく、挙句に自分を嫌っている陽母教会に育てられた修道女。
彼女の能力に怪塵との戦いを終わらせる希望を見たアイム。果たして彼は、このポンコツシスターを無事「英雄」に育て上げることができるだろうか?
見た目はボーイ・ミーツ・ガール。中身はジジイ・ミーツ・ベイビー。何もかも正反対の二人による、星の大掃除が今、開始された。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 10:13:08
482385文字
会話率:47%
そこはとある恒星を中心に3つの惑星が並ぶ惑星系だった。
一つは魔法の発達した青い星「セイルー」
一つは身体能力が発達した人々が暮らす赤い星「レセキッド」
そして、機械文明の発達した黄色い星「イコウ」
3つの星はいつも近くにある3
つ子星だった。
ただ、3つ子星といってもそれぞれが仲が良かった訳ではない。星同士の交流はある程度あるものの、それぞれが己の星が1番という自負のもと、他の星を貶めている状態であった。
そんなある日、星の侵略者という者たちが現れた。各星は侵略行為に対し全力で抵抗をしたが、それも虚しく3つの星は彼らの支配下に置かれることとなった。
そして、侵略者に共に連れてこられた魔物達によって、各星は蹂躙されようとしていた。
この話は、その侵略者に立ち向かう3人の若者を描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-13 23:20:45
402841文字
会話率:43%
テントの中で寝ていた旅人は、突然テントの中に差し込んできた眩い光と轟音で覚醒した。
なろうラジオ大賞5参加作品です。
最終更新:2023-12-16 13:00:00
1000文字
会話率:0%
てんびん座のβ星、「北の皿」はエメラルド色に見える不思議な星です。その秘密に迫って見ました。
私は「北の皿」のことを、逢乃 雫 様の詩「星の旅には、エメラルドの風」に登場する星から知り、とても興味を持ちました。逢乃様、ありがとうございます。
最終更新:2023-05-25 11:00:00
428文字
会話率:34%
ソビエト連邦共産党の秘書として働くイワン・ペトロフは、党や国家や指導者への忠誠や敬意を示し、自分の意見や感情や欲望を抑え、自分の人生や社会や世界に疑問や不満を持たないようにする。彼は常に監視されており、不適切な発言や行動があれば厳しく処罰さ
れることを恐れる。彼はそれが正しいと信じており、それが幸せだと信じており、それが自分の人生だと信じている。彼は赤い星の下で生まれ、赤い星の下で育ち、赤い星の下で死ぬ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 22:12:14
2491文字
会話率:0%
火星生まれの火星育ちである少女ミシャオナは今日も元気に農園の仕事へ向かう。
しかしそんな彼女の元へネットで知り合った美少女の友人、レーメルから緊急の連絡が入る。
『ミシャオナ! 今すぐ防護服を着て! そこは危ない、早く!!』
火星を、い
や人類を巻き込むこの事態にミシャオナはどうすればいいのか?
慣れないSFに何を考えたか突入する、さいとう みさき。
果たしてまっとうなSF小説になるのか?
コメディーなしで何処まで書けるか?
ちょっとガチなSFです。
*本作仮想化学ですので事実と異なる描写がある場合がありますのでご了承ください。
*表現が上手くできず、言葉の意味と内容が違っている場合もあるやもしれません、ご指摘ご指導いただけますと助かります。
*今回ギャグなし、コメディーなしとなります。
*とあるコンテストに間に合わなかった作品なので更新は不定期になるやもしれませんが予めご了承ください。
*誤字脱字の常習犯なので、ご指摘いただけますと大変助かります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-07 05:00:00
118241文字
会話率:37%
これは、星を好きな少女が、星を嫌いになるまでの話。
みういは、星が好きな女の子だった。
陸はそんなみういの関心を集めたくて、たくさんの星の情報を集めた。
そんなある日、陸が手に入れたのは商店街のどこかにある、「幸福の星」の話だった。その星
に祈ると願いが叶う――二人は、さっそく星を探しに商店街に向かった。
赤い星に二人は願う。
少女は、その願いが叶うと無条件に信じた。
少年は己を鼓舞するために星に願った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 12:00:00
7513文字
会話率:30%
バイト先にちょっと気になる彼がいる。人当たりのよい爽やかな彼が作ってくれるまかないのオムライス。
マニュアルと違った盛り付けの意味は?
なろうラジオ大賞4応募作品です。
最終更新:2022-12-06 18:00:00
973文字
会話率:39%
「国家権力を握り、独裁者となった1人の男」と、「独裁者によって混乱の社会へ巻き込まれる1人の青年」の2人の立場から狂った社会の変遷を追う「半分現実、半分フィクションの物語」です。
※この作品はフィクションです。実在の人物団体事件とは一切関
係ありません。
※この作品は、他の小説投稿サイトでも連載させていただいております。ご理解ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-12 17:55:33
612文字
会話率:17%
夏の北海道のペンションにポルトガルから女が尋ねてくる。
女の目的は、スペインの侵攻からポルトガルを救うことだった。もうすぐスペインのポルトガルへの侵攻が始まる。スペインの力は巨大で、攻め込まれれば一気に征服されてしまう。だから、ある蛇に会
いに来た。この北海道に生息している特殊な蛇には、人の願いを叶えられるという不思議な力があると言い伝えられてきた。その蛇を探し出しポルトガルを救うという願いを叶えてもらうために、はるばるポルトガルから女はやってきた。
様々な人の助けを借りて、女は蛇に会うことができる。だがその蛇は女に教える。「君の願いを叶えてあげるためには、赤い宝石が必要だ」女は赤い宝石のことは知らなかった。だから途方に暮れる。
「ついさっき赤い星が落ちていくのが見えた。誰かが赤い宝石を手に入れた証拠だ。きっとすぐ近くに赤い宝石を手に入れた人物がいる。それを見つけるんだ」と蛇は女に教える。
赤い宝石を手に入れた人物に女は出会うことができる。その人物も不思議な伝説に導かれて赤い宝石を手に入れた。ポルトガルの女は、その人物と一緒に再び蛇のところへ行く。蛇は赤い宝石を見て嬉しそうに語る。「これで舞踏会に行くことができる。舞踏会に行けば願いを叶えてもらえるよ」
赤い宝石の力で、蛇と共に天上の世界に向かう。天上の世界では舞踏会が開かれていた。その舞踏会の幕が開いたとき、ポルトガルから来た女の前に画家が現れる。画家は女をモデルに絵を描いている。そして「この絵は何か足りないような気がするんだ。何が足りないか教えてくれないかな」と女に問いかけてくる。女はポルトガルでの日々を思い出し、その足りない何かを導き出す。それを画家に教えると、画家は満足そうにする。そして画家は女の願いを叶えてあげる。
再びポルトガルは救われる。日本の北海道に生息する不思議な蛇の力によって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-02 14:06:41
104732文字
会話率:25%
世界に突如現れた恐ろしく、悍ましく、不快極まりない姿の獣達。世界を穢し、命を奪い、害をなす異形なる獣、人々はそれを異獣と名付けた。
異獣は強大であり、異能な力を有していた。それでも人々は抗い、異獣から得られる異石を使い強力な武器と防具を
作り、異界ハンター協会を設立した。六ツの全ての都市に協会はあり、人々を異獣の脅威から守っている。
故郷の村を異獣に滅ぼされたケンは、親友のヒュームと共にベテランハンターベンに弟子入りし、異獣ハンターとなる。
ハンターとしての日々を送る中、ある日空から赤い星が落ちてきた。赤い星にケンが触れるとなんと死んだはずの妹、リンダの姿へと変わった。そしてリンダを狙い敵対組織、そして恐るべき異獣が襲い来る。
赤い星の正体は何なのか?何故死んだ妹の姿になったのか?そして何故リンダを狙うのか?
自分と向き合い、それを確かめる為に、ケンは仲間達と共に世界を旅する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-08 22:27:58
310069文字
会話率:55%
タリアはある日、恋人の不定の現場を目撃してしまう。傷ついたタリアは恋人を物理的にぶっ飛ばしてその場を走り去る。
しかし、その翌日から何故か見知らぬ男に目をつけられて付きまとわれる。
ややストーカー気質の男に狙われた女の子が、何だかん
だと流されながらも幸せになるお話。
*シリアスはほぼありません。
*クズ男へのざまぁは最後に少しあるけどかなり薄めです。
*全部で2~3万字程度の予定。一応完結までは筋道つけているのでエタったりしないと思いますが、多少見切り発車なので今回は1話ずつの投稿です。
*他サイトにも重複して投稿の予定です。(まだしてませんが……)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-22 20:05:28
62085文字
会話率:35%
人類が放牧と農業、そして狩りで生きる事の出来た時代、昼なのに空が暗くなり星が煌めき、宇宙から幾つもの機械の街が降って来た。人々はそこに移住して住むようになり、そこで何故か友好的なアンドロイドや人造人間などと共にそれぞれの発展を遂げて行った。
そして、街が降って来てから1000年経ったある日の事、まだ明るい空に赤い星が光り輝いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 23:03:24
54158文字
会話率:50%
星降る夜に、ルーシー・サバラスは連れ去られる。
彼女の行く先は、はるか彼方の赤い星。
『ノストラ2075』と平行的に起きた事件の物語。
これはSFなのか?予言なのか?戯れ言なのか?
多くの科学的事実に裏付けされた予測なのか?
半世
紀後に、あなたはこれを体験するのだろうか?
この物語の大半はフィクションであり、実在する個人、団体、国家、思想、宗教などとは、なんら関係はありません。
今の所は・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-14 12:00:00
49589文字
会話率:35%
正直詩でもなんでもない、文字を連ねただけです。私の話ではない。でも、たまにふらっと書きたくなる時があって、恥ずかしくてもそれを大切にしたいです。
最終更新:2020-07-19 01:08:58
476文字
会話率:0%
白昼夢のようなものを文章にしてみました。
最終更新:2020-02-21 15:28:17
716文字
会話率:0%
【第一部完結】
「黄色い空を跳び、赤い星に挑む」
時は全天時代。赤い暴漢に襲われた黄空(キソラ)ひたきはパワードスーツを手に入れる。〈空〉を自由に駆けることの出来るパワードスーツを手に入れた彼女は、居合わせた元(ハジメ)いろはという少女を
守るため、赤い暴漢に立ち向かう。
アメツチデバイスという名のいろはの父親が作ったパワードスーツを巡って彼女たちは赤い暴漢と警察に追いかけられる立場に置かれる。
黄空ひたきは元いろはを守るため、そして自分自身が生きるため戦うこととなる。
全天時代。それは全天コンピュータの台頭と光加速ワープの発明で星と星とを行き来できるようになった時代。
エメラルド恒星系の首都惑星リリークリーフに住む製薬会社の営業・黄空ひたきは出張の帰りに宇宙港で元いろはと出会う。
彼女の父・元天地(アメツチ)は科学者が集う惑星キューブヒルズの研究者だった。
天地からの届け物であるアメツチデバイスは空を飛べる〈空〉や太陽のごときエネルギー弾を射出できる〈星〉などのバリエーションがあるパワードスーツであった。
〈星〉を纏った赤い男に対抗するため〈空〉を纏った黄空は己れの身を守るため空を駆ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-22 21:00:00
100594文字
会話率:40%