デスティーノ・ジラソーレ。
「クリーンな社会」を目指すべく、死刑制度が廃止された現代の日本。
世間の流れに甘えた犯罪者たちと、事実上お役ごめんとなった警察組織。
いつでもどこでも、犯罪は起こる。
主人公・日楽陽(あきらはる)は、とある
楽器店に勤める"普通"の23歳・・・・・・のはずだった。
そう、マフィアの世界に巻き込まれるまでは。
目には目を。歯には歯を。悪には悪を。
どうしようもねぇクズには俺たちクズが制裁を!
反社×一般人が織りなす、勧善懲悪エンタメサスペンス
拳銃? ナイフ⁇ そんなのいらない! 私はトランペットで生き残るーー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 23:46:12
16522文字
会話率:22%
十五世紀から十八世紀にかけて頻発した凶行――魔女狩り――
六万人近くの人間が処刑されたとも言われる一連の騒動によって、"本物の魔法使い"たちも淘汰された。事態を重く見た一部の魔法使いは魔法を使えない者との決別を選択。自
分たちの楽園とも呼ぶべき『もう一つの世界』を作り上げた。
地球上からは、あらゆる神秘が消え去った。
それから二百年後。
東京本庁で警察官を務める女性、朝霧桃香(あさぎり もか)は犯人の追跡中に"本物の魔法使い"に遭遇する。災難に巻き込まれていく中で朝霧の中の魔法が覚醒する。魔法の存在、もう一つの世界の存在を知ったため、そして何より朝霧自身の『悲願』の達成のため、彼女は魔法世界の警察組織、『封魔局』へ入隊する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 18:03:14
2185834文字
会話率:26%
魔法世界の警察組織特殊部隊員のミストリナはとある失敗の罰として約二ヶ月間の謹慎処分を受けていた。その最中訪ねてきた友人に誘われ彼女は今人気の『人形劇』を見ていく事となる。しかし其処は、黒い気配の漂う怪しい劇場であった。
この短編は『カルミ
ナント〜魔法世界は銃社会〜』の外伝作品ですが、本編未読の方でも楽しめます。尚、本編の時系列としては1章の続きとなっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-15 00:24:06
22166文字
会話率:55%
特殊能力『アビリティ』を持つ能力者、『アビリティブ』が繰り広げる警察組織のお話。
主人公はアビリティブの集まる警察組織『射撃手(ガンナー)』の狙撃手(スナイパー)部隊。
コードネームは『フェイト』。
最終更新:2024-04-30 11:56:09
5032文字
会話率:9%
主人公は川下 英字は公安警察組織犯罪対策課の捜査官。ある日、海外の大手ホテルチェーン"ワールドツアラーズ社"が武器密輸などの違法活動に関与しているとの情報を得る。上司の命令で同社へ潜入捜査を行うことになった。
しかし、潜
入中に組織の内情を知り過ぎたためか、川下は監禁されてしまう。さらにそこで上司が説明出来ない不審な行動をとっている証拠を突きつけられる。彼は狂気に満ちあふれる世界へ踏みいて行くことを決めワールドツアラーズ社に移籍するし全ての元凶を探る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-27 00:00:17
768文字
会話率:0%
未だ神秘と人の共存する惑星、エム・フォーティに引き摺り込まれてしまった主人公、雨宮邦和。
紆余曲折あってウェイト・ビーツという新たな名前を与えられた彼は、芸術の都カルナバルで、唄と詞を食べる霊獣に仕える警察組織、「楽士」として働くことにな
る。
様々な事件、仲間との友情、恋、先輩からの叱咤など、かつての自分では考えられない充実した生活の中で、ウェイトは自分にできること、しなくてはならないこと、そして本当にしたいことを見つけていく。
今日も彼は前向きに、神話と共に生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 13:32:48
150526文字
会話率:44%
間も無く建国二百年を迎える耀青国の首都蕭洛は、十日前からその繁栄とは真逆の不穏な気配に包まれていた。縮緬問屋安芸月、米問屋栄屋、油問屋箕松屋と、三件の連続火付け押込み事件が起きていたからである。五十一年前都を暗躍した凶賊狐火と同じ、家人奉
公人を皆殺しの上放火と言う残虐な手口に、人々は狐火の再来かと眠れぬ夜を過ごしていた。
そんな中、何故か伝統的に仲の悪い警察組織清竹と火消し集団桐水は、一向に何の手掛かりも摑めぬ現状を打破する為に共同での夜警を開始する。清竹唯一の女性警吏紅子と組んだのは桐水一の女誑し武早とそのお目付け役大和だった。初対面時から口説きに掛かる武早にうんざりしながらも、紅子は独自の情報網を用いて密かに捜査を開始する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 07:00:00
167871文字
会話率:25%
人類防衛機構。それは警察組織や軍隊などでは手に負えない犯罪組織や危険生物に対処するために創設された、主にサイフォースと呼ばれる特殊能力を持つ女性達こと防人の乙女が所属している国際防衛機関である。そしてそんな人類防衛機構は……近年活動を始め
た謎の国際窃盗団『シュライン』に手を焼いていた。シュラインの構成員は如何なる防衛機関……たとえ人類防衛機構の防人の乙女の警備だろうと、その穴を、まるで情報が漏れていたかの如く正確に狙い、もし盗みが不可能だと分かると潔く逃げおおせてしまう厄介な相手だったのだ。そしてそれ故に人類防衛機構の上層部は、もしや情報漏洩があるのではないかと疑い、試しにシュラインを追うための特殊部隊を組織するのだが……。
この作品は「N9157EU」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 15:00:00
9160文字
会話率:25%
【それでも…それでも私は…〈復讐〉を選ぶ】
―――――――――――――――――――――――――――――――
どこにでもよくある、剣と魔法の世界。強い雨と雷が五月蝿いだけの【普通】の日、のはずだった。
幼い少女であった『リーサ・レインメア
』は目の前で父を殺された。雨雲のせいで部屋は暗く、父を殺した人の顔は見えなかった。何もできなかった自分と何故殺されたかもわからない父の死体を前に、ただ少女は呆然とし、絶望するしかなかった。助けを呼ぼうと叫び、家を飛び出す母の声も、うっとおしく思っていた雨と雷の音も聞こえなくなっていた。
だが、この日を境に物語の歯車は動き出した――――
【その日、少女は復讐を選んだ】
―――――――――――――――――――――――――――――――
復讐を誓い、大人となり警察組織に入り父を殺した犯人を捜すリーサと、彼女と時を共にする個性豊かなメンバーばかりの民営の警察組織【飛警団】が、悪の組織や革命軍に立ち向かう〈王道×ダーク・ファンタジー〉
―――――――――――――――――――――――――――――――
不定期更新になると思いますがよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-12 16:25:36
12945文字
会話率:54%
地球のあらゆる場所で小さな機械虫によって未知のウィルスが撒かれ、世界は豹変した。感染した者は暴徒と化し次々と人を襲い喰らう。人々の抵抗もむなしく殺戮の連鎖はひろがっていく一方だった。釜ヶ崎というところもまた凄惨劣悪な状況と化し、宇宙人を狩
るゲームの中毒プレイヤーだった天芭実影も巻き込まれる。彼自身は命からがら市民ホールに避難することができたが、人口の関係で都会はより被害が大きく、実影は横浜に行った双子の妹を救出するために無謀な旅に繰り出す。自衛隊、警察組織さえ機能を失い、もぬけの空になっていた装甲車の荷台から取った銃で感染者たちとの血なまぐさい戦闘を余儀なくされる。法機能がないためにすでに生きるか死ぬかだけが唯一のルールとなっている。パンデミックを生き残るも、人類の文明は崩壊しその数はわずかとなった。実影は崩壊時代を生き延び、やがてウィルスの真相へと近づいていく。
ジャンル:【ゾンビサバイバル】【スリラー】一部暴力的(銃乱射など)な表現を含むためR15
https://bookbase.jp/books/194にて全編発売中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-19 07:25:06
14061文字
会話率:24%
時は戦国時代。
月から来訪者が現れ、自動車にスマホ、AIなどハイテクな技術が伝えられ時代は一変する。田舎に住んでいる真白は性別がなく、並外れた脚力と聴力で地球人なのか月の国の人間『かぐや』なのか識別できない存在だった。そんな彼女は各地を転々
と放浪するが、ある日正体不明のかぐやに力を奪われ体が幼児化してしまい、戦国大名織田信長に仕える警察組織『幻夢組』に拾われる。幻夢組での生活は想像よりも平和(バカが何人も居る)だが、対かぐや殲滅組織を裏の顔とする幻夢組はちょくちょく命がけの仕事も入る。
『真白』
人を愛し愛される勇気。
人に護り護られる覚悟。
大切な存在のため、彼らは戦う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 00:21:06
29247文字
会話率:38%
投資の依頼を受けた浜安は怪しいと思い調べて行くと相手が詐欺師達である事が分かったが警察組織が逮捕を出来ないでいる現状を知る。証拠を揃えて警察と追い逮捕に辿り着くまでを書いたリアルタイム事件小説。
最終更新:2023-12-16 02:54:01
28736文字
会話率:34%
投資を依頼された浜安は怪しいと思い調べて行くうちにその相手は詐欺事件の犯人達だと分かったのだが、警察組織が逮捕を出来ない現状を知る事になる。そこで証拠を揃えて警察と追い逮捕に辿り着く。犯人がニュースでの逮捕をされるまでリアルタイム事件小説。
最終更新:2023-12-16 02:40:55
48792文字
会話率:15%
警視庁。
それは犯罪を犯した人間を取り締まる警察組織の本部である。しかしそんな警視庁の人間でも取り締まれないものがある。
この世には未解決の行方不明事件や殺人事件が山のようにある。
そういったものは大体が警察が捜査しても不可解な点が多く、
解決まで行きつかず時間だけがただ過ぎていってしまう。
こういった奇怪な事件を解決し、未然に防ぐ事を目的として立ち上げられたのが、警視庁特別犯罪室特務ゼロ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-02 12:19:56
12667文字
会話率:36%
【※ご注意】
この小説は、第一部『ユリア・ジークリンデ (1) 〜遥かなる亡国姫〜』の続編となる物語です。
約千年前に役目を終え、亡国となった小国家ヴァルブルクがあった地──旧ヴァルブルク領。
その地が故郷であり、ヒルデブラ
ント王国の英雄として名が残されているユリア・ジークリンデは、戦争を共に駆け抜けた星霊アイオーンと縁の深い現代人たちとともに、ヴァルブルクの地で起きた事件を解決することができた。
ユリアとアイオーンは、その事件で友であるテオドルスと約千年を越えた再会を果たし、ともに現代で人生を歩むことになった。
その後、ユリアたちは、ヒルデブラント王国の女王から『極秘部隊』の一員となってほしいと頼まれる。それは、警察組織では対処できない、あるいは世間から隠したほうがいいと思われる事件を担当するで組織であった。ユリアたち八人は、組織の中でも独立した特務チームとして他国の事件を調べることとなった。
ユリアたちが任務のために向かうことになった国は『アヴァル』と呼ばれる小国だった。古の時代に、神々が作ったという聖杯が国のどこかに眠っているとされている。聖杯を題材とした伝承や伝説は、現代にも語り継がれており、創作の題材としても愛されている。
その聖杯と思しきものが、つい最近になって地下遺跡の中で発見されたとのことだ。しかし、それは伝説とは似ても似つかない呪いの遺物であった。それを発見した当時の調査隊が聖杯に触れると、聖杯は遺跡を破壊し、触れた者が精神に異常をきたした。聖杯が人を拒んだがゆえに、調査隊は遺物の回収を諦めたという。
その後、再び聖杯の存在を確認にいくと、それは忽然と姿を消していたという。持ち去られたのか、はたまた聖杯がひとりでに動いたのか。そもそも、その聖杯と思しき遺物は、なぜ害を振りまくのか。なぜ、地下遺跡に安置されていたのか。残されたのは、謎のみであった。
聖杯は沈黙する。しかし、誰にも聞こえることのない声を上げていた。その声は『死神』を呼び、そして『死神』は、ユリアと出会ってしまう。
『死神』の正体は何か。そして、聖杯の声の主は誰なのか。
これらの謎は、はたして──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-07 10:12:44
266961文字
会話率:49%
タイムマシンが実用化してから、十五年が経つ。
二〇四五年の日本大阪。警察組織は一般犯罪を取り締まる【日本警察】と時空犯罪を取り締まる【時空警察】に分かれていた。
月野雪菜は現役の時空警察官からの推薦で時空警察官となった。雪菜を時空警察
官に推薦した黒須信明は、雪菜をタイムトラベル事業が始まった二〇三〇年に派遣させた。そこで雪菜は籠野武という時空犯罪者と出会う。彼は過去に戻って、競馬で不正に稼ごうとした。彼には不思議な点があった。タイムトラベルのルールに、タイムマシンには物は持ち込めず、確保した時に所持していたお金の出所が不明。事件解決関係なく、時空犯罪者は元の時代へ移送される為、雪菜は二〇三〇年で捜査にあたる。しかし、タイムリミットが訪れる。何も解決できないまま、捜査は打ち切りとなった。納得いかない雪菜は捜査を続行するも、二〇四五年に戻るよう告げられた。
二〇四五年。世間で騒ぎになっている日本警察官不祥事事件。現役の警察官が立て続けに問題を起こしていた。全員が揃って無実を主張し、全員が【赤い目の人物】を見たと話す。
その渦中にいた夏目陽介は時空警察へと配属となった。不祥事を起こした日本警察官のほとんどが、時空警察の異動を断った。陽介は実績を挙げ、日本警察に戻るつもりでいた。
時空警察第二室に所属することになった陽介は月野雪菜と出会う。出会って早々、雪菜から辞職を勧められる。理由は初めての時空犯罪に関わって知ることになる。時空犯罪の探知を受け、現場に急行する雪菜と陽介。未来から来た男性は、この後起きる大阪駅の大事故に巻き込まれる恋人を救いにやってきた。それは歴史を変える行為であり、許されることではなかった。
命を救いに来たという男性の確保を躊躇する陽介と、関係なく確保にあたる雪菜。歴史改変はどんな罪よりも重い。
時空警察官として歴史を守る月野雪菜、命と歴史を両方守ろうとする元日本警察官の夏目陽介は衝突していく。
そして、フルーツバスケットが完成する時、二人の運命が動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 19:29:10
90247文字
会話率:55%
警視庁地下に極秘に存在する組織、『オモイカネ機関』……通常の警察組織では取り扱わない事件を専門とするこの部署では、事件捜査の過程で遭遇する存在も狂人やこの世ならざる怪異など、およそ人知の及ばない存在ばかりである。
しかし、これから紹介する事
件記録では、そのような存在と適切に関わるためのヒントが見つかるかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 23:12:18
327485文字
会話率:49%
警視庁の地下には、警察官の中でも一部の者しか知らない極秘にされた場所が存在する。
その場所では、世間一般の警察組織では太刀打ちできない事件を専門に扱っている。
そう言った案件を受け持つ者達も、当然通常とは異なる感性を求められる……が、彼らが
今まで出会ってきた事件は、そんな彼らの精神さえも疲弊させる、凄まじいものばかりだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-12 22:20:13
302328文字
会話率:45%
警視庁の地下には、警察官の中でも一部の者しか知らない極秘にされた場所が存在する。
その場所では、世間一般の警察組織では太刀打ちできない事件を専門に扱っている。
サイコキラー……悪魔……怨霊……
この世の影に属する者達は、常に光に属する者達に
危害を加える。
その場所に設けられた組織は、そんな影に属する者達を排除するために誕生した……
だが、誰も気づいていない……
その組織に属する者さえも、この世ならざる存在であることを……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-11 17:43:10
210612文字
会話率:30%
近未来の日本では治安が悪化し、警察組織は増加する犯罪に対処しきれなくなりそれに加え度重なる不祥事と失態で警察の信用は地の底へと落ちていた。
その状況に対処すべくひとつの制度が導入が検討される。臨時特別捜査官任用制度、通称民間刑事制度と呼ばれ
ており、民間人を捜査に参加させることで警察官の不正防止や本人の得意分野を生かした捜査で円滑な事件処理ができると期待されている。その試験運用に参加した探偵の原田正和(はらだまさかず)は配属された事件で苦難を味わうことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-30 01:32:08
10010文字
会話率:51%
これは、都市伝説を基に巻き起こる奇妙な事件に対処する怪奇課の奮闘を描く物語。怪奇課とは、昨今の奇妙な事件に対処するために警察組織が新しく設立した怪奇事件特別捜査課、略して怪奇課が怪異の仕業か?それとも誰かの作為的なものなのか?を解き明かし、
解決していく物語。主人公は、出雲美和《いずもみわ》。容姿は色素の抜けた真っ白な髪に神鏡をぶら下げている。そんな彼女と怪異との結末は如何に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 22:00:00
35942文字
会話率:77%
2220年治安悪化を受け新規設立された秘密警察組織【魔装秘密警察】
彼女らの戦いが始まる
最終更新:2023-04-10 21:54:32
6644文字
会話率:58%
【本作に寄せられたレビュー抜粋】
・『まるで大作映画を見ているような作品』
・『主人公は、(中略)必要悪になる強さを持った人物で、甘く優しいチートに甘えるタイプとは一線を画していると言えます』
・『もしこの作品が書籍化されたら、私は買います
。書籍化どころか、アニメ化や映画化などもして欲しいです』
・『緊張感のあるお話ですが、主人公の友達が時々ほっこりさせれくれます。緩急が上手いのでどんどん作品にのめり込んでしまいました』
あらすじ
人類のほとんどがマイクロチップを装着した世界。
ある日、そのマイクロチップに成人を対象としたアップデートが実施された。
そのアップデートに含まれていたのは、人間の理性を奪い、人をゾンビのような化け物に変えるプログラムであった。アップデートによって大人たちは理性のない、人を襲う化け物へと成り果て、残された子供たちは大人のいない絶望のネバーランドを生き抜いていくことになる。
そんな中、一人の高校生が学園を導き、新たなる秩序を創造していく。
風紀委員会は警察組織となり、校外委員会という武装組織が生まれ、校内で独自通貨が発行され、校則は校法へと名を変え、支配者と被支配者が生まれ、学校間で宗主校と植民校という外交関係が発生し、生徒会は政府組織《政徒会》となった。
それを指導したのは、生徒会長である主人公・アキであった。
彼はこう宣言した。「僕たちこそが、学園こそが、この世界の終わりという洪水に抗う方舟である」と。
仲間たちの死、裏切り、依存、暴力、正解と間違い、結果の見えない決断と、指導者としての責任……。大人の消えた絶望のネバーランドの中で、優しかった主人公は徐々に変わっていく。環境が、時代が、世界が、普通の高校生を国家の偉大なる指導者へと変える。
コンピュータウイルスによって発生したゾンビたち。
大人の消えた世界。
世界を崩壊させた大企業の創始者。
そんな終末に抗う高校生たち。
彼らが築いた学園国家・校国。
国父と呼ばれた高校生。
……そしてやがて、学園は国家となる。
※かつて投稿していた同作品名の作品を改稿し、設定を改変したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-08 00:46:32
334550文字
会話率:43%
吸血鬼メネスは、軌道エレベーターに造られた「浮遊都市」において、連続殺人犯ヘクトールへ復讐を誓っていた。ヘクトールはメネスの同族であるエミリーを通して、予告状のように現れるところを送ってきていた。メネスは二年間、それに翻弄されながら、追い続
けていた。
ある時、予告状の通りの場所に行くと、「ゲームの始まり」と書かれた手紙を見つける。それと同時に、メネスは警察組織ブリシアからヘクトールの濡れ衣を着せられる。鬼、妖狐、魔女を加えたブリシアに敗れたメネスだったが、濡れ衣が晴れた。そして、ルーカスという指揮官の下、ブリシアの元で魔女のアリサとタッグを組むことになる。
メネスはヘクトールからの手紙にあった「親愛なる友人を訪ねるように」とのメッセージを受け、エミリーの元を訪れる。しかし、エミリーはいなくなっていた。代わりに手紙があり、そこに記された場所に行くと、ヘクトールからの手紙があった。「なぞなぞ」と称したゲームを突き付けてきたヘクトールへ、二人は立ち向かうことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-25 17:10:11
100072文字
会話率:44%