モンスターによって汚染された被災地の清掃が、俺の仕事だった。
ある日、教皇庁から被災地に一人の女性騎士が派遣されてきた。
復興を手伝いたいと言う彼女に、俺は試す目的で汚物の前で告げた。
「シャベルがもうないみたいだ。あんたは手でこれを片付け
てくれ」
彼女は――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-26 18:10:00
10033文字
会話率:54%
生まれた時から膨大な魔力量を持ち、神童と呼ばれ周りから大切に育てられてきた少女、ユア・ルクタス。
墓守の家に生まれつき、世間から不吉・穢れた存在と忌み嫌われてきた少年、クラル・エイベルト。
二人が初めて出会ったのは、墓地の入り口へと続く
道の途中にある大きな木の下。木陰に隠れて泣いているクラルをユアが見つけ、声をかけたのが始まりだった。
年の近い二人はすぐに仲良くなり、遊ぶ時はいつも一緒だった。
ところが今から八年ほど前、国を覆う結界が破壊され、近隣の魔物が町に攻め込み人々を襲う事件が発生した。
多くの被害者を出したこの事件で活躍を見せたのは、クラルを含む墓守一族だった。彼らは被災地に赴き、今まで散々忌み嫌われ、避けられてきた弔いを行い、送り火を上げて残された被災者の心の傷を癒した。
そのことが高く評価され、特にクラルの活躍を目の当たりにした国王は、エイベルト家に栄誉を与えた。
しかしそれと同時に、この事件を引き起こした張本人としてユアに疑いがかけられてしまう。
この事がきっかけで、今までユアに向けられていた羨望は悪意に、クラルが受け続けてきた誹謗は称賛へと逆転し、二人を取り巻く環境が大きく変化してしまったのだ。
これは、元神童と呼ばれていた少女ユアと、墓守の息子クラルの、二人のその後のお話――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 02:06:51
114510文字
会話率:36%
闘病中の私が頑張って募金してきたのになぜかお母さんにめちゃくちゃ怒られた意味不明なお話しです。。
最終更新:2024-01-27 10:07:07
1101文字
会話率:0%
阪神淡路大震災の発生。
1995年1月17日 5時46分。
あと1年もすれば30年の節目を迎える。
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まず光を失った。
そして時間を見失い、床はない。
動きを封じられ、安全も情報もなかった。
日常生活や生命活動を維持するために
必要な命綱。
生命線を意味する「ライフライン」も全て失った。
「ライフライン」は1995年のこの時に産まれた言葉だ。
戦後未曾有の震災による惨状が失わせたもの、それがこの概念を産み出した。
場は時間経過に従って悪くなる一方だ。
死や怪我や瓦礫は容赦なく増え続けていく。
まず生死を分けたのは空気の有無。
阪神淡路大震災の死因で最も多く占めたものは圧迫による窒息死。
その命綱である空気ですら、後に生命を脅かしていく存在となった。
その後、空気による5つの攻撃が容赦なく被災地を襲っていた。
・寒さ
・乾燥
・インフルエンザ
・アスベスト
・火災の煙
幸いなことに、風は強くなかった。
もしここに6つ目の攻撃、火災時の強風が加わっていたら為す術もない。
日常では何気ない自然のちょっとした機嫌次第で人間は簡単に翻弄される。
死を免れたとしても、その場にいれば「いつ死んでもおかしくない」。
被災者とは「死と隣り合わせの場で生き残これた者」とほぼ同義だ。
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2024年の奇しくも正月。
能登半島で震度7が観測される大震災が発生した。
2011年の東日本大震災の頃より更にSNSが一般に広く浸透した。
震災とセットで飛び交う流言飛語か否かの判断材料になれば幸い。
実体験からの情報に触れる機会が一つでも多くなることを願い、ここに記す。
時代も場所も違えど、共通点は多い。
同じ正月に起こった1995年の大震災では、どういう状況に陥ったか。
日常と非日常を比較して、覚えている限り残しておこうと思う。
まずは今年で29年目となる震災祈念日によせて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 23:15:50
3234文字
会話率:0%
大地震の被災地で、復興どころか、避難所の整備もままならぬ、ニホン国。地震大国なんだから防災に金かけろ云々の声が上がる中でも、裏金問題が収まりそうなことに安堵しているキジダダ総理だったが…
最終更新:2024-01-24 19:00:00
4992文字
会話率:45%
2000年に入り様々な天災が起っていますが、私たちはそれについての行動も学び、情報を得ることもできるようになってきています。ネットが不得意でネットのなかった時代のようにしか行動できない人もあります。でも少なくともネットにアップロードできる人
には自分にできることがあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 14:39:56
1705文字
会話率:7%
令和6年能登半島地震で心を痛めたあなたに提案したい支援方法を伝授する。東日本大震災で被災した書き手が、実際にやってみた方法から伝授します。手軽なものから覚悟が必要なものまで3つの間接的支援方法を書きだしました。子供から大人まで誰でもできる支
援方法です。今必要なのは、あなたの笑顔です。笑顔が支援になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 09:13:01
1898文字
会話率:0%
我が国は地震国家であります。
2024年の正月ーー、それ以前にも。
レビューやご感想でも、被災地に還元できるように。
最終更新:2024-01-04 23:53:36
200文字
会話率:0%
自然災害。
豪雨に見舞われた地域の方々は今もなお懸命に励み
ようやく落ち着こうとしていたのかもしれないが
大自然は揺るがない。
いい加減、天候を操るテクノロジーが出来ても良いと思います。
( 。゜Д゜。)
最終更新:2018-07-27 18:00:00
748文字
会話率:7%
被災地の方への御見舞
最終更新:2024-01-02 19:05:43
201文字
会話率:0%
2011年3月11日、大きな揺れの後、私は御茶ノ水の職場から徒歩で池袋駅へと向かっていた。しんしんと冷える戸外で、かつて愛犬を連れ、車中泊旅行で日本一周の冒険をした時に知り合った老夫婦のことを思い出す。私はほとんどつけ回るようにして、行く先
々で彼らと遭遇していた。旅先で出会ったバイク旅のイラン人青年との淡い恋と別れ、そして老夫婦の愛情と妻の突然の失踪を経て、彼らの過去を知るにつけ、私の夫婦への憧憬は募っていったのだった。しかし悲劇は突然訪れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-30 17:06:58
139080文字
会話率:49%
東日本大震災の被災地を訪問した記録を、日記風にまとめました。
以前発表した、「東日本大震災 体験日記 ~小さな被災地~」の続きのようなものとお考え下さい。
最終更新:2022-12-27 02:00:29
16340文字
会話率:4%
東日本大震災発生時、筆者が記録していた10日間程の記録をまとめました。
甚大な被害を受けた地域が多くある中、被災地とすら呼べないような地域ではありましたが、
普段体験することのない非日常の世界が、間違いなくそこにありました。
少しだけ日
常と異なる日々の様子をご覧いただけたらと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-21 00:28:27
17903文字
会話率:3%
その王国は突然現れた魔人による災害に見舞われ、甚大な被害を受けたという。これはその魔人災害に翻弄されながらも生き抜く決意をしたルーナという少女の物語──
魔人災害を止めた勇者は、元は平凡な農夫でありルーナの父親でもあった。しかし勇者は
魔人の消滅とほぼ時を同じくして死亡してしまう。独り残されたルーナは十五歳にして為す術もなくブロッド侯爵家令息の婚約者とされ、王国貴族の政治の道具とされてしまった。
ルーナは婚約者から農夫の娘だという差別的感情だけで酷い虐待を受けた。やがて少女は精神を病んでしまい生きる望みを失いかけるのだが──そんな少女に救いの手を差し伸べたのは、中年独身男のソレイユ辺境伯爵だった。彼は王国の恩人である勇者の娘への仕打ちが許せなかったのだ。
ソレイユとの生活で徐々に健康を取り戻してきたルーナはある日、魔人災害の爪跡である瘴気を浄化する異能を発現させ、周囲の者を驚かせた。
ルーナがその能力で被災地の復興に尽力する姿を見たソレイユは、いつしかルーナを愛する様になるのだが、少女との歳の差を恐れた彼は自分の心に嘘をつく。
一方ルーナは虐待された心の傷を乗り越えようと前を向いて歩きだし、日々の生活の中でソレイユに愛情を感じてゆくようになる。
だが幸福は一筋縄では訪れない。ルーナを政治の道具にする事を諦めていない婚約者が、再びルーナを地獄へと引き摺り込もうとしていたのであった。
*他サイトにも掲載
*全二十二話(完結済)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-24 13:19:15
82677文字
会話率:33%
アンリミテッド・ファンタジー。無限の幻想を謳う、ハイクオリティのオープンワールドVRMMORPG。現代人類が到達した、ゲームという娯楽の最先端。
いずれ覇権を約束されたゲームながらも、世界を震撼させた超巨大な人災の被災地となったゲーム。
す
なわち、なん10万人を最終的に殺して見せた、デスゲームの舞台である。
そして、少年と少女は二人でいずれ終わる世界へ足を踏み出さざるを得なかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 21:42:24
3162文字
会話率:17%
千羽鶴問題について。
最終更新:2022-06-22 23:43:59
1490文字
会話率:5%
東北の情景、心に刻め。
大学二年生の依利江が旅の誘いを受けたのは、夏休みも近い放課後の小田急線だった。
旅の行先は、東日本大震災津波被災地、東北!
発案者は同じ学科生の三ツ葉。
インドアで人に流されやすい依利江と違って、三ツ葉は写真家とい
う夢を真摯に追いかけている。
「どうしてわたしなんかを。それも、ひ、被災地に!」
依利江はその疑問を解決すべく、三ツ葉と共に東北の地へと旅立つ。
ひとりは自らを見つめるために。
ひとりは相方を知るために。
正反対の女子大学生コンビが東北をめぐる、青春ロードムービー。
※この作品は作者(男性)の取材に基づいたフィクションです。実在の地名、人物や団体などとは異なります。日々変化を遂げる場所を舞台としておりますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-27 22:00:00
260308文字
会話率:24%
歴史の段差が、無慈悲に津波で呑み込んだあの日から11年。
当時被災地から離れた場所に居ながら、当時15歳だった元中学生は、その日の感情を風の匂いで思い出す。
※人によっては震災当時を想起させる内容が含まれているかもしれません。一読の際は
ご注意の方お願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-12 04:22:28
1122文字
会話率:14%
医師・エッセイストである著者が、人との出会いと別れとに関する想いを私小説的に語る。
【本連載の”はじめに”から引用】
当たり前かもしれないけれど、人生は一期一会、出会っては別れ、別れては出会うの連続である。人は、人との関わりなしでは暮らせ
ないだろうから、望むと望まぬとに関わらず、たまたまこの時代に生まれ、たまたまこの地にいて、そして、たまたま行動をともにした、ごく一部の人間が僕の周りにもいる。多い少ないの差はあっても、誰にとってもそれは同じだろうし、生きるとはきっとそういうことの繰り返しなのだと思う。これまであまり意識してこなかったけれど、人との出会いは運命と言ってもいい。奇跡的な確率によって引き寄せられた大切な巡り合わせではないか・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-22 21:23:59
284315文字
会話率:10%
新年一発目の小説投稿。何にしようか考えた。そうだ、あれにしようと思い、昔のエッセイを引っ張り出してきた。
新年はこれにしよう。東北に行った、経験を綴ったこれにしよう。
これは東北に行って、被災地を見てきた私が帰りの道中で書いたエッセイです。
私の思っていたことを書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 01:04:25
2005文字
会話率:7%
第49回衆議院議員選挙という大きな節目を前に、国民の皆さんと一緒に今一度「今、日本が抱えている問題とは何か」「主権とは何か」について、敢えて「なろう」さんの場を借りまして、私なりに語ってみようと思い、筆を執った次第でございます。
ただ
、私はどちらかと言えば「理想主義者」でございます。
対して国会議員の皆さま達は揃いも揃って「現実主義者」でございましょう。
いや、だからといと言って、不毛な否定論争をしたいのではありません。
「こんな日本にしたい」「こんな日本になったらいいな」という理想主義者の視点から提案をして行けたらと考えております。
理想主義者ですから大風呂敷になるのは承知の上でございます。どうか、ご容赦下さいませ。
ただながら、浅学な身の上故、お知恵を拝借したいところもしばしばございます。
もし差し障りがなければ、ご提案、ご指摘は、いつでも歓迎致します。
皆で明日の日本を語り合う場にしたいと考えている次第でございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 20:00:00
69759文字
会話率:1%
二年前の冬、東日本大震災の被災地を訪れた時の話。
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最終更新:2021-07-17 10:05:44
646文字
会話率:0%