田舎の農家に生まれた平民のクレアは、少しだけ聖魔法が使える。あくまでもほんの少し。
だが、その魔法で蝗害を防いだ事から「聖女ではないか」と王都から調査が来ることに。
「私は聖女じゃありません!」と言っても聞いてもらえず…。
最終更新:2024-03-04 21:48:27
7147文字
会話率:33%
|令和元年《2020年》。オリンピックイヤーと新元号開始を合わせたいがため、譲位が一年延期され、元号が一年ズレた世界。
この世界では、この年、世界を騒がせたパンデミックも蝗害も封殺出来た。その結果、令和元年7/22日、予定通り日本国首
都東京でオリンピック開会式が挙行され──なかった。
開会式当日、突如として会場に乱入した正体不明のロボット軍団が東京を攻撃。それに対抗するは、謎の組織により無理やり改造された一人の男子高校生、|零月《れいげつ》|誠《まこと》。
これは彼がどのように戦い、軋みを上げる世界の中をどのように生きるかを描いた物語。
※この小説はフィクションです。一部、現実世界を参考にしている部分(国の名前や街名等)も存在いたしますが、現実世界とは一切関係のないフィクションであり、実在するいかなる国家、民族、組織、団体、人物などとは関係ございません。
また、この小説には度々過激な表現が含まれる可能性があります。本小説内の全ての表現、事象、発言等は全て架空のモノです。この小説はいかなる国家、民族、団体、個人等を貶め、攻撃をする意図はございません。その旨をご了承の上、お読みください。
※BL,GLは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-25 18:00:00
761322文字
会話率:56%
村から逃げ出して夕陽が三度落ちた。
集落はおろか人一人出会うこともない。
村の外がこれほど薄暗く気味が悪い場所だとは考えもしなかった。
穴の空いた布切れを見に纏い、静かな森をひたすら歩いた。
日の落ちる時間が早いこの時期は冷え込む。
村
を出てから、一度も食べ物を口にしていない。
喉を通ったのは、地面に溜まった泥水だけだ。
受けた拷問の影響で空腹には慣れていたが、歩き続けていることもあり限界が近かった。
大人たちは、今でも僕を探して森中を駆け回っているのだろう。
僕の両親を殺した男のセリフが頭に浮かぶ。
彼は縛られた母親の髪に火をつけながら「悪魔の親が」と言って舌を打った。
『生きる災い』
村の人たちは口を揃えて僕をそう呼んだ。
見るたびに暴力を振るい、罵詈雑言を浴びせた。
怨恨を感じ取ることはできたが、嘲りなどは一切感じられなかった。
心から僕を恨んでいたのだろう。
僕と関わりを持った人たちはみんな『不幸』になった。
ある人は不治の病になり、やがてその病気は流行病となって村人たちの命を奪った。
僕が畑仕事をした翌年には虫が大量に発生し、蝗害となって食糧難が訪れた。
友人は雷に打たれて命を落とし、幼い頃に思いを寄せていた女の子は賊に連れ去られて行方をくらませた。
「誰かを幸せにしたいって、そんなに贅沢な望みかな」
黒い雲が張り詰めた空を見上げて呟く。
雨粒が額の上で弾けた。
雨が降ってきたらしい。
身体は冷えていく一方だが、しばらく飲み水に困ることはなさそうだ。
指に嵌めた父親の形見を見る。
殺される前日にくれたものだ。
僕が生まれた日に母親にプレゼントしたものらしい。
大切な人ができたら、その人の指に嵌めてやれと言われたことを覚えている。
きらりと光る鉛のようなこの装身具の名前を僕は知らない。
けれど父親から話を聞いて、これを指に嵌めることで誰かを幸せにできることは知っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 14:43:55
9310文字
会話率:26%
田中貴史は三十路の社畜だった。
そんな彼は、交通事故で死んでしまう。
しかし、田中に二度目のチャンスが来る。
異世界転生したのだ。
何故か前世の記憶付きでだ。
しかも転生先は貴族!
これは好き勝手生きるしかない!権力万歳!
異世界転生でお約束のチートスキル?貴族の生まれと、前世の記憶が俺のチートスキルだ!
これは元三十路が頑張って試行錯誤しながら、異世界を満喫するお話である。
*おおよそ週1で投稿する予定です。
*この作品は犯罪行為などが描写されますが、犯罪などのアンモラルな行為を推奨するものでは一切ございません。
この作品には以下の要素が含まれる可能性がございます。
横暴、我儘な主人公/露骨なヨイショ/チート/スキルシステム/ジョブシステム/亜人/差別/奴隷/ハーレム/鑑定無双/主人公優遇/主人公が小心者折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 01:00:00
144994文字
会話率:22%
いっぴきのバッタがいきぬいたものがたりです。
内容がよく分からなかった子は「蝗害」で検索しましょう。
なお、それによる被害を受けても私は何の責任も持ちません。
最終更新:2023-10-13 20:00:00
575文字
会話率:0%
進む地球温暖化による気候変動に適応しようと、地球上の害虫は巨大化、雑食化して人間などを襲い始めていた。「関東大蝗害」と呼ばれる甚大な被害を出した事件から数年後、大学2年生で害虫について研究する主人公・片山宗吾は自宅のベランダで進化した害虫の
卵を発見してしまう。これをきっかけに害虫駆除を担う「駆除人」と出会い、増加する害虫の原因解明、戦いに巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 00:10:02
33635文字
会話率:62%
バッタが埋め尽くした韓国の話
最終更新:2023-06-24 10:31:06
1930文字
会話率:61%
黒実 音子の作る皮肉と風刺を書いたラテン詩です。
ラテンバンド「墓の魚」で歌っています。
(バンドの公式サイトでも掲載しています)
キーワード:
最終更新:2022-11-15 15:53:34
498文字
会話率:0%
人のやる気を削ぐだけが才能の俺が異世界転生したら、唯一無二の消去系魔法使いだった!
血気盛んな魔法少女たちは消去系の俺といるとリラックス効果があるらしく、やたらとなついてくる。
巨神と悪魔の戦いによって、巨神が勝利した世界。
人間たちの腐敗
は進み、いま再び悪魔の力が求められている。
魔法少女と俺は「魔王の手紙」手に入れて、世界を救うことができるのか。
そして、世界を食い尽くす[蝗害の悪魔]蝗皇(コウコウ)を止める事ができるのか!?
なぜ魔法少女たちは「ソロモンの息子たち」と呼ばれているのか。
なぜ彼女たちは「息子」なのか?
いたいけな少女72人に魔力を与えた「ソロモン72柱」の目的は何か。
世界の仕組みを知りたいか。
悟りを開きたいか。
全てをここで解き明かそう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-02 15:47:48
243文字
会話率:14%
ある日、パーティを追放された主人公ローラン。田舎にある実家に帰ろうとした時に、蝗害に遭遇する。その時、召喚虫を使役し、これを見事に撃退した。この行動を称賛されたローランは、再び冒険者として再起することを決意したのだった。
最終更新:2022-05-27 22:18:01
25545文字
会話率:44%
勇者召喚の現場で起こった悲劇。その3。
最終更新:2021-09-29 11:06:03
1365文字
会話率:19%
天衝山脈より東の全てを支配し300年の歴史を持つ超巨大帝国。その名をガルシア帝国。
そんな帝国で皇帝が若くして崩御するという凶事が相次ぎ、皇帝の叔父や祖父である外戚や男の象徴を切り落とし皇帝の側に侍る宦官が力を持ち始め更なる混乱を帝国に
もたらした。
大規模な旱魃。
空を埋め尽くす蝗害。
大津波を引き起こす大地震。
それを嘲笑う重税。
抗う民の大反乱
そんな混乱の最中、帝国に数多の英雄が生まれ、また消えていく。
そんな広大な帝国で一人の英雄が誕生する
後世に勇名轟く大陸最高の聖君。
獅子王と呼ばれる英雄『アレックス』
彼の物語は小さな村から始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 17:04:42
11960文字
会話率:37%
気が沈みがちなので、ポジティブにこれからのことを考えてみました。
最終更新:2020-04-13 20:32:19
2758文字
会話率:0%
神の土下座から始まる異世界譚。
神々の下らない争いの証拠隠滅のために、生命之書(アカシックレコード)を消されてしまい、異世界アスガルズに飛ばされてしまった俺は、見るも恐ろしい五匹の龍への生贄として祭壇に祭られている少女に出会った。
人間と龍
、お互いへの度を越えた勘違いによる誤解を解くため、なし崩し的に異文化コミュニケーションをすることになったのだが……。
チートありあり、ハーレムましまし、ご都合主義上等のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-07 17:35:30
178260文字
会話率:24%