万物の源から生まれた二つの力の和魂(にぎみたま)と荒魂(あらみたま)。
高天原の神々と黄泉の国の神々、
この世界を創った夫婦神の対立、
そして人間と鬼。
これは宿命づけられた対立する運命に
挑戦する者たちの叙事詩である。
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2014年08月27日に投稿をした作品の再執筆です。
プロットや設定の再構成を行いましたのと
初回の投稿から期間が空いてしまいましたので再執筆とさせていただきました。
よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 22:22:58
35845文字
会話率:41%
『四魂』とは、幸魂、荒魂、和魂、奇魂から構成される人間の精神構造を表す言葉である。ある日、それぞれの魂は一部の女性が底に秘める特殊な力を目覚めさせた。その力は人間の精神に干渉することから、『霊魂術』と名付けられた。
その昔、霊魂術を手
に入れた人間は、強大な力を利用して、世を恐怖に陥れた。しかし、唯一の救いだったのは、その悪しき者達の野望を、同じ霊魂術によって打ち砕こうとした人々がいたことである。そして、彼女達はやがて『直霊』と呼ばれるようになった。
これは、直霊に所属し、己の霊魂術によって、悪に立ち向かう女性達の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 20:03:47
120316文字
会話率:58%
石川県の海沿いの田舎町で育った少年・明日璃仁。
元日の縁起の良き日に起こった天災によって、家族全員を一瞬にして奪われてしまう。
家族を助けられなかった情けなさから、彼は飛び降り自殺をしてしまう。
自殺した璃仁の目の前には、日本の三貴子の
一柱・須佐之男命が何故か現れたのだった。
彼は、スサノオから不思議な力を受け取ったせいで荒魂祓いをする『祓除師』に任命されてしまったのだったーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 22:13:17
111760文字
会話率:31%
17歳の少女、矢辻 由美(やつじ ゆみ)は、新月の夜に現れる怪物を狩る使命を与えられていた。由美は5年前、目の前で家族を喰われた過去がある。
はっきりとその記憶を残しているのは、それと戦う力を持っているからだ。
これ以上被害者を増やさないた
め、そして復讐のため彼女は夜の中を駆けていた。
怪物の名は荒魂(あらだま)。
荒魂に襲われた者は命だけでなく、人々の記憶から記録からも消えてしまう。
消えた人を覚えていられるのは、荒魂を認識できる一部の者たちだけだった。
ある時由美は、戦いの中でひとりの少年を救う。
由美と同じように、眼前で家族を失った少年の名は霧崎 哉太(きりさき かなた)。
天涯孤独となったことを自覚できる彼もまた、由美と同じく戦う力を持っていた。
戦うことを決意する哉太は、由美と同じ家に引き取られることとなる。
同時に、由美の通う高校への転校生ともなった。
奇妙な共同生活と激しい戦いの中で、2人は互いに信頼関係を築いていった。
相棒としての感情は、やがて男女のそれに変わっていく。
そして、2人は荒魂の真実と逃れられない運命を知ることとなる。
由美は消えゆく哉太へ向かって叫ぶ。
「運命なんて知らない。私を救った責任は必ず取ってもらうから」
「私は1人でも戦う。私は意地でも忘れない。だって、君に救われたから」
作者:日諸 畔
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 16:48:53
120387文字
会話率:53%
魔法使いに憧れる男、日目自 白(ひめじ しろ)24歳。ある日男は唐突に魔法に目覚める。鏡面世界で。男が鏡面世界から出るには謎の生命体『荒魂』を討伐する必要があった。唐突に始まる『荒魂』との戦いに辟易していた男は、ある日鏡面世界で『荒魂』と戦
う魔法少女たちと出会う。これはいつの間にか魔法少女たちのボスとなって共に戦う魔法使いのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 16:18:02
55607文字
会話率:51%
そう遠くない未来の話。
突如として開いた現世と幽世を繋ぐ門が顕現、暗き帳の門より死者の魂が北海道に解き放たれた。
各地に現れた五つの『爆心地』より放たれし『荒魂』はたちまち生命と文明を喰らい尽くすも、力強く生きる人々は神妖と魂拍の力を
もって抗い続ける。
「我らは『荒魂』を滅ぼす者、人の世に安寧を与えるべく魂を滅ぼす者――『荒魂滅師《リベレイター》』」
「私は『荒魂』を清め還す者、全ての者の安寧を取り戻すべく魂を禊ぐ者……魂を禊ぎ祓う者、『荒魂禊師《クレメンサー》』。
そしてある時、『爆心地』から一人の少年が現れた。
「僕は魂を照らし映す者」――三者が創り三様の進む道が示すは、滅びか救いか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 20:47:14
84288文字
会話率:45%
――太極は万物を構成する根源である。太極に表される陰と陽により森羅万象は成り立っている。
――陰と陽、善と悪、そして荒魂(あらみたま)と和魂(にぎみたま)。
荒魂とは神の荒々しい側面、和魂とは神の穏やかな側面である。
同時に荒魂は
、この世に蓄積された負の思い――怒り、悲しみ、憎しみ、悪意の集合体であり、それはやがて災いを引き起こし、アヤカシや鬼、荒神といった人の世に害をなす存在を生み出していった。
荒魂が生み出す怪異は人の歴史の陰に常に身を潜めており、人類の歴史とは人と怪異との戦いの歴史でもあった。
妖力という超常の力を持つ怪異に対して、人々は和魂より授けられた奇跡の力である「魂式」を駆使し対抗した。
特に強い魂式の力をその身に宿し怪異と戦う者たちを、人々は「陰陽師」そして「退魔士」と呼んだ。
――時に平安時代。酒呑童子と呼ばれる鬼を首魁とした鬼の集団『百鬼夜行』が作られ京の都は混乱に陥る。
そんな『百鬼夜行』を始めとする怪異から人々を守るべく、退魔士と陰陽師による『陰陽退魔塾』が組織され、歴史の裏で壮絶な戦いを繰り広げていった。
――そして時は流れ、現代の日本。依然として荒魂による怪異や『百鬼夜行』と『陰陽退魔塾』の戦いは続いていた。
その『陰陽退魔塾』の本部、京都六波羅にある『六波羅陰陽退魔塾』に所属する一級退魔士、式守燈火(しきもりとうか)。
物語は彼にある任務が下されるところから始まる。
この何気ない任務による少年と少女の出会いが千年間均衡を保ち続けた『陰陽退魔塾』と『百鬼夜行』の戦いの歴史を動かす事になるとは誰も知る由もなかった。
本作は、カクヨム様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 18:39:05
187509文字
会話率:42%
気合いと根性と負けん気だけは人一倍、ちょっとだけ百合っ気のある武闘派JK、南條陽葵が戦乱の続く異世界へと転生する。
転生した南條陽葵は幼い頃は現代知識を利用して内政に励んでいたが、成長すると嬉々として戦乱へと身を投げ出していく。
命懸けの真
剣勝負を心から望んでいた南條陽葵はやることなすことハチャメチャで、人々からこう呼ばれる事になる。
自分で切り落とした片腕に、頬を走る大きな三日月の傷。
荒ぶる魂を持ったお姫様、隻腕・三日月の荒魂姫と……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-27 12:00:00
10052文字
会話率:27%
大陸から離れたところに位置する島国・倭国。その島には独自の信仰が発達し、八百万の神がいるという。
その神々を守るために『神守衆』は存在した。
信仰を守り、伝え、浄化し、時には見切りをつけて無へと還した。
神への祈りで豊かに発展してきた倭
国だったが、その神々に異変が起こる。
連鎖するように荒魂と化した神々は、人々の生活を脅かした。
そんな中、一人の少年・タケルが『神守衆』になった。
彼は神に見捨てられた過去から、神の存在を疑い、憎んでいた。
狂い果てた神の前で彼は何をし、何を思うのか…。
(毎週火,木曜更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-16 21:00:00
64898文字
会話率:36%
日本のどこかに 宵闇月夜神社(よいやみつきよ じんじゃ)という神社があるという。
古来から続く神職一族を最後の一人まで根絶やしにしようとした荒魂に、唯一対抗できた祟り神が祀られる神社である。
祟り神はその力がゆえに、呪いを解き、霊障を沈
める力があるとしてとある森にひっそりと存在している。
縁をその神社と結んだ紅葉の物語の始まり。
宵闇月夜神社の解呪巫女 https://horror-story.ltt.jp/ 連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-11 15:38:50
1295文字
会話率:16%
お父さんが働いている町に遊びに来た鮎子(あゆこ)は、稲荷神社で狐のお面をかぶった少年に出会います。
その少年は、稲荷神(いなりのかみ)のこと、その町のことを鮎子にいろいろ教えてくれました。
この不思議な少年は、何者なのでしょう?
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*** ***
御朱印あつめが流行っているご時世。
神社に参拝して御朱印は授与されても、そこに祀られている神さまが、どんな神さまなのかまでは知らない人も多いのかなと感じています。
神さまをちょっとずつ紹介できたらいいなと思い、作品を作りました。
神さまには「和魂(にぎたま)」と「荒魂(あらたま)」の二つの側面があり、今後は「荒魂」の側面を、鮎子を主人公に書いていきたいと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-19 10:11:11
8165文字
会話率:37%
時は平安末期。末世が近づいたとの人々は、恐怖におののいていた。その理由は、信仰を失い、穢れをまとった神“荒御魂”にあった。荒御魂は炎天、飢餓、疫病、洪水、など様々な害を人々に与え、一晩で一つの村が消えることなど当たり前であった。時の政権を
握っていた平清盛は、京都に荒御魂の影響を及ぼすことを恐れ、神祓寮を設立。そこに属する者達にはそれぞれ特徴的な紋が身体上に現れ、神の荒魂を元の和御魂に戻すことを目的としていた。荒ぶる神々を鎮める彼らを人々は“神祓ノ使”とよんだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-30 16:40:59
100046文字
会話率:60%
ある鬼、荒魂になってしまった男との対話。
漢字を含めた表意(表語)文字の世界とそれから外れてしまったものとの対話です。日本語の文章を書くということについて、考えてみたら、このような物語ができました。
最終更新:2016-11-23 10:33:27
1876文字
会話率:48%