大阪・難波の路地裏に、誰もが見落とす古いビルがある。
地図に載っていても、記憶には残らないその建物で、
夜な夜な“何か”が出入りしているという噂があった。
匿名の通報。添付された一枚の不可解な写真。
そして、電脳探偵ナズナは現地へと向かう
。
誰も近づかぬ場所で、
時を外れたような“何か”が、静かに羽音を立てていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 08:24:50
2831文字
会話率:12%
**物語:花立の呪縛**
**私たちは何故気づかないのだろう。**
私は墓地に足を踏み入れるたびに、この疑問が頭をよぎる。静けさの中で手を合わせ、祈りを捧げながらも、気配を感じる。かすかな羽音。耳元を掠める蚊の存在。毎年のように虫除け
スプレーを忘れないように持参し、痒み止めもバッグに常備している。それが当然のようになっている日常に、どうして誰も疑問を持たないのだろう?
墓地には蚊が多い。それは皆が認識している。けれどその原因について語られることは少ない。ただ「蚊が多い場所だから」という表面的な認識が繰り返されるだけ。私はその理由を考え始めることにした。因果関係がそこにあるはずだ。それを解明することが、未来への鍵になるかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 19:40:23
1666文字
会話率:8%
コンビニでバイトをしている女子高生の羽音は、同級生で同じバイト先の谷園さんと暇していた。
外は横薙ぎの猛吹雪。 チーフは事務仕事中。 お客さんの来ないコンビニで掃除をしたり、賞味期限の確認を始めたり、防犯グッズ好きな谷園さんから自作スプ
レーを貰ったりして時間を潰していると。
1人のお客さんが包丁を片手に入店した。
そして秒殺で取り抑えられた、谷園さんに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-20 17:43:13
9307文字
会話率:43%
最強の大天使だったサイコエルはとある理由で天界を追放され、堕天使となってしまった。人間界に堕ち、人間、天羽音夢と暮らすことになったサイコエルは自身の実力を他の天使達に認めさせ、天界に帰るため悪魔を狩る!
最終更新:2024-12-31 12:30:11
15746文字
会話率:55%
主人公の鳥斗(とりと)は、鳥が嫌いだ。これは、そんな主人公が、謎の人物に出会い不思議な力で冒険を繰り広げていく都市ファンタジーである。
最終更新:2024-11-17 10:07:38
1470文字
会話率:70%
一話
魂を天国に送り届ける列車の車掌である春仁は前車掌の基がいなくなった後に車掌になると誓った。ある日最後の乗客を待つ春仁だがなかなか現れずにいた乗客が本のツクモガミだと知った。アシドメリュウが足止めしていたツクモガミは、まだ天国に行くには
早いとみなされ駅から姿を消した。
二話
天国に送り届ける女性をみた春仁にある疑惑が芽生えた。一方地獄へ送り届ける女性をみた車掌の乃愛は『なりすまし』だと見抜いた。二人の車掌は互いの駅長に車両の切り換えを願う。見事切り換えた車両に乗り込んだそれぞれの女性は行くべき場所へ向かった。
三話
リストに記載されている乗客の名前が時おり消える現象が繰り返される。地獄のリストでも同じ現象が起きていて、乃愛は原因について気づいていた。乗客は生前春仁の憧れていた人物であり、同時に春仁を見放した人物でもある。地獄へ行くと決意した乗客は
春仁に深く謝罪した。
四話
乗客リストに記載されている『マリー』と言う鳩は駅に着く度、何度も戻る動きを繰り返していた。羽音にもう一つ音が隠されていると整備士の保はかんづく。隠された音が鈴の音色だと判明した春仁は、保が改造した業務電話でマリーの声として飼い主のシンを説得してマリーを解放させた。
五話目
春仁と乃愛は互いの列車で一日車掌体験を勤める。そこにはふたりにとっての因縁の人物が乗客として乗車していた。春仁を嫌っていた元学友。乃愛が美しさを奪った元客。互いの行動により蟠りが消えていった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-23 16:37:53
30712文字
会話率:24%
ほどほどに勉強も人付き合いもしている男子高校生の逢妻凰斗には、勉強もスポーツも万能、そのうえ面倒見も良いため、男女問わず人気があり、教師からも一目置かれている妹の逢妻羽音がいる。容姿端麗清楚なルックスからの魅惑のボディの持ち主なので、妹には
密かに憧れている男子生徒も多い。そんな妹にはちょっぴり重くて甘える他人には見せない裏側がある──。そんな兄妹の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 07:00:00
5499文字
会話率:65%
夏季合宿のため山間の合宿所を訪れていた吹奏楽部と陸上部の面々。吹奏楽部の高坂有美は友人たちと日々の練習をこなしていたが、台風の影響で合宿所に閉じ込められてしまう。救助を待つ中、殺人と思われる事態が発生する。人間業とは思えない死体の発見から、
パニックに陥ってしまう。有美は友人や部長たちと協力して、事態の平静に努めるが、合宿所は連続した恐怖に襲われることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 21:50:15
109193文字
会話率:49%
噂によると、〈!〉単体の道路標識は、『この先、幽霊が出るので注意せよ』ではなかったか?
出張の帰り。おれは先輩から重要な契約を結べなかったことで責められた。
叱責はエスカレートするもんだから、さすがのおれも頭に血がのぼり、首を絞めて殺して
しまう……。
先輩の遺体をトランクルームに押し込んだおれは車を走らせるしかなかった。
もう後戻りはできない。かくなるうえはこの先のどこかに遺棄するしかない。
そのうち寂れた田舎道の路肩に、例の標識を眼にする。
〈!〉だ。警告標識だった。ただし、下の補助標識には『ハルパゼイン注意』とあるのが謎だったが……。
今さら引き返せないんだ。このまま行くしかない。
そのうち道路は行き止まりに着く。そこには聳えるばかりの大木が立っていて、得体の知れない羽音が聞こえるのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-13 15:01:44
9154文字
会話率:13%
「気付いたらね、部屋の中にいるんです、虫が。真っ黒で羽が生えて…あぁあ私、大嫌いなんですよ、昔から。いやむしろ、好きな人なんているのかな?もう、どこから入って来てるのか、部屋の中で自然発生でもしてるのか、ってくらい、どんどん、増えていくんで
す。ブーンブーンと唸るような無数の羽音と、真っ黒な点々で、部屋は埋め尽くされいく。
それを私は、部屋の上のほうから見下ろしているんです。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 01:01:06
1139文字
会話率:10%
世界各国から"遠隔の暗殺者"と恐れられているケイダの正体はセミだ。
ケイダは女神から授かった狙撃能力を駆使してあらゆる戦場で暴れ回る。
「狙うのは上官と魔導士ですね」
そう語るケイダのせいでこの世界の戦争は変わってし
まった。
今では誰が上官で誰が魔導士なのか見た目では分からない。
そんなケイダだが、初めから強かったわけではない。
前世では長年を病院で過ごして体力がなく、真夏に騒ぐセミに憧れてしまうほどだった。
なんの因果かそのセミに転生してからは、地中で何年も過ごし、己の力を磨いた。
幼虫期から魔力を増やすため鍛錬を続けていたので、成虫になった時、ケイダは異常な力を有していた。
人になって狙撃する力を女神から授かったケイダは生まれた森を出て、少女ソラナに会う。
金髪碧眼スレンダーが大好物のケイダは自分に助けを求めるソラナに一目惚れし、彼女を守ることを約束する。
ソラナは芋の煮っ転がしが大好物の田舎娘だが、時折高度な淑女教育の片鱗を見せつける。
「ケイダさん、あなたに隠していたことがあります」
「僕も話したいことがあるんです」
「「実は⋯⋯」」
転生セミの狙撃が少女を救う!
セミがスナイパーとして活躍する予測不能な異世界ファンタジー!
※スナイパーになるのは20話を過ぎたあたりからです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:52:29
147837文字
会話率:17%
─唯々虫が好きだった。
主人公斎藤竜二は大人になっても昆虫採集に胸を躍らせるタイプの男性。今年も有給を使いオオクワガタの採取に向かおうとするが、上司の手によって最高の時期を阻まれてしまう。
失意の彼に後輩が進めたのは「ナチュレ・プラネット・
オンライン」というVRゲームであった。
青々とした草木の香りに虫の羽音、すべてが再現された世界は、ただ一つの例外を除いて竜二を満足させた。例外は図鑑であった。最低限の情報のみ、これでは男心をくすぐらない。
彼はあることを決心する。このゲームで俺は、「ファーブル」になってみせようと。
これはゲームで昆虫記を書き上げる─かもしれない─男の話。
※タグは念のため 不定期更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-28 19:18:17
306182文字
会話率:40%
外から羽音が聞こえてきた。
最終更新:2023-12-20 00:00:00
290文字
会話率:0%
『──胡蝶の夢を知っているかい?』
やあ、ようこそお客様。 夢と現を別つ場所へ。
この店では、それはそれは貴重な【蝶のしらべ】を売っているんだ。 どうだい? 君もお一つ。
ここの蝶にはね、誰かの夢が詰められているんだよ。
無
論、全てが違う夢さ。
君は好きな蝶を選ぶだけでいい。 そうすれば、選んだ蝶が君を『夢の世界』へと誘ってくれるだろう。
きっと素晴らしい体験になるよ。
ああ、でも一つだけ。注意する事があるんだ。
もし君が、蝶の【羽ばたく音】を聞いたなら──。
その時はすぐに、帰らないといけないよ。
夢に飲まれてしまうから……ね。
なぁに、夢を夢として楽しむためのお約束ってやつさ。
御代は要らないよ。これも何かの縁だ。
さあ、この道を通ってお行き。 あとは蝶が案内してくれる。
どうぞ、いい夢路を。
行きはよいよい、帰りは……はて、何だったかな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 17:06:47
4076文字
会話率:14%
ペアのトンボの羽が瞬くとハートにみえる
末永く幸せに
キーワード:
最終更新:2023-06-17 13:26:08
242文字
会話率:0%
蚊が超大量発生した現代、人々は自宅に籠って羽音に悩む日々を送っていた。そんな中、中学生の主人公はテストのため学校に向かわなかければならなくなった。雲のような蚊の大群が飛び回る空の下、防護服に身を包んで登校する。
最終更新:2022-12-14 21:55:57
4049文字
会話率:39%
――マルグリットにとって、初めての竜の記憶は、虫の羽音のような細い『声』だ。――
その身に竜を宿して生まれた『竜の愛し仔』。そうとは知らず『竜の愛し仔』として生まれ育った領主の総領娘であるマルグリットと、生まれながらに『竜の愛し仔』とし
て育ち、岩山で独り暮らすホルトが出会い、結ばれるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 16:48:16
58831文字
会話率:19%
車を運転していたらよくあることだと思います。
予想もしない同乗者にーー、虫嫌いならなおさら。
((( ;゜Д゜)))
最終更新:2022-08-04 23:39:02
200文字
会話率:0%
12月だというのに……奴らは狙っています。
耳障りな羽音と、チクリとした感触。
最終更新:2019-12-26 03:00:00
303文字
会話率:100%
自分自身さえ見えない、まっくらやみしかない世界。
バサリ。
突然、闇のなかから大きな羽音がしそして。
ぶわり!
私の頭のすぐ上を、その大きな羽音が過ぎる。
見上げるとそこには──
私よりも大きな、白く神々しく光るふくろうがいた。
最終更新:2022-07-05 20:55:14
777文字
会話率:0%
幼い頃から耳鳴りと頭痛に悩まされ、人と関係を持つことを恐れる少女、満輝(みつき)。
彼女は下校中、激しい耳鳴りと頭痛に襲われる。そしてその場で道端で蹲り、気絶してしまう。
知らぬ何かに抱えられ、突如聞こえたのは羽音。気が付くと、彼女は家の前
にいた。
その出来事から数日の事である。気品のある麗人と出会うのは。
彼は『崇島』と名乗り、少しづつ少女と交流を深めていく。
それは互いにとって、幸か不幸か。
(作者)
今までの登場キャラ、一切出ません。マジで出ません。暫く出ません。寂しい!!
(読者様)
いや、出せよ。出せば良いだけの話だろ。
皆さまにとって、思い入れのある子って何方でしょう?
女キャラなら三狐神様、男キャラなら飛梅様な作者です。
え、ロキとアレニエ? 彼奴らは別格なんで。
此方も完結済。ご興味ありましたら、お付き合い頂けると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 15:28:17
25667文字
会話率:31%