その城には、魔と対する二人の女がいた。一人は礼拝堂で浄化と祝福を行うシスター。もう一人は闇の底で血にまみれ、魔物を狩る騎士。正反対の二人は少しずつ惹かれ合う。
しかしある夜、狩りから帰った騎士は青ざめた顔をしていた。吸血鬼に噛まれ、魔に蝕ま
れた彼女はシスターに願う。吸血鬼に変じる前に、その手で自分を浄化し――殺して欲しいと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 14:00:38
6081文字
会話率:56%
町の礼拝堂にて。
静かに執り行われる。
最終更新:2023-11-11 14:46:16
1240文字
会話率:23%
その日。
なんとなく。
礼拝堂に来ていた。
最終更新:2022-09-09 11:10:59
1453文字
会話率:26%
メルヴィン・ローズはその日、婚約を破棄された。
ただひたすらに、婚約者であるアラン・ダーシーのためだけに生きてきた彼女は、その時点で人生の目的を失ってしまう。
虚しさを抱えながら、行く当てもなくさまよい辿り着いたのは、古びた礼拝堂。
そこで
彼女は、一人の青年と出会うことになる。
銀髪碧眼の、作り物のような美麗さを前にして、思わず口にしてしまった言葉。
「あなたは、妖精さん……?」
それは、婚約を破棄され、人生の目的を失ったメルヴィン・ローズの在り方を、根底から覆す一歩となった。
※ざまぁが終わる区切りの良い所までは書ききっています。(61話まで)
※61話までのストック上げきるまでは毎日投稿の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 16:25:41
172910文字
会話率:42%
「ちょっといい加減にして!神聖なる創造主様も3段跳びでにげるわ!」
ここは最果ての北の孤島「モンデルタ」この島の中央には寂れた修道院が建っていた。
その島を管理するのは齢60歳になる「シスター・ベロニカ」
毎月20日になると本土から船が渡
って来る、それはベロニカにとって大事な役割があった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-02 02:32:37
11917文字
会話率:53%
主人公アルが住んでいる大陸には、東西南北の端に4つの祠がある。その祠には聖域があり、そこに足を踏み入れると異世界へ移動するという。その異世界は、誰も全貌を把握したものがいないという意味でアントラバーストと呼ばれている。この異世界にある礼拝堂
に、大陸に住む大人は、人生で一度は必ず訪れなければならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 12:26:20
1623文字
会話率:72%
ラテン語、スペイン語、ポルトガル語文化圏の視点から、キリストと細菌医学と死をテーマにしたオペラやファドを歌う「墓の魚」の作曲家の詩です。シェイクスピア、ゲーテ、ボードレールの様な作品を作ります。比喩と象徴の世界へようこそ。
キーワード:
最終更新:2023-07-26 11:47:56
613文字
会話率:0%
「氷の薔薇」と評される才女のルナリスは、婚約者のライアンに空き教室に呼び出され、行った先で散々バカにされ酷い言葉で罵られる。
しかも、ライアンは一緒に居た女子生徒を愛人にするというのだ。
悔しさのあまり学園の敷地内にある礼拝堂の女神像に気
持ちをぶつけていると、その場に居合わせたキースに成り行きで話を聞いてもらったことにより婚約破棄を決意する。
そんなルナリスにキースは手伝いを申し出てくれるが――……。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 01:50:10
9416文字
会話率:61%
ガウェインと緑の礼拝堂の話。どのような状況下にあろうと、騎士として最高の優等生であったガウェインは、最も欠点のない男と称されることになる。しかし、今作はどうであろうか。
最終更新:2023-04-27 20:00:00
16850文字
会話率:60%
5歳の時に双子は不吉だからと修道院に捨てられたエルシー。16歳になったエルシーは将来「神様のお嫁さん」であるシスターになるために、シスター見習いとして励んでいた。そんなある日、エルシーを捨てた父が訪ねてくる。何でも、エルシーの双子の妹セアラ
が国王のお妃候補に選ばれたけれど、彼女は階段から落ちて顔に大きなアザを作ってしまったらしい。
お妃様候補は13人。1年間王宮で過ごさなければならないという決まりがあるが、顔にアザを作った状態でセアラを王宮に入れることはできない。エルシーは父に、言うことを聞かなければ修道院への寄付金を取り止めると脅されて、セアラのアザが直るまで、身代わりとして王宮へ入ることに。
一方、女嫌いの国王フランシスは、お妃候補たちを追い出すべく、王宮では掃除洗濯料理に裁縫…、全てを自分や自分の侍女たちでやれと無理難題を出してーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 12:00:00
257663文字
会話率:38%
親友に嵌められて礼拝堂の火事の犯人にされた聖女フィーネ。
罪人聖女の烙印を押されたフィーネは何度も何度も見受けに失敗する。
そんな時、オスヴァルト・エルツェ公爵が彼女を大金で買いに来た。
「今日から私の妻だ。稀血の聖女、フィーネ」
生ま
れつきの赤い跡や翡翠の目から虐げられてきた彼女が、再会した幼馴染だったオスヴァルトに溺愛されて幸せになる話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 12:57:01
26307文字
会話率:49%
傭兵団体アナグマの工作員は大陸の各地に潜んでいる。
表向きには宗教団体エルモとして各地の礼拝堂を運営しながら、
各国のパワーバランスを維持し続けてきた。
薄氷の上に築かれた安寧が崩れかけている。
スットン共和国の唐突かつ大幅な軍拡を調
査するため、
偵察に出たら予想以上だった。
持ち帰った情報から次の手が決まり、
取りかかって早々に気になる言葉を耳にする。
「アナグマの姫の噂、聞いたことある?」
他の投稿先(1箇所):カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-13 13:00:00
241393文字
会話率:48%
クラッセン伯爵家の次男坊として生まれたヴィム・クラッセンは、次期後継者候補の一人として愛と幸福に包まれながら育った。しかしヴィムが四歳の誕生日を迎えた日、一家は襲撃を受け大火災の末両親を失ってしまう。唯一の肉親となった兄のルーカスと共に孤児
院へ駆けこむが、三年後ルーカスは養子として引き取られ離れ離れになってしまう。ルーカスが去ってからヴィムは次第に家族の記憶を失っていく。そして四年後ヴィムは別家庭に引き取られ、ヴィムの後見人となった紳士にある取引を提案される。紳士が提示した条件は、王立の名門寄宿学校アポステルシューレへ進学し紳士の息子と友人関係を築くことであった。また紳士の話によると、ルーカスもアポステルに在籍しているらしく、ヴィムはルーカスとの再会を果たすためにアポステルへの進学を決意する。しかし入学先のアポステルの実態は悲惨なもので、伝統を固持し、校長と”クイーン”と呼ばれる六人の生徒たちの絶対的な権力に支配された歪んだ箱庭だった。「聖人」と崇めらる一人の生徒、いじめを看過するクイーン、「聖人」を王とする親衛隊の「三美神」、礼拝堂に籠る大司祭の息子……様々な人間と関わりながら、理不尽な環境の中でヴィムは目的のために奮闘する。そしてヴィムの行動によって図らずも隠されていた彼らの、学校の、そして国の歴史の秘密が暴かれるのであった。
*以前連載していた作品のリメイク版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 17:09:03
96794文字
会話率:44%
夕闇の迫る聖セシリア女学院の礼拝堂で、逢沢里紗は、己の罪深い恋心を、神父に告白していたのだが……。
最終更新:2023-02-04 22:00:00
1969文字
会話率:69%
深夜の礼拝堂にて少し寂しげにたたずむ修道女。放っておけないあなたはそんな彼女に声をかける…。
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最終更新:2022-12-26 09:46:04
1744文字
会話率:54%
世界中のありとあらゆる宗教の教育を目的とした聖ウェヌス女学院に編入してきた海外帰国子女の樋口ソフィアは夏休みになっても友だちが出来ずにいた。樋口ソフィアは夏休みの間,学院内にある礼拝堂に通い,祈りを捧げていた。
そんな夏休みの最終日,彼女は
礼拝堂で不思議な体験をする。
そして我に返った彼女に待ち受けていたのは過酷な試練。
翌日から未だに会話すらした事のないクラスメイトや教員たちを巻き込み,学院内外を取り巻く数奇な怪奇現象や事件が立て続けに起きていく。
さらにクラス委員長の長尾智恵と繋がる運命。
彼女たちに待ち受けるものとはいったい何なのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 00:00:00
1411513文字
会話率:43%
いつも変わらないバカ騒ぎをしながら平凡な日常を過ごしていた盛川麻琴。
初めてラブレター?をもらい、生徒会室に行くと大地震が起こり学校が崩れてしまう。
目が覚めたら女神像がある礼拝堂みたいな場所に寝転がっていた。
しばらくすると、豪華な服に
包まれた人が現れ、兵士に取り囲まれたあと、戦乱の真っ只中に参戦することとなる。
「お主たちには戦争に出てもらう。バルセロナ帝国を落とすのだ。」
急速な展開に頭が追いつかないまま、昨日まで学生だったものたちが戦争に行くはなし。
麻琴たちは無事生き残ることはできるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 18:00:00
6570文字
会話率:41%
幼い頃より、リラは父のレハールと山の中に流れる小川の側に建てた小屋で、群生する黄葡萄が人に与える影響について調査をしていた。
そこで道に迷い意識が朦朧としているところを救われたアマティは、黄葡萄に関する過去の事例が書かれた銀板をレハール
に見せ、同じ医術者同士、調査に協力するようになる。
数年の後、レハールは以前のアマティと同様、意識が朦朧とした二人の男に出会う。世の流れに疎かったレハールは、その者たちの素性も知らぬまま近づき、一人の男に刺された。泣き叫ぶリラを見て、アマティは一計を案じる。
それからルチェーレ国王子の影武者として過ごしていたリラは、オルトベラ王の遠征に同行。各地を回り戦果を挙げることもあった。
そんな記憶も曖昧になるくらい多忙な日々は、六日後の聖炎式でその任務が終わろうとしていた。
全てはアマティと結婚するため――
それだけを考え過ごした六年間。城壁に作られた礼拝堂から民衆に向けて最後の演説を終えたリラは、やっと解放されると思った矢先、アマティから六年前の計略に続きがあることを聞かされる。
それを、衰退した国で保護され、オルトベラ王に仕えていた王子たちにも聞かせ、建国するように願うと、リラの正体を明かした。成り行きで王子たちに求婚されるリラ。
聖炎式が近づくにつれルチェーレ王妃、補佐官のセガノトが、過去にアマティと交わした約束の清算について不審に感じたリラと王子たちは、自身の生い立ちにも疑問を持ち始める。
どうして国が滅んだのか。
どうして王は死ななければならなかったのか。
どうして一緒になれないのか。
どうして憎まなければならいのか。
そして、どうしてそれらを銀板に書き記したのか。
アマティと結婚したいという感情はいつから生まれたのか過去を探すリラと、かつて自分が生まれた国を再建しようとする王子たちは、大人になるため、父のような王を目指すのかを苦悩しながら建国準備を進めていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-04 10:11:30
88396文字
会話率:42%
俺、渋久黒栖はしがない旅行好きのアルバイト。最近賞を取ったと小さく話題の酒造を軸にした旅行プランを依頼され、まだ雪の残る北の小さな町を訪れた。そこで出会った美しい魔女蓮野雨と、その元恋人で既婚者の酒造の社長有澤識司。魔女は俺に婚約者のふりを
してほしいと頼んできた。おかしな三角関係の行方は。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-01 20:00:00
183432文字
会話率:40%
『隻眼聖女』と呼ばれる聖職者に雇われた『傭兵さん』は、彼女と共に港町に向かっている途中、ある村に立ち寄る。
その村にある礼拝堂は亡霊と呼ばれる大男に占拠されていた。村人達が亡霊の所為で外出できない状況に陥っている事を知った隻眼聖女は、除霊
を決意。しかし、礼拝堂に居座る大男と対峙した途端、「除霊する事はできない」という結論に至る。
隻眼聖女に時間を稼ぐように命じられた傭兵は、大男に話しかけるが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-22 12:20:20
20839文字
会話率:35%
「銀色は嫌いなんだ。孤独な人を思い出すから」
イェイエル河に分断された大陸の西側、大国クロンクビスト。自ら企てた計略と闘争の後、末の王子が王位を手にして八年。政変を機に『教会』を統率する教皇庁から離反し、礼拝堂の扉を固く鎖して、適齢を過ぎ
てなお王妃も迎えずただ独り、彼は、血に濡れた王冠の縁を固く握り締めていた。
花の盛りを見送れば、夏の嵐はやって来る。
餓えるけものの許へ運命が導いたのは、奇しくも『銀』の鳥だった。
※この作品は「花と雷鳴(https://hanauriboi.amebaownd.com/)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 15:58:26
110906文字
会話率:30%