都での職探しが上手くいかず途方に暮れていた雨蘭だが、助けた老人に仕事を紹介してもらえることに。
皇帝廟管理の職だと聞いて向かった先には、候補者として複数の女性が集められていた。管理人探しは建前で、その実、皇帝の孫の花嫁探しの場だと知る。
他の候補者から嫌がらせを受けつつも、使用人として雇ってもらうため一人間違った方向に奮闘する雨蘭。はじめは厳しくあたっていた文官補佐が何故か次第に優しくなっていき……
「上手くいったら私を使用人として雇ってもらえますか?」
「……就職先は考えてやる(意味深)」
素性不明のいけすかない官僚×超前向き田舎娘のドタバタ中華風恋愛ファンタジー。
◇◆◇◆◇◆◇
*ふわっとした中華風の世界観&ミステリーは中盤以降からのおまけ要素、文体軽めです。本格的なものを好む方はお気をつけください。
*公開話を後から改稿する可能性があります。ご容赦ください。
*本作はカクヨム様にて先行掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 21:06:50
122296文字
会話率:48%
幼児シオンに前世の記憶が戻った時、そこは修羅場だった。
血まみれの父親は「父さんの父さんーー爺さんに俺が死んだことを伝えてくれ」と遺言して亡くなり、母親はその父親の血を引いていることを理由にシオンを疎む。しかも母親は人間ではないようで、配下
の人間がシオンを殺そうと襲ってくる。
父親の遺言を果たすため、また母親の配下から逃げるため、シオンは山を下り麓の村に向かう。途中、父親から引き継いだ手の甲の紋章の力が発現し、配下を撃退したものの負傷したシオンは精霊の『リン』に助けられる。
『リン』の手助けで麓の村にたどり着いたシオンは、奴隷商人に売られそうになったところを逃げ出し、爺さんがいるという王都へひとりのんびりと向かうのだった。
不定期更新。最初のシリアス以外は、のんびり旅話
主人公成長&チート物?の予定です。
ムーンライトノベルズのサイトにも上げてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-02 17:00:00
16901文字
会話率:38%
この物語は少年ラインハルトと、少女ヴィクトリアの短くも長い物語。
帝国の士官学校にて平民ラインハルトと皇帝の孫娘ヴィクトリアが相棒になり、帝国内部の貴族や対立国家間の様々な陰謀に巻き込まれながらも切り抜けていくが、やがて二人は大いなる計画
に巻き込まれしまう!?
そして士官学校の入学式新入生代表でヴィクトリアが自身の高祖母である皇帝ヒルデガルドに向けて高らかに宣言した。
「私はまどろっこしい話は嫌いだ。だから端的に言う……」
すると畏れ多くも皇帝ヒルデガルドを指差したのだ。
「私、ヴィクトリア・フォン・アルムルーヴェが必ずや深紅の玉座を奪い、皇帝になってみせる!!」
皇帝ヒルデガルドはヴィクトリアを見るなり冷笑する。
「フフ、面白い。もがき苦しみ、地べたを這いずりまわって深紅の玉座に挑むがいい、我が愛しくも愚かな孫娘よ」
ヴィクトリアが深紅の玉座に座るか、名も無き戦場で倒れてしまうかは誰にも分からない。
それは後世の人達のみが知っている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-18 20:24:09
408326文字
会話率:45%
大陸の北には人間が、南側には魔族が暮らしている。
何度目かの和平交渉に際して、両国から選ばれた一名ずつが、大陸の中央にある邸で共に過ごすことが命じられた。
魔族代表のザカートの前に現れたのは、皇帝の孫娘、アナスタシア姫。
魔族の研究をしてい
るのだという姫の屈託のなさに、ザカートは帝国人に対する偏見と警戒を解いていく。
違う国で生まれた、違う種族のふたりのおはなし。
**********
表題作である本編は前後編で終わり、あとは後日談となります。
先が気になる方はお付き合いくだされば幸いです。
もろもろも含めて、全11話構成。
4/15以降、16:00、20:00の二回更新予定です。
投稿先:エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 20:00:00
36695文字
会話率:29%
◆大陸全土を支配するファルザード帝国。その属邦の一つベルン公国の君主アルフォンス・ベルン(17歳)。アルフォンスは、日常生活では、「無能」で、分数の計算も出来ない。だが戦争においては天才。
◆アルフォンスは、奴隷気質のエルフの義妹パミーナ。
メイド服好きの義姉フローラ。皇帝の孫娘で8歳の美幼女ミストルーンと日々楽しく暮らしていた。
◆だが、やがて帝国に暗雲が立ちこめる。
帝国の北半分を支配する北部総督シルヴァン皇子(24歳)。冷酷かつ天才的な軍略家であるシルヴァン皇子は、南部総督イリアシュ皇子を殺害し、自らが皇帝にならんとする野望を持つ。シルヴァン皇子は謀略と暗殺をもちいて、皇帝の長男であるイリアシュ皇子を挑発。やがて、帝国は北部総督シルヴァン皇子、南部総督イリアシュ皇子の全面戦争に突入する。
◆ここに《継承戦争》と呼ばれる帝国史上空前の内乱が勃発。
イリアシュ皇子の臣下であるアルフォンスは、ベルン公国の誇る騎狼(きろう)軍1万2千騎を率いて、猛悪なるシルヴァン皇子と対決する。
◆アルフォンス・ベルンと、シルヴァン皇子。この二人の激闘が、やがて帝国の命運を大きく変えていく。
◆皇族のロリ幼女、エルフの奴隷的な義妹、メイド服の義姉美少女。萌えと燃えが融合した本格的な戦記ファンタジー小説です。
◆〈日本の戦国時代の小説〉〈ヨーロッパ並びに世界各国の歴史小説〉〈三国志〉〈水滸伝〉
〈ローマ帝国衰亡史〉〈司馬遼太郎〉〈山岡荘八〉〈吉川英治〉などが、お好きな方や、歴史が好きな方は、是非ご覧下さい。
◆◆◆◆ご意見、ご感想、お待ちしております。◆◆どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
◆◆◆暫く不定期更新となります◆◆◆
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 07:00:00
114758文字
会話率:30%
異端の過激派の下で育てられ、凄腕のアサシンとなった青年テオドール。
その生き方に嫌気がさした彼はある日、所属する過激派そのものを滅ぼす。そして、裸一貫で森の小さな家に住み、そこで隠者の生活を送っていた。人々はいつしか、彼を森の賢人と呼ぶ
ようになった。
そんな彼の下に怪しい老人が現れる。なんと、その老人はこの帝国を支配する皇帝だった。
皇帝は若くして多くの痛みを知り、そのうえですべてを捨てた青年テオドールこそ、皇帝となるにふさわしいと言う。
そして、青年テオドールは皇帝の孫娘と結婚して、新しい皇帝となった。
彼が元皇帝から託された仕事は、ずばり衰えている帝国を観光立国として建て直すために、帝国各地を行幸して、観光資源を発掘すること。
――門前町イーセのお菓子レッドハピネス、
――スズッカで行われる戦車競走、
――商業都市マツルカ名産の牛肉、
ミーウェ帝国のいろんな観光資源を見つけた青年皇帝が、観光立国を目指す!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 09:46:07
39686文字
会話率:42%