かつて繁栄を誇ったセリオス王国は、強大なヴァルム帝国との戦争に敗れ、滅亡した。
王族は皆殺しにされ、生き残りは誰一人いない——はずだった。
しかし、一人だけ、幼き王子レオネルは密かに逃げ延びていた。
彷徨い込んだのは、人間が決して
足を踏み入れてはならない「奈落の森」。
そこは悪魔たちの支配する魔の領域であり、死にかけた人間の魂は貪り尽くされる運命にあった。
そして、そんな王子の前に現れたのは——
「災厄の魔王」リリエル。
無慈悲で冷酷、魂を喰らい生きる絶対的な存在。
本来ならば、彼女の手によって幼き王子は死ぬはずだった。
しかし、レオネルの澄んだ蒼碧の瞳を見た瞬間、彼女はなぜか手を止めた。
「お母さんなの?」
——それは、あまりにも純粋な問いかけ。
そして魔王は、気まぐれにも「育てる」ことを決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 20:10:00
14256文字
会話率:25%
ゾンビによって滅ぼされてしまった近未来。
荒廃した世界のなか、蔓延した死と絶望に抗う一人の女がいた。その女はまさかの女子高生!?
人類と世界の命運は一人のJKとロボットに託された!!
近未来ラストJKゾンビアクションファンタジーです。
日
本刀を携えたミラジョボビッチ系JKがゾンビをバッタバッタと切り倒します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 11:48:51
4010文字
会話率:34%
天才賢者アレク。
戦災孤児だった5歳の頃、勇者一行に拾われ、10年戦場を共に渡り歩いた。
ついに魔王を倒した勇者一行は凱旋のために帰路についていた。
恋心には鈍いけど、心優しい勇者クーファリス。
年齢の話題に敏感すぎるけど、明るくム
ードメーカーなエルフの精霊使い、ミスティア。
エルフをからかう癖があるが、根はいいヤツなドワーフの戦士、ゴン。
4人は平和になった世界で何をしたいかを馬車で語り合っていた。
しかし――彼らを謎の悲劇が襲う。
クーファも死に、ミスティも死に、ゴンも死んだ……。
生き残ったアレクもやがて死んだ。
そしてなんとか転生を果たしたアレクは何を目指すのか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 21:48:21
3855文字
会話率:54%
かつて隆盛を誇った亜人種の大国
ピスティア王国とオスティア共和国
大国は先の人海大戦によって大きく力を失い、そこに住む多くの人々は死に絶えた
わずかな生き残りは世界各地に散らばり、 細々と暮らすことを強いられていた
最終更新:2024-11-03 17:46:21
4924文字
会話率:95%
異世界に転生した浩介
転生先は魔王。
しかし種族間の争いに敗れに敗れ魔族の生き残りは何と、、、自分を含め3000人っ!!
しかも魔王を召喚する為に3000人の国民達の魔力はほぼ空っぽっ!!
しかもしかもっ!!敵国の人族が攻めてきただ
とっ!!先陣を切るのは、、、勇者っ!!
やるからにはこれ以上誰の犠牲も出さないと決心する浩介だが状況が悪すぎた。
「流石に無理ゲーすぎるな。おわりか、、」
心が折れたかけた浩介だったが勇者の放った一言で状況が一変する。
歴代最強の魔王
ツンデレな勇者
この2人の邂逅が世界を変える折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 09:00:27
19152文字
会話率:28%
日ノ国は乱れていた。
帝は享楽に溺れ、都は奸臣の専横まかり通る。
かたや地方では、氏族同士が領土を巡って争いを繰り返し、商人潤うも、民は乾くばかり。
人里を出れば賊が溢れ、野山は鬼が跳梁する魔境と化した。
天津神の遺した神器の一つ
、「剣」を密かに継承する須佐一族は、国家安寧のため祈祷を続けていた。
しかしある時、その力を欲した勢力の襲撃により、里は崩壊してしまう。
生き残りは、長の娘にして巫女である星子ただ一人。
離れた社にて祭祀を執り行っていたため難を逃れるも、里の惨状に慟哭する。
復讐の念に取り憑かれた星子の声に応えたのは、一振りの刀。
御神体と称される刀が発する思念は、星子の身を代償として仇討ちを請け負うと持ち掛けた。
無力な少女に選択の余地はなし。
かくして星子を依り代とした刀は、宿主の大願成就がために嬉々として業を振るう。
その道筋や、快刀乱麻の如し。
二者の出会いはやがて、更なる戦乱の火種となって飛び火してゆく事となる。
阻む者全てを斬って捨てたその先に、果たして何が見えるのか。
刀とあやかしが織り成す幻想活劇、ここに堂々開幕なり。
※和風要素の習作です。
日本神話がベースですが、時代は特定せずにごちゃ混ぜなので、舞台はほぼ異界です。
平安あたりの日本に似たどこか。そのくらいの認識で。
試験投稿につき、気軽に感想ご意見お寄せ頂けると嬉しいです。
続きが気になれば、応援よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 07:10:00
313906文字
会話率:32%
ナランツェが親指ほどの大きさの自分の蜘蛛を見つけて村に戻ると、そこは業火に包まれていた。
燃え盛る炎がまるで滝を上る蛇のようにうねり、空へとむかう。
「村が……」
ごうごうと音を立てて炎が村の全てを包みこむ。
滅ぼされた村の生き残りはナラ
ンツェと姉の二人だけで、さらに天上の布を織れるのは銀の髪を持つナランツェだけ。
でも契約の蜘蛛は小さいままで、銀の糸を吐き出さない。
村を滅ぼして天上の布を独占しようとした悪妃に見つからず、このまま平和に暮らしていくのかと思っていたが、姉が嫁いだ商会が天上の布を扱えない事によって傾いていく。
悩むナランツェは取引先の青年クリスに相談し――。
「一番いいのは、君が僕のお嫁さんになる事なんだけど」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 23:31:45
9399文字
会話率:29%
かつて、人類は地球を飛び出した。飛び出すしかなかった。平和は突如終わりを告げたのだ。突如世界全てを巻き込み核戦争が勃発。地球は、死んだ。汚染された水と大気。死の灰に凝結してできた雪。到底人が生きられる環境では無かった。地下に籠った人類の生き
残りは、残り少ない資源を使い、空へと翔んだ。大航宙時代・脱出期だ。そして、テラフォーミングが進んでいた火星に到着、テラフォーミングを完了させ、新たな文明を築いた。だが、戦争は終わっていなかった。10分の1まで減った人口をさらに減らす、新たな大地の奪い合いが発生した。最初に開戦した勢力は【アルトーナ帝国】と【バーディア連邦】の二国だ。バーディア連邦は、かつてアルトーナ帝国に火星を追い出され、太陽系を脱出、宇宙空間にコロニーを形成し、他の星系の星をテラフォーミングして繁栄した国だ。両国共に資源は豊富だった。優位に立つため、様々な兵器が開発された。宇宙・大気圏両用戦闘機に、宇宙戦艦。そして、『人形戦闘兵器』アールディルテ。かつてロマンとして追い求められていた兵器だった。今はもはや現実の物と化し、両国の宇宙空間での主力だ。戦場に一機飛来するだけで、味方に希望が、敵に絶望がもたらされる。そんな世界で、敵国同士のアールディルテパイロットの少年と少女が、戦いながらも心を通わせていき………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 14:10:00
47334文字
会話率:57%
大昔、魔法使いと人間は戦争をしました。
人間は海を殺し、山を削り切り、たくさんの魔法使いを消しました。
家族を殺された、一人の魔法使いの生き残りは、死に場を探しているようです。
最終更新:2024-07-07 12:20:27
7887文字
会話率:37%
空から突然人をゾンビのように変える虫が降り注ぎ、元からいじめが絶えなかった高校はより残酷な地獄へと姿を変えた。ついに生き残りはバンドマンの居森とギャル桐崎という馬が合わない二人だけになり、今に至るまでを振り返り始める。
圧倒的な理不尽に
満ちた世界で全てを傍観していた居森は、一つの結論を出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-18 11:34:38
3853文字
会話率:45%
大きな戦を何とか生き延びた農民のランドルフは、多くの戦死者が転がる戦場で生き残りを発見する。
その生き残りは着ているものから貴族の少年である事が容易に分かった。
少し考えた後、彼は少年を助けることにした。
最終更新:2024-02-02 18:18:21
17523文字
会話率:34%
俺は好きだった幼馴染との幼い頃にした約束を叶えるため、冒険者となった。
パーティに入れてもらい、ボロ雑巾のような下積みを経て、誰もが認めるような冒険者になってから五年後、まだあの約束には程遠いが、どこかに邸を構えるだけの財産を築くことは
できた。
気は早いが、幼馴染たちを迎えに生まれ故郷に帰ってきた……はずだった。
記憶を頼りに赴いたそこには既に彼の生まれ故郷は無く、無人の野が広がるばかりだ。
近くの街に行き、あの村に何があったのか尋ねると、二年ほど前に起きた魔物の大量発生に飲み込まれていた。
生き残りはいたようだが、その足取りは掴めない。幼馴染の少女の安否もわからない。
絶望に打ちひしがれていた彼は、ある冒険者のパーティに誘われる。
彼らはなんでも魔物の湧き続ける迷宮都市に向かうところのようだ。
魔物――俺の故郷を壊し、あいつを奪ったヤツら……
彼の内に復讐の炎が燃え上がる。
彼はまだ知らない。
迷宮都市で自分が辺境伯家の次期当主となることを。
死んだと思っていた幼馴染と再会することになることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 10:00:00
74000文字
会話率:30%
いつからこの世界は空を見なくなったのだろう。いつからなのかは誰も覚えてはいない。
大人達はいつも外の世界のことばかり子供に話すが、ここから出ることはできない。ここから出るときは、二度と戻れないからだ。
人類が地下に住まうようになっておよそ
3世紀。
外の世界はかつての大きな戦争により、人が住めない土地しか残らず人類の生き残りは皆地下へと逃れ、国や地域を分けコロニーを形成しぼそぼそと生き延びている。
そのコロニーの一つノーア。ここに一人の青年がいる。
その青年は後に人類であるが故の経験を積み、世界の運命を決める大きな選択を迫られることになる。その選択とは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-03 13:47:49
7148文字
会話率:34%
ツーリングで山に着た主人公は、対向車を避けて崖から転落してしまった。運良く生き残りはしたものの、そこは霧の立ち込める山の中。仕方なく大木の下で霧が晴れるのを待つことに。
この作品はPixiv、カクヨム、ノベルアップ+、アルファポリスにも掲
載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 19:35:32
1824文字
会話率:11%
その昔、魔神が頂点に君臨することで世界に平和が訪れていた世界。それは魔神の力に魅入られた者たちによって崩壊した。
陽が昇ることのない暗闇のばかりのこの世界には狂人者が溢れ、正義や悪などもはやない。殺しも盗みもただこの荒廃した地で生き抜くため
に。…正義と悪の区別をつけるならこの世界の法則は1つ。
【人喰(じんしょく)】しないこと
魔神最後の生き残りは、人喰者に復讐するため正義となる。
果たして憎悪は正義となるか、悪となるか。
▲注意▲
この先連載するにあたり…
・カニバリズム表現があります。
・残酷描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 14:26:32
51999文字
会話率:33%
タイトルの通りです。
最終更新:2023-03-12 09:58:35
2796文字
会話率:64%
大規模な自然災害により絶滅寸前となった兎耳族の生き残りは、大帝国の皇帝の計らいにより宮廷で保護という名目の軟禁下に置かれている。
彼らは宮廷内の仕事に従事しながら、一切の外出を許可されず、婚姻は同族間のみと定義づけられ、宮廷内の籠の鳥と化し
ていた。
そんな中、宮廷薬師となった兎耳族のユーファは、帝国に滅ぼされた亡国の王子で今は皇宮の側用人となったスレンツェと共に、生まれつき病弱で両親から次期皇帝候補になることはないと見限られた五歳の第四皇子フラムアーク付きとなり、皇子という地位にありながら冷遇された彼を献身的に支えてきた。
フラムアークはユーファに懐き、スレンツェを慕い、成長と共に少しずつ丈夫になっていく。
だがそれは、彼が現実という名の壁に直面し、自らの境遇に立ち向かっていかねばならないことを意味していた―――。
柔和な性格ながら確たる覚悟を内に秘め、男としての牙を隠す第四皇子と、高潔で侠気に富み、自らの過去と戦いながら彼を補佐する亡国の王子、彼らの心の支えとなり、国の制約と湧き起こる感情の狭間で葛藤する亜人の宮廷薬師。
三者三様の立ち位置にある彼らが手を携え合い、ひとつひとつ困難を乗り越えて掴み取る、思慕と軌跡の逆転劇。
※自サイトからの作者本人による転載です。
※アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 23:00:00
516207文字
会話率:44%
とある中世の街並みが並ぶ城下町に住む少年ハルは城主に仕える近衛騎士団の一員だった。近衛騎士団の主な仕事は、城主の娘で城下町一番の美女と呼ばれるリリのボディーガード。
いつものようにリリの散歩に付き合い城内の庭を歩いていたところ、突然リリの足
元に大穴が開きリリは落ちてしまう。落ちた先が魔王の住むラビリンスであると突き詰めた近衛騎士団は、団長の指示によりハルを含む救出部隊を結成し、リリの救出に向かった。
近衛騎士団の懸命な戦いによってラビリンスを攻略し、魔王を倒すことに成功した。しかし、激戦の代償により救出部隊の生き残りはハルだけだった。そしてハルはリリを連れて帰ろうとするが、リリに噛まれてしまう。実はリリに取り憑いたラビリンスの意志だったのだ。
噛まれたハルはラビリングマスターに任命されてしまう。人間に戻りリリを解放するため、ラビリンスの意志に指示された仕事、迫り来る勇者や冒険者たちを退治し、ラビリンスを守るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-04 00:00:00
3691文字
会話率:46%
絶滅種シリーズ第一弾。
海牛目ジュゴン科、ステラーカイギュウ属に分類される哺乳類。寒冷適応型のカイギュウ類の、最後の生き残りは発見から27年で絶滅。
ロシア帝国の航海士で探検家ベーリング率いる、カムチャツカ探検隊の生き残りが報告したのだ
。極寒で不毛な地だと思われていたコマンドル諸島周辺が、海獣の宝庫であると。
発見時、既に絶滅危惧種だったステラーカイギュウ。どのように絶滅したのか。順を追って紹介しようと思います。<全5話>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 08:00:00
7595文字
会話率:21%
結論から言おう。
僕ら四人の勇者たちは、魔王に敗北した。
さらに、僕ら四人……僕サムウェル、ジェイミー、アリア、ミアの内、生き残ったのは、僕とミアの二人だけだった。
ジェイミーとアリアは、魔王に殺された。
僕とミアも生き残りはした
が……もう魔王とは戦わない。
僕の見立てでは、魔王の統治は既に絶対的で揺るがないだろう。
この手記は、なぜ僕ら四人が魔王との戦いに赴かなければならなかったのか、そして、なぜ僕ら四人が魔王に敗北してしまったのかについての記録だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 13:51:05
17883文字
会話率:47%