昔から物語が好きで、ならば一生に一度くらい物語を書いてみてもいいのではないかと思った。
これは、私の好きなものをつめこんだ物語。
だから異性愛も同性愛も家族愛も友情も、そこに当てはまらい愛も全て入れたい。そこに私が好きだからという以上の理由
はない。
一人は前世の業ゆえに
一人は無関係であるにもかかわらず
一人は大切な人の為に
物語を紡ぎます。
異世界に行ってしまった彼らの物語を、お茶のお供にしていただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 02:45:16
43744文字
会話率:37%
雨上がりの午後、静かな住宅街に暮らす一人の若い母親・千紗が、通り魔に刺され命を落とした。
彼女は何もしていない。ただ、普通の日常を生きていただけだった。
犯罪に関わったこともなければ、誰かに恨まれるような人間でもない。
ただそこに「たまたま
」居ただけ――それだけで殺された。
残された夫・悠真は、納得できない思いを抱えたまま葬儀を終え、社会の冷たく形式的な対応に憤りを感じ始める。
「なぜ、あんな善人が殺されなければならなかったのか?」
問いは繰り返されるが、答えはない。
そして、誰もがこう言う。「仕方がないことだ」と。
その不条理に、悠真の心は崩れていく。
通り魔の男は「理由はない」と言い、精神鑑定により責任能力なしと診断された。
理性も倫理も、この社会では意味をなさない。
では、この世界は何なのか?
なぜ何の罪もない者が、突然「終わり」を告げられなければならないのか?
やがて悠真は、千紗の死を通して、自らの「生」の意味を深く問うようになる。
この世の価値観は逆さまだ。
正しさも善悪も、誰かが勝手に作った幻想にすぎない。
理不尽の中にこそ、この世界の真実がある――。
世界の不条理と向き合う男が、最後に辿りついた“答え”とは何だったのか。
これは、「なぜ人は死ぬのか」ではなく、「なぜ、生かされるのか」を問い続ける者の記録である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-06 01:09:12
11637文字
会話率:29%
ひとつ弁明したいと思いまして
キーワード:
最終更新:2025-05-22 20:09:53
660文字
会話率:0%
見知らぬ街で、なぜか懐かしい風を感じるときがある。
何も知らないはずなのに、胸の奥がふっとざわつく。
それは、名前のない記憶が呼びかけている証かもしれない。
少女は旅をしている。
行き先に特別な理由はない。
ただ、穏やかな日々の中を歩いて
いるだけ。
けれど、彼女には“ひとつだけ奇妙なこと”があった。
――自分の子ども時代を、まったく思い出せない。
16年分の記憶は日記のようにくっきりと残っているのに、
その前の時間だけが、まるごと霧のように失われている。
まるで“最初からそこに何もなかった”かのように。
そんなレンのそばにいるのは、
落ち着いた雰囲気をまとう女性。
どこか姉のようで、どこか影のある彼女は、
“過去を知っている誰か”のように見えた。
ふたりがたどり着いたのは、春風が吹く街。
古びた写真、奇妙なペンダント、見知らぬ誰かの言葉――
「前にも、あなたに会った気がするんだよ」
静かな違和感が、やがて確信へと変わる。
記憶、感情、そして“自分”という存在への問い。
――人は、記憶を抱えてどう生きていくのか。
――感情を失ったとき、何が残るのか。
――忘れられない記憶は、祝福か、それとも呪いか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 06:30:00
38705文字
会話率:22%
異世界に学園単位に召喚を受けた私立桜華学園、中高一貫校はグロース王国勇者候補として案内され、一人に異能が一つ、二つあると言われ、主人公の桜川信は異能のショップを隠蔽。
勇者選定は異能を二つ持つ八雲渚に決定、他は学園封鎖もあり、路頭に迷う
。
桜川信は異能のショップの初回特典ポイントに買ったAI70バイオロイド、また信は傭兵ギルドに登録、冒険者ギルドに登録、二つを兼ねた中隊を目指す。
バイオロイドを200、中隊の中尉階級に桜川信、この為に戦場に活躍、信の異能を見抜いた貴族少女のマシリーに共闘を持ちかけられ、信は共闘を受け入れる。
マシリーは貴族の領内のモンスター駆除、蛮族の駆除、また信と中隊を遊ばせる理由はないと派遣サービスを開始。
信と隊とマシリーとマシリー家臣団の運命が回り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 04:56:39
5171文字
会話率:33%
アリーは一瞬ぞくっとした。 「この水晶玉が本物? エイプリルフールの小道具じゃなかったの?」――水晶玉は占う、運命の人を。
オークリル侯爵家の令嬢であるアリーが、ほんの少しのお供を連れお忍びのようにこの店にやってきたのには、実はたいした理
由はない。
「エイプリルフールの小ネタを探しに来たの」
そんなアリーのために気さくな店主は水晶玉を出してきてくれた。
ところが、てっきりおもちゃの水晶玉かと思っていたら、この水晶玉はどうやら本当に占いができるらしい。
アリーは誘惑にかられて自分の運命の人を占ってみた――。そうしたらなんと、自分の占いだけはずれるではありませんか!
えっ、どゆこと!?
テンポよく明るいドタバタ風ハピエンストーリーです(笑)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 04:20:00
7996文字
会話率:34%
一人で前線を止めていたヤマギシは上官から虚偽の報告をするなと強め寄られる。実は他国から恐れられていたバーサーカーだった。
たった一人で前線を止めていたヤマギシは、突然現れた上官に「この嘘つき野郎が」と言われてしまう。
何の事だかわからない
まま軍法会議に掛けられたあげく、でっち上げの殺人事件の濡れ衣まで着せられる。
しかしこれはすべて上官が仕組んだ罠だった。
「そうか、ならもう俺がここにいる理由はないな」
恩を仇で返されたヤマギシは逃亡。しかし上官たちは侮っていた。
嘘をついていた男を罠にかけようしていたのだが、なんと彼は本当に前線を一人で止めており、他国では狂乱のバーサーカーと恐れられる男だったからだ。
これは、他国からバーサーカーと恐れられていた男が、異世界で無双しつつ、ざまあしたりのんびり冒険者をしたりするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 12:04:47
109571文字
会話率:44%
「ネリ!! 私は、お前との婚約を破棄する!!」
「芸がない。ボツですわ」
3か月前から突然繰り返される婚約者ルーベンス王太子からの婚約破棄宣言。
公爵令嬢であるネリアリアはその理由のない婚約破棄宣言に毎日毎日ボツを突きつける日々を送っ
ていた。
婚約破棄したいが理由はないと言い張るルーベンスと、理由が無いのに婚約破棄をするわけにはいかないとボツを突きつけ続けるネリアリアの攻防戦ラブファンタジー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 19:14:31
8835文字
会話率:37%
「だって、前の人は自分が欲しい滅茶苦茶な【スキル】をたくさん持って行ったんだから…貴方に一つしか渡さない理由はないわよね?」
流行の異世界転移に巻き込まれた青年は、自分の前に転移した傍若無人男のおかげ?で女神様にその人柄を気に入られ、色
々と優遇される事に。
富も名声もいらない。
望みは一つ。
静かに暮らしたい。
しかし、転移先の世界は現代日本とはほど遠い食文化…
さらに、女神様のお節介で頼んだ【スキル】もほぼ別物に!?
スキル【廃棄工場】で現代日本の不要品を異世界に!
コミュ障青年が平和で静かな生活を手に入れる為に奮闘する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 02:28:58
285905文字
会話率:29%
高三の俺。
只今冬休み……いや、今日は大晦日。
で、俺の腐れ縁の女友達が、免許を取ったと言いうので俺をドライブに誘ってきたんだ。
断る理由はない。
俺は二つ返事でOKしたんだ。
*)本作品は「カクヨム」様でも公開中です。
最終更新:2024-10-04 19:38:41
5594文字
会話率:52%
銃が一丁しかない世界――。
人を傷つけるために存在し、それ以外の理由はない。
奪うために殺すのか、殺すために奪うのか。
人は何を求め銃を手にするのか。
答えは銃のみが知っている。
最終更新:2024-09-15 16:12:11
1244文字
会話率:10%
制作 桃猫秌
何と理由はないけれど少し眠れない日に、「こういう時でも、猫に囲まれてたらグッスリ寝れるかもなぁ」と思ってたら浮かんできたストーリー。いわゆる【目が覚めたら知らない所にいた系】。でもその世界は...? たくさんの「何で?」が溢
れる世界で、主人公は何を思い、どう行動するのか。
『空間たち』シリーズの第一弾となる、桃猫秌初の二万文字越え作品。彼にとって挑戦でも区切りでも成長でもあるこの作品は、「彼らしさ」溢れる世界となっている。
〈この作品はアルファポリスでの連載の転用です〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 20:58:52
22294文字
会話率:12%
これは……おれがこの前、銭湯に行ったときの話だ。
湯船につかり、ふーっと一息をついたおれは、体から日頃の疲れが抜け出て行く感覚に頬を緩め、瞼を閉じ、宇宙のことを考えた。
特別な理由はない。ストレスが消え、心にぽっかりとスペースが空いた
んで、何か壮大なことでも考えたくなったのだ。
しかし、ふと目を開けると、浮かび上がってきたのが陰毛だ。そう、陰毛。それは宇宙の始まり。無から作られる有機物。
いや、違う。陰毛とは思春期を迎えた辺りの男女の股間に生える毛のことを指す。そんなことは知ってるんだ。でもこいつは今突然現れたのではないかと思わせてくる。部屋の中で『え、こんな場所に?』と見つけたとき、そう冷蔵庫の中にあったときなど、なぜだ? と腕を組んで考えたものだ。時空の歪み、ぽっかりあいた穴から現れるスペースエイリアンか……いやいやいや、ない。こいつは人体から生まれ、そして抜け落ちたものだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-30 11:00:00
2044文字
会話率:0%
私は瑪瑙可南子。22歳の美女だ。桜通りに探偵事務所を構えている。 今回の依頼は、悪友の将流の親族からのものらしい。 嫌な予感はするのだけれど、正式な依頼となれば受けない理由はない。 名探偵・瑪瑙可南子とは、私のことなのだから。
***
美女探偵・瑪瑙可南子の第一作です。
老舗の呉服屋で行われる代替わりの儀式。神聖友禅を纏った可南子さんの活躍をどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-25 22:00:00
79147文字
会話率:46%
──だって『推し』だったから。
彼が飛び出した理由なんてものは、今回それ以外にはなかった。
モンスターと人間とが共生する世界になって早数十年。
そんな世界で『殺し屋』として生きる男は、とあるアイドルモンスター『ラノくん』を推して生きていた
。
とある日、ラノくんが路地裏に連れ込まれ襲われているところに遭遇。
とっさに飛び出し替わりにナイフで刺された彼は、ハンニンを殺して絶命する。
身勝手なやつが身勝手なやつに殺されて死ぬ。こういう最後も悪くないなと思っていた。
が、どういうわけか見知らぬ部屋で彼は目を覚ます。
目の前には推しがいて、彼にこう告げた。
「あんたの遺体を回収して、ゾンビにしたんだ」
わお。ゾンビである。
推しにされることに嫌なことなんてない。
ビバ!ゾンビ!
「ついでにあんた、僕のボディーガードにならない?」
推しの誘いを断る理由はない!
ビバ!ボディーガード!
……と、このように大変頭のゆるい男が主人公の物語である。
果たして彼はラノくんをつけ狙う悪党どもを追い払いきれるのか。
──この世界において、悪党は『人間』以外に他ならない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 22:04:32
3523文字
会話率:18%
無意味、の短歌
俳句短歌mbs
キーワード:
最終更新:2023-11-09 13:58:09
386文字
会話率:0%
好きだから好き
そこに理由はいらないけれど
嫌いだけどいい
そこにもきっと理由はない
最終更新:2023-10-05 09:17:24
359文字
会話率:0%
変わらなかった思い
好きな香り
好きに理由はないからね
キーワード:
最終更新:2023-09-02 22:48:04
484文字
会話率:0%
特に秀でてもいない能力だから後回しにされた
同じように後回しにされた者達からは今までと同じように
呼び込んだ異世界の者達からは軽んじられた
そんな連中に尽くす理由はない
______________________
以前
、こちらのコメント欄で俺の書いた話を話題にしてくれてたので、覗いてみると良いかも
http://mokotyama.sblo.jp/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-29 12:00:00
10658文字
会話率:1%
『モブ君の言葉』
え、なに?
主人公の波留君は俳優女優の両親から受け継いだイケメンが嫌なんだって?
人が言い寄ってくるから嫌って?
だからかくして生きてたけどばれてモテちゃいそうで困るって?
優しいのは知ってたけど波留君ってそんなイケメンだ
ったっけ?
………あらやだイケメン。
昔書いた作品。黒歴史を晒すような羞恥。であれば何故後悔するのかと思われるだろう。しかし、そう、理由はない。はい。
カクヨムでも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-01 17:40:15
112437文字
会話率:43%