漂泊の民、と呼ばれる者達がいる。
足の向くまま気の向くまま、国境を越えて世界を巡る、自由であり孤独な者達。
彼らは家を持たない。重い荷物を持たない。辿り着く場所も、帰る場所も持たない。
彷徨の路を進む活力は、美味い飯ぐらいしかない、そんな者
達だ。
冤罪をかけられ、罪人の焼印を頬に押された青年スヴェンと、
閉鎖的な故郷から飛び出した蜥蜴人の術師である“赤紫鱗(マゼンタスケイル)”。
そんなふたりが道行のさなかで、「巨人の娘」と曰くつきの女に出会った。
短編連作です。今後増えるかもしれないし、増えないかもしれません。
個人サイトのリクエスト企画にて製作しました。
個人サイトおよびカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-09 01:09:24
90133文字
会話率:58%
左肩にある番紋に焼印を押されて、それを消されたとき、ユーリアは思い出した。自分がかつて日本に住むアラサーの喪女であったことを。
でもこれって、いいんじゃない? とユーリアは前向きに考えた。
最終更新:2024-01-30 21:00:00
9756文字
会話率:43%
地震で、世界が変わった。
すべては、○○が世界を作り直すためにーーー。
世界各国で同時に起こった巨大地震。
多くの人間が亡くなった、名前の付けようのないあの巨大地震から約一年半後ーーー。
焼印を介して成立する&quo
t;主従関係"
基本、焼印は一人に一つ。
焼印を複数持つものは、即ちその数だけ主人を殺した証となる。
そんな世界に、奇妙な二人の男女が居た。
身体中に複数の焼印を持つ男ーーー獅子尾と、
その男が唯一仕える女ーーー華。
獅子尾の目的は、ただ一つ。
ーーー華を、この国の王女にする為に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 23:34:25
160456文字
会話率:33%
【あらすじ】
エマーデン国・賢君アウグスト王の崩御――
『黄昏のリズベット』との異名を持つ、女将軍リズベットはアウグスト王の国葬のため、数年ぶりに王都フェルヒートに帰還する。
しかし、次期国王である皇太子エドヴァルドは姿を見せず、代わ
りに第二王子ラウルがリズベットを王城へ呼びつける。
言い渡された命は北方守護隊の任を解き、王都の警備にあたること。
アウグスト王の崩御により、王都フェルヒートは荒んでいた。
巧妙に組織化された強盗団、一筋縄ではいかない諸侯たちとの円卓会議――王不在のまま、皇太子エドヴァルドではなく、『弟君』ことラウルが内政の掌握に乗り出している。
長年、北方要塞に駐留し、大国ルヴァリカの脅威をしのいできたリズベットは王都の現状に深く落胆する。
何故、皇太子エドヴァルドは即位しないのか?
先代王と同じ忠誠を弟ラウルに誓うのか?
迷いを抱える中、リズベットは夜の巡回中に不審な荷を発見する。鐘《ベル》の焼印が押された木箱から出てきたのは、あまりに精巧な偽造金貨。
宿舎に戻り、これらが何を意味するのかを考えるリズベット。
街の物盗り達にも鐘の紋章が肌に刻まれていた。持ち物に紋章を刻むのは貴族特権であるが……一体誰の?、と考えを巡らせた結果、リズベットは街の高級服飾店【ブティック・メルノ】へ足を運ぶ。
部下ロニーに後をつけさせた荷は【ブティック・メルノ】オーナー屋敷に運ばれていた。
リズベットは、【ブティック・メルノ】に何らかのヒントが隠されているのではないか、と踏んだわけだが――
一方、王城ではラウルが動きだす。
同時に、実母の来訪により、進退を突きつけられ、人生の岐路に立たされるリズベット。彼女が突き詰める『幸せ』とは何なのか。
頑なに身を律する女将軍リズベットと呪縛を断ち切ろうともがくラウルが織りなす物語。
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第1章集中連載。
第2章以降は不定期連載になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 20:00:00
93578文字
会話率:40%
クソみたいなありふれた人生を歩んでいる主人公 佐藤海斗
今日も社畜な1日を終え、ふらりと寄ったいつものコンビニ
全て代わり映えしないいつもの流れであったはずが、コンビニ強盗と鉢合わせし最悪な形で命を落としてしまう。
しかし次の瞬間、何
故か裁判の被告席に佇んでいた
「大罪裁判」
運の悪い佐藤海斗は死んでからも運が悪く、言われなき罪を言い渡される
しかし、唯一弁護人としてたった女神アルテミのお陰で贖罪のチャンスを与えられる
海斗の腕には大罪の焼印を押され
異世界に奴隷として転生を受ける
海斗に押された焼印は…
「強欲・嫉妬・色欲・傲慢・憤怒・怠惰・暴食」
大罪とは何か?
贖罪とは何か?
冤罪で大罪の焼印を押された海斗の運命や如何に!
「The seven deadly sins 〜七つの大罪をフルコンプした俺は冤罪で奴隷堕ちしたんですが?〜」
お楽しみ下さいな!
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-26 21:48:01
1814文字
会話率:34%
彼女の愛は永遠だ。私が何度浮気をしても、婚約を破棄しても、彼女の両親を殺しても、国外追放しても、罪人の焼印をおしても。彼女は私を愛する。
最終更新:2021-07-09 00:18:30
1736文字
会話率:0%
アルケミア帝国──指輪を嵌める貴族、腕輪を持つ庶民、首輪で縛られた奴隷という管理された身分制度で大陸を支配する帝国。青年アイザックは、アルケミア帝国の貴族の身でありながら、身に着けた「物」の違いで人の扱いが変わる世界に疑問を持ちつつ暮らし
ていた。ある日、処分寸前で売られていたソフィアという女性が屋敷に奴隷として加わる。見慣れない風貌に、加え、罪人の烙印である焼印を持つ彼女は過去の主人の下での出来事から、言葉を失っていた。彼女とかかわりを持つをするうちに、己自身のあり方とも向き合うこととなるアイザック。ソフィアの願いと、過去。二人の先に待つものは……
アイザックとソフィアの心の交流を主軸に、中世世界観を舞台にしたローファンタジーです。
チート無し、異世界転生無し。
一部差別的発言、体罰等残虐な描写がありますのでご注意ください。全七章予定。処女作かつゆっくりめの更新ですが最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 14:00:00
97184文字
会話率:46%
事故で母を、病気で父を失い、生活環境まで変わらざるをえなかった事から困ってるだろうと、王子に思い込まれたローレンは、本人の意思は尊重されずに屋敷の執事として雇用される。華やかでない業務を大した問題もなくこなすそんなある日、夜間見回りの際に幼
い少女を見つけ、保護者になる羽目に。なぜ彼女はそこにいたのか、そして命を狙われるのか…。
そんな事よりも、今回は展開上ファンタジー要素がちゃんと書けるのか。ジャンルが怪しいお話です。『北のまちに降る雪』の続編となりますが、先の内容を知らなくても問題は無いです。拍手ばなー設置しました。お気軽にぽちっとしてください。喜びます♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-10 01:50:27
166266文字
会話率:43%