慶応3年11月15日(1867年12月10日)午後八時頃
坂本龍馬は河原町蛸薬師の醤油商近江屋で暗殺された。
天界に登った龍馬は、坂本乙女の姿をした閻魔と交渉し、3名の人物を
霊体として、50年間観察していくことを認めさせた。
明治期に
その才覚を発揮していく人物
陸奥宗光、板垣退助、由利公正
それが、龍馬が指名した人物であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 11:00:00
55492文字
会話率:71%
1988年冬。同志社大学文学部に通う一回生・中田晴人(ナカタハルヒト)は、信州・志賀高原へのスキー旅行の帰り道、軽井沢にある老舗の蕎麦屋に立ち寄る。
蕎麦の香りに誘われるようにして出会ったのは、店でアルバイトをしていた、年齢不詳の少女・舞子
。癖っ毛をポニーテールに束ね、真冬でも短パン姿で、革リュックには文庫本と猫のカリカリを忍ばせている。少し浮世離れしたその少女に、晴人はつい、自分の住所を箸袋に書いて渡してしまう。
翌週、舞子は本当に京都までやってきた。下宿の前で三角座りをして――何事もなかったように、彼の日常に入り込んでくる。
「三条の河原で、等間隔カップルを襲撃したい」
「川下りがしたい。今すぐ」
「普通じゃないたこ焼き、買ってきて」
舞子の気まぐれな“お願い”に翻弄されながら、晴人は京都の街を駆け回る。
学生アパート、鴨川デルタ、四条河原町、祇園宵山、送り火、銭湯、夜の北山カフェ……
大きな事件は起こらない。ただ彼女のいる風景だけが、すこしだけ、非現実。
昭和の終わり、青春のまぼろし。
もう戻らない季節と、消えてしまいそうな少女をめぐる、京都ノスタルジー幻想譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-24 23:58:15
155941文字
会話率:39%
河原町でぶつかった和服姿の美人が、浮音の馴染みの割烹・志ら菊の大将の後妻・亜沙美と知った有作。
その場の彼女の奇妙な態度をいぶかしんだ浮音は、誤解を解こうと店を訪れるが、肝心の大将・健次郎は怪我が原因で長患いのさなか。後日あらためて見舞
いへ行くことになった浮音たちだったが、健次郎に迫る殺意の数々を感じ取って、気が気ではいられなくなって……!?
美しき後妻・亜沙美は果たして凶悪な殺人鬼なのか?
素人探偵・鴨川浮音の推理が冴える。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-14 12:00:00
11718文字
会話率:52%
桜の季節に読んでほしい。平安神宮にて
〜三十余年前に他界した親愛なる主人へ贈る最期の手紙〜
最終更新:2023-02-12 22:45:54
1392文字
会話率:25%
65メートルほどの橋なのに
最終更新:2022-12-16 09:50:07
1018文字
会話率:0%
京都河原町でアルバイトをしている青年烏丸勇仁は、早朝の川で呆然と過ごしている時に、身体が人間、顏が蛙と蛙男を見つけてしまう。蛙男を追った時の事故で鴨川に落ちて窒息死した烏丸勇仁は死んだ先で出会った巨漢の計らいにより、人であり、幽霊でもある
『半妖』として人生を歩むことになる。酒呑童子、天狗、トイレの花子、蛙男、狸。さまざまな妖怪が住んでいる京都の地にて、彼は生き残るために「自分の存在を刻む行為」として「ハロウィンジャック事件」を企画する。
人でもない。妖怪でもない。中途半端な立場になってしまった青年が起こす。悲しくも騒がしい怪物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-02 01:02:33
39189文字
会話率:54%
慶応三年(1867年)11月15日、京都河原町通向かいの近江屋。この日この場所で、坂本龍馬は暗殺された。その時、その騒乱から逃れていた少年は何をしたか。その後の世界に何を感じたのか。
史料がほとんど残っていない、渦中にいながら注目されるこ
ともあまりない少年「峯吉」の目線から送る「新説・坂本龍馬」です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-25 21:11:18
5196文字
会話率:41%
人間族、妖族、獣人族、天使族、悪魔族、妖精族、異形が住まう世界……地球。
20XX年、現在は人間族が主に住んでいるとされている。ほかの種族は迫害され、天使族は畏れられ、悪魔族は怖れられる存在となっている。
その中の日本に存在する町、勅使河
原町(シシガワラチョウ)に獣人族と人間族の混血児、大神凛が住んでいた。相棒は鴉天狗である鴉羽春飛。
獣人族と妖族はそれぞれ協力関係を結び、生きるため、‘‘縁’’を結ぶ。得意なことを延ばし、不得意なことを補うことができる。
多少のスリルとほのぼのした日常、凛にとってそれが当たり前で、なによりも大切だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-12 04:05:02
2629文字
会話率:52%
荷物整理していたら出てきた古びた原稿用紙。
十八歳のときの恋の顛末。
改めて読んでみる。
あまりにも幼くて不器用で臆病な私がそこにいた。
時は三十年前にさかのぼる。
最終更新:2017-12-06 21:30:43
73938文字
会話率:29%
直樹は大学生。京都で飲み明かそうと友人と待ち合わせの河原町へ阪急電車で向かうところ突然彼に大きな試練が襲う。阪急電車内で起こる奇妙な出来事、その体験を潜り抜け直樹は人生に意味について深く考えたりは・・・しないか?
最終更新:2012-08-09 00:29:22
3015文字
会話率:31%
路上生活者の話です。
最終更新:2010-09-21 09:58:25
764文字
会話率:0%
時は幕末。夜も更けた頃、京都河原町の長州藩邸に一丁の駕籠が止まった。だが出迎えた長州藩士、桂小五郎はその中にいた人を見て硬直してしまった。なんと現れたのは高熱でうなされている新選組、沖田総司。なぜ彼がここに?一体彼の身に何が?様々な思いが交
錯する中で、本当に大事なものとは・・・?ドタバタ幕末ファンタジー第3弾です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-10-21 20:32:52
9946文字
会話率:48%