深い深い森の奥、少女が一人暮らしていました。
外の世界を夢に見ていたが、姿を消してしまったお母さんの言いつけを守って知らない親切な人が小さなお家にやってくるのを待っていたのです。
そんなある日、森の中を歩いているとケガをして倒れている人を
みつけたのでした…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 18:00:00
5715文字
会話率:10%
クラスで一軍にいびられる毎日のハルト。そんなある日、自分だけの帰宅路を歩いていると、謎の少女に出くわす。その少女は狂気的な顔をしており、それをみたハルトは逃げようとするが無残にも殺されてしまう。目が覚めるとそこには一人の女神が。その女神は俺
をこよなく愛するヤンデレだった。死んだ俺に異世界に行かせると言ったが、女神自身がついていくと訳の分からないことを。魔王を倒したらなんでもいうことを聞くというのでさっさと倒してこの女神を引き離そうと考えるハルトだったが様々な困難が待ち受けている。※ちょっと下ネタがあるギャグ作品です。ほんのちょっとだけだよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 17:22:18
114155文字
会話率:67%
非正規団員は正規団員より身分が低く、どこにも所属していないが自由に移動して働くことができる。
出身が不明で旅をしている非正規団員の少年 灰屋友司は朱鷺世で働くために山奥を歩いていると古民家があり、そこに住んでいる和服姿の肥満中年女性が助
けを求めてきた。
緑鬼という魔物にさらわれた娘を助ける仕事をすることになり、その緑鬼達がいる村へ向かう。
黄金のガチョウ娘編で仲間ができ、その仲間達とともに人間に危害を加える魔物や怪人を退治し、朱鷺世を拠点にして他の領地へ移動し自由に仕事をする。
敵は人間ではないものが多く、主人公達の味方も人間ではないことが多い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 12:22:05
29048文字
会話率:47%
道間ユキは、鬼や魑魅魍魎を狩る一族の道間家に生まれながら、疎まれた存在だった。
黒を尊ぶ道間家において、赤茶色の髪を持って生まれたユキは、父である道間家の当主から「処分」されるのをただ待つだけの身。
そして、15歳になったユキは、とう
とう、処分の日を迎える。
雪深い山の中に薄着で放り出されたユキは、歩いているときに見つけた祠の前で、ただただ死を待っていた。
そのとき。
「道間家の女狐が」
ユキの目の前に現れたのは、鬼の棟梁、暁月千早。
千早は、死に逝くユキの首にそっと手をかけて――
死んだはずのユキは、鬼の暮らす隠れ里で目を覚ます。
ユキを「殺した」鬼、千早は、彼女に向かって告げた。
「お前は、もはや道間ではない。――お前は、鬼だ」
鬼に殺され、鬼となったユキと、鬼の棟梁である千早。
二人の運命は、静かに交差する――
※異世界転移になるのかはわかりませんが、念のため保険として入れておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 07:10:00
24837文字
会話率:22%
主人公はある日、道を歩いていると見知らぬ場所に出る。道端で石ころを拾い、数奇な運命に巻き込まれていく……
願いと祈りが交錯する冒険ファンタジーの開幕ですっ!
最終更新:2024-12-03 00:10:00
502851文字
会話率:57%
R18のつもりで書いた小説ですが、全て書き終えて、特に過激な内容も無く、R15でも問題ないと判断しましたので、投稿をやり直します。
現代の生活の中で起きる不思議な話・・・怖い話をつづります。
第一話~第九話まであり、各話のつなが
りはあまり無いので、どれから読んでいただいても結構ですが、第一話は、主に話の主人公になる人物の紹介を兼ねた話になります。
夜中に歩いていると、足音だけが付いて来る話から始めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 21:00:00
96752文字
会話率:28%
日本で社会人として忙しい毎日を送っていた主人公。毎日の長時間労働にすっかり疲れ果て、くたくたの状態で夜道をふらふらと歩いているとき、突然の交通事故に遭ってしまう。
次に目を覚ましたとき、彼女は異世界の名門ヴェルノーク家の令嬢アリアとして転
生していた。
新しい人生と高貴な身分に戸惑いながらも、アリアとして異世界で穏やかに暮らすことを夢見る主人公。しかしその希望は、婚約者である王子からの突然の婚約破棄であっけなく打ち砕かれる。理由は「家柄が相応しくない」とのこと。アリアの家の名誉は傷つき、周囲の視線も冷たくなっていく。
さらに追い打ちをかけるように、王から命じられたのは「婚約破棄で失った名誉を回復するため、未開の地で領主を務める」という厳しい任務だった。異世界で突然の領主生活に驚きつつも、仕方なくその命令を受け入れることに。
舞台は未開の地──開発も進んでおらず、住民たちはやる気ゼロ、土地は荒れ果て、生活環境は最悪。
「まあ、何とかなるでしょ!」開き直ったアリアは、領主としての仕事を始めることに。住民たちとのドタバタ劇や、荒れた土地の開発、予想外の事件に次々と巻き込まれながらも、少しずつ地道に領地を発展させていく。
だが、そんな中で彼女を待ち受けるのは、ただの“領主業”だけではなかった。王国を揺るがす陰謀や、予想外の人々との出会いがアリアを待ち構える。
果たしてアリアは、名誉を取り戻し、領主としての任務を成功させることができるのか?そして、予想もしなかった運命が、彼女にどんな未来をもたらすのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-02 12:53:40
76523文字
会話率:38%
いつものように同居人の動画撮影に付き合っていた猫は、ある日、窓から外に出て街を歩いているときに事故にあってしまう。
ふと気づくと見知らぬ森の中。見たことのない生物の攻撃を受けつつも、なんとか人間の街にたどり着く。知っている街と様子が大きく異
なることに驚きつつも、何とか住処を見つける。
住処となったのは、新人冒険者が多く住む安宿。猫の目に異世界の冒険者はどう映るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 22:52:15
612672文字
会話率:48%
私らしく生きるコツ。
試練が来ている時こそ、最高・最善の道を歩いていると信じよう。
というお話。
キーワード:
最終更新:2024-11-30 07:19:00
703文字
会話率:0%
とある男が町を歩いていると、同僚を見つけた。
同僚は女性とデート中のようだった。
しばらく見ていると、二人は一目を避けるように路地裏へと足を運んで行った。
気になった男は二人の後をつけていった。
最終更新:2024-11-29 19:21:09
944文字
会話率:0%
ノープと呼ばれる世界にて神の住む領域を開拓しようとする人類。未知なる大地を求めて進軍する人間と領域に侵入した人間を排除しようとする神々。人と神の対立は長年続いていた。そんな中、帝都ニアライズの辺境の村に住んでいた少年ナーハ。数年前に消えた兄
の行方を追って神の領域への侵入を試みようと訓練をする毎日を過ごしていた。ある日、ナーハが帝都の城下町を歩いていると突如として神の仕官が現れる。自らを神の1柱である殲滅女王の遣いと称し街を襲う。そこで驚愕の事実を知ったナーハは……。神の脅威に抗う者たちによる戦いが今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 18:51:49
66950文字
会話率:70%
俺は日本で大学生をしていた。ある日、学校からの帰り道を歩いていると
突然、地面に空いた穴に落ちてしまった。
どうやら、異世界に召喚されたらしいが、召喚した理由が全く下らん。呼んだ奴は完全に無視して、俺は伯爵令嬢を守る。
ただ、俺って仔猫のよ
うだけど何故??
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 21:10:00
14793文字
会話率:27%
ある日、事故により両親を亡くした。
悲しみに暮れていると「大丈夫?」と心配して声をかけてくれた幼なじみの女の子。
その時主人公は幼なじみの女の子に恋をする。
その日からその子にいつもに増して話しかける。
そして中学の卒業式に告白をすると誓う
。
しかし、告白をすると彼氏が最近できたことが判明し失恋する。
その子と付き合いたい一心で生きてきたが振られ生きる意味を無くした。
自暴自棄になり無意識に歩いていると、突然スマホを見ながら運転しているトラックが信号を無視して、走ってきた。
そのまま主人公は轢かれた。
意識が遠くなる中「生きてる?」と耳元を囁いてきた女の子がいた。それは中学3年のときの同級生だった。
実はその同級生の人は、ある病院の院長の娘だったらしく、入院している間、ずっと世話をしてくれた。
主人公はそんな子に恋をしてしまう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-23 00:00:00
3466文字
会話率:43%
「失礼しまーすっと……」
とある昼下がり、男はアパートの部屋に入って辺りを見回した。殺風景で狭い部屋だ。畳の床に机が一つ、その上にノートパソコンが置かれている。
男は指示通り、パソコンを立ち上げ、指定されたサイトにアクセスした。
「
これで、よし……ああ、着替えなきゃ……」
彼は小声でそう呟いた。不安からくる癖で、無意識に独り言を口にしてしまうのだ。着替えながら、彼は数日前の出来事を思い出していた。
『ねえ、ちょっといいバイトがあるんだけどさ』
街を歩いていると、不意に柄の悪い男に声をかけられ、少し身構えた。怪しい仕事に違いない。そう、きっと最近話題の「闇バイト」の勧誘だ。麻薬の運び屋や強盗、いずれにせよすぐに警察に捕まってしまうだろう。首謀者は知らん顔のトカゲの尻尾切り。こちらだけが損をする。
そんな予感がしたが、同時に彼は内心の高揚も感じていた。男が声をかけたのは、彼が金に困っていると察したからだろう。それは事実だった。
ひとまず喫茶店へ移動し、男から詳しい話を聞くことになった。
「まさか、アパートの部屋にただいるだけのバイトだったとは……」
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最終更新:2024-11-21 11:00:00
3475文字
会話率:42%
これは、登山をしていた二人の男女の話なんだけど……。
自然を満喫した二人は、下山することにしたが、帰り道が行きと同じ道ではつまらないと考え、別の道を歩くことにしたんだ。
談笑しながら歩いていると、途中で古びた神社を見つけた。二人は『隠
れたパワースポットだ!』と大喜びし、お参りをすると再び山道を歩き始めた。
だんだん辺りが暗くなってきた。会話が途切れてから、しばらくすると女性がこう呟いた。
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最終更新:2024-11-09 11:00:00
2141文字
会話率:64%
夕方。友人の大寺と飲みに行く予定だったのだが、奴が目当てにしている飲み屋はまだ開いていないらしい。どうしたものかと考えていると、近くに動物園があるというので、おれたちはそこで時間をつぶすことにした。
入場券を買い、中に入って、喋りながら
歩いていると、突然大寺がブフッと笑った。おれは訊ねた。
「どうしたよ」
「ふ、ふははっ、あの虎、見てみろよ」
「ん? 虎?」
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最終更新:2024-08-29 11:00:00
1873文字
会話率:72%
幼少期から神殿で暮らしていたトレヴァーは、いつも同じ日に預けられたレイモンドに助けられていた。
だが、レイモンドに魔力があることがわかり、彼は魔塔に行ってしまう。
その前に、トレヴァーとレイモンドはある約束をした。
それは、
大人になったら一緒に冒険をするというもの。
それから十数年の月日が経ち――トレヴァーとレイモンドは、冒険者として一緒にパーティーを組み、冒険者ギルド『カリマ』に所属している。
とある日、依頼帰りに森を歩いていると、「きゃあっ」という声が耳に届いた。
聞き覚えのある声だったので、声のしたほうへ足を進める。
いつもお世話になっている宿屋の看板娘が、魔物に囲まれていた。
彼女を助けた翌日、衛兵が宿屋まで来てトレヴァーとレイモンドに、
「きみたちが急いで森から出てきたという証言がある。どういうことか、説明してくれるだろう?」
と問う。
今朝、森の中でズタボロの男性が見つかった。
森から急いで街へ向かうトレヴァーとレイモンドを、誰かが見ていたらしい。
トレヴァーは、疑われたことにレイモンドの機嫌が急降下したことで、彼が怒っていることに気付く。
「オレらが犯人じゃなかったら、ちゃんと謝れよ!」
レイモンドはそう宣言し、冒険者ギルド『カリマ』に所属している全員で犯人を見つけることを決意した――……。
対人戦が苦手な聖騎士と、明るい賢者の絆が深まる物語……のつもり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 21:10:00
91321文字
会話率:52%
十三歳の朱亞(シュア)は、自分を育ててくれた祖父が亡くなったことをきっかけに住んでいた村から旅に出た。
旅の道中、皇帝陛下が美女を後宮に招くために港町に向かっていることを知った朱亞は、好奇心を抑えられず一目見てみたいと港町へ目的地を決
めた。
山の中を歩いていると、雨の匂いを感じ取り近くにあった山小屋で雨宿りをすることにした。山小屋で雨が止むのを待っていると、ふと人の声が聞こえてびしょ濡れになってしまった女性を招き入れる。
女性の名は桜綾(ヨウリン)。彼女こそが、皇帝陛下が自ら迎えに行った絶世の美女であった。
しかし、彼女は後宮に行きたくない様子。
ところが皇帝陛下が山小屋で彼女を見つけてしまい、一緒にいた朱亞まで巻き込まれる形で後宮に向かうことになった。
後宮で知っている人がいないから、朱亞を侍女にしたいという願いを皇帝陛下は承諾してしまい、朱亞も桜綾の侍女として後宮で暮らすことになってしまった。
祖父からの教えをきっちりと受け継いでいる朱亞と、絶世の美女である桜綾が後宮でいろいろなことを解決したりする物語。
※世界観はふわっとしています。
※別の投稿サイトにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 17:03:13
103661文字
会話率:54%
これは、禁忌の神話にして普遍的な恋の話――。
草を司る女神、カヤノヒメはある日、自身が治める森林で一人の少年と出会う。彼は道に迷い、泣いていた。心を痛めたカヤノヒメは人と神が交わってはならないという掟を破り、少年を帰るべき場所へと戻す。
しかし、禁忌を犯したことを他の神々に知られてしまい、カヤノヒメは神界を追放され、人へと堕落する。
人界で暮らすことを余儀なくされたカヤノヒメ。寄る辺なく人界をさまよい歩いていると、ようやく人と遭遇する。だが、神の名残がある浮世離れした姿から、人々からは忌避と恐怖の視線を向けられてしまう。ついには捕縛され、村で監禁されてしまう。
カヤノヒメは人界に降りて早々受けた仕打ちに恐怖し、悲嘆する。が、そんな彼女を救ったのは、かつて自身が救ったあの時の少年だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 23:40:25
5918文字
会話率:34%
これは、大衆娯楽文芸雑誌『NON VELLE』ウェブ版特集記事担当者が体験した話。
【スミイシアラン】の都市伝説
同じ名前もしくは苗字の人間を殺す怪異。昭和の頃にひどい美人局に遭った男が、自分の部屋や名義を同姓同名の男に奪い取られてしまっ
たらしい。その後、男は近所で遺体となって見つかったが、長らく身元不明遺体として扱われていたそうだ。それ以来、遺体が見つかった近隣では死んだ男の霊が彷徨い歩いているという噂が流れた。男は同じ名前か苗字の一人暮らしの人間を見つけると、部屋から相手を追い出し、名前や住所、人生そのものまで乗っ取るという。追い出された人間は数日後に身元不明遺体として発見されるらしい……。
※この作品はPixivにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 23:54:39
8998文字
会話率:23%
伯爵令嬢オフィーリアは、毒を盛ったと濡れ衣を着せられて婚約者に婚約破棄されてしまった。家からも追い出され、生きるために次の職を探そうと歩いていると、さらに追い打ちをかけるように、誘拐され人間兵器の実験台にされてしまう。だが、瀕死のオフィーリ
アを救ったのは冷酷非道侯爵と噂されるオスカーだった。実はオスカーにとってオフィーリアは、ずっと探し続けていた大切な女性だったのだ。オスカーと一緒に暮らすことになったオフィーリアは、いつか、自分を苦しめた人々に心から謝罪してほしい、そのためにも、もっと強くなりたいと思う。そんなオフィーリアであったが、オスカーと共に王太子暗殺の危機に巻き込まれてしまった。幾多の難を乗り越え、オスカーの愛に目覚めたオフィーリアは誓う。「私のこの力は、オスカー様を守るためにあるんだわ。私がオスカー様を守ります!」人間兵器となったオフィーリアは、オスカーを守るために立ち上がる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 21:41:18
288504文字
会話率:32%
俺は21歳のカンタ。大学生で、毎日、スマホゲームに明け暮れている。バイトから帰れば、100円以下で作れるご飯を食べ、スマホゲームに没頭する。こんな控えめに言ってカスみたいな生活を送っていた俺に、変化が訪れた。朝起きたら、見知らぬ家におり、知
らない家族に知らない地域。おまけに俺の名前をジェニファーと呼ぶ始末。魔王と倒しに行けと言われ、渋々歩いていると、謎の剣と出会う。そいつは喋れて、よくわからない魔法を使える。
俺と謎の剣の大冒険が始まる!?.......と言っておけば、読者たちの期待を高められるかもしれないので、とりあえず言っておくことにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 19:03:37
1224文字
会話率:63%
七海とムイ、ふたりの視点で進む物語。
八重山諸島の伝説の英雄オヤケアカハチが、ちがう未来に進んだ世界の話です。
もしもイリキヤアマリ神がアカハチに力を貸していたら?
もしも八重山(やいま)が琉球国や日本とは別の国になっていたら?
そんなこ
とを考えながら書いています。
算数が苦手な小学6年生・城間 七海(しろま ななみ)。
0点をとってしまった答案用紙を海辺へかくしに行ったら、イタズラ者のキジムナー「ムイ」に答案用紙を飛ばされた。
七海はそれを追いかけて海まで入っていき、深みにはまって流されてしまう。
あわてたムイが七海を助けようとしたとき、不思議な光の円が現れた。
2人が引きこまれたのは、星の海。
七海はそこで、自分そっくりな男の子とすれちがう。
着ている服がちがうだけで、顔も体つきもそっくりな子。
七海そっくりな男の子はこう言った。
「やあこんにちは。あとはまかせたよ」
けれど七海が話しかける前に、男の子は通り過ぎてどこかへ消えてしまう。
七海たちが光のトンネルからおし出された場所は、知らない砂浜。
キョロキョロと辺りを見回しながら歩いていると、知らない大人たちがあわてた様子でかけ寄ってきた。
七海は、だれかとまちがわれて連れて行かれてしまう。
そこは、七海の世界とはちがう歴史をもつ、もうひとつの世界。
七海は、ヤイマ国の第七王子ナナミにそっくりだった。
おまけに、ヤイマ国の王妃は、七海のママにそっくり。
王妃から「ナナミがもどってくるまで第七王子のフリをしてほしい」とお願いされた七海は、しばらくお城で暮らすことになる。
ひとりっこの七海に6人も兄が出来て、うれしかったり、とまどったり。
すぐ上の兄リッカとは、いちばんの仲良しになる。
七海が王子の代わりに勉強することになるのは、なんと魔術(マジティー)。
七海は魔術書を読んでみて、その内容が算数よりもずっとカンタンだと気づいた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 15:19:04
64705文字
会話率:30%