史上最悪と謳われる大災害が引き起こされ、不思議な力を使う能力者が現れた世界。能力者を育成するために国連政府が設立した教育機関――特殊士官学校に通う少年、海和修樹は落ちこぼれクラスに配属された学生だった。
「海和、教育してやるよ。二度とてめ
ぇが俺と対等だなんて言えなくなるように!」
強さが全てのこの学校で、弱い者には人権がない。
「全く修樹は変なプライドがあるんだから。合理的に考えて、頭を低くして通り過ぎるだけでいいんだよ」
「合理的ってなんだよ。別に僕でも……勝てるかもしれないだろ」
「不可能だ。生まれ持った能力が弱ければ、強い能力者には一生勝てない」
そんな僕らの落ちこぼれクラスに――『世界最強』と呼ばれる能力者が転校してきた。学校を――そして世界を巻き込んで起こる大混乱に、海和の運命は大きく変わっていくことになる。
※作者は政府組織とかによくある難しい漢字が並んだ固有名詞が大好きなので(国際環境法人日本海洋生態系保存研究機構とか、巨大不明生物特設災害対策本部とか、日本超常組織平和友好条約機構とか)、作中にも長い名前を持った名詞が出てきます。なるべく抑えますが、ふわっと読み流していただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 09:00:00
103972文字
会話率:46%
「婚約破棄するよ、ルージェリッタ」
マキナス王太子殿下が冷たい眼差しで私ーールージェリッタ・エルリアス公爵令嬢へと告げる。
学園の卒業パーティ、その開催の音頭となる始まりの言葉の前に、マキナス殿下は皆の前で朗々と告げた。
「君は教育
と称し、彼女ーーココ嬢をはじめとする平民学生をいじめていただろう」
ーー呆れた。こんな愚か者だとは思いませんでしたわ、マキナス王太子殿下が。
私はマキナス殿下の隣に立つ女子生徒を見やる。ココ・フリーシアダース。令嬢ではない。平民だ。平民の彼女がここに立っているのは、学園が五年前から平民の入学も許したから。
「お言葉ですが、殿下。その子に私は礼儀作法を教えて差し上げただけです」
「礼儀作法……か」
冷ややかな眼差しで王太子は見下す。
「貴族だらけの学園で、堂々と大勢の目の前で、身分の低い平民の彼女に……王太子の婚約者である公爵令嬢の君が真正面から正論で斬ることは、マナー違反ではないのか?」
「それは……」
わからない。王子が言っている意味がわからない。
礼儀作法を教育してやることは公爵令嬢としての優しさだ。
ーーなのに、どうして。なぜ、みんな私を冷たい目で糾弾するの?
◇◇◇
公爵令嬢ざまあです。
平民女も腹黒です。性格が悪い人しか出ません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 16:14:49
7655文字
会話率:40%
目立つことを嫌う高校生、弥坂部葉月は親のお使いの最中ルゥナと名乗る少女とで出会う。突然勝負を吹っ掛けられ困惑するも、持ち前の実力で相手を降伏させる。彼女の目的は葉月と母親を異世界に手にさせることであり、半ば強引に実行される。
異世界は魔界と
人間界で構成されている世界であり、かつては戦をするほど仲が悪かったようだ。そして、自分の母親がこの世界の出身であることに驚愕する。また、ルゥナは葉月の実力を認め、彼を次期魔王に推薦するのだった。
しかし、目立つことを嫌う性格の葉月はこれを拒否。普通の生活を送らせろと懇願するも棄却。代わりに別の魔王候補の少女――ラウラの教育係を頼まれることに。
勝手に異世界転移させられ怒り心頭の葉月は、お返しとばかりにラウラをオタクでドSな鬼畜魔王に教育してやると心に決めるのだった。
そんな中、現在の世界情勢を気に入らない一派が暗躍する。人間世界のとある国との親善祭を前に、意気込むラウラとルゥナ。そんな彼女をみて徐々に前向きに協力していく様になる葉月は、人間世界代表の少女――サレナにも見初められてしまう。フラグを必死に折ろうとする中、ラウラ洗脳事件が勃発し情勢が動き出す。
葉月はこの状況を打破し、無事に親善祭を終えることができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 11:01:59
15244文字
会話率:45%
賢者アルベルトと第三王女ラティナが完成させた魔法陣『異世界への門』《ゲート》。
魔法陣の輝きが失われた後に、二人が目にしたものは、学校・・・。
これは、為政者の圧政から王国民を救うため、学校ごと召喚された、教師4人と生徒3人の異世界教育奮
闘記。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-25 00:11:08
9224文字
会話率:37%
※以前投稿している影という作品を修正したものです。
内容は全く同じです。
「〝影″は、この国の重要な役職、王の右腕だ」
「…」
「俺は表で働き、〝影″は裏で働く。才能と、知能、武術、格闘。全てにおいて強くなくてはならない。他国では、隠
密と呼ばれている。要するに密偵だ」
「…」
「俺が、お前を教育してやる。なるか?〝影″に」
王は片頬を上げた。
「厳しいぞ。覚えることはたくさんある。先には茨の道しかない」
「茨の道でも、道は道です。道ならば通り抜けられる。通り抜けろと仰るのなら、通り抜けてみせます」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-30 20:39:09
57547文字
会話率:50%
わはは~!!こ~の~八由予さぁ~まが~!!
お前等を教育してやるわい!!
生徒「黙って先生」
ごめんなさいなのです…
と言う感じな教育小説の予定!!
長編は時間が余ったらで…
最終更新:2012-07-30 02:06:40
538文字
会話率:40%
どうにも俺は酔っ払ってどっかの少女を拉致ってきてしまったらしい。
でもそれがいろいろあってこの少女の世話をしないといけなくなった。
ってどんな展開だよ!!
最終更新:2011-03-30 07:57:22
8170文字
会話率:57%