世界最強のスキル「カウンター」を持つ青年、レオン。だが、問題がひとつ。攻撃力がまったくない。彼が自分から攻撃すると、どんなモンスターもあっさり倒せるようなスライム以下のダメージしか与えられない。だが、カウンターで受けた攻撃に対しては、そのダ
メージが53万倍に跳ね上がるという、まさに理不尽な力。
ある日、王国でモンスター討伐のためのパーティに参加するも、そのスキルを「役立たず」とみなされたレオンは、あっさりと追放される。しかし、追放された先の街では、魔物たちが次々と襲い掛かってきて、レオンは仕方なくカウンターで応戦。だが、いざカウンターすると、なぜかその攻撃が途轍もない破壊力を発揮し、瞬く間に街を救ってしまう。
無双感を覚えたレオンは、次々と現れる強敵たちをカウンターで撃退し、追放されたことをすっかり忘れ、どんどん自信をつけていく。しかし、その度に「え、何でこんなに強いの?」と周りから驚かれるものの、なぜかいつもボケ倒してしまうレオン。果たして、彼はこの世界で一体どんな無双を繰り広げていくのか、カウンターしかできない男の奮闘が今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 20:01:56
12023文字
会話率:39%
ある日サポーターのカイセイは勇者パーティを追放される。
その理由は、物理攻撃力がなく、攻撃魔法も使えない。正真正銘のサポーターであり、まともに戦力にならない無能だからというものだった。
そもそもカイセイは、これまでサポートの腕を伸ばす
ことしか考えていなかった。
それでもいいとそんなカイセイをスカウトしたのは勇者たちだったのだ。
しかし、カイセイは勇者パーティの身勝手な理由で見捨てられてすぐ、魔王と出会い自分のスキルの本質を教えられる。それは、環境を自由に操れるというもの。
一方勇者パーティはカイセイのサポートを失ったことで没落していく。勇者パーティはカイセイのサポートがあったから敵と戦うことができていたのだ。
カイセイは魔王の元でスキルを使いやりたい放題やる中、勇者パーティはこれまで戦ってきた相手すらまともに勝てなくなっていく。
これは能力をひたすら抑えていた男が、能力を見抜かれ、その力で好き勝手やる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 10:14:34
141962文字
会話率:51%
10歳でうける『属性』診断の日。
孤児院で育った、冒険者を夢見る少年──ライトは、1000人に1人の確立で出るというレア属性【光】を授かった。
しかし、レアではあるが光属性は『ハズレ属性』と呼ばれていた。
……なぜなら、光属性で覚える光魔
法には攻撃力が一切なかったのだ!
──やがて、念願の冒険者となったライトは、「寄生専門」「歩く松明」と馬鹿にされながらも、光魔法を極限にまで鍛えていた。
そして、
カンスト間近の【光】属性Lv9に達した時──。鍛錬の末、膨大な魔力をもっていたライトのもとに幼馴染のサーヤが現れて、難易度AAAダンジョンへの同行を申し入れたのだった……。
それが、ライトにとって最悪の探検行になると知ったのは後の話……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-11 12:35:33
139955文字
会話率:29%
とある異世界で勇者様と共に魔王討伐の旅をする女戦士・ユウナ。
彼女の特徴は、なんといっても桁外れの防御力を持つということ。
しかし、同時に攻撃力も『桁外れ』で・・・?
一方の勇者様は、何処にでもいる熱い性格な傍ら、思ったことをズケズケと
いうデリカシー0のクソボケ勇者様!?
自分の能力とクソボケ勇者様に挟まれ、ユウナは今日も苦労が絶えない・・・
そんな熱血クソボケ勇者様・ホムラと防御力・攻撃力が桁外れなクソ雑魚(?)女戦士・ユウナ。
2人が繰り広げるドタバタコメディなファンタジー!
桁外れな冒険が、今はじまる・・・?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 22:56:30
32728文字
会話率:57%
なんでパクチーってあんなに攻撃力が高いのさ……。
最終更新:2024-08-18 20:00:00
2423文字
会話率:0%
夢の中には怪物が潜んでいる。
夢の中に潜む怪物"メア"
奴等は人々を襲い、魂を喰らい尽くす。
ある日、夢の中でメアに襲われた少女チヅルは、メアの退治を専門とする組織…クレセント(夢幻隊)に救出される。
襲われた後遺症で現実世界に戻れず、記憶も失ってしまったチヅルはクレセントの隊員として、夢の世界で暮らすことになるのだが…。
なんと、ステータスは最高クラス!
おまけに優秀なスキル持ち…最強候補?チート主人公?
夢の中では敵無しの最強美少女隊員!!
…の、はずが…。
攻撃力がゼロって…嘘…ですよね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 00:34:52
221508文字
会話率:38%
ある日、カスタム・ワード・オンラインというゲームが発売された、このゲームの特徴はワードというレアアイテムを使ってスキルや装備、職業を強化する事ができる、例えばスキルのスラッシュに(攻撃力)(倍)(2)で強化したらスラッシュの攻撃力が2倍にな
る、これに攻撃力のワードを範囲に変えたら攻撃範囲が2倍になる、更にワードの(2)を(10)に攻撃力と範囲のワードを同時に合成したら攻撃力と範囲が10倍のスラッシュになるが、強くなりすぎるとデメリット効果が付いてしまう、このスラッシュのデメリットは消費MP20倍という元のお手軽な攻撃スキルという利点が無くなってしまう、このようなかなり自由度が高い要素に魅了されたプレイヤー達が数多く生まれ、瞬く間に全世界で大人気のゲームとなった、主人公は親友や妹に頼まれ2年遅れでスタートしたが、最初のカスタムワードでとんでもないスキルの組み合わせを生み出してしまう、これは主人公が親友や妹と一緒に圧倒的な自由度の世界を楽しみながら駆け抜けて行く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-30 21:53:23
4147文字
会話率:49%
絵物語を読んだ少年は、勇者の冒険譚や、迷宮で秘宝を発見するのに憧れ、自分もギルドに登録して冒険をしてみたいと思っていた。
どこにでもある少年の青臭い冒険へのあこがれなのだが、その志の持ち主が竜だった所から、話のかけ違いが出てしまう。
人
化した時の生身の攻撃力が999999ありカンスト、鉄の剣など振ってもすぐに圧し折れてしまう。
素手の方が強く、鉄剣など持つと攻撃力が下がるが、剣士に憧れているので弱攻撃で済ませ、割れる鋼の剣ではなく、柔らか~~い軟鉄で「鈍器」を装備。
道中でよくある「おかあさんが、おかあさんがあっ!」病気の少女が、薬草などを摘みに来ていて、クマに襲われてボーイミーツガールする所から物語は始まる。
鉄剣をしまってからが本番で、その拳は空を切り裂いたり大地を割るだけでは済まず、グーパン一発でワンパンマン状態。ブレス一発でヒューマノイドタイフーンのオジサンが右手からデッカイの丸出しで歩いている状態。
ハーフらしき流行のルリドラゴンが「ぼわあっ」の可愛らしいブレスなら、こちらは「ヒイイイイイイイイイイインッ、ドバアアアアアアアアアアアッ!」で山を貫通するレベル。
その上、過保護の姉と母親が付いて来ていて、弟が検知できない辺りから監視中。
包囲されている城砦とか血の小便垂れ流すレベルで、領主白目剥いて失神寸前。
王国も騎士団とか暗部の暗殺者とかが、ギルドの連中や街中の連中が失礼な態度を取ったりしないよう監視中。
魔獣達も恐慌状態で逃げ惑い、今日も暴走状態(モンスターパニック)でスタンピート。
普段は「王」から逃げ惑い、魔獣たちも恐れて近寄らないが「王」が森の中に依頼書片手に移動するので、周囲に引っ越した竜の一家も参観日。
今日もFランク冒険者が、何も知らないまま依頼書片手に城砦から魔の森へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-03 07:40:11
265066文字
会話率:31%
日本初のフルダイブ型VRMMORPG[Life Blood Online]。
日野 朝は幼馴染の月野 咲夜にこのゲームに誘われる。
発売初日。
朝はさっそくログインしチュートリアル設定をしていたところ、ゲーム側のバグで序盤にいてはいけな
いヴァンパイアの女の子に出会う。
そして彼女に血を吸われたことにより、【ヴァンパイアの眷属】という解除できない呪いのようなものを受けてしまう。
その効果は攻撃力が0になってしまうという、RPGゲームにおいて致命的なものだった。
武器攻撃も魔法攻撃もダメージにならない。
そんな朝が頼ったのは状態異常を操る不遇職【黒魔法】。
そんな彼がヴァンパイアの女の子を探すストーリーが始まる。
Lifeblood。
──生き血、そして不可欠なもの。
朝の不可欠なものは何なのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 16:01:39
14915文字
会話率:34%
はぁ?この家具、お前の武器より強いぞ?(笑
武器職人一家に生まれたカグヤが、スキル授与の儀式でもらったのはなんと【家具職人】だった。
武器制作には何の役にも立たないと、家とギルドを追い出されるカグヤ。
しかもカグヤの父は、ぶっきらぼ
うな武器職人のブキラを養子に迎え、ギルドを継がせてしまった。
追放されたカグヤは、悔しい気持ちを抑え、家具職人ギルドへと転職する。
なんとカグヤは家具職人としては天才的能力を発揮する!
カグヤの作ったタンスには、なんと9999もの攻撃力が設定されていたのだ。
「なんでただのタンスに攻撃力が……!?」
その後も様々なユニーク家具を作って活躍するカグヤ。
机シールド、超回復ベッド、自動走行椅子etc.
一方でカグヤを追い出したブキラと父は、破滅の道を突き進むことになるのだった……。
カグヤがいなくなったことで、武器の扱いがずさんになり、ブキラはどんどん落ちぶれていく……。
これはそんな対照的な二人の、成り上がりと破滅を描いた物語である!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 12:40:05
43728文字
会話率:42%
「御陵司、お前を追放する!」
仲間と思っていた者たちから、司はそう宣告された。御陵司は16歳の男子高校生である。高校1年の春、幼馴染の桧垣絵里と一緒に海岸で生き物の観察と採取をしていた。すると急に現れた水の柱の渦に巻き込まれて異世界に転移す
る。何百年ぶりかで魔物が復活したその世界は、召喚した地球上の人間でないと、魔物の駆除が出来ないのだ。司と同じように転移した、遠藤、沢野、斎木、葛西といった同年齢の男女と共に、司は魔物討伐に向かうこととなる。転移に伴い司も他の者も、「その人固有の特別な能力」すなわちスキルを与えられていたが、司の能力は「渦」というよく分からないものであった。それは水中に渦を作ったり、空気の渦巻を作るものであったが、魔物を切り裂くとか、仲間を守るといった、魔物討伐をする上では有効とは言えないものだったのだ。魔物討伐に旅立ち二か月の間、司は前線で働くことはできず、もっぱら後方支援と生活援助だけしていた。また、司と一緒に転移に巻き込まれた絵里は、転移中に人間としての体を失い、軟体生物となる。絵里も司と一緒に魔物討伐に向かったが、その段階では攻撃や防御に、有効な能力は持っていなかった。遠藤は剣士としての強力な攻撃力があり、沢野は拳に火山爆発の力を持ち、斎木は魔術師として高い魔力を誇り、葛西は回復術と光属性の魔術が使えた。仲間たちは司を単なる洗濯係の無能者とののしり、チームから追放する。司は変異した絵里と一緒に、仕方なく魔物が跋扈する荒野を往く。どこに往けばいいのか。帰る場所はあるのか。司には分からなかったが、絵里と一緒に進んで行く。絵里は満月の深夜一時間だけ、人間の姿に戻ることが出来るようになり、次第に司の戦闘能力を上げていく。やがて、司の持つ「渦」の能力は、魔物を生み出すこの世界を、根底から変えるほどの究極のものであることが分かるのである。司を追放したメンバーは、魔物の力が強くなるにしたがって、司の後方支援に助けられていたことを知る。
司とメンバーは、魔王ともいうべき存在を倒すべき場所で、再び出会う。メンバーは恥をしのんで司に助力を要請するのだが、司と絵里の答えは、意外なものだった。
本作は、家紋武範様主催『知略企画』参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 22:24:34
27150文字
会話率:26%
「最近盾が最強と言われてるから是非とも俺のパーティーに来てくれ!」
と言われパーティーの一員として旅をすることになったが、みんな敵に突撃して盾の出る幕が無いとか、勇者が強すぎるとかで俺は活躍することが出来なかった+攻撃力が低いことで俺は
全く必要とされていなかった。
そして勇者は優秀な仲間を取ってきて、そのかわりに俺を追放する。これはもう仕方ないだろう。これに対する復讐心なんてない。
そんなこともありもう旅はいいかなと俺は思いはじめていたのだが、それがなんだかんだあって王女と旅に出ることになってしまったんだ。
想像してた旅景色とはずいぶんかけ離れてしまったけど俺ことハルトは、パレンラトス王朝第二王女よつばと旅に出かけます! とまあそんなお話でございます。
(注)アルファポリス様にも同じ内容を投稿しています。
各話1番下の評価欄で評価して頂けると作者のモチベーションと更新率が上がります......!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 17:01:10
138697文字
会話率:43%
異世界転生した先は人間の皮を被りし魔物「レヴナント」と人間が争う世界でした。
レヴナントと人間、対立の果てにあるのは希望か絶望か。
これはとある青年と謎の少女が紡ぐ1つの物語。
その名も
こんなに禍々しい攻撃力がカンストした呪いの大鎌
(ウォーサイズ)が猫耳美少女のはずがない!
略してこんまが!
ぜひお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-28 21:02:01
54848文字
会話率:38%
ビデオゲームをやったことがない女の子、柏木結。ある日親友の鐘守茜からAny world OnlineというVRMMOに誘われる。ビデオゲームに触れてこなかった結は、茜の足手まといにならないために、様々なゲーム実況動画を見て学ぶことにした。
しかし、見ていた動画はすべて、いわゆる死にゲーばかりで、プレイヤーは敵の攻撃力の高さに苦戦している場面ばかりだった!
それを見た結はステータスの振り方を攻撃力に極振りしようと決めてしまい、脳筋街道まっしぐら!
「攻撃力が高ければ強い!って聞きました!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-05 20:34:53
32381文字
会話率:54%
最新のデバイス、バーチャルホンによるARゲームアプリ『72(セブンティツ―)』の正式配信日。
ゲームの配信を待ち望んでいた人達が一斉にログインをすると、そこで待っていたのはAR映像ではなく実際のモンスター達。
プレイヤー達はゲーム
とリアルがシンクロしてしまったこの世界を救う為に慌ててモンスターに挑みゲームクリアを目指すが、その殆どがあっけなく殺されていった。
そんな中1人の男だけがコツコツとレベル上げに勤しんでいた。
男の名前は芦沼瑞樹(あしぬまみずき)。
βテストで戦闘力ランク最低だった彼は救済処置のように用意された職業『アンデッド』の特性を利用してプレイヤー唯一の『不死』になると、通常倒せないような格上を泥臭く倒していたのだ。
「攻撃力が低くてもダメージを1さえ与えられれば、俺の勝ちなんだよなぁ。格上のモンスターさん、大量経験値ありがとうございます。あ、他のプレイヤーさんは危ないんで家でポテチでも食っててください。このゲーム俺がクリアしますんで」
これはβテストで最低ランクだった男が、最速でレベルアップしてソロプレイでゲームクリアを目指す物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-12 12:00:00
3641文字
会話率:29%
『おい、寄生』
ハンターを目指すものが通うその学園で、ライ=トーラスは今日も罵声を浴びていた。彼の持つ『音』の能力はハンターとして不適格。それに加え、間接的な支援しかしていないのにチーム学年2位まで上り詰めたライをよく思わない生徒が大勢い
たのだ。
そんなライもいよいよ卒業の時を迎え、卒業式も終盤に差し掛かっていた。そんな時、空から傷だらけで降ってきた強者ハンターのレイジを見てパニックに陥る会場の中で、ライは共に学年2位まで上り詰めた優秀な仲間を失うことになる。
意識を取り戻したライは目の前にある二丁拳銃を手に取り、何も起こらないことを確かめた上で発砲してみると銃口を向けていた壁が崩壊を始めた。
『音』の俺に攻撃力が、、、
これは、自身の能力に諦めをつけていた男が武器という力を得て、仲間を救うために奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-07 19:39:42
43520文字
会話率:54%
一歩外に出たら頼んでもいないのにファッションチェックにさらされる。
コレってもうダンジョンに踏み込んだ冒険者ですよね?低階層のモンスターのヤツラは「ダッサ!」だの「どこであんな服買ってくるのかしら?」とか地味にコッチのメンタルを削って来ます
。
それってあなたの装備に問題があるんですよね?いえいえ間違った攻撃力がモンスターを刺激してるんですよ!攻撃力より防御力を見つめ直してください。『装備の防御力』はモンスターを刺激しませんし攻撃してくる相手に対してはキチンと仕事してくれます!階層主の『アパレル店員さん』とも闘う必要もありません。防御力はスルースキルも高める効果もあるんです!
新年度を迎えメディアにつられて◯◯デビューとか考えてる方がいましたら直ぐに方向転換してください!
イキナリオシャレになんてなれませんから!冒険者ギルドで鑑定水晶壊してとか無いですから!
もう一度言います。『攻撃力より防御力です‼︎』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 17:17:12
15388文字
会話率:8%
冒険者スカイアドベンチャーは、国唯一の職業学校、通称”学園”に入学した。
しかし、一年生のときから受難は頻発!
居残りを受けたり、教務室(=職員室)への呼び出し、追加課題は日常茶飯事!?
果てには、攻撃力が高すぎて授業が受けられなかったり
、優秀過ぎて先輩に目を着けられたり!
てんやわんやの五人が卒業するまでを描きます。
『ここは、魔導研究所』のスピンオフとなります。
元の作品を読んでいなくても、まったく問題ありません。
元の作品を読んでいたかたは、ぜひ一度、登場人物紹介をご覧ください。
2018.2.3 一話目に登場人物紹介を挿入。苦手な方は飛ばしてください。
2018.8.7 投稿再開に伴って、全体的にあらすじを変更。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-21 12:22:20
298778文字
会話率:58%
勇者ではなく、戦士でも魔法使いでもなかった。俺の職業(ジョブ)は道具屋。何も分からぬまま、まずは『薬草』を売り始めた。小売経験のない俺ではあったが船出はまずまず、順調な滑り出しだった。取り扱うアイテムの中で最も基本的かつ最安値の商品だから
儲けは少額だったが、確実に売れるというのは有難い。来客に困ることなく、買っていくものも分かる。冒険者のパーティーで言えばレベル1ということもあるが、何の苦もなく道具や生活に馴染むことができた。原価で商品を購入し、売価で商品を販売する。売価と原価の差額が俺の利益となる。その仕組みを体験するというのが初めの店舗の目的であった。
俺の道具屋としてのレベルアップは別の村や町に新たな店を構えることだが、勇者御一行は回復魔法を覚えることで、薬草に頼る必要がなくなってくる。毒消し草も然り。解毒魔法をマスターしてしまえば用はない。道具を使うパーティーがどんどん減少していった。
対してこちらは店舗数を増やし、取り扱うアイテムの幅を広げることで対応する。道具に加え、防具や武器の販売を始めた。言うまでもなく薬草云々とは売価がまるで異なる。ゼロがひとつ、ふたつ、みっつ・・・このおかげで収入を大幅に増やすことができた。勇者と比較してしまうと地味ではあるが、道具屋なりのレベルアップだった。攻撃力が上がったり魔法を覚えるわけではないが、文句など言えようはずもない。経営が再び軌道に乗り、生活に余裕ができ、娯楽施設だって利用できてしまうのだから。ちょっと寄り道というか息抜きも必要で、一時カジノにハマってしまった。勝ったり負けたりを繰り返している内に、ひょんなことから結婚までしてしまうのだから、人生分からない。
大魔王の城に最も近い村。勇者達が最後に訪れる牙城、ベースキャンプ。ということは、道具屋の俺にとっても結びの店舗。ここで俺は、いわゆる尖ったアイテムを発注できるようになった。相応のリスク、条件を満たせば、あとは道具屋のアイデア次第、冒険者の要望次第。真実を確かめるべく、俺自身が旅立つことはできない。だから勇者へ依頼するのだ。こちらの武器はレアリティの高いアイテム。主導権を握ることができるのは俺。まさか俺が、勇者一向にイベントを与える側になるとは、な・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-22 00:16:33
227265文字
会話率:52%
RPGにいる「厄介な状態異常などを一切使ってこない通常攻撃のみのモンスター」と言うのは、だいたいほかのモンスターより攻撃力や防御が高くその一撃でHPの1/4ぐらいを持っていくものだ。
でも能力を犠牲にして得たものは大きいのか?これはその
ような境遇のモンスターが魔王軍に配属される物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-24 16:41:05
2232文字
会話率:57%
「攻撃力が半分になるが2回攻撃を行える」という力を得た俺。え?それって結局与えるダメージは同じなんじゃないぁって?え?なのになんで2回も無駄に攻撃するのかって??
そういうこと言うんじゃねえよ!
最終更新:2020-06-06 12:34:18
2112文字
会話率:60%