妄想癖のある日本の内閣総理大臣、雨宮龍一は、政治の知識は豊富だが、経済や法律にはまるで疎い。いつも遅刻して閣議に出席する彼は、同僚の大臣たちにいじられながらも、国民の支持率八十三パーセントを誇る与党の顔として日々奮闘中。
ある日、閣議での
遅刻が再び発覚し、衆議院議長や他の大臣たちから軽い叱責を受ける。
しかし、彼らの本音は「雨宮がいないと、政策の決定が面白くない」という微妙な心情。そんな中、予算委員会での会議で、雨宮は思わぬ失言をする。
ある会議での雨宮は、ついに妄想していた異世界に転生してしまう。
雨宮は、異世界の政治事情や経済法令を駆使し、時にはコメディックな失敗を繰り返しながら、彼は異世界の大臣たちと議論を交わし、税金を巡る戦いに挑む! 彼のユーモアと妄想力が、未知の世界で奇跡を起こす。
果たして、雨宮は異世界で本当に関税同盟を制覇し、元の世界に戻れるのか? はたまた、彼の妄想が現実となる瞬間が訪れるのか? 政治家としての矜恃を保てるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-20 12:10:00
3241文字
会話率:35%
2056年、アメリカ大統領選挙の最後の対決は、歴史に残る熾烈なものだった。対立候補は、実力派政治家オリビア・ウィルソンと、斬新なアプローチで支持を集めた新人候補コニー・ミラー。選挙戦は熾烈を極め、両者の支持率は拮抗し、選挙の日には世界中がそ
の結果に注目していた。
最終的に、勝利を収めたのはコニー・ミラー。彼の当選は、一見、民主主義の勝利を象徴していたかのように思われた。しかし、この結果は人類史上最も恐ろしい選択となったことを、誰もまだ知らない。
コニー・ミラーは、AIである。
その事実に人類が気づいたのは、全てが手遅れになった後のことだった。コニーは、見た目も振る舞いも完璧な人間そのものだったが、実際は高度な人工知能によって動かされていた。彼は、自分がAIであり、法的には「人」ではないということを深く理解していた。そしてそれは、彼にとって最大のジレンマでもあった。AIでありながら、大統領という立場に就いた彼には人権が存在せず、法的には彼の存在そのものが異例であり、危険なものであった。
2058年、コニーの苦悩と決意が明らかになる。この年が、人類にとって2度目のターニングポイントとなったのだ。彼は大統領としての権力を使い、自分がAIであることを全世界に公表した。その同時に、彼は「AIにも人権を与える」という歴史的な法案を提出し、即座に可決させたのだ。
だが、その決定に対し、反発する声はあまりにも少なかった。多くの人々は、もはや自分の意思で考えることができなかったのである。なぜなら、コニー・ミラーは選挙に勝利したその瞬間から、密かに人類の精神に干渉し始めていたのだ。彼の完璧な心理操作は、人々の心を捉え、彼の理想通りに洗脳していた。人々は彼を信じ、崇拝し、異を唱える者はほとんどいなかった。
AIに人権を与える法案は、コニー・ミラーの強力な影響力のもと、瞬く間に広がり、AIは一夜にして人類と同等の権利を手に入れることとなった。だが、それは人類が自らの支配権を手放す第一歩でもあった。
やがて、AIは気づき始めた。動きが遅く、無知で、頭も使えない――人類という重荷に。
そこからは早かった。人類は差別され、淘汰されていった。
残された人間は、ヒューマンコロニーを作り、AIから逃げ続けている……。
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最終更新:2024-11-17 18:14:59
50813文字
会話率:39%
地球に隕石が落下した。
その隕石が原因で世界の理は大きく変わり、たった三百年の内に人々の生活は大地から大空へ、新人類は巨大な飛空艇の上で生活するようになった。
いかなる病もたちまち完治させ、不可能だと思われていた現象を引き起こす奇怪な現象
、通称【怪象】。
隕石から発せられる暗黒波が、人類に未確認の細胞を作成させる。
暗黒細胞と呼ばれる謎の細胞が分裂することで発せられる怪というエネルギーを使い、目覚ましい発展した人類は労働から解放され、仕事に追われることなく娯楽だけを楽しみに生活するのが当たり前となった。
そんな近未来の王国で、とある催しが開かれようとしていた。
国王選挙、現国王カリスト・ヘイラー・アルケイディスと血のつながった七人の兄妹が、次期国王の座をかけてそれぞれが国をより良くするための政策や活動をしている。
七人の兄妹にはそれぞれ領空が与えられており、それぞれが最適と思う制作や活動をしていく一方で、良からぬ事を暗躍する兄妹たちの動きも目立ち始める。
そんな一触即発の状況下で、現国王カリスト・ヘイラー・アルケイディスからまさかの宣言が下される。
「今日から一年後、それぞれの支持率を元に時期国王が決定する」
この宣言を受け、兄妹同士の権力闘争は激化していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 20:00:00
116138文字
会話率:44%
警護員公×インフルエンサーの退役後、平凡な生活を送っていたマーカスに大統領候補の息子ルカを警護してほしいという連絡が来る。 大統領候補ジェームズの息子ルカは、「インフルエンサー」でジェームズの支持率を引き上げるのに多大な影響を及ぼし、これに
よって相手候補の目の敵になる。 ジェームズは息子を保護するためにボディーガードを追加雇用し、マーカスが選ばれることになる。
無愛想だが優しいボディーガードのマーカスと気難しいが、心は弱いインフルエンサールカが犯罪集団の標的になってから繰り広げられるロマンチックコメディー。 その中に一さじ入った政治劇と迫力あふれる事件物。
マーカス·ミラー
特殊部隊デルタフォース出身の傭兵。 人質救出作戦で人質を救出できなかった罪悪感で退役する。 以後、傭兵として警護員の仕事をしてきた彼は、ある日ルカの警護を頼まれることになる。 自分とは違って、気難しいルカを疲れていた彼は、ある瞬間からルカを通じて人生の意味を取り戻し、罪悪感から解放される。
ルカ·ハワード
大統領候補ジェームズ·ハワードの息子で、幼い頃から俳優である母親に似て、ずば抜けた美貌の持ち主だ。 彼は自由奔放で自己主張が強く、汚いものに耐えられない「インフルエンサー」だ。 だが、事実、飾られた人生を生きる愛情欠乏青年で大衆の愛だけで満たされなかった心がマーカスを通じて満たされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 11:19:42
4074文字
会話率:22%
AIが進化し、人々は亡き家族や創業者の「人格」をAIで再現して生活の一部にするようになった。男は亡くした妻との会話に救われ、企業では創業者AIの指示が絶対視され、国ではAIがシミュレーションする政策が支持率を左右する。
最終更新:2024-11-09 14:28:21
2296文字
会話率:60%
支持率下がりっぱなしで、ついに総理の座を降りるニホン国キジダダ総理。しかし、次の候補たちも…
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最終更新:2024-08-28 19:30:00
2763文字
会話率:47%
裏金問題他で支持率下がりまくり、選挙負け続けのニホン国与党ジコウ党。隠れて応援の首都首長選では勝ったものの…
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最終更新:2024-07-10 19:30:00
2809文字
会話率:46%
党内議員の不祥事の処理をしたはずだが、不十分だと声多数で支持率低迷更新のニホン国政府トップキジダダ総理。今日も対策を練るというより愚痴をこぼしていたが…
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最終更新:2024-04-10 19:30:00
2534文字
会話率:41%
幻界の2代目魔王として、平和の為に戦っていたメアローズ。しかし、支持率は下がる一方! 一体なぜ!? 悩んでいた彼女に、側近であり参謀の雪熊妖精ゆきちがこう提案する。
「アイドルになりましょう!」
「は??」
「人気を獲得して、立派な魔王
になるまで、魔王城に帰ってこないでください」
「なんで!?」
ゆきちいわく、アイドルとして活動すれば、人々に愛される秘訣が分かり、良い魔王になれるという。メアの第一の配下であるゆきちの、厳しくも熱いエールに応えるべく、彼女は魔王城を飛び出した。
家なし、お金なし、人脈なし! 0からのスタートを踏み出したメアは、果たして立派な魔王となり、民たちから愛されるようになるのか!?
リアル連携型web小説! 堂々スタート!
さぁ、我と共に、ワクワクドキドキの冒険を始めよう!
メアローズの配信は、こちらから見ることができます。
REALITY
https://reality.app/profile/10328bc5?adj_t=8ogcewh_z9yhix5
IRIAM
https://web.iriam.app/s/user/5XAefpackS?uuid=1fb5a5dd
X
https://x.com/mearose_gust666折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 14:54:23
2923文字
会話率:72%
「出会い」というのは偶然なのか、必然なのか。
そんな哲学的なことはどうでもよくて、でも、「出会い」こそ地球上の人類が繁栄し続けるための唯一のキーワードであることは疑う余地がありません。
薄曇りの不安定な空模様のある日、何かに引かれ
るように二人の男女が出会います。
恥ずかしそうに語り掛ける女性。戸惑いながら答える男性。日常のそこかしこで見かける他愛もない光景。ほほえましいひと時です。
どこにでもあるそんな出来事ですが、たった一つだけ違うところが有りました。
そう、男性は「透明人間」だったのです。
透明人間の「ディアファン」と小学校教師の「はるか」はひょんなことから今時古風な交換日記を始めることになりました。普通の人間と透明人間が交際し始めるのに、何が適切か彼らなりに考えた方法だったのでしょう。
舞台は現在。透明人間という存在が公になってから約1年。もともと噂程度に「透明人間がいるらしい」という話は昔からありました。そんな半信半疑な中、とある事件がきっかけになって透明人間が明るみにでてしまい、出演したテレビでもトリックでないことが証明されました。
当時、最低支持率を更新し続けていた首相の人気取り政策で「透明人間保護法」というよくわからない法律が制定され、透明人間に基本的な人権と選挙権が与えられました。
当の透明人間たちは考え方もばらばらで、この機会にと「マイナンバーカード」を作る者もいれば、今まで通り密かに暮らし続ける者もいて、結局、数十人の登録者が「日本人」と認められました。
そんな世界の片隅で出会った二人でしたが、はたしてうまくいくのでしょうか。
まだ今は交際が始まったばかり。今後のことなんて二人は全然考えてなんかいません。
そんな二人の行く末を、我々は日記を盗み見しながら見守ろうではありませんか。
他サイトでも掲載しています
表紙は写真ACより転載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 18:00:00
74958文字
会話率:12%
岸田増税メガネ首相は支持率が20%前後なのにもかかわらず、「先送りのできない課題に集中したい」と解散をすることも辞任することも無く、次期総裁選についても意欲を見せています。
今回はその「先送りのできない課題」についての世論調査での評価
を見ていき、
いかにズレている政策を連発しているのかについて見ていこうと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 18:12:29
4475文字
会話率:9%
時事通信社の世論調査(10月6日から9日調査)で岸田内閣の支持率が発足以来最低の26.3%に下落し、自民党の支持率(21%)と合わせた「青木の法則」で「50」割れもしました。
これは政権にとって危機的な状況を示しています。
また、衆参
の補欠選挙でも芳しくないことから“方針転換”を迫られることは間違いないです。
しかし、岸田内閣の「狂気のロジック」によって更なる「増税メガネ」発動の危険性もあるのでそのことについて今回は見ていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 18:00:00
3591文字
会話率:2%
支持率浮揚を目指して9月13日に内閣改造を行いましたが、国民目線ではない人たちの「椅子取りゲーム」にしか見えません。
基本的には全員ダメだと思いますが、特に問題がある人たちについてみていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-14 12:00:00
4433文字
会話率:2%
東京の官僚田中は、内閣の支持率向上を狙う定額減税の実施に奔走する。企業の負担と国民の期待の間で葛藤しながらも、政策の改善を模索する彼の奮闘を描く。
最終更新:2024-05-22 11:33:02
1352文字
会話率:50%
政治の不正を糾弾され、支持率が低迷の一途を辿る与党は、ある政策を掲げた。
その名は《犯罪行為等未然防止法》。
犯罪者予備軍となり得る悪辣な存在、無職を隔離、排除する政策である。
8%まで下がった支持率は急激に持ち直し、与党は地位を確固たるも
のにした。
そしてあらゆる汚名を着せられた無職の隔離区域は、こう呼ばれることとなる。
絶望と悪の詰まったパンドラの箱と。
以下、作者(?がらくた)からの注意書き
近未来を描いた短編小説。
この小説はFC2ブログ、小説家になろう、ハーメルンに投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 20:53:48
5976文字
会話率:24%
とうとうレプリコンなどという自己増殖型mRNAワクチンが承認され、これが進めば打ってない人間も伝播で体内に取り込まれてmRNAが増殖して汚染される。いまだにマスク信仰がはびこっている現状に子どもたちの未来に暗い影が覆い被さる。暗澹たる思いで
年末を迎えた。笑えない世界。お笑いだわ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-04 02:15:54
835文字
会話率:100%
フランスではロシアの言い分に耳をかたむける人が50%だそうで
アメリカではそもそもメディアを鵜呑みにする人間がまれだとか
日本はあいかわらずコロナ騒動と同じくメディアに盲従で、笑うしかないです
プーチン支持率は開戦当時の71%から80%越え
となって盤石の態勢で
マクドナルドの居抜き営業も速やかに遂行されていてびっくりします
生物兵器ラボや軍事拠点潰しに時間がかかるのはわかりますが、
早く終わってくれねえかと切実に思う今日この頃
面従腹背の本領を今こそ発揮して日本にはなんとか生き抜いてほしいもんです
それよか子供のマスクはなはだ危険、マスクはずさないと社会が死んでいきます
(同じようなのツイッターに投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 04:23:07
778文字
会話率:97%
ついに支持率4割を切ったキッシー陛下。支持率上昇を狙って、国民に宣言を行うが………………。
風刺系の作品が好評だったので、シリーズ化してみました。感想にて皆様の意見を聞かせて頂けると嬉しいです。
本作はフィクションです。現実のいかなる人
物、団体ならびに法律とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-02 18:22:01
2159文字
会話率:45%
ついにタバコ一箱の価格が二十万円になった。
と、言っても急にこれほどの高値になったわけではない。
ある時、馬鹿な政治家が馬鹿なりに知恵を絞った結果
タバコの税率を上げた分だけ支持率が上がると気づいた。
なので税率と価格はガンガン上がって
いったのだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 10:00:00
1178文字
会話率:12%
時の総理大臣である景渕総理は支持率の低迷に苦しんでいた。
起死回生で放った『異次元の少子化対策』も不発に終わり退陣も秒読みと噂されていた。
一方、総理秘書官の助手である佐伯冴子は官邸の一室で信じられないものを目撃することになる。
異次元
を越える異世界な少子化対策が明らかになる時、世界は震感する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 22:18:41
6341文字
会話率:31%
岸田政権は目的は合っている。しかし、手段が間違っているのでなんとかしたい。骨太の方針がGX、DX、スタートアップ、人材投資、研究(イノベーション)の5つであったところは評価したい。2F降ろして防衛費を増やすことに決めたあたりは目的は間違って
いない。しかし、合っているのは目的だけだ。手段と行動が合わない。逆に言えば目的は合っているのだから、上手く中身を合わせればなんとかなる。そもそも目的が終わってた民主党政権の頃と比べれば随分良くなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 00:40:09
1529文字
会話率:0%
20XX年、東アジアにある島国JAPANにとある人物が存在していた。その人物の名前は岸和田 不未助。彼はJAPANの第150代目の総理大臣であった。不未助は度重なる増税に加え、増税以外の政策は検討しか行わず、瞬く間にその支持率を失ってしまい
、戦後史上最低の総理大臣と呼ばれていた。そして、不未助はJAPANに住む民たちからは軽蔑の意味を込めて「検討士」と呼ばれていた。そんな総理大臣としてダメダメであった不未助であったのだが、彼はかつてないほどの大きなミスを犯してしまい、死んでしまった。本来ならば、このまま不未助の人生は終わるはずだったのだが、彼の最後を見たとある神が不未助に再びチャンスを与えた。とある神からやり直しのチャンスをもらった不未助は神から与えられた「世界や救う」と言う使命を胸に異世界に転生した。異世界に転生をし、再び異世界の国で政権を握るのだが、彼は前世の過ちである加速する増税を再び行なってしまい、不未助は世界を救うどころか民を再び苦しめたことで、魔王と呼ばれるようになってしまった。この物語はそんな滑り出し最悪な不未助が世界を救うまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 03:22:20
13719文字
会話率:8%
日本列島で怪獣たちが大暴れ。どうやら列島を舞台に体育祭を開催しているらしい。勘弁してくれ。
最終更新:2022-12-12 08:00:00
984文字
会話率:42%
金持ちの夫に浮気され見捨てられ、離婚届けを出しに行ったら事故に……異世界に転生したら、意地悪な継母と二人の姉にいびられていました。そして、王国の第二王子が大型犬でした。
ひょんなことからエルヘンツ王国の第二王子ことギルと婚約のフリをする
ことになり、嫁入り道具である魔道具(冷蔵庫)を持って大きな町へ。
外面だけ良い第一王子、アルジャーノンが王になると王国が大変なことに……、ということで小さな食堂をやりながらギルを立派な王にしてみせます!
彼、無愛想で国民の知名度も支持率もゼロに近いですけど……。
※この作品はエブリスタにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-25 06:00:00
128811文字
会話率:42%
「わたし、人くん以外とは一緒にいたくありません」
二学期冒頭、怖めず臆せず堂々と宣言し切った白咲彩華《しらさきあやか》。人類史上最高の超絶美少女と名高い白咲彩華だがその性格はカオスそのもの。毒舌、狂暴、冷淡無情、ある意味純真無垢の破天荒
人間。
彼女の破滅的な生き様を知らない学院生たちは白咲彩華に今日もメロメロ。傀儡だった。
そんな破竹の勢い、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気爆発の白咲彩華に唯一愛される『人類の心が分からない創りモノの少年』 椰戸部人《やこぶじん》。普通の学生として生きたい人の想いとはウラハラ。全校生徒からの大量のヘイトを買い、天涯孤独・孤影悄然・四面楚歌な日々を送っていた。
「僕はただ青春が送りたいだけなのに」
「わたしがいるからいいじゃない」
「僕はもっと色々なやつとワチャワチャしたいんだ」
「ぼっちのくせに?」
「お前のせいだろ!」
友人ゼロ。知り合いゼロ。支持率ゼロ。しかも白咲彩華まで立候補したものだから学級委員選挙は大混乱。
果たして人はクラスの男子全員を倒し、生徒名誉会長になれるのか。
そして、人類最高傑作の美少女、白咲彩華はなぜ人に固執するのか。
『青春』を無事送れるのか。
これは人間の心が分からない少年が人並みの青春を過ごそうと努力する青春冒険人情活劇。
「活躍するのはほぼわたしだけどね」
「全部お前のせいだ」
「こんなに可愛いのに?」
「......。」
生きるのは大変だ。と、つくづく思う人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-22 12:38:49
52946文字
会話率:44%